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サモハン監督「おじいちゃんはデブゴン」

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星3、0
サモハン最後監督作?!





R15指定。
原題「我的特工爺爺」
英題「the bodyguard」
出演・製作アンディラウほか。
アクション監督、監督出演サモハン。



昨年楽しみにしてた最新作のサモ・ハン・キンポーナウ映画。

その名も「おじいちゃんはデブゴン」

サモ・ハン監督久々の復活!オッと思い蓋をあけるとシネコン配給も無し。
ん?わがシネウインドにてひっそり公開。
DVDになるとあまりにも多い客演に多過ぎじゃない?と思うが
ツルツル「福生シリーズ、悪漢探偵」シリーズ、カールマック
俳優ほぼ引退のユンピョウ
売れっ子、アンディラウ
香港のスピルバーグ、ツイハーク
ほかあっ!という顔。

ようやくTWINレーベル鑑賞となりました。



あー!サモハーン!
70分くらいからなかなか見てられなかったなあ
いやあネタふり丁寧。
からアクションなんだけど、味つけCGとスローと画像づらし満載でB級特盛りアクションでかなりがっくり。
えっ!これあの先週見た「サイクロンZ」の監督したサモ・ハン・キンポーだよなあとかなりかなり泣きそうにつらかった。

いやね一応しっかり、大味付けで、、、これが胃にもたれ過ぎ。
アクションも変なロシア人のアクションを割と見せたり、敵役だよねえと思いながらね。とか、
無駄カーアクションちょい足しとか。

俺、サモハンまだまだハリウッド的合わせ出来ると思ったカット満載だが、全て余計。
いやあジャッキーのラスト監督(私予想するに、)の「ライジングドラゴン」(まだジャッキーの勝ちかなあ)もなかなかの勿体つけだったけど、サモハンはなかなかドイヒーだったなあ、残念ながらね。


またアクションやりにとぼとぼ歩くサモハンにもう!エエテとツッコミいれたわ!んで、長いしっとりめのエピローグ(いやあもういいわあ)

ベタニ「レオン」的おじいさん像は、しっかりわりとドラマつぶだて、

アクションがねかなりがっくりしたなあ、朝の戦隊物かと思ったよ。いや、なんかボキバキ、ブスブス、スプラッシュも激しめもなんか興ざめ。前振りも意味なさいおじいさんデブゴンでした。


いやあがっくりしたなあかなりね。とにかく先週「サイクロンZ」の良さを確認して、これを見て本当に頑張ってはいるんだけど。

ゲストはせいぜい1分みたないチラリ出演。

いやそれぞれ!あー!年とりはりましたねえ的出会いは一瞬ありますよ。一瞬間ね。

製作のアンディラウはアクションとともにしっかり尺使いますが。ん~?!

アンディラウ「七福生」出てたんですね。その、流れなんかなあ。

いやあもうサモハン客演でハリウッドに貢献するしかないのかなあ、テレビ作品とかね。

これはねなかなか覚悟がいります。いやね普通よりちょい、過剰なサモハン作品として大目でみたいところとは思いますが、いやいやなかなかの駄目だったなあ。本人ジャッキーの「ライジングドラゴン」が出来良く見えてくるなあ、本作隣にそえると。



ということで、
わりとショックな出来の本作でした。
おじいさんはわりと暴力的

おじいさんはまだやれるサモハン!だけど私見る限りもう監督作無理だなあと思った。
最後のデブゴンでありました。がっくし。

あなたはどうみますか?本作。

チューイェンピン監督「ドラゴン特攻隊」

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星3、0 ジャッキー怪演隊





1983年作品。
監督チューイェンピン。



ジャッキーチェンの初期作品見ていこうシリーズ。
今回はディアゴスティーニ産。「ドラゴン特攻隊」だ。

ビデオ発売したときは、結構面白そうと何度も思っては棚に戻した記憶。東北新社のビデオ。

なんだかいわくつきのジャッキー作品。ジャッキーじゃなくて、巨星アクション俳優、ジミーウォング作品。香港、台湾映画界の権力者。

何やらトラブルから助けてもらった縁からとかってどういう出演理由だよ!

中古仕入れディアゴスティーニ産DVDで見てみた。




なかなか見るのがしんどい特攻隊だった。

ドラゴンジャッキーは、本当ちょい役。たまに横から出てきて参加して、共に行動せず、画面からはける。もう隠れキャラでラストは持っていくという展開。ジャッキー若い。アクションは、完全にコミカルカンフー。演出に沿ってコミカル喧嘩を魅せます。本当これ見るといかに

「アクション監督」

が大事なのかこの珍アクションを見るとジャッキーチェンを生かさないアクションをとくとご覧ください。まあ「ザ・ドタバタ」の再現。なんか賞金稼ぎファイトぽい感じにジャッキー参加。ジャッキーは、大男とわかりやすい喧嘩。

あと、本作基本「早送り」ファイト。これがまあ「寒い寒い」
緊張感が殺がれる訳で、もうそれが乱発するのでこちらは「白ける」みたいな感じ。いくらジャッキーチラリ出演、ブリジットリン、ジミーが出ているけども、チャカチャカするとなんかね~、勿体ない。台湾の監督でしょうか?!

重鎮隊長、ジミーさんは、それでもまあ隊長ずらで都合よく出て、ジャッキーとはがちで戦う。見せ場ラストみたいな。

なんで主役は寄せ集めた特攻隊面々。映画大半がこれらの方のあーでもないこーでもない、いたずら、なんか殴り合い泣いたりみたいな。だけどお化け屋敷のくだりがある。これが完全「8時だよ全員集合」ドリフネタです。ちょっと笑えます。


ザ・凸凹コンビのようなツルツルの方、おつむ弱い方、変な帽子をかぶる方。

そしてヒロインは、あのブリジットリン。
ジャッキー警察物、超傑作「香港国際警察」のブリジットリンだ。噂ではジミーウォングに追いかけられ、気に入られ出演したとか。

ジャッキーとは、「何よ!あんたは!」みたいな関係性。ここでの中途半端な扱いでジャッキー監督作に呼んだんでしょう。




ブリジットリンも思いっきり吹き替えですが、ビュンビュン飛びまくったり、男と喧嘩したり元気。

ですが本作要はオールドタバタ!敵はアマゾネス軍団、からマッドマックスカーチェイス、お化け屋敷潜入、ラストは「不良番長」よろしくマシンガン撃ち敵ひっくり返る(定番)って

どんな特攻隊だよ!完全C級寄せ集め正月パロディ映画で、おまけのジャッキーたまに隠れキャラあり。

ラストもまあー、とって付け足した正義感いきなり!みたいな。ジャッキーもまあこれでこりたんかなあ。ジミーウォング作品にね。




いやあ、見るのが辛かったなあこちらも。



さて
お正月だよ!ドラゴン怪特攻隊、付録はジャッキーたまに出演。

ジャッキーファンの方のみどうぞ!

ウェスアンダーソン監督脚本「犬ヶ島」

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星4、2 ウェスアンダーソン監督のわんわん人形アニメ、ニッポン犬ヶ島の巻




原案ジェイソンシュワルツマン、ローマンコッポラほか。
原案、脚本監督ウェスアンダーソン。



画一的画面構成、配置
カラーリング
ズーム、引き、横移動
左右対称
少々ナイーブなキャラ多数
豪華俳優

これら上記表現者する一部熱狂的ファン獲得している作家、私もお気に入りウェスアンダーソン監督。

僕は極めて文化部、ナイーブな高校生だ映画「天才マックスの世界」(ちょいレアソフト)

わてらロイアル天然バウム家族「ザ・ロイアル・テネンバウムズ」

だから今度は潜水艦で家族喧嘩だっつーの「ライフアクアティック」

お母さん捜しに移行期間ヘンテコインドを通りぬけ。1番直線的物語で、個人的にこの路線でもう1本見てみたい「ダージリン急行」

スマッシュヒットした完全にカラーリンググランドホテル映画「グランドブタペストホテル」

ウェス待望の新路線、それはなんと素敵な英雄きつね氏「ファンタスティックミスターフォックス」

などなど見てきました。処女作「アンソニーのハッピーモーテル」、「ムーンライズ・キングダム」未見。

待望の最新作は人形劇第2弾「犬ヶ島」もろ日本リスペクト!
先行して豪華声優陣、伝説漫画家・大友克洋特製ポスター披露。

こちらでも限定公開してたがすぐ終わり見逃す。

フォックスサーチライトDVDレンタル鑑賞した。



これはまあねヤバい、やばかった。

あのレビュー前に、もう、総じてねウェスアンダーソンの映画って家で、一時停止ボタン、巻き戻しボタン押しながらみたくありません?って感じじゃないですかね?全作。あんまね劇場に行きたくない、家でじっくり眺めておきたいペットショップみたいな感じがするよなあ。

レビュー戻り。
これって映画監督が本気出して自理想系映画系譜だよなあ。

つくりたい世界観
資材投げ売り理想郷
オマージュ世界観
みたいな。

だから他作品で例えると
コッポラ「ワンフロムザハート」「地獄の黙示録」
黒澤明「夢」
タランティーノ「キル・ビ
ル」
ルイマル「地下鉄のザジ」
みたいな。わかりにくいか、。

もう見ていて最初のクレジットでサブイボがばあああっとテンション上がる感じなんすよ!画面小憎らしいほど可愛いみたいな。まさしくそれってウェスアンダーソンじゃん!みたいな。

だけど中盤しっかりだれてくるあたしとか、やっぱりウェスアンダーソンじゃん!みたいな(笑)私は見た全作共通に感じる中折れ(笑)
最後は一致団結ボーンみたいなラスト多いウェス映画。

いや、いいんですよ。ウェスの映画に物語のお話しの面白さとか求めないっすよ、人間くささとか、血なまぐさとか、負の精神性とかね(笑)

それより皆様レビュー読むと書いてある事がみたい訳。

造形物造形美とか
色彩美とか
画面なだらかな横移動とか
視線快楽とか
可愛い小競り合いとか
ファッションとか
豪華俳優の右往左往とか
みたい。

本作ゲーム例えで言うとディスクシステムの「鬼ヶ島」《前編》《後編》みたい。ゲームで画面見つめて、ゲームノベル昔話みたいな感じ。

いやあ物語は解説とか読んで見てください。

まあ画面のそうそうたる日本映画、日本文化リスペクト全編必見!

掛け軸の絵のような犬絵巻
皆様ご指摘多数の小津カット
黒澤七人の侍音楽
たどたどしい日本語、これ逆に日本俳優がやってたら寒かったなあ。ウェスがそこまで演出しなそう。アタリの声優を日本若手俳優とがっちりタッグ組んでやる熱量は無いでしょ。別次元そうだし納期完納しそう、無駄省きそう。だから身内の方でカタコトでもいいとしたとみた。が、さほど気にならずいやむしろ可愛い(いやみんな可愛い)だってそんだけ日本好き!ってのが画面見てビンビンに感じるわけです!

しかも可愛い、なんだか超理屈こき日本昔話を外国人ウェスアンダーソンが絵本みたいに魅せてくれる、もうそれでいいじゃん!って感じ。

日本描写、文化、様式美、日本人、習慣、犬描写も良かったなあ。

傷ついた犬各種の可愛い痛痛しさ
犬くしゃみ(個性あってプチ可愛い)
料理(クックパット映像みたいなやつ(笑))
etc

全編ですんで、まあ見てください!

あと確認しますが、日本的世界観に寄せた、ウェスのまた文化部的ナイーブな犬格好の擬人化人間だから違和感感じるのもまあ許したって、世界にそまりましょう。

ハーベイカイーテルが喋ったら一発でわかったわ。あと伝説オノヨーコの登場も笑えたなあ、さぞかしギャラ高そう。

いやあこれは凄い世界観でしたね。物語はなんだかもったらしてますが、いやあ造形がとにかく凄い。情報量は愛情量ととりたい。

日本を描く外国監督って昔からあった訳ですが、(以下作品列挙、ティファニーで朝食を、007は二度死ぬ、ガンホー、オムニバス映画TOKYO、カブキマン、ロストイントランスレーションetc)。

ここまでね

オリジナルで
日本愛を感じた作品は、初めてのような気がしますね。本気日本好きなんねウェス監督!ありがとう!


物語はおいといて
この犬ヶ島
ぜひ2018年ウェスアンダーソンファン!誤解する勢いで見てください!

必見!


さて
ウェスアンダーソン監督のわんわん人形アニメ、ニッポン犬ヶ島の巻

ぜひ

DVD買おうかなあ!

レオ・チャン監督「ポリスストーリーリボーン」

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星3、8
ジャッキーのポリスストーリー外伝、マジカルバイオ新ポリスストーリー




製作総指揮ジャッキーチェン。
脚本監督レオ・チャン。



世界のカンフースターからアクションスター、ジャッキーチェン。

アクション大作引退とはいつつアクション俳優として内外問わず出演し続けるジャッキー。

そんななかまたもや!「ポリスストーリー」シリーズ最新作が出来たとのこと。ていうか前作の「ポリスストーリーレジェンド」が酷すぎたのが悔やんだろうなあとは思っていた。物語がドイヒーな立て籠もり系の変な映画でした。レジェンドとは云いがたい感じ。さすがにDVDいらないかなあという感じ。

そもそもジャッキーチェンのポリスストーリーは、ジャッキー基本定礎映画。

ジャッキーチェン満身創痍の監督主演最高傑作、警察でありながら途方も無い破壊と規律と情と恋に揺れる「香港国際警察ポリスストーリー」

テイストを変え、物語重視にアパアパ男との爆弾ファイトに火がちるジャッキー監督作品「クーロンズアイ」

ミッシェルヨーを迎え、教官的ヘリコプター宙吊りでフィナーレ飾る「ポリスストーリー3」

汚職にテーマ絞りこんだ演じるジャッキー「新ポリスストーリー」

若手対ジャッキーチェンの痛めつけられる新ポリスストーリー「香港国際警察」

時ヘてポリスストーリーレジェンドは、子供と過去に悩めるジャッキーハイテク施設籠城ポリスもの。なかなかのC級だった「ポリスストーリーレジェンド」

いくつかジャッキー初期、全盛期作品を振り返り、レビューしながら公開をチラシゲットした日から数え公開2日目午後鑑賞しました。



物語は正直B級アメコミ人造人間対ポリストジャッキーみたいにも見える。

が、少なくとも、あの「ポリスストーリーレジェンド」よりは、ジャッキー製作かっているので良く出来た作品になっていた。

ラストクレジットの歌に目頭あつくなる。
また大掛かりスタントには久々

「ぎやあああ!危ない危ない!」

のジャッキー映画特有のあの感覚がよみがえった。

ジャッキーよーく見るとおじいちゃまになったよなあ。動きや頭髪、骨格ね凝視すると。

カーアクションのガチさ
銃撃戦、爆破スタント
殺陣、カンフー
若手との絡み

まだまだやるぞ!を、新たに魅せてくれていた。

ラスト付近は正直全然ジャッキー映画じゃない。別次元映画だが、

ラストのロック風、ニューレコーディング「ポリスストーリー」主題歌とNGシーンで胸熱くなる。
バートレイノルズ「キャノンボーイ」から受け継いだNGシーンを見てジャッキー「続編つくるぞお!」って叫んでた?!

新たなジャッキーの挑戦見届けてきましたあ!



さて
ジャッキーのポリスストーリー外伝、マジカルバイオ新ポリスストーリー(ジャッキーファン倶楽部会員様むけ)

ジャッキーチェンファンのみどうぞ!

追伸
ジャッキーチェンのカーアクション見ててなんか見たことあるなあと既視感感じたらトムクルーズが「フォールアウト」でやってた、目指してたというね。

溝口健二「近松物語」

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星4、5 溝口健二の近松の物語



1954年作品。
原作近松門左衛門。
撮影宮川一夫。
脚本依田義賢。
助監督田中徳三。
監督溝口健二。



来期で悲しいかな終了のリバイバルプロジェクト「午前10時の映画祭9」

DVD再発のやつを鑑賞済み。見た当初度肝を抜かれた。溝口作品の中でもベストの部類。

チラホラ溝口健二作品を見ているが本作のラブ度は印象深かった。

綺麗すぎる久我さん!

「もへい!もへい!」

と呼ばれる長谷川一夫!
原作近松門左衛門の世界観を流石!溝口監督と思った。確かに小津にもない、黒澤も出来ない作品だと思った。どちらかというと成瀬監督作風だ。

2018年プログラムで楽しみにしていた1本。
日本映画
4大巨匠の1人溝口健二
大映作品
「近松物語」だ。
どうしても見に行きたくて曇空の中見てきました。



4Kリマスター!相変わらず綺麗だった。
後日この4Kの番組放送を偶然見た。香川京子が振り返っていた。


音楽の素晴らしい効果。驚いたなあ、和楽器、太鼓や笛の音色。この相乗効果が響いたなあ。
なんかマズイ事が起きた時、予感を拍子木が

「カンッ!カツカツカツカツ」

「ピイィィヒャアアア」と笛の音色。是非聴いて欲しい!字面にすると無味だから。
早坂文雄の日本の和楽器その調べの素晴らしさが、4Kの画面に無茶苦茶はえていた。

物語はとあるたんもの屋。そこに働く長谷川一夫。そこの社長旦那様の奥様が香川京子。なにやら恋が渦巻き、金が渦巻き、人生が溺れ浮き立つ。

長谷川一夫の真面目そうかつ静かな佇まい。一時代のイケメンをようやく見れた感じ。誠実さが垣間見える。

香川京子の何も知らなずにいつの間に巻き込まれる恋模様。若いのに素晴らしい苦痛で翻弄される演技を魅せてくれる。
セックスやら
性描写など
びた一文もありません。
溝口演出が魅せるマジックに引き寄せられていきます。
香川さんは、4K修復のBSの番組で「本当につらかった」とインタビューで答えていました。 

「OKが出ない、何度もやらせる」

という溝口演出の譲らない厳しい演出です。だけども出来た作品を見て自分の代表作でお気に入りだとも香川さんおっしゃっていました。

溝口監督の素晴らしい原作物を描く手腕は、黒澤明、小津にはない。どちらか言うと成瀬より。

近松門左衛門の心中物
封建制
逃避
不義理


が長谷川一夫と香川京子から浮かんできます。


多くの方々が語る名ラストの素晴らしい既視感。

あの素晴らしさは、忘れられないんですよねえ!たとえ映画中盤で

そうなると予想出来るラスト

なのに深い余韻を与える感じ。

逃走劇から高まる恋も何気にボーイミーツガールのクリミナル映画にいつの間にか当てはまってきます。今から半世紀以上前の映画なのにアメリカ映画には出せない雰囲気をかもし出す。

だからこそ
ゴダール、トリュホーが溝口を褒めたたえてきたんだと思いましたね。

日本人が知らなすぎなだけなんだと。はじめて見たときショックでした。

他の関西系の俳優のすばらしさのは、言うまでもありません。
進藤英太郎のいやらしさ!
浪速千栄子のあの風貌!

田中春男のダメさ。田中さんは、三大巨匠をまたにかけ愛される関西俳優であります。個人的に大好き!本作ではチョイ役のダメぶりを披露。

まだ未見の方は是非ご覧に頂きたい、日本映画の古典であります!

是非!

アレハンドロホドロフスキー監督「エンドレスポエトリー」

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星4、5 
アレハンドロの詩的続ける男青春編



「アレハンドロホドロフスキー「エンドレスポエトリー」見たあ」どーもキューブYouTube喋り
https://youtu.be/MpVFTGhVOVk
10分ほどうだうだ喋ってます、ご了承ください(ペコリ)



フランス、チリ、日本作品。
撮影クリストファードイル。
製作浅井隆ほか多数(クラウドファウンティング)。
脚本監督アレハンドロホドロフスキー。



世界的カルト作家であり、今もなお最新作をようやく製作したスペインの監督、
アレハンドロホドロフスキー監督。

若き日にビデオ屋で探し回った思い出の作品、にっかつビデオの2本。

はじめは深夜テレビのリバイバル放映の情報。
見たのはわりと最近、しょこたんの映画秘宝記事から出会う。即DVD購入。あの山の人達の聖なる人生錬金術、不可思議、カルト、血飛沫、セックス、殺し哲学的にも見える最高傑作「ホーリーマウンテン」にっかつビデオのシネロッポニカレーベルだった気がする。見たのキングレコードDVDだけど。

砂漠をかける不思議かつ詩的もぐら西部劇「エルトポ」

サーカス団の真っ赤な殺意と家族と「サンタサグレア」

そして時たち出来上がったホドロフスキーの子供時代、それは父権と暴力と詩的幻想にまみれた家族「リアリティのダンス」

と見てきました。

1週間レンタルで鑑賞しました。



いやあ劇場行けばよかったなあやっぱり後悔。すぐ終了が多いのよねえ。

まず完全に「リアリティのダンス」の続編なんで、これ見てないと世界観が続いてるのでわけわからないと思いますので、ご注意。

なんでいきなりオペラ口調で大きな母さん?なんて思っちゃいます。

まあ「オペラ口調」自体に疑問呈しはご勘弁ください。それがホドロフスキー映画だの認識でひとつ。

もう完全これ!アレハンドロホドロフスキーの青春記なんだ!

前作よりもより軽やかになって青年アレハンドロの映画芸術に出会う前の青春時代みたいでとっても面白かった。

「詩」を言うと同性愛者

とののしられ、言い寄られる感じが正直な自己言及のようで素晴らしい!ちゃんと断るくだりも入れていてかついやいや人間だろ、芸術ここにあるだろ、仲間は仲間だよ!みたいな大いなるホドロフスキー魂がしっかり描かれていて嬉しかったなあ。このホドロフスキーの根底の愛情ってやっぱり残酷描写と矛盾させつつ同次元で描くのを基本としてますよね。

どの作品もそう!自分の映画しか撮れない監督ですよね(他デヴィッドリンチ、フェリーニ、ウディアレン、ゴダール、トリュホー等々)

まあ色使い素晴らしいと思ったら、カメラマン

クリストファードイル

じゃんかアアアア!とチラシ見て驚いた。素晴らしい仕事でしたねえ!パレードのシーンの赤と黒、バーの灰色、まあまあ見所全て!クリストファードイルファン必見!往年ウォンカーワイのスロー残像とかは皆無ですご了承ください。

88才にして
正直な自分の若い頃をこんなにもホドロフスキーなりのわかりやすさで
表現したのが嬉しかったですねえ。

こんなにして
仲間を集めて
詩を読んで騒ぎまくり
色んな人達に恋して破れ
表現に正直
常識破壊
モラルハザード
アンチモラル
公序良俗悪俗低俗下劣非道の中の宝石

その喧騒の中によくよくは映画製作が視野には入っていくんだなあと思っちゃいます。

仲間の中にいつも大男の肩に担がれて一心同体の女性が出てくるんですが、なんか辛そうに見える時あり(笑)

ホドロフスキー自身もバンバン出て自ら自分を鼓舞し、励まし、後悔し手を添えていくスタイル。とあるシーンで涙が溢れてきました。

正直リアリティのダンスよりもこちらの方が伸び伸びしていて好きでした。

インタビュー見終えた後探ると六部作だとか?!いやあ大丈夫かな?!と思いつつホドロフスキーの青春を終わりなき詩的シネマトグラフに見たきがした。恐怖父から羽ばたき後悔の黒い骸骨を抱きながら映画製作に表現活動していったかと思いました。



さて
アレハンドロホドロフスキーが魅せる
ホドロフスキーの青春期

止まらない詩
止まらない情熱と恋

ホドロフスキーファンのみ!
前作見たかたのみどうぞ!
いきらなり本作だとまあわかりますが、ムムム度高いかもしれません。

いちお2018年劇場洋画ベストスリーにランクイン!!!です!

マイケルムーア監督「華氏119」

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星4、3
マイケルムーア対ドナルドトランプ対アメリカ



a DOG EAT DOG FILMS プロダクション提供  
出演、監督マイケルムーア。



アメリカドキュメンタリー界の今や第一線監督、マイケルムーア。

ムーア家族が勤めた、見た考えた車会社ドキュメント、初期自己言及ドキュメンタリー「ロジャー&ミー」

一躍カンヌを揺るがした。銃乱射の若人から考え、問い詰めに行く劇場鑑賞「ボーリングフォーコロンバイン」

カンヌ映画祭ついにパルムドール受賞。ジョージブッシュを徹底的多角的にニュースソースコラージュしアメリカを捉えた劇場鑑賞「華氏911」

日本人にも見て欲しい、いかにアメリカは福祉を渋るかわかるマイケルムーアのアメリカ福祉、レイシズムすら感じる意外にド傑作な「シッコ」

アメリカいやムーアの考える「資本論」経済主義を説き、アメリカの経済的現状をドキュメントする「キャピタリズム マネーは踊る」

マイケルムーア原点回帰のような突撃取材とムーアならこうする、いや世界の福利厚生見て見たらびっくりした、こちらも傑作の「マイケルムーアの侵略のススメ」(邦題ドイヒー)

ほぼ全作品見てます。

ムーア最新作は、

「華氏119」ん?

これ前あったタイト文字った?

イラストは明らかにドナルドトランプ大統領選挙とムーアのイラスト。

限定上映急いでデイタイム見てきましたあ!



まず、本作内容うんぬんかんぬんは、置いといて休息。

直感的にマイケルムーアの最高傑作またまた出たあ!とも思ったし、テイストは前作「華氏911」のノリ。トランプ政権をドキュメントするマイケルコラージュ映画だ。

私が引っかかったのはひとつ。

これ

形や形状内状実状、フェイズや経済事情、国民性違うけどお

「日本」じゃないの!これ!今でしょ!の現状じゃないのお

ってみながら逆にホラーを感じましたよねえ。見終えた後「こーわい」って何度か叫んでました。日本だからこれね。もしかして数年後の未来じゃねーのと思うと愕然としてきましたね。本作のラスト付近なんか見ると涙ぐましいんですが、

トランプを誰かに例える
日本の誰かがその人間に見えてきます。

「政」の皆様!真剣誠実に見つめ行動して欲しい

が私の政治メッセージとするならば、本作の恐怖は華氏119の火は、透けて日本に見えた人が俺

という感想を記す。

いやあこわいこわい、まんじゅう、まつりごとこわい。



さて、ややそれた後説感想だが、

本作はマイケルムーアが描くドナルドトランプ大統領誕生背景とアメリカ政権批判ととある州の腐敗をドキュメントするムーアの映像コラージュ。

やはりマイケルムーアは、過激なドキュメンタリストに見えますが、

私は極めてきちっとした
「福祉を政治」に求めるドキュメンタリー表現者に見えてきました。かやり真っ当な主張。本作の

「水」

を巡る動きもそう。爆笑ポイントカードありますが。民営化とか言ってる我が国の将来ありうる姿かもね。だからホラーなんですよね。

びっくりしたのが、トランプ大統領前にマイケルムーアと対談していた事!!

映画のジョークはしっかり時たちアメリカンドリームして映画になっています。

アメリカのドリームはもはや崩れさり
過去の大統領も軒並みこきおろすマイケルムーア。
オバマのエピソードに私も愕然と閉口してしまいました。

ラストの若者達を見ると、日本もネオ学生運動でも起こらんかなあと思っちゃいますが、、、。
素晴らしい演説に涙ぐみました。

なかなかの傑作でした!



さて
マイケルムーアが描く
ドナルドトランプ政権
華氏119に火がつき
その火は日本に着火燃焼中

マイケルムーア対ドナルドトランプ

マイケルムーアファンの方はぜひ!どうぞ!素晴らしいです。


追伸
当たり前なんですが、二時間前後でアメリカがわかった気にさせるムーア映画最高だす!

デヴィッドロバートミッチェル監督「アンダーザシルバーレイク」

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星4、5 アンドリューガーフィールドの「意味」のぞいてさようならっ!!!



カンヌ映画祭コンペ出品作品。
音楽ディザスターピース
製作他あり脚本監督デヴィッドロバートミッチェル。



知ったのはツイッター。
ポスターは、何やら水面から女性のニヤリ顔。

そしてここ最近個人的に自分の好きな監督にばかり出演していて、乗っている。
アンドリューガーフィールド。ぼうううとした顔。

題名「アンダーザシルバーレイク」

どうやらサスペンスらしい。どうやらホラー映画「イットホローズ」の監督らしい。
えーホラー映画撮った方がアンドリューガーフィールド起用に少しびっくり。予算増えた?!

アンドリューガーフィールド、小さなおさらい。

最初はフィンチャーのコンピューター喧嘩。「ソーシャルネットワーク」の素晴らしい口角が立つ若者で発見。

その後マークウェブ「アメイジングスパイダーマン」二部作で、一気にメジャー化。スキャンダル込みながらもスパイダーマンを若々しく演じた! 

スコセッシの敬虔な宗教者になり日本人に駆け寄る「沈黙」

メルギブソン監督の日本フォレストガンプ救済物語「ハクソーリッジ」

と個性的監督だが素晴らしい名演を刻む。

ツイッター評は上々。
上映チェックするとユナイテッドでやるとのこと。

映画の日結構混みめ男性お客様多めで見てきました。




私個人的には、超お気に入りの映画になりましたあ(ふらふら)この作品好きな部類だ。

判然としない
わかりづらい
一方的な意味づけしかも勝手に展開しやがれ系
だけど
無駄にエロい
無駄にキモイ 
無駄にゆるいおそいもったいつけ(これ本作のベスト評論キーワード「ゆるいおそいもったいつけ(笑)」)
まあ好きなんですよねえ。笑えるけど笑えない。

付け足すとこれ

男の子映画

でもあるんです。女性は、この映画のアンドリューガーフィールドに共感できないんじゃないかしら。なぜなら女の子だから。

男の子映画、つまり、
だらしない
ひとりよがり
自慰
鼻くそをほじるような無意味無為
ちゃぶ台ひっくりがえし
つまらないを求める
破壊衝動
覗き願望
高い理想だらしない毎日、現状1ミリも成長なしザッツオール

そういう映画だす(なんだそれ!(笑))

アンドリューガーフィールドをみると男のくだらない意味衝動を求める、暇つぶしのような内容です。

いや、意味なんかないんすよね。湖に下になんかあるぞおっ!て映画で、何にもないみたいな。
あとは屁理屈屁理屈みたいな。

ある意味本作の意味づけの指標抽象的青春映画にもみえましたねえ。

まあ色んなダブルミーニングだらけなんですよね。二重の意味、知らなきゃ訳わからん、知ってるとムフフみたいな。

冒頭から鮮烈不可解な付加価値!
どうなる?ん?
ギャハハとたまに
ゲエっとたまに
いつの間にかアンダーザシルバーレイクの謎に
全く振りまわされて

ラスト付近は、

これ怒る人いないかしら?女性特に

と思いながら、かなりのパロディ映画?に見えた。チャーリーシーンの「ホットショット」かと思ったよ。




さて
ロバート監督のアンドリューガーフィールド「意味」のぞいてさようならっ!!!


いやあ面白だらしなくて笑えて

素晴らしく無駄なめっけもん、
2018ナンバーワンかも?!

この無駄さに震えた!

2018年劇場映画ベストテン

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皆さまいかがお過ごしでしょうか?

どーもキューブです。
ツィッターでは発表しましたが、2018年のベストテンこちらでも発表したいと思います。

なおツィッターは「どーもキューブ(続)」という名前。ブルースリーの顔写真のアイコンで7000ツイートほど呟いてます!宜しくどうぞ。

総合

洋画邦画ミックス好き順位

邦画>洋画が根底ありまくり。#2018年映画ベスト10 https://t.co/LIifTSDKDE

花筐
アンダーザシルバーレイク
ニッポン国対泉南石綿村
エンドレスポエトリー
孤狼の血
ファントムスレッド
MI6フォールアウト
レディプレイヤー
ワン
アイドルキャノンボール2017
斬、


では洋画編。

劇場鑑賞10本 洋画編 2本DVD
アンダーザシルバーレイク
エンドレスポエトリー
MI6ミッションインポッシブルフォールアウト
ファントムスレッド
ペンタゴンペーパーズ
華氏119
レディプレイヤーワン
リュミエール
ザ・プレデター
犬ヶ島
#2018年映画ベスト10 https://t.co/g62fJTx3zB



次は邦画編

劇場鑑賞9本 邦画編
花筐
ニッポン国対泉南石綿村
孤狼の血
アイドルキャノンボール2017
斬、
カメラを止めるな
ちはやふる結
ブランク13
ALL YOU NEED is PUNK and LOVE. 

見逃し多数だけど日本映画はやはり熱いゼエ!2018年

#2018年映画ベスト10 https://t.co/qWDhthrdwg

という結果。
2018は、断トツ花筐ですかねえ。長岡で見て涙ボロボロになりまして。大林監督の魂の戦争青春映画だったです。

2位はアンダー。こちらは自由過ぎるデビィッドリンチのよう。とてもよかったんですねえ。詳しくはレビューどうぞ。

後は総合好きな順。
スピルバーグの2作のジャンル違いの素晴らしさ!

ホドロフスキーの自由な青春作品!

トムクルーズのジャッキー・チェン化!

2018年の松坂桃李の活躍!
白石監督の2作の活躍!

大好きなカンパニー松尾監督のアイドルドキュメント。ぜひセル版の五時間もこみで素晴らしい!

ファントムスレッドの問屋制家内ブラック企業SMショーの素晴らしいドラマ!

まあ良かったです。


ちなみにYouTubeで喋るやつも貼っておきまーす!

YouTube版
2018年劇場映画ベスト10選んでみたあ!(約15分)
https://t.co/qKfDL6Wri8

あと旧作編

ゆけゆけ二度目の処女
遊星からの物体Xデジリマ版
恐怖奇形人間
バードシット
ワイルドスタイル
美しき冒険旅行
ギニーピック2血肉の華
ヘブンズストーリー
華氏451
ミスターブー天才とおバカ
旧作編
断トツ若松孝二。昨日見た画面デカい物体Xすげえ!
#2018年映画ベスト10 https://t.co/O3yKO2WTEN



カルト映画とマイ棚からの消化試合の1年でしたが、劇場でみた若松孝二にやられたなあ!

先週みた「遊星からの物体X」が凄かった。幼稚園で見た本作。劇場で見たい夢が叶いました。
音楽が響いてきもくて、なんか久々劇場で固まりましたね。



さていかがだったでしょうか?

来年も
ますます見れなくなりますが、映画愛は不変普遍趣味なんでぼちぼちいきます!

それでは
いののし
猛進2019年で!

ありがとうございましたあ!


良いおとしお~

【謹賀新年】エリザベス宮地監督「who killed idol? sisの消滅」

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星4、3 エリザベス宮地のとあるアイドルグループ過去に失うドキュメント



製作高根順次。
企画配給スペースシャワーTV。
エリザベス宮地監督。



出会いはカンパニー松尾監督「BISキャノンボール」

アイドルグループ「BIS」

解散ライブ前夜に隊長率いる監督クルーがテレキャノ方式でアプローチで迫るドキュメント。それがはじめの

「BIS」メンバー
アイドル(AKBではない、なあ。)
「渡辺社長」(何やら言いそう。)

を知った検索したグッグったYouTuった。

専攻単品公開された加熱ヒット上昇する渡辺ヒットチルドレン「BISH」の密着ドキュメントとしてエリザベス宮地監督「ALL YOU NEED IS PUNK AND LOVE」を鑑賞。BISHの「オーケストラ」に魅了されるYouTubeで45回くらい聴いた。

「スクショターイム」からのハシヤスメ押しになる。

それから
昨年の隊長がWACK合宿をテレキャノファン内緒の特典付で撮りあげた「アイドルキャノンボール2017」

裏も含め参戦したのが本作のエリザベス宮地監督だ。

この「アイキャノ」で、はしおられたドキュメントとして幾つか紹介されていたのが本作。配信番組になるんでしょうか?!

メンバーも参加(アヤエイトプリンスいる?!、アレゴッジーラ?いやアイキャノにいた現ギャンパレのユメノユアちゃんいる!)
岩淵監督の名台詞
消滅、トラブル
「WACKの戦争行ってたら死んでたよ!」の社畜明言

というサブリミナル紹介があるが実像が、全く、分からずだった。歯がゆい感じがモロあり。

ネットでいつか取り寄せ買いたいと思っていた。

2019年新年あたし、新年初売り広告騒ぐ街を通りこし紀伊國屋書店にフト見るとアイドルコーナーに

「あるじゃん!SIS消!新潟にい!」

と即買い。本作すぐ見ましたあ!



いやあ思いがけず素晴らしかったなあ!

まずね。これ!
秋本某がやれる?
小室哲〇が?
ナベプロが?
ジャ〇〇が?
観阿弥世阿弥が?

作品!として撮れる?
公表できる?
いやいや出来ないでしょう?

だから凄い、すげえんだよねえ。見たことないない。

うちらのアイドル映画っておニャン子クラブの「おニャン子クラブざムービー」とかでしょ!それに本作要素有るわけないじゃん!!!いやあ調べたら「おニャン子クラブざムービー」監督、「カミカゼタクシー」の原田真人監督だった(チーン)

渡辺イズムに俺も染まっているのかも。いいよ見せてやるがあまりにも誰もやったことない所をカメラを廻している。劇中指摘あり。そこが本作最大の見せ場なのだ?

いやあなんか企業の気持ち悪くなる会議を見せられる。誰も見たくない公表したくない不毛な謝罪会議。
職場会議という番組成り立つよねえ社内喧嘩でひと番組作れよ!テレビ局!(コンプライアンス、スポンサーとか権利とか知らないからゆえる)
これは必見!

だからこそ
岩淵監督の

「シミズさんを信ずる生き方もあるんだよ!」
「シミズさんの〇〇〇バリに、、、」

が初めて少し意味わかった。

また「アイキャノ」に出演していたギャンパレの「テラシマユフ」嬢の冷めた目線がとーっても刺さりまくる。

本作で実は高根P様が

「宮地の作風が!、、、みえない!」

と発する。うん俺もと思った。

だが、本作の帰結でSIS消滅の本人とは、あくまでも

「また電話します、、、お疲れ様でした。」

の関係を繋ぐ作風であり、

その方を気にされ何ヶ月か後には

「詳細気になり飲んでみた」の関係性。飲んでも決して喧嘩したり、
罵倒したり、
叱咤したり、
成敗するといわんばかりに
原一男監督ばりに喧嘩したりして居酒屋で羽交い締めにしても良い関係性でもある。だが、エリザベス宮地監督の作風は違う。



なんだと思う。人柄なんだと思う。そして結構起用で、「ALL YOU NEED IS PUNK AND LOVE」とな一味違ってたんでとっても良かった。
まあドキュメント的にバッドエンド終わりだが、何だかこの感じなんだろういやあーな感じがしない。

誰がアイドルを殺した?とは言うものの
糾弾はない
責任も
思いの吐露もない
清々しい苦みが残り、新しく変わるギャンパレになる彼女達の目線がSISさんより断然大人だった。それがなんか見た結論。

宮地監督の器用さというかこのカメラに愛されてるというより、

俺はこの人が好き
じゃないと絶対カメラ握らねえ。俺の好きな自慰自意識過剰持って好きなアーティストだから撮る

このエリザベス宮地監督は、もしかするとAKBとか、EXILEとか普通にPVして日本一のPV監督、日本のスパイクジョーンズみたいになって欲しい、いやなるでしょう(すいません、スパイクジョーンズと作風性質別物ですが。)って思ったなあ。多分そこには宮地監督の好き、ギャランティー、創作環境、おいしさとか色々あると思うけど、、。

いやあとーっても刺激的なものでこれ山形ドキュメンタリー映画祭出かければ、いいのに!って俺はおもいましたよ!

日本のアイドルの今だもん!こんな面白いもん!ないよ!

EXILE、秋本坂が出せない所でしょ!


宮地監督!の見る目が確実に「「ALL YOU NEED IS PUNK AND LOVE」」とは違っていた事が良かったし、ミヤジラブ具合とブラックミヤジを見せれる魅せられるよと。そんな意味のHMJM
門下生的なブラック度が見れて良かったですねえ。

まあ渡辺社長の手の内なんだろうけど、。いや淳之介を好きになるというながれ、私もわかってきました。家にいくと全員死ねって思ってるかもなあ社長さん。俺は暗いからと言ってたけど(妄想)




さて
エリザベス宮地のとあるアイドルグループ過去に失うドキュメント

是非ご覧ください!


追伸
一番怖いの実は社長が新人を説教している所だよなあ。
だけどあれ普通にどこの会社、どこぞの居酒屋グループ、スナックで毎晩毎晩あるわけでしょ、、。
やれないよなあ。




追記
業務放送

あけましておめでとう
ございます。
2019年諸事情あり送れましたが、レビュー一発めです。

よろしくお願いします!
いののしのようにい!なりたい!

エリザベス宮地監督「オーケストラ物語」

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星4、3
ワック合宿オーディション番組、「オーケストラ」という歌を巡る争奪戦60分一本、エリザベス宮地パイロット監督版




製作高根順次。
監督エリザベス宮地。



「シス消滅の歌」を見てからすぐ、

「ALL YOU NEED IS PUNK AND LOVE」を買いにすぐ行ったタワレコ新潟、亀ジャに。それはこの「オーケストラ物語」が見たかったからだ。

隊長の「アイドルキャノンボール」「限定版」と何が違うんだろう?!

カンパニー松尾監督と思ってたらエリザベス宮地監督!?これもそうだったの?じゃあどうなる?!隊長のオーケストラ物語が収録されてると思ってたら

監督エリザベス宮地!!!
おっ!クレジットに理由あり。なんで!?

という事で

「ALL YOU NEED IS PUNK AND LOVE」を見直す前に見てみた。



あれっ!ヤバっ!滅茶苦茶見やすく分かりやすい。

エリザベス宮地のワックアイドルオーディション60分だった。

しかも涙が出てきたぞ!

「アイドルキャノンボール」メイキングまでぎんぎんに見ているのに、、。

後で知るのだが本作もスペシャワ?ニコ生の特番だったのかな?放送後大評判。エリザベス宮地パイロット好評版になり、次作「ALL YOU NEED IS PUNK AND LOVE」製作決定要因にもなったらしい。

本作見ると合宿の戦いぶりが少し覗けた。

3グループのダンス決戦の様子や作戦がどんな風に変わったかだ。これが判らなかった。ニコ生の方だけはわかるかのかもね。

それに伴う合否の喜怒哀楽のみスポット当てがちなアイキャノだったんで、よりわかりよくなった。

また60分弱に
BISH「オーケストラ」
という楽曲を巡る

取った取られた物語が、チーム争奪戦となってわかる番組になっている。

ナレーションは、WACK会社員伊藤くん。エリザベス宮地監督作品を見て入社した方。

物語はWACK合宿オーディション。

6泊7日のアイドルに入りたい方、アイドル候補生が歌、ダンス、マラソン、他ポイント制で競う。

程よいほど番組っぽい演出、音楽でびっくりした。宮地の私情は消えていて見やすいのが本作。

オーケストラの楽曲を巡る渡辺劇場で何が起きたのか?
豪華な特典でありました。

「ALL YOU NEED IS PUNK AND LOVE」ディスク特典でありました。


さて
ワック合宿オーディション番組、「オーケストラ」という歌を巡る争奪戦60分一本、エリザベス宮地パイロット監督版でした。


BISHファン、
WACKファン、アイドルファンだけ!どうぞ!

エリザベス宮地
WACK60分でございました。



追伸
一番怖いの実は社長が新人を説教している所だよなあ。
これを魅せる渡辺社長も渡辺さんらしが、、、。

だけど
あれ普通に
どこの会社、
どこぞの居酒屋グループ、スナックで毎晩毎晩あるわけでしょ、、。
やれないよなあ。

塚本晋也監督出演「斬、」

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斬る、。、のか。、れるのか!



製作海獣シアター。
脚本、編集、出演、監督塚本晋也。




日本が誇る「鉄」の作家、塚本晋也監督。

鉄が頬から突き出た鉄男、田口トモロヲ。
バッテンで世界を握りつぶすヤツ、こと塚本晋也監督。二つの鉄男のぶつかり愛トラウマ映画「鉄男」和製ブレードランナーサイバーパンクは、世界に伝わり3部作のサーガに。

塚本晋也の殴る事とセックスをボクシングに都市空間ストレスにこめた「東京フィスト」

とある女性の叫び。彼女は「KOTOKO」

フラフラと歩き、俺は飢餓朦朧、終わらなき戦地を歩く男後期最高傑作「野火」
。原作大岡昇平。映画化2回目。

ほぼ見てます。以上おさらい。


ツィッターからキャスト募集の塚本いつもの号外。「夏撮影、時代劇」と急ぎの感あり、時代劇昔から言っていた気がする塚本語録。

そして時少したち最新作完成。ていうかあの「野火」行脚から随分とはやくてびっくり。

ツィッターで新潟シネウインド12月上映。

「えっ!しかもサイン会付舞台挨拶!はじめてだぞ!っ!」

と思いバッチシ日程調整し行ってきましたあ!監督トークショーサイン会付上映会行ってきました。
 

まず、大前提。
本格的時代劇は求めないでね。
古語バリバリ
仇討ちやら
時代風俗みたいとか
斬り合いとか
集団殺陣とか
求めないでという注意いるかな。


あくまで塚本晋也時代劇なんでは、ご了承。


炎の中から最初はじまる。

浮かびあがる炎から金物。剣が現れ、灰色の光、鋭利光が射す。

人に刺し
命奪う
剣にあこがれ
武士なのにフラフラ。

冒頭周辺はいやがおうでも前作「野火」がちらつく。フラフラの戦地
フラフラの浪人
闘志編んだかないんだか
木刀ふりかざす浪人
池松壮亮。

やりそうな雰囲気だがどうやら違う。
近くには娘、蒼井優。
無知な弟を戦にやらず。つかず離れず。恋する。

この微妙な池松、蒼井の距離感が素晴らしい。
すぐ恋してヤレばいい話だが、二人の恋は実に薄皮かぶり切れ斬れじゃない。
壁越し
板越しのラブ、必見。

そこに塚本監督扮する剣豪のお誘い。物語は動きはじめ、「バレットバレイ」からの中村《ブランキージェットシティ》達也の荒くれ一味が現れる。

もうこの辺完全見てて

塚本晋也西部劇って思った。
ゆったりした展開
鳴り響く石川鉄音

殺陣から
次第にお話しは
当然の対決に登りつめる。

見えない
珍しく気弱な侍が
さまよい
斬、ザン
まみえるのか?

ラストは飛翔したに違いない明るいものに俺は!見えた。
それは稚拙で弱い一歩なのかもしれないがわ、、、。

塚本監督の

「剣を見つめる侍」

というイメージから急いで書いた脚本らしい。

鑑賞後パンフレット、「冒険監督」を読む。

時代劇風ないかにもなものは最小限に留め、
塚本監督の時代劇に魅せて
物語は完全な「刀持ち西部劇」

新しい塚本武士がみれた。
それを監督にも直接伝えられ良かった。

 

さて
塚本監督の刀を持った西部劇
斬る、。、のか。、れるのか!

とある浪人の刀でキル物語

塚本晋也ファンはぜひ!どうぞ!

ジョンカーペンター監督「遊星からの物体X」

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南極からの得体知れず生物
、ザ・シングリメイク


1982年作品。
脚本ビルランカスター。 
監督ジョンカーペンター。




ツィッターから情報。
再上映がちょこちょこあった事実。
ジョンカーペンター監督。

独特のキャラ描写
ホラーテイスト
根底の西部劇愛

日本に一部熱狂的ファン多い監督だ。

ジョンカーペンターおさらい。

初期アクション作品、リメイクもされた「要塞警察」。わたし見るにカーペンター敬愛するハワードホークス監督、「リオブラボー」リメイクに見える。今じゃ激レアソフト。(ジョンカーペンターは何が好きなんだろと雑誌検索した。その際カーペンターは、やっぱり西部劇やハマー怪物映画が好きな発言が多々みられた。その際ハワードホークスが大好きと書いてあった。また作品を見るたびにやはり想起する西部劇フォロム。)


ホラーアイコン、ブギーマンを創造した素晴らしき殺人者映画「ハロウィン」

ジョンカーペンター版成人恋成長「ET」「スターマン」

私は秘かに最高傑作だと思ってる、あの建物に「悪魔」作ってます映画「パラダイム」

こちらも秘かな和製独自ファンタジスタ作品「ゴーストハンターズ」

喝采の再上映に湧くグラサン除いたらメギャロ宇宙人だらけ「ゼイリブ」

続編的にベストな世界観「エスケープフロムLA」劇場鑑賞。

宇宙に行ってもバンバイア出現しても閉じ込め西部劇風な「ゴーストオブマーズ」劇場鑑賞。

そんな出会い「ザフォグ」「ニューヨーク1997 」のメジャーどこは今年見るのが目標。

知ったのはツィッター。
「遊星からの物体X」をはじめて見たのは幼稚園。
兄貴のベータダビング輸入版。
忘れもしなかいが私が小さいのでそれこそガタガタ震えた。髭づらのカートラッセルの演技が怖かった。

時たち何度も見返す度に
ロブボッティン映画だ
ホラー映画定礎作品だ
不信映画だ
緊張感極み怖い寒い映画だ
とソニーデラックスエディションのDVDを何度も見ている(画面サイズ小さいけど。4Kリマスター輸入版ほしいけど)

小さい頃から劇場で見たかった作品だ。ほふく前進してでも行きたいカーペンター。

リマスター
デジタル化  
1週間限定公開のシネウインド、年末2回上映午後の部行ってきました。



いやあね。久々に劇場で
固まったよねえ。これって怖い作品見ている時の心境を体感した。何度も見てるのに。
カートラッセルが火炎放射器握り、血に日を注ぐあの

シャーレ緊張感を見よっ!

って感じ。

物体Xは突然落ちてきて
憑依は突然起きて
いつの間にか分析して
いつの間にかメンバーは不信だらけ
お前は化け物か?と。

鑑賞後、DVDの特典映像を見た。
SFXは、ほぼ駆け出しに近いロブボッティン青年。それから犬造形作成はスタンウィストン大先生だ。「ターミネーター2」でお馴染みのスタン先生、「ハウリング」のロブボッティン造形を気に入っていた事で共作。
なかでもあの有名な腹パッカーンXの造形は取り直しがあり、取り直すのにワンテイクから10時間準備して再撮影に挑んだそうだ。
ロブのイメージイラストから
明解に気色悪い
得体の知れない
謎の化け物
雰囲気は今も光り輝いた
気持ち悪さで素晴らしかった。

あの首がちぎれる時のプクーッて膨らむのがキモくて好き。

カット場面では、ミニチュアにした巨大物体Xがラスト出る予定だったが、リアルじゃなくてオールカットした感じ。

カーペンターはインタビューで本作の原作のテイストの暗い部分、終末的な部分を引き受け本作のなんとも徒労感あるラストは変えなかったらしい。

マクレディがわざわざ基地に戻るカットも追加撮影したようだがカットしたようだ。

本作の一流の演劇俳優人のおかげで素晴らしく観測所の化け物かどうかの腹の探り合い演劇が今回改めて見て素晴らしかった。

お前は化け物か?
あいつは疑えとか?

人間不信か?信頼なのか?
とてもハラハラする。
孤立した雪景色と寒さの中
浮き出つホラー要素が彼等の緊迫した演技にあった。
ロブのSFX劇場も勿論だが、彼等のフラットな不信感と怒号は物体Xのホラー要素を格上げしていると実感した。

得体の知れないSFXの素晴らしい怪物具合
ぜひ見て欲しい。

立派なホラー映画の基礎だ。
女性が絡まない男の子映画でもあった。

あの犬のパックンフラワーは絶対「スーパーマリオブラザーズ」に影響与えてると思う。

あのソファーの縛り付けられた変幻のシーンを見て欲しい。

あの犬を見て欲しい
あの火炎放射器を見て欲しい

ジョンカーペンターの改めて素晴らしい最高傑作を劇場で見れて大満足だった(デンデツッツッツッツッ、デンデツッツッツッツッ【冒頭音楽】)



さて
南極からの得体知れず生物
、ザ・シングリメイク

ホラーファン
映画ファンなら
見て欲しい

純正怪物ホラーでした!

ルチオフルチ監督「サンゲリア」

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ルチオフルチのゾンビ



1979年
脚本エリガブリガンディ。
監督ルチオフルチ。




イタリアホラー界の巨匠、ルチオフルチ監督。

なかなかのレアソフトでしたが、ビデオはわりとどこのビデオ屋にも差があったが存在する印象。

同タイトル系の「ゾンゲリア」は全く違う映画。「~ゲリア」ははやりの邦題だったんでしょうか?!

過去にビデオ(大映ビデオだった記憶?!)鑑賞していた本作。あんまり何も感じなかった。むしろ大人しめなゾンビの印象だった。

時たち輸入ソフト店の名店。東京新宿「ビデオマーケット」さん。初入店時に中古格安に手に入った本作。2disc仕様。丁度海外ブルーレイ発売、アンダーグラウンドブルーレイレーベル仕様。


日本語仕様鑑賞となりました。



まず、この「アンダーグラウンドブルー」のリマスターが凄くて、画像が滅茶苦茶切れてなのが驚くなあ。

もうこういうのって

画面にノイズ
色調汚い
ノイズ出まくり

で見てきた私体験からして、すんごい画面クリアーなんでそれだけでも大満足。

なんでゴアシーンのごりごりな鮮明なフルチゴアがなかなかキモイ。
いやあこんなにゲロゲロでしたかねえ。

?みつかれるシーンスローで魅せる
理由なき無表情の怖さ
トッピング害虫3割増し(笑)鼻とか目にゲジゲジミミズ君(笑)

モグモグタイムもしっかり囲んであり(ウェッ)
フルチは

「マンジャーレ!タンジャーレ!(食べろ食べろ!)」

とゾンビ指導(笑)
ロメロの「ゾンビ」でもモグモグタイムありますが、グロシーンに濃淡有るので見比べると明らか。
最近はダリオ・アルジェント版(DVD所持)も、ロメロカット版(DVD所持)も、米劇場公開版もどれも変質的に愛好。

導入はイキナリ意味深バーンのカット。

重々しいテーマ曲とともにクレジット。

謎の船
謎の呪いの孤島
島に向かう訳たり男女船1隻
さてどうなる?みたいな感じ。

フルチゾンビは、
腐乱ゾンビ系
ゆっくり
腐りで無表情

ゾンビ理由はよくわからず。ヴゥードゥ理由やらマッドサィエンティストなのか。


ゾンビ映画なんでみるの?

ってこういうグロい、ゴアなシーンが見たくて見る

訳だが、ルチオフルチの最高傑作とされる本作の魅力は、このユニークなゾンビとゴアの極み、終末的シナリオ、信仰、病気、呪い
、ブゥードゥー教とからめ表現。

目に刺さなくても良いのにぶっ刺すという過剰サービス(笑)
脳たたき割る
火炎瓶投げる
叩く

ゾンビ映画の醍醐味でありゴアの必見ポイントだ。

ただゾンビは土から出て
肉を噛みちぎり
人間を求め
噛まれた者はただ噛みにいく。

ラストの絶望的なカットは、最新ゾンビに影響を与えてるんじゃないかなあ。
都市にゾンビ流入みたいな感じ。

なんか絶望的な雰囲気はさすがです。ロメロはどっちかというと説明的な感じはあるんだけど、
フルチはこんかやり方でゴアしようと意気込んでるのがよくわかるサービス精神が素晴らしく笑えてキモい。

完全無駄な水中ゾンビはフルチゾンビの特筆すべき

ラストから、情無用のゾンビ襲来が繰り出される。
ささやかな抵抗も数々。

 いやあ良かったです。リマスターしてあるからなおさら!!




さて
ルチオフルチのゾンビ

それは呪いと独自の魅力を振りまくフルチゾンビ

ゾンビファンはマスト必見。

ツイハーク監督「皇帝密使」

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星3、9 サミュエルホイの物真似007カールマックとともに



1984年シネマシティ提供
製作カールマック、ディーンセキ。
監督ツイハーク。




香港映画のコメディアン、兄弟俳優、ホイ兄弟。

監督出演する「ミスターブー」シリーズを立ち上げたマイケルホイ。
色男ハンサム担当、音楽サミュエルホイ。
ボケ担当のリッキーホイ。

ハンサム担当サミュエルホイがわかりやすいほどアクション俳優やりたい的映画「悪漢探偵」シリーズ。

その3作目「皇帝密使」。地上波でも放送されていました。確か小学校くらいに見てた記憶。結構面白かった思い出。ビデオは松下進イラストレイトのジャケット、ポニーキャニオンVHSだった気がする。

TWINレーベル1000円DVD棚から1枚掴み鑑賞しました。



うわあ!無駄無駄無駄
贅沢贅沢派手派手で
まるで思いつき思い通り007真似こきアクションてんこ盛り。

サミュエルホイこと「キングコング」は、物真似イギリス王妃から捜査に協力するよう言われる。文句百言うサミュエルだが、美女がついて来る言うとすぐオッケー。

物真似「007」初代ジェームズボンド、ショーンコネリーの似てる人がでてきたり、
「007ゴールドフィンガー」出演の帽子飛ばし男の物真似の方が出たり、
「007」ロジャームーアから本物ジョーズことリチャードキールが出演。

「007」、「スパイ大作戦」寄せがわかりやすい本作。

つるぴか頭皮のカールマックと共に仲良く喧嘩捜査大泥棒をする第三弾。

ほか物真似タレント勢揃い出演の大過剰サービス。
びっくりしたのが「スパイ大作戦」のピーターグレイブが本物で出演していた事がびっくり。てっきりこちらも物真似さんかと思っていた。 

キングコングの秘密道具も様々で磨きがかかっている

相変わらずの

「バ~イ」という決め台詞
 
とアクションを今回は無駄に満載満載。

なかでもスケボーで逃げ切るというアクションシーン。割にガチンコでやっているからプチ必見。

スケボーで連なる車をピョンピョン跳びはねるというわかりやすい
ファミコンのナムコのゲームかよ!
みたいなシーンがちで吊って演じていた。メイキング見て驚いてたけど。

複数バイクで建物内ブンブン、ジャンプブンブン。これ「悪漢探偵」でもやっていた。

極めつけは、モロ東映戦隊ものかよ!的ミニ空飛ぶ機械に乗り地下鉄に潜る(笑いが止まる)なぜかカールマックは宙ぶらりん。んで女性の切符を空から奪い、改札通るってなんでやねん(笑)空飛んでるし!

まあこういうなんだか細かい失笑ギャグ取り込みながらアクション山盛り。
特撮は、はめこみ丸出しの懐かしい画面。空飛んでるけどはめこんだ画面みたいなチープ全だし。

ほか
カーアクション
無駄な爆破
無駄な空中戦
ヘリコプター戦
なりきりコメディ
ハイテク金庫やぶり
銃撃戦
満載。。

カールマックのはげネタからカールマックの奧さんとの夫婦ネタ

サミュエルとカールマックのコメディ喧嘩

と明らかに1作目より予算超倍増、アクションシーン8割増しの過剰サービス。

本作当時の歴代香港映画興業収入ナンバーワンになった作品。
凄い想像しょ~もなアクションをわりにガチにツイハークはやっているから笑えた。

監督は、若きツイハークで、やりたい放題の香港スピンぶり。
製作には、メイキングで解説していたジャッキーチェン映画のニコニコ策士、ディーンセキが登場。ディーンセキは1作目「悪漢探偵」に出演していました。

やあここまでやってメガヒットしたそうです。

日本でも「ゴールデン洋画劇場」で見た記憶あり。
幼かったからかな?滅茶苦茶面白かった印象だったけど、今は割と冷静に失笑しましたあ。

けど凄いなあ!勢いがね。
サミュエルホイ乗ってるなあみたいな感じあり。

これ子供に見せたいわあ。

本作再発売されない「悪漢探偵2」とともにシリーズ5作製作されました。




さて
サミュエルホイの物真似007カールマックとともに

ツイハークの鬼才な無駄ぶり必見。

ミスターブーファン
ツイハークファン

ぜひ!

追伸
本作ヒロインのシルビィアチャン、鬼婦人警官ぶり披露していましたが、今も女優賞続けていてびっくり。「妻の愛娘の時」で出演監督デビューしていて只今!絶賛公開中!いやあびっくりびっくり!

クェンティンタランティーノ監督「パルプフィクション」

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タランティーノの犯罪小説、タランティーノノベルズ紙三文犯罪小説



(長いレビューです。ご注意ください。今までで最長です。愛情詰め込み。)


カンヌ映画祭パルムドール、アカデミー脚本賞受賞。
1994年ミラマックス作品。
製作ローレンスベンダーほか。
脚本監督出演クェンティンタランティーノ



ビデオ屋店員から映画監督へ。しっかり努力の人であり、脚本執筆と情熱的ベシャリ映画帝王で登りつめたお気に入りクェンティンタランティーノ監督。

タランティーノ監督鑑賞おさらい。

俺ら強盗したけど。所詮汚ねえ犬のようなミス。?みつきののしりあい仲違い処女作「レザボアドッグス」
本作でリンゴラム監督「友よ風の彼方に」と似ているとかで訴えられたり、。本作の映画祭まわりで今は亡き夕張映画祭にタラちゃん来て「キル・ビル」ゴーゴー「夕張」の元ネタ体験したりしてます。夕張で餅つきしたのが楽しかったそうです!!
ゴーゴー夕張のギロチンはショウブラザーズ「空飛ぶギロチン」やジミーウォング「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」から来てます。

本作成功を受けて念願の大好きなパムグリア嬢を迎えた直線的犯罪物語「ジャッキーブラウン」
タランティーノ大好きなジャックヒル監督の「フォクシーブラウン」や「コフィー」リメイクのよう。これも公開後やっと劇場公開、ビデオ化して見れたやつ。
本作公開になったが超無視された不遇のタラちゃん作品。念願のロバートデニーロも出演!スコセッシ「タクシードライバー」コンビ起用に喜ぶタラちゃん。ですが、本作デニーロは、まるで飼い犬のような台詞少ない、頷き多い、大人しいダックスフンドのような演技(笑)

タラちゃん日本カンフー愛好好きから和洋中折衷2部作キルアクション「キルビル」劇場鑑賞。めちゃくちゃオモロかった。特に1。
その後「修羅雪姫」ソフト化やらショウブラザーズソフト化、ダリルハンナの眼帯元ネタ「」がソフト化された。

朋友ロバートロドリゲス、イーライロスを率いてホラー映画。全編ほぼ無駄話ときより強烈スラッシュスプラッター「デスプルーフ」
グラインドハウス形式踏襲のB級同時上映をはたす。劇場鑑賞。

対ナチ物「イングロリアスバスターズ」ひっそりした反応。アカデミーにクリストファーバルツ躍進。劇場鑑賞。

念願のマカロニウエスタンよろしくのブラックスプローテェーションウエスタンに見える「ジャンゴ」劇場鑑賞。

ついに大好きな音楽エンニオモリコーネ提供、さながらセルジオレオーネばりのザウエスタン「冬」に籠もる悪人。嫌われし8人「ヘイトフルエイト」
冒頭の長いクレジットこそ、タラちゃんの強いやる気を感じる。そう!セルジオレオーネタッチの踏襲とばかりに雪道を行く馬車をモリコーネサウンドにのせゆっくり表現!これがやりたかったんだなあと見ながら感じた。

それで今年2019年。
「午前10時の映画祭」で上映決定した目玉プログラム
「パルプフィクション」
パンフレット買ったけど、サントラ買ったけど、
コレクターズボックス買ったけど、
劇場2度面白すぎて鑑賞したけど、
Tシャツ(ZARA製タイトルロゴT)持ってるけど、
日曜日沢山のお客様、沢山の層のお客様とティジョイ新潟で見てきましたあ!



愛情大盛りレビューの為、ネタバレ描写もりだくで提供。


いやあ
「アイラブユーパンプキン」
「アイラブユーハニーバニー」(なんちゅー名前だよ!っと突っ込みながら、、)

アマンダプラマーの
「えにぃーあああっぷ……」
からのストップモーション

タイトルロゴ
ディックデイル「ミザルー」ギター

でサブイボ

「わあああああああ」
っぽ出た!

なんだよ愛しあうカップルじゃなく
これから悪りい事するカップルかよー

で意外性のサブイボかつ
抜群の音楽提供

これがタランティーノなんだと思うわけなんです。
全てが全てね!

長いダイアローグから行き成りの悪業や拷問やスラッシュや犯罪がスリリングに展開する。
急に上がるテンション
急にヤバイ状況かなあこの雰囲気
急にこれから緊張感あがるよなあ、悪い事起こるなあ
急に俳優ぶち切れるよなあという
タランティーノモンタージュだ。

タランティーノが好きな映画、70年代ブラックスプローテェーション、マカロニウエスタン、クンフー映画の流れが脈打つ証拠だと思う。

それにまた!抜群のサウンドトラック、サウンドチョイスのタランティーノDJMIXアップが完成しているんだと思うわけです。

あの冒頭見てかっくいいと思うわけなんすよねえ!
アマンダプラマーのあの声ねえ!好き!

それが
タランティーノ映画だと思います。

ここに皆魅力され、
コレを幾多フォロワーらしき方がやろうとして失敗される流れが出来てきます。
真似出来ない
台詞無駄話が面白くない
演者が振り切れてない
というマイナス真似映画沢山生まれました(邦画に多いなあ)

今回また見直してみて発見したのが、ユマサーマンことミア嬢がトラボルタの上着から麻薬をとった事に気づいた。
極上のエリックストルツ産の麻薬だった事に気づいた。
「マッハゴオゴオ」のシャツを着るロン毛の男、ブラットバッカー俳優(死語)の裏通りを歩き、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主役を降ろされ、たが私の好きなハワードドゥイッチ監督「恋しくて」出演のエリックストルツだ。エリックは、この頃「恋愛の法則」という映画でティムロスと共演。そして自身プロデュース作品「スリープウィズミー」でタランティーノが出演してくれた、からの縁。
エリックストルツの妻役ではピアッシングだらけのロザンナアークェット。実の妹パトリシアアークェットは、タラちゃん脚本「トゥルーロマンス」で絡みあり。「ふへへ、」と笑うイキぶり必見。ロザンナは元々ミア役のオーディション受けたが落選したようでこの役になったとのこと。

ちなみにこのシーンであまり喋らないもう1人黙々モクモクと吸う女性はアランパーカー監督の労働者ロック映画「ザコミットメンツ」からロックを魅せてくれたブロナーギャラガー起用。本作ほぼ喋らないですが、タラちゃん気にいったのかな?今も女優、シンガー活動してます。

ここのミア必見!

three……two…one
パスッ(ヒィーーーーーー)

あのシーンでとある映画祭で実際、糖尿病の方が卒倒して救急に運ばれたのは、有名な話。


あと今回見て魅力されたのがブッチ彼女役のマリアデメディロス。いやあセクシーやなあ!
ブルースウィリスとイチャイチャ過ぎるなあと。ジーパンと白シャツが眩しかったなあ。
マリアさんは、ユマサーマンと出演した小説家と愛人問題、フィリップカフマン監督「ヘンリー&ジェーン」からきてます。私も見たいんですがレアソフトやなあ。マリアさん、やっぱり今も活躍中。ちょっとやせて監督作品もあるようです!
歯磨きを2回します(シャカシャカ)

ラスト付近ブルースウィリスも必見!あの武器選ぶ所

バット(「ウォーキングトォール」を連想。以下「トリビア解説」より)

チェンソー(「悪魔のいけにえ」連想)

日本刀(千葉真一出演テレビ作品「影の軍団」より。)

なんで日本刀だよ!ってあそこでゼッテエ笑う!!!
ブルースウィリスも売り込んで出演。元々は、マットディロンに発注してたらしいです。いやあブルースで良かったねえ。
ちなみにブッチはきっと「明日に向かって撃て」の名強盗ブッチキャシディからきているかも?!ボクサーはきっとキューブリックの「現金に体張れ」からとかロバートワイズ「罠」とかから来ているかも?!。

「Z…Dead…Z…Dead…!」あのブルースウィリスのブチ切れが素晴らしいねえ。
マリアとのラブラブトークやら絡みを魅せといてーの
テレビバーンでしょ!
だからハッ!となる。

その前振りに出演が時計大佐!クリストファーウォーケン。タラちゃんは、「ディアハンター」は勿論。アベルフェラーラ「フューネラル」「キングオブニューヨーク」の愛好からきてます。どっちも見たいがみれない。タランティーノ愛好作品みなレアソフト。
とうとうと述べる時計戦争話。これがフリになるので、ブルースウィリスの怒りに「ハッ!」とします。

本作からバカ売れした首・後頭部だけ出演のヴィングレイムス。ヴィングの絆創膏は、ヴィングの首に傷がありそれを隠したようです。知らなかった(トリビア解説より)今やゾンビ映画から「ミッションインポッシブル」の常連になる。

そのビィングの手下として出演する黒スーツ2人。聖書を宣うジュールスことソフトアフロなサミュエル・L・ジャクソン。
ジュールスことサミュエルの力説バイブルトーク。
怒鳴り声!
唯一怖がるタラちゃん演じる友達とのコーヒートークをご覧ください。
サミュエル・L・ジャクソンは、以後タランティーノ組というくらい出演!「スターウォーズ」~まで出演するサミュエル。ちなみにスコセッシの「グッドフェローズ」で呆気なく殺される役で出演してます。注目作品はスパイクリー監督「ジャングルフィーバー」の麻薬中毒役で一躍飛び出します。未見のサミュエル・L・ジャクソンファンはぜひどうぞ。

勿論ユマサーマンこと惑わし女性、フットマッサージで蹴り上げ自殺させる女帝ユマを謎深く、トキにイラッと、時に怪しく妖艶にダンスして、「ガッテエーム」して演じます。
まあ今や本作で「セクハラ」された発言で煙り巻きましたが、、、。
ユマは本作から「キル・ビル」に繋がります。
ケチャップのジョークの所の

あの「青白い顔」必見!
「ツインピークス」のローラパーマかと思ったよ。つまり死人(わかるかたはわかる)けど青白くて踏まれるジョーク必見必聴!

そしてそして本作反対押し切り起用したのがジョントラボルタ。タランティーノたっての願い。
大好きなデパルマ「ミッドナイトクロス」力演を見てからと話題に。「サタデーナイトフィーバー」でわ、ないところがタランティーノ。ソフトロン毛でハンバーガーや映画館の話をします。
元々このネタはタラちゃんが世界の映画祭に行って感じた逸話だらけだそうです。「ロイヤルァヤアチイィーズゥ」
1回トイレで死んでエピローグ的にまた復活しラストゾンビ生き返ります。

この時制を変える表現方法もタランティーノ論議にあがります。
が、タラちゃん曰く「演出が成立している」証拠。まるでオムニバス映画のよいな性質と私はみてます。楽しめる要因。
タラちゃん曰くマリオヴァーバ「ブラックサバス」(これ見たけど全然怖くないホラーオムニバスだったなあ。)から影響ありとのこと。あと欧州オムニバス得からの登用、小説手法の起用と言ってる。

大満足に劇場を後にしてDVDコレクターズボックスのトリビア解説を見てみた。
台詞字幕一切出ず、作品の瞬間的ごとにそのトリビア付け足し解説が字幕表示。これがなかなか凄かった。

例えば
バディホリー店員は、カメオ出演のスティーブンぶしぇみだとか、
ダイナーの客でティムロスのひざまずけ発言に従うロン毛風客が製作原作のロジャーエイバリーだとか、
カフナバーガーを食べ、奇跡的発砲で外し、のち撃たれる白人若者は、パトリシアアークェットの弟だとか、
カフナバーガー、チェリータバコは実際にない架空でタランティーノほか映画、脚本家作品にまた出てくるだとか、
この役名は今度は「フロムティルダスクドーン」で出てくるとか、
ユマサーマンの髪型はジョナサンデミ監督「サムシングワイルド」のメラニーグリフィスと同じ髪型とキャラ踏襲してるとか(他作品も意識してる、、、)、

ダンスシーンはゴダールの「はたればなれに」からとか。本作の原題「バンドアパート」(今やバンド名にまで登用!)は、タラちゃん個人会社レーベル名前です。

とか、とか、とかetcetc
エトセトラエトセトラ〇

まあ凄いんですよ、タランティーノ映画愛のダブルミーニング・インフルエンス、引用多様の嵐が程にはみだし過ぎて、、眠くなるくらい凄いんでぜひ記になる方中古屋で東芝産のボックスです。

いやあ
勿論行き帰り
「パルプフィク」サントラガンガンかけて家に帰ったとさ。

おしまい
大満



さて
タランティーノの最高傑作の三文かみ小説

タランティーノの犯罪小説、タランティーノノベルズ

パルプフィクション!

タランティーノファンは、ぜひ!

ニューカマーの方もぜひ!挑戦してみてね!

いやあ良かった良かった、年1で上映してほしい!

追伸
祝!新作タラちゃん「ワンスアポンアタイムインハリウッド」
はやくみたいよお!

蛇足追記
本作小学生子連れで見に来たお母さまいたけど。
私が親なら絶対見せないなあ。カマほられシーンみせらんないよお!!
けど小学生時今考えると毎週ホラーやアクションやらセックスシーン普通に21時から地上波放映してたからなあ、、、(トホホ)

ローウェイ監督「ジャッキー・チェンの飛龍神拳」

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星3、7 ローウェイ監督ジャッキー助演のゲンウン山を越えろ!



1978年、原題「magnificent bodyguards」
武術指導陳元龍(ジャッキー・チェン)ほか。
ローウェイ監督、製作総指揮。



ジャッキー・チェンの初期作品を見るシリーズ。
全然判らなかった作品。

香港カンフー映画の神的監督ローウェイ。

ローウェイといえば、
わがアイドル、ブルースリーが日本人をなぎだおす。怒りは師匠の死から柔道着へ。やるせない怒りが根底に見えるブルースリー裏傑作映画、悲愴感溢れる「ドラゴン怒りの鉄拳」

初期ジャッキー・チェン作品拳法シリーズにおいて最高傑作の呼び声高きローウェイの龍拳用心棒物。ローウェイの憎しみ大どんでん返しに驚いて欲しい「龍拳」

ジャッキー・チェンと白塗り妖精達が織りなす拳法小話。ローウェイは気に入らない作品らしいが地上波ではなかなかの回数で放送されていた珍品ジャッキーであり私は大好きなユーモラス作品「拳精」ジャッキー監督作品にも影響大ではないのかな?とも思う。

以上全てDVD所持おさらい。


何やらロン毛、武侠物らしいジャッキー。

ディアゴスティーニ廉価雑誌DVD鑑賞となりました。



あれ!なんだか娯楽作品丸出しの感じで面白かったゾ!C級丸出しだけど。

とにかく無駄に(その当時の映画様式としては有効)3D仕様になっていて、まあいちいち画面にズーンと迫る、迫り来る

拳、拳、
棒棒棒、
鐘、
障害物障害物、
顔面顔面
必見!
無駄に迫ってくる。当時としては破格の予算でローウェイ撮りあげたようだ。

物語はいきなりとある武闘派ジャッキー・チェン登場。用心棒に採用。そこには仲間ととある任務がある。目指すは山賊潜むあの山へ。

なんかモロ娯楽嗜好で笑えます。んでお笑い音楽が登場。主題歌たる山登りソングがかさなりさながら西部劇。途中音楽モロ「スターウォーズ」ジョンウィリアムズみたいな音鳴り。

ミミミミッミッミヨーン
みたいなシンセ必聴!こんな楽しいローウェイ逆に好きです!


ローウェイの力のいれ具合半端ない。これ本国ヒットしたのかなあ?!
あとジャッキー・チェン用心棒がロン毛。この扮装がなんかファミコンの「飛龍の拳」にそっくり。カルチャーブレーンさんここから影響大やろうなあ。

女性二人の飛び道具姉妹的サブキャラといい

蹴りがまことに素晴らしい耳ふじゆうなジャッキーの友といい

素晴らしい助演。

ジャッキー・チェンもまくまでサブ。拳がはやいとのこと。初期特有の連打パンチ連発。

敵は小ボス、中ボス、ハプニング洞窟やら本当ファミコンソフトのような作り。
いや、面白いけどなあ、私はね。

ジャッキーより「兄貴!」と呼ばれるジェームズティンイェン。彼が「未公開」にした張本人かな。必殺技がなにせ

「皮剥」

でございます。なんか飛び出し道具も備えていて、ティンイェンとっても格好良かった。

あと足技のフレンドのキック必見!とってもなめらか、軽やかでびっくりした!素晴らしいですよ。たまにフレディみたいな飛び道具だします。これも格好良かった。

あとジャンプが無駄にビヨヨーンと物凄い跳躍力と飛翔!飛び上がりますからね。降り立ちますからね。神かがってみえます。

日本では劇場未公開、3D眼鏡付VHSで発売されたよう。

ジャッキー・チェンの映画ではないけど、私はなかなか楽しかったけどなあ。

ラストの大どんでん返しも2点返しからの大ラスト何その?終わり方!というくらいの劇的ラストで

やはりローウェイ天皇のやりたい放題が確認出来た素晴らしいある意味珍品でしたが、しっかりファミコン冒険ソフト感丸出しで面白かった。



さて
ジャッキー・チェンのそれゆけゲンウン山を越えろ!

ローウェイファン
ジャッキー・チェンファンだけどうぞ!

「バタリアン2」

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星3、8 続バタリアン2



1987年
ケンウィーダーホーン監督脚本。



なんかホラーみたいなあ!
シリーズ。
んで自分の棚から見るシリーズ。ホラーが一番好きなのにレビューしてない。

今回は続編のこちら「バタリアン2」地上波で放送もされていた記憶。1作めをわりと受け継いだ作り。

ワーナーDVD鑑賞となりました。



ラストがちょっとあまりにも一部分の狭い地域でのブルブル解決策でしたが、、。えっ!こんなだったけ?と思ったが、全編休む暇なくスリルを継続させている感じは、ケンウィーダーホーン監督の功績。ていうか「音声解説」ついていてびっくりした(笑)ケン監督本作以降一本で監督業やってないですね。なんか残念。

わあっ!さっくり見れたあ。全く持って怖くない。むしろ笑かしにかかっていたあ。

ゾンビ、スーツ着用多過ぎ。眼鏡ゾンビから
子供ゾンビ(主役の子供絡み)から有名人ゾンビまで多種多様。

ゾンビが考えてボケる
今回は救急車の無線を使い「ここは病院だよ、、はやく来い、、、ブレェ~ン」みたいなノリ。
女性ゾンビが眼鏡眼鏡探して、眼鏡かけて視界すっきりリアクションみたいな笑い。登場シーンがわりに長いですよね、前作より。

オバンバの生首燃やしトークは、見る前から良く記憶していたボケでした。
火炎放射器でボーッと燃されてからドロドロなってからもまだ喋るみたいなくだり(笑)

あとマイケル・ジャクソンスリラーPVをパクッたゾンビね。電流ビリビリでダンスするみたいなノリ。これ今わかる若者少ないかもなあ。

みたいなノリがありますよね。他ゾンビならコメディ作品で山の用にあるネタです。

前作「バタリアン」からの主要ゾンビ
タールマン(樽ゾンビ)
よーく喋るオバンバ
も形変えそれらしき出演。

また前作の葬儀屋2人も同じ風に被害に合う踏襲もあり(このオジサン役の方
お亡くなりになられましたね、追悼)
このオジサン役のボヤキもかなり尺をとりましたね。前作では、葬儀屋社長がいたんでかなり効果的だったんだよねえ。今回はカップルのお荷物役になるという。オバンバに指噛まれるところは笑えます。
あの若い兄ちゃんのラストの恋人との末路、私的にはホラーラブエンドとして良かったと思うけどなあ。
評みると良くない方もいるのね。助からないのもありやけどねえ。

前作はダンオバノンのジョークとなかなか死なない元気さとパンキッシュな若造が対比ありました。
ダンオバノンも本作出来に大満足してます。ゾンビの出来も音声解説で納得してます。


冒頭導入の子供ネタからタンク破裂きっかけを作り、ラスト落ちも含め子供いじめネタに落とし込んだのも面白い展開でしたよね。ていうかそこそこヒットしたと思うけどなあ。

ブライアンユズナ「バタリアン3」からのDVDスルーに比べたらね、、、「3」ブルーレイ再発売されましたが、、見るのが怖い。



さて
バタリアン続編
面白ゾンビ大集合!
是非!軽い気持ちで笑えます!

ロバートロドリゲス監督「アリータバトルエンジェル」

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星3、9 キャメロン・ロドリゲスの「漫画『銃夢』の映画化」




原作木城ゆきと。
製作ジェームズキャメロンほか。
監督ロバートロドリゲス。



今やハリウッドで完全に成功した映画監督、ジェームズキャメロン。
「エイリアン」続編をプレッシャーはねのけ作り上げ名をあげた「エイリアン2」

キャメロンおさらい。

「ターミネーター」シリーズで人気ブランド化に成功。今やテレビ化といらぬ量産体制続編化。

海好きタイタニックのお話しをラブストーリーに落とし込み空前絶後大ヒットをもたらした「タイタニック」

稼いだお金を3D技術に溶けこませ作り上げたアバター世界観「アバター」今もな
おシリーズ化作成中。

そんなジェームズキャメロン提供作品の新作がついに届いた。昨年12月公開だったのに遅延。
長年来日やインタビューで言ってた日本漫画文化リスペクトからの映画化したい漫画である「銃夢」

予告は、何やらCG少女の恐ろしく生々しい「少女」ぶりの表情、動き、震動。
なにやらロボットと戦闘、みたいな予告。クリストファーヴァルツの眼鏡姿。

なんと監督!ロバートロドリゲス?!「うそーん!」あのロドリゲスがこれ監督したのお?
「マチェーテ」でナタふりまわすB級テイスト映画作って
「エルマリアッチ」で70万映画作って
「スパイキッズ」シリーズ化してとことん子供映画作って
いたロドリゲスがこれ!本当作風から何から違うけど、ある意味キャメロンとも共作したかったとは思うのだが、。去年から楽しみにしていて、何気に無視静観の公開遅延(だいたいトラブルの元、もしくわ問題発生)含めようやく2月公開3日め日曜日初回ほぼ満席劇場。2D字幕版見てきました。



まず長いなあなんかね、あと2、3分寝たなあ。

 これね「アバター」時と似てるなあ。キャメロン病ともいえる憂慮すら感じたよね。普通に面白がれれば、いいんだけどさあ。俺は違うよなあ、色々考えるに。ならピータージャクソンのように3部作にしますでヤレバいいのにね。アリータも、もしくわネットフィリでドラマ化しますが良かっんちゃうかなあ。

本作制作費が180億円?!本当か嘘かわからんが、日本映画何本出来るんだろうと思った。ていうかお金をかけすぎて、この感じかあというラスト後の余韻ね。続編匂わすラストね。心配する訳だよねえわたしは。
いや作れるかなあ?みたいな。この「もったら感」で。もうそれだけ。
中盤からの盛り込み方もね。原作ファンの方のレビュー読んでそれもよくわかった。なかなか盛り込んだらしい後半原作エピソード。

あと全然笑えない、つまりロバートロドリゲス色が消えている。ロドリゲスの良さは消えている、置きにきているロドリゲス監督の手腕ね。これが良いのか悪いのか?
ボスをダニートレホにするとか
ナタをモタセルとか
銃でジャンピング撃ちするとか

とにかく笑いがない、笑いがそれが欠点よねえ。いや原作にはないからね、とわれればそれまで。


まあ泣く泣く省いてるのもよくわかる重厚さはあるよねえ。

あとねアリータバトルエンジェルらしいが、、、

アリータは、ロボットなんだけど擬人化してなんだか忘れていて取り戻すわけだが、

イマイチの「戦闘」の意味
擬人化の意味
ラブの意味

上記3点がまあサラサラ流れているうちに
「アリータ」
「バトルエンジェル」(熱狂的観客歓声)
見ている俺(シーン)
この乖離を認めないといけないよね。
もしくわさあこれこそね、これこそ!今オスカーに沸く「Netflix」で原作忠実にさあ映像化すればいいんじゃねえ?ってすんげ思ったわけなんです。

中盤から盛り込み過ぎてついていくのが静観のみという結果に落ちつく。

序盤の素晴らしい世界観を内包した未来社会の雑多民族の下世界を物凄いキャストとセットで魅せて圧倒される。

それがローラーボールからなぜか「バトルエンジェル」化するあたしからあ~こっちメインになるんだ、それからなんか「ジャックと豆の木」みたいな上世界に行きたいだっけ?みたいな。
お綺麗お気に入り女優、ジェニファーコネリー、マハーシャラアリの上下世界バトル、ロボット狩りバトルになるんだあみたいな。
 アリの悪役生えるよねえ!すんごい良かった。
ジェニコネのおでこ、こんぺいとうかと思った。

安定演技のクリストファーヴァルツのうけの演技も良かったよねえ。あのカマは、マチェーテと捉えていいのかなあ(笑)かっこいい。スーパーハンマーみたいなの流行りなんかなあ。「マイティソー」もその流れ。「ドンキーコング」つながりかしら?!


ンで、ラストバトルエンジェルよーウォーってなるんだあ

、。て、いつの間に?

って感じで、、。

見終えた後
この世界観やら
恋愛やら
上下世界のなんちゃらやら
バトルのなんちゃらやら
が加わり
眠くなったなあ中盤、これをキャメロンの眠気と記す。

あとカンフーみたいな動きしといて、ローラーボールするのどっちがメインなん?みたいなイライラが俺はあった。

拳法したいの?
狩りしたいの?
優勝して上世界いきたいの?
ラブしたいの?

いやいや急いで全部叶えたよが本作かなあと。
サムライミの「スパイダーマン3」みたいやなあ、製作費鬼かかり、観客全然ついてこない、はい打ち止めみたいな。




長いのよこの方だから完全版ばかり出すのよはっきり言ってね。切れない作家だよね、それは脚本家にもあると思うけどね。キャメロンが言うならオッケーオケーだと。

やっぱりキャメロンとロドリゲス描き方の視点違いがあったようですね。キャメロンならもっと暗くした作風にするとコメント。やっぱりなあ、いやそれが見たかっなあ。だけど「アバター」作業中の二次作業だっけ諦めたんでしょうね。それにしても製作費かけすぎやろう。

ロドリゲスに単品一本映画化させてよとすら思った、勿論「マチェーテ」シリーズでね、スプラッター三倍増しでね。


アリータと男の子のラブが薄まったんちゃう?とか。実際あのキスに俺はときめいてない。

と。
長い前ふりで憂慮事項を書き出したが、
調べたら女優さんのお顔にはめこんでいくCGなんねえ。正統派パネマジSFX豪華版かあ。びっくりした。ローササラザールさんなんだあ、ツィッターでメイキン写真で知る。

あと恋人君が乗ってる一輪車バイクがかっこ良い!あれ市販化希望。
まあ
とにかく

アリータを見てくれ!

というこのCGぶりの擬人化は本当凄いです。産業界大注目の癒しと人間性人間的表情をしますんで必見。
微妙な表情や頬や口周りの動きが素晴らしくおんなんこしてます。

おそらくこれか100億くらいかけてます?いやあ凄いな。あとこの五十分の一を日本映画にあててくださいと思った。

これ未来社会の女性アバター需要になる気がする。あれ!これ手塚治虫ワールドやなあ。




さて
キャメロン・ロドリゲスの「漫画『銃夢』の映画化」

アリータバトルエンジェル!

ぜひ一見のアリータ少女を見てみて!

キャメロン・ロドリゲスの「漫画『銃夢』の映画化」
続編できたら?行くけどお、、、。

SFファン、漫画ファンはぜひ!どうぞ!で、、皆様怒って帰らないでね。

スタンリーキューブリック監督脚本「フルメタルジャケット」

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星5つ キューブリック監督のベトナム戦争を見て感じたこと




1987年
原作、脚本グスタフハスフォード。
製作、脚本、監督スタンリーキューブリック。



お気に入り映画監督の1人、スタンリーキューブリック。数多くのフォロワーとファンがいるこだわりの映画監督だ。

わたしのキューブリックと見てきた感じをツラツラ記す。

見た順番は、
最初「シャイニング」ビデオ(高校生の時みた)
「時計じかけのオレンジ」ビデオ発売時レンタル
「フルメタルジャケット」
諸作
「ロリータ」(アブノーマルなアダルト映像と比べると「ロリータ」に見えない映像齟齬を感じた。)
「スパルタカス」(キューブリックの唯一普通娯楽作品)
「博士の異常、、(略)」(一言で言い表せないブラックさ)
「2001年宇宙の旅」
をビデオで見た。

「2001年、、」年だけは別格だった。なんか違う次元の映画というか環境映像作品にみえた。また平常心ではなかなか見れない複雑さがあり今の今まで全く見直す気力なし。だが、たびたびオールタイムベストで本作が入ってきたことに違和感は感じていた。
オールタイムではないやろう、

見せ方捉え方が異質

なだけで月1で見返したいとか愛好するにはほど遠い作品に思っていた。

んで劇場で念願の初キューブリック遺作「アイズワイズシャット」を見る。

のちのちビデオでワーナーから「非情の罠」「現金に体を張れ」をレンタル。ちょうどタランティーノ「レザボアドック」の頃。タランティーノが影響受けた作品と取り上げれた時見た。

のち
30代入ってからDVD発売された「突撃」を見てやはりびっくり。

長いから敬遠していた「バリーリンドン」見て、撮影に特にびっくり。
 
ようやく発売となった処女作「恐怖と欲望」が戦争寓話だった事にもびっくり。

そんなこんななキューブリックと私だが。
私が今までで一番見返した作品が本作「フルメタルジャケット」だ。  
具体的に言うと「フルメタルジャケット」の前半戦ばかり見返していた。
あの人間狂気学校兵舎の部分だ。ビデオでも何度も借りたし、DVDで見返すときも微笑みクンが無残死するあの便器を見終えるといつも停止ボタンを押した。

今回久々に見直してみよう全編、自分の好きな作品改めてシリーズ。ワーナーキューブリックボックスから本作見直してみた。



まず凄まじいなあ、この映画。いつものほぼ脳内再生出来る前半。それから後半戦のジョーカー戦地へ行く部分を通して見て、新たな発見とキューブリックの描くベトナム戦争というかキューブリックの戦争がよく伝わってきた。

物語がどうこうではなく、やはり前半戦の異様すぎる
「いじめ」たる人間粉末兵器たる汚くののしる中兵役につく人間の馬鹿らしさがまさしく
耳もとでがなられる海兵隊体験を観客にさせてしまう
映像マジックに
容赦ない感覚麻痺とひいてはなくならい
いじめたる成長のプロセスを魅させられてきたように思えてきた。

つまりハートマンは、
言葉の強弱、
品行、
汚い卑猥、
声にしたい美辞麗句、
校則、道路交通法、法律、社則、刑法
友達、
面倒みる後輩先輩
スポーツ出来る出来ない
営業成績良い悪い先輩後輩
規律守る役人破る発言隠す役人
舌が1枚2枚3枚 
仕事が出来る、遅くて粗末
まわされるとばされる
試験受ける受けない辞める辞めない
面倒くさい
等々

と飛躍したが。
前半部分のドラマの突出性って実は極めて我々の一歩ひいたらすぐある世界に近いのかもと思ったりもした。そういう場面を思い返す身近などやされている感じを思いだしやすいのだ。
そんな中唖然としてたら
殴られ
半笑いなら首を自ら締めに生き、苦しみ、顔が変わり顔が赤くなるあの男の存在に自分を重ね、人を重ね、過去を重ねて見てきていたのかもしれない。救われたかったのかもしれない。

後半戦局場面はいささか感じれないヒューマンなドラマ皆無な戦闘。落ちのシンプルさにしか今までそこしか目がいかなかった。ミッキーの歌とか、、。

だが見返してわかったことは、ジョーカーたるマシューモデェインに迫り来るふたつの死を魅せている事に気づいた。

一つはほほえみ男の死
二つはあの狙撃手(性別女性)の死だ。

いや、その前にも沢山死の場面はあることはある。

ハートマンの死(ある意味カタルシスたる気持ち良さがある所もいなめない)

ベトナム人の死体

戦局の死(狙撃手に撃たれる2人兵士)

同窓生の死(腕の中開眼死する)

それはあくまでもベトナムの死を飾るわけだが、あまりにも転げ回る死に見ている俺も感覚麻痺でなんとも思えなくなってるのかもとすら思えてくる。

そんかヒューマンヒリヒリいじめドラマが強烈シンパシーに粘着していただけに前半後半全く違うとか
前半高評価とか
の感想は私もよくわかった。

今回見直すと二つのジョーカーの死を見て、キューブリックが戦争を魅せてくれた生々しさは、反戦というより
戦局に行く人間の成立と現場
海軍とベトナム戦争
キューブリックのベトナム戦争
とかいろいろ定義できるのかもしれないが、。
私にはジョーカーに迫る死は、誠にいきなり迫り
ともに

助けられている点

にも注目したい。

あと二つの関係性を表現しているのかも。
助ける助けられる
平和生まれながら殺戮
矛盾内包人間
ピースマークとボーントゥキルのサイン
人間らしい心
兵器たる非情な心、残虐性

鑑賞後映像特典の「キューブリックの善と悪の境」を見た。やはりびっくりするほど指摘あるのが、スタンリーキューブリックという監督の監督ぶり、キューブリックの人間性をみなコメントする。異質なのだ。

30回テイク当たり前
辛抱強いを通り超す
文句言う俳優に「だったらうまくやって見ろ!」の言葉
こうしろとは言わず、もう一度
もっと大きく、もっと大げさとか
撮影四カ月予定から1年過ぎる度の越しよう
完璧主義(何度もリメイクさせるため)、演技を見通す厳しい目
視覚的優先、画面のハエすら気にする

台詞を現場で言うさえ出来れば良い

とほほえみデブことヴィンセントドノフリオは言う。つまり俳優の演技プランとか考えてきたこうしようあーしようを全てキューブリックが「よい」というまでやり続けなければならないのだ。この悲劇は次作トムクルーズもと夫婦に起こるわけだが、。

鬼軍のリーアーメイは実際の海軍歴ありの元軍人。本作あと俳優に転身出来た筋金入りの軍人俳優。
本作では、ドーナツ発見のがなりを30回はやったとのこと。

リハーサルはみな声を小さめにしたとの事だが、結局何度もやるわけだからトムクルーズものち次作で気が狂うわけだ。

反復させる演出
溝口健二、黒澤明もしかりの演出法だ。

リーアーメイが披露したキューブリックエピソードで一番キューブリックの人間性が出ている映画天皇、映画将軍たるエピは、
リーとキューブリックがドライブしていた。キューブリックは、ロケ地を探しているらしくここにカメラを置きたいとか話ながらどうするかベラベラ喋っていた。ふとくぼ地の大きな水たまりにハマッたか車転倒したかで自動車事故。リーアーメイびっくり。
次にキューブリックは、「だからさあ、あそこに、、」と止めどなくロケ地の話を転倒した車内でも喋り、あげくに

「はやくリー!出てこいよ、あそこが~どうのこうの」

と転倒した車から降りても話を続けたとのこと。事故にあった重大性より映画のロケ地が決まらない、悩んでいることの方が重要なのだ。
あーキューブリックキューブリック!さすがキューブリックキューブリック。

またラストもカットした点。ラストはあの少女の首を切って、どうだやったぞ!という点。なかでナタを持っていた兵士がいたのだ。

またラスト台詞をよくきくと銃発砲後「強烈だなあ、、」と声だけがかぶさる。首チョンパ撮影はされていたようだ。カットするのは当然だろう。

また本作は、海軍を正確に描いた映画として認められているという。それほど前半部の信憑性は高い。想像じゃない実像がある。

世の中には戦争がいろいろあるわけだが、。
いまや2019年からかんがみるに出尽くした状態。

戦局の詳細なドラマを見たいならアメリカテレビの古くは「コンバット」からスピルバーグの毎話「プライベートライアン」級戦局映像ドラマ「バンドオブブラザーズ」や「ザパシフィック」を見ればわかる。

コッポラが自己破産して撮る狂気現場「地獄の黙示録」アポカリプスナウの再現性と繋がらないラスト

オリバー・ストーンの悪たるベトナム戦争「プラトーン」
フルメタルジャケットのもはや拡大再生産映像かとも言われたリドリースコットの「ブラックフォークダウ」

ドキュメント性に富む逸話実話「ハンバーガーヒル」や「キリングフィールド」

異国戦争ナウの狂った無為徒労兵士を描く「ジャーヘッド」

爆弾撤去。ただやるだけ。「ハートロッカー」でオスカーを取るキャサリンビグロー。あいつを突き止め殺しに行くビグロー監督の「ゼロダークサーティー」

今も作ら続ける戦争映画だが、今回見直してキューブリックのフルメタルジャケットは、やはり
面白い映画を通り越している。

異常とすら思える戦争映画
いや
おまえらが勘違いしてるんだろっ!
コラッ!ハンガーと
リーアーメイに怒られ

ビル隙間から小さな少女が標準あわせを俺を狙ってくるような
見終えた後そんな想像と言葉があふれ出る怖い思いにさせる影響力ある
強い映画
キューブリックの中でもわたしのなかでは最高傑作でわないのかなあとやっぱり思わせる

再見だった。
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