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ロバートアルトマン監督「バード★シット」

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 星4、5 ロバートアルトマンのブルースターマクロード、鳥になれば!



1970年MGM作品。
脚本ドーランウィリアムキャノン。(ドーラン自身が監督したいと言うが叶わず)
監督ロバートアルトマン。



オンデマンド商品が紀伊國屋書店でも扱い可能になり、真っ先に注文発注ゲットしたのが本作。

初期作品。雑誌で度々見ていて単純に気になった。

ていうか題名「バードシット」って

「鳥の糞」

って気になるでしょ!いやあお下品ねえって気になる。 

写真みるとアメリカンニューシネマの秘蔵っ子バットコートが吊り下げられたのような1人鳥人間コンテスト状態。

まあオカシイ映画に違いないと思っていた。商品到着後なかなか見れず、2018年ようやく見れた。ワーナー受注生産DVD鑑賞しました。


2018年自宅鑑賞ベストでましたねえ!こりゃ~すんごくね。

変で妙な映画。だけど、

ラスト素晴らしかったなあ(涙)
ろくでなしっ子
世に羽ばたいて
落下する
映画だ!終了(ピー)
バットコートが完全になりきってるよなあ。歪んだ少年でねえ。バットコートって完全にこの子役時代が凄すぎて、大人になって芽がでにくくなるタイプだよなあ。ほかマコーレカルキン、ハーレイジョエルオスマントとか、コリーハイム(「アドレナリン2」に出てたんだ?!)、コリーフェルドマンのWコリーとか最近復活してきたエドワードファーロングとかね。
子役で旨みを知って成人して悪さに走る流れだす。
 このバットコートの良さは、変な役つまり根暗な男の子が上手いいやなりきってるのよね。本作では、信念強く、屁理屈と理不尽な役に挟まれた役柄だ。

最初から凄く意図的に変なの。
「台詞忘れたなあー」(笑)とか、
クレジットが出るまでのカメラワークをもう1回やり直したり。
いちおMGMの文字が出る大手映画会社の作品なのにこんなに自由過ぎるのが許されている事実。
ロバートアルトマン「マッシュ」で一儲けした後だから出来たのかもしれない。資料読むとアルトマンも「一切口出しさせない」という契約を結んだみたいだ。
もう自由すぎ。
なんせ「鳥の糞」だからね。

本作は現実的なお話ではない。「飛翔」やら「高く跳べ」なんて幾多の小説やら時代的文句になったテーマではある。が、そもそも鳥になりたいなんて、いやいやなれないがリアルな話。
それを映画でやりましょう、見てみればそれは寓話性に富むという流れ。
だから訳わかんないし、きっとヒットもしないし、2018年に日本ではオンデマンド商品だ。

いきなり先生が解説する。なんか変な動きをしている。鳥の解説となんかの講釈をしている。
その声はいつのまに画面にかぶさるようになり、バットコートの生態を追っているかのよう。バットコートいや「ブルースターマクロード」がさながらバードシットになりたいがごとく。このノイズが画面にラジオのようにかぶるのも「マッシュ」で生かされた手法。無造作無意味に見えて観客に何かを放送するかのようなボイスイン。

本作の面白さは、とても娯楽とはほど遠い。
根暗な人達の惑わしあい、すれ違いのよう。
鳥のように自由過ぎる困った人間たちが、すれ違う物語だが、物語も物語。まあまあ変わったお話。
だからこそ引きつけられた。娯楽性ばかりの映画ばかり見ていると理路整然、感情鈍化しそうな娯楽ジェットコースターに鞭をうつ1970年ロバートアルトマン作品だ。


とあるとこに勤めるバットコート。まあこの導入の所も滅茶苦茶おもれえんだが。目標は鳥になること。お金を貯めつつ、スタジアムに秘密の部屋に住んでいるよう。そこに出入りする女性2人。1人はサリーケラーマン。ロングコートに身を包み、怪しい微笑みでけむに巻く。このサリーもオカシイからねえ。けどね見終えてから考えさせるのよねこの娘ね。バットコートに近づく娘。
もう1人は、ミスズシャイニング、本作デビュー作のシェリーデュヴァルだ。
もーポーっとしていて、
サバサバしていて、
仕事しているけど
変わってるシェリー。
シェリーデュヴァルは、ロバートアルトマンのミューズとなっていく。その最初がこの役必見。お2方名演技披露とかない迷演技だ。困った女性を見るつもりでご注意ください。

私が心を撃たれたのはまぎれもないラスト。
幾つか指摘あるのだが、やはりフェリーニを思い起こす、あのグィド監督のあの作品。だが、ロバートアルトマンは、あの映画よりも大らかでかつ冷たい。
あの展開からの落ちに涙が伝う。

人生しがないパーティーだよ、行進だよ、飛んだのか?飛んでないのか?
ク○なのか鳥なのか人なんか?

ブルースターマクロードの端っこを見つめた悪さと一途とぶきさに何がしらの自分がシンクロする。
ラストの素晴らしい落ちにこの映画の○ソ素晴らしい昔話のような趣さえ垣間見る。アメリカ映画に見えないヘンテコな屁理屈と実行するブルースター。

まさしくアメリカンニューシネマだからこその技
アルトマンの思いは、以後作、本作の語り口のバリエーション作品にも見える。
アルトマニズムの最初のストーリーテーリングに見えた。
わたしも本作アルトマンの最高傑作に見えてきた。ここまでいい加減で、オフビートしまくりで、

THE皮肉のクソ

のような作品を作り上げた事に驚愕する。

こんな作品やはり撮れないよなあ、2018年断トツ1番な作品だった。

ひれ伏した。
参った
またまたバットコートにやられた。オールタイムに食い込むハルアシュビー「ハロルドとモード」の時と同じくやられたのだ。バットコートのクリクリお目に。



さて
ロバートアルトマンのブルースターマクロード、鳥になれば!

アルトマンファンの方は絶対おすすめです!!!

白石和彌監督「孤浪の血」

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星4、2白石監督の仁義無き警察、害を与える狼犬




東映配給。
R15指定。
原作柚月裕子。
脚本池上純哉。
監督白石和彌。



ロマンポルノリブートで素晴らしいリメイクを魅せてくれた白石監督「雌猫たち」(元ネタ田中登監督1972年「雌猫たちの夜」こちらも面白い。)それぞれの風俗嬢、それぞれの猫っぷりを元気に根暗に表現されていた。本作見て、白石監督のファンになった。調べると白石監督の師匠は、あのアンチインディーズ作家の若松考二だった。若松プロも始動という嬉しいニュース。そして私も資料請求した中村幻児監督の「映像塾」の門下生だった。

はやいうちからチラシをゲットしていた本作。予告見ると役所広司が柄悪く警察官を演じている。さながら細野監督「ジャブ獄道」はたまた深作監督の「県警対組織暴力」のよう。

ちなみに
「孤狼」とは、
「狼と狐」
「ずるくて人に害を与える心を持つもの」とのこと。

役所広司ががなり、悪びれる。良心的演技派が、悪くなる。日本映画の見たくなる要素だ。アイドルが悪をやる、みんな見に来るてな感じ。

一切情報遮断して午後の回見に行った。何が孤狼で、何が悪か?予告のノリから何が見えるか見てきました。



いやあ!良かったです。
警察物だと久々の痛快なヒット「ポチの告白」以来かなこういう警察悪もの。

私の2018年日本映画ベストスリーにランクイン決定だあああ!てなくらい良かった。

宣伝やらで「仁義なき戦い」との触れ込み。確かに前半戦はその影響大な展開。だが、それは物語の導入フォルムだけだ。
「アウトレイジ」の答えという方もいたが、アウレジはヤクザ視点。本作は完全に警察物だ。どちらかというと深作欣二監督「県警対組織暴力」よりの映画だ。

ヤクザ構想物というより、あくまで主役は、筋金入りの○暴、役所広司の先輩デカ。くちわるい、容赦ない、風紀乱すは俺次第てな仕事ぶり。それを見つめる観客視点役の若手が松坂桃李だ。この2人の物語だ。
一見バディものに見えて、いやいやなかなかの反面教師バディに落ち着く。
ラスト付近の松坂くんに深くシンクロして感動した。その時の目が本当冷酷無比な目でね素晴らしかった。また劇中何度も吹っ飛ばされ、顔つきが若干変化しているようにも見えた桃李くん。桃李くん、個人的に原田監督リメイク「日本の1番長い日」でも若手将校を力演していてとっても良い感じだった。スキャンダルに巻き込まれないように祈ってます。
そんな松坂桃李を支えるラブ役に阿部純子。とーっても良かったです。朝ドラで見かけたのだが、本山のヒロインぶりに素晴らしい変幻を魅せてくれます。Wikipedia調べだと「大女優の予感」とのことだが、正統派な感じ、あえていうなら黒木華ラインに見えました。

ヤクザには、明らかに「仁義なき戦い広島死闘編」の千葉真一リスペクト丸出しファッションをする竹野内豊。はじめに竹野内?!と思っちゃった。
そして見てみたいヒール役だった「あんちゃん」こと江口洋介の中ボス、石橋蓮司の大ボス。

白石組になっている電気グループ、ピエール瀧の特攻隊。富士山のかぶりものを着て歌うピエール瀧がドスをきかしているのはやっぱり笑える。

あと前作「雌猫たち」でユニークな風俗店店長をやって好感をもった音尾琢磨。今回も素晴らしいイジリをしたと白石監督ネット番組でおっしゃってましたが、必見の若頭役でした。
音尾さん!なかなかのいじらしれで爆笑してました!

どうでしょう劇団ことチームナックス出身だったんですねー!チームナックス素晴らしい逸材!

矢島健一もどっぷりつかった警官役
これまた珍しい口悪警官に田口トモロヲが出演。トモロヲさんのこういう役良いですねえ!悪いかんじ。
只今朝ドラ出演中の滝藤賢一も良かったなあ! 
この脇役の豪華客演が素晴らしい風と孤浪の血具合を魅せてくれる、必見です!
なんか演技に悪が出てきた中村獅童。
食いつくママ役に真木よう子。

なかなかの人数出演するなか白石監督の素晴らしい演出と脚本で魅せてくれる。
一見「仁義なき戦い」に見せて、中盤以降役所広司のがなりたてに嫌気と興奮と毒にまみれながら孤浪という名の数々の狐と狼ばかりの悪いカーニバルにながされ、エンドロールに流されていく。

まあぶっちゃけ、かつての東映任侠映画の凄みみたいなのは、少し薄れるのだが。

キャストを冷静俯瞰で見ると

「みんな良い人、普段優しそうな方ばかり」


東映ヤクザ映画ファンの方も是非ごらんになっていただきたいと思います。



さて 
白石監督の仁義無き警察、害を与える狼犬

ぜひごらんください!

ポールトーマスアンダーソン監督「ファントムスレッド」

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星4、2
ポールトーマスアンダーソンのラブファントム被服科編



音楽ジョニーグリーンウッド。
製作、脚本監督ポールトーマスアンダーソン。



アメリカ映画の中で只今抜群の作家性と人間ドラマに焦点をあて監督する私の好きな映画監督、ポールトーマスアンダーソン。まずはおさらい、未見は「パンチドランククラブ」

出会いは「映画秘宝」の触れ込みや角本。見たらなんと奇妙でなんと大きく汚い世界、ポルノ業界を舞台にのさばる金と悪「ブギーナイツ」

多層な人物のマグノリアの花の雨。敬愛するロバートアルトマンに捧げているような危機的状況毎分毎秒親と子と男女「マグノリア」

ひとりの男の悩める船、それは偏った偏愛の主人に仕えたひとりの男のお話し「ザマスター」

七十年代風探偵は深き浅い緩やかな事件に漂う。アルトマンの「ロンググッドハイ」のPTAリメイク「インヒアレントヴァイス」

私の中のPTA最高傑作、男は髭と油と血にまみれながら、マスコットのような子と変な取り巻きに囲まれながら油をちょろまかす私のミレニアムベスト作「ゼアウィルビーブラッド」

なんで?PTA作品好きなんだろう、それはかっこ悪いアメリカ映画なんだからだといえる。
えてしてそれは、だめなアメリカをしっかり見据えた視点、ポールトーマスアンダーソンの信念なんかもしれないし、そこに映画感をガチガチにはめ込む作家性。アメリカンニューシネマのニオイが常にする、だから好き。
タランティーノのようにわかり良い娯楽仇討ち物じゃないけど、PTAも恐ろしい映画愛好者。その透けた人間ドラマがとっても大好きで得てして男根臭、男の子のだらしなパートオイニーぷんぷんなとこが好きなんかもなあとおさらいを書いていて思う。

ノーマーク作品、、評論家町山さん褒めツイート目にしたのみ、ほぼ情報遮断。

本作午後の回、大好きな映画監督はイケればの話、初日見に行ってきました。



なーるほど、またまた重たくなるかつ疲れる映画やったなあ。

ファントムスレッドなんていうからなんやSFのひびきかいや?と思ったら、
がちがちの

パワーハラスメントラブ仕掛けで殺して殺され物語でしたねえ。

まあガチガチな英国のにおい、雰囲気、身なり。

それを覆う不協和音とクラシックからジャズが折り重なるサウンドトラック。グリーンウッドの音楽は、なんだか拡張性高めでお硬い。肩こりしてきそう。

そう本作の不協和音ことラブファントムフィーメルことアルマの物語だ。
この女優さん!良かったなあ。見たときリンクレイターの「ビフォワ」シリーズジュリーデルピーに顔似てると思った。
目がつぶらだけど芯ガチガチみたいな。

前半はダニエルデイルイスに引っ張りあげられ、いつの間にかストレス感じるアルマを見つめながら、こちらも何やねんダニエルデイ!きむつかしいやっちょなあ。なんや隣の姉さんの密着ぶりに超引きつつ。

後半から立場が逆転し、デイルイスが思いっきりマウントとられてアルマに思いっきりビンタとキスの嵐を魅せられるという二風変わった大恋愛どんでんスクランブル卵返し(笑)

あのパーティーのシーンを見逃すな!
あのパーティーの無味乾燥のたいそう豪華なダシや人形の○ソ無駄感!必見!
あんだけ金かけて撮りあげてんのに見ている俺のまあなんかもどかしさない空虚なパーティー空間!久々に冷たい開放感を感じた。

あの窮屈な服ばかりで締め上げられた我々観客を解きはなつ冷水

それはアルマの策略欲求なんか馬鹿かあいつ!!!なんか知らないが、、、

ラストチラッと出る
ふたりの終わりきったパーティー場のダンスに涙が滲む

最初からあそこにむけて
はりあって
ぬいあげて
ばちばちして
もたれかかったのよう

そう男は負ける べきなんかも 女性に対してね、
摩耗して使われののしりされてね
タイミング良く

私の手の中にきたわねダニエル デイのルイスはん物語に見えた。

見終わったあとのこの
ハッピーエンドに見えて
なんだか服みてるのに
なんだかSMショー見終えたような衆愚観の後味は、なかなかだなあ。
PTAのある意味直球なラブストーリーでしたね。

鑑賞後町山解説やらレビュー見る。
監督のインスピレーションは、ラストのジョナサンデミの初期作品(日本じゃみれないからわからない。)やらヒッチコック「レベッカ」だそうです。
また監督自身のインフルエンザ体験からの夫婦関係にもあるとのこと。
女性が男性社会で生き抜く的物語の具現化だそうです。他キューブリックやらマックスオフュルスやらだそうです。



ダニエルデイルイスファンの方は是非!
けどまたやるかもねダニエルデイルイス。ていうか勿体ないでしょうに。なんか役に入りすぎて家庭家族サービスするために引退だとか!!ほんとう?って思ったけど。


PTAは、町山解説曰くファザコンの作家的なニュアンスで言ってましたが、私が見るには男がとにかく悩む映画ばっかり撮る監督なんで好きなんかもなあ。



さて
ポールトーマスアンダーソンのラブファントム
または
服はつらいよ!

ぜひどうぞ!

2018年洋画ベストテンには絶対ランクインしますね!本作。

相変わらずのPTAで肩凝るわでした!

安斎肇齊監督「変態だ」

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安斎監督・みうらじゅんのけっこう普通だあ、、、



企画、脚本みうらじゅん。
監督安斎肇。



昨年2017年ロマンポルノリブートをみあさっていた頃、ビデオ屋で隣り合わせたようにあった作品、その名も「変態だ」

出演は松江哲明監督がプロモを撮っていたミュージシャン、前野健太。

監督は、「ソラミミアワー」でお馴染み、デザイナーの安斎肇。

脚本は、みうらじゅん。

こちらも上映していたような気がする。

どんな変態なんだろう?

これらロマンポルノリブートと何がちがうんだあ?と思いながら素通り。

亀○縛りのイラストジャケット
前野、グラサン女優のジャケット

を散見していたのみ。新作レンタルすぎた2週間レンタル見て見ましたあ。



なんか、、、、、全然変態じゃないじゃん。変態ダイアローグもしめのおお落ちかあ。

普通の青春じゃん、青い春じゃん。バンドやらなんやら。みうらテイストじゃん。そこだけサラリと前野さんのミュージシャン組成をみせつつ、どこ変態?と思いつつ。パートカラーみせつつ。

突然セクシャルシーン突入。また理由も何もなんだか妻描写。からの性癖描写。

音楽やってそんな趣味でって、
そこらのサラリーマンも
お笑い芸人でも
八百屋さんでも
土建の兄さんでも
いっぱいおるやろうてな感じ。変態かいや?と思い、

並行する変態と思われるみうらじゅんが極めたロマンポルノが頭に平行併走比較がはじまる、頭をよぎる。
田中登「責める!」
神代の「悶絶どんでん返し」

とかとか、と、どっちが変態だろ!と余計邪念思考追想。

あと先が読める台詞や展開もなんか緊張そぎ落とし淡々鑑賞モーションに。

これこんなこと言う
これこんな展開?(実際なる)

絡みもなんかふつーにこれでR18?とか思いながらもライブ、寒い、ウクレレエイジ?(まんま出演やん。志村喬の物真似!俺も出来るよ(笑)とか思いながらも、、)

このSMの女優さん、Wiki調べで宝塚さんだったんだ、それ、びっくりした。
寒いのに。

あと寒さのシーンも突然スタジオになるのもわかったかなあ、雪のCG?でね。

けどオチは笑いましたあ。この捻りには笑った。負けた。このためかあみたいな。けどけど歌はね、、、。嬉々としてレコーディングした感あるけど、、、こちらには冷たいなあ。

変態じゃなくて、

まあぶっちゃけ
短編ですよねえ。
短編にポルノ足して
ラスト捻った感じの
安斎・みうらじゅんファンクラブ映像作品にしか見えなかったなあ、はい終了。

てな感じでした。

みうらじゅん協会のクドカン(台詞わりとあり)
ミュージシャンの真心さんも出演してましたかね(台詞なし)


さて
安斎監督・みうらじゅんのけっこう普通だあ、、、

いや変態だあ!

でしたあ。
ファン限定でどうぞ。

本日書いた。

黒澤明監督「七人の侍」2度目見てきたあ!

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2018年1番裏楽しみとしてきた作品がこちら!

「午前十時の映画祭」の「黒澤明」月間!だ!

その中でも「再上映」となったのが世界の映画

「七人の侍」だ。

前回はただただ「休憩」時間体験と素晴らしい三時間こえ体験とリマスター具合にひれ伏した。

のち赤箱の「七人の侍」DVD特装赤版を入手。したが、特に見ず昨年のプログラム発表からもう一回見たくてうずうずしていた。

あの菊地代こと三船敏郎の擬音満載演技がみたい!
あの雨を見たい!
あの七人の改めて出会いたいと思っていた。

ツィッターでも思いがブチブチ呟き
念願の本日
ティジョイ新潟で鑑賞してきましたあ。



いやあ
やっぱり
面白いんだなあ。家に来てまた後半からDVDで字幕付きで見直しましたよ。

時々古語がわからなくて聞き入れても理解不能単語が出てくるんで字幕機能はありがたいですなあ。

今回もまた見直すと新たな発見があったり、新たなキャラクターに集中魅力魅了されたんだよなあ。

今回は薪割り侍の千秋実の平八のあだ名づけにニヤリ。なかでも農民に「なんで嫁もらわねえんだ!」

菊地代「(おめえ!心)あけちまえな!」という問答にキュンときた。
なにか話をすると楽になるもんだあと語る優しさ。
(しかし農民は嫁が売女である事を隠して言わず。燃やした納屋から再会。千秋が銃こと種子島にやられるきっかけになる。)

若侍の勝四郎の恋も良かった。花畑がやたら強調され、唯一のヒロイン津島恵子のギラギラした短髪ヒロインラブが展開。

特典映像で知ったが、とにかくヒロインのシーンは地面にライトを埋めて歩いたり、キャッチライトという目元に当てるライトをあてまくり、津島さんはヤケドしたそうです。

「侍のくせに!意気地がない!」という台詞
(のち戦い前に男になり、結ばれる。)

菊地代の演技のとにかくやりたい放題具合が凄かった。
擬音が多いんですよね。設定は猿のような原始人のような男という事で三船敏郎も提案しまくったとか。
ウッヒョー
ウッヒー
ヘッヘヘ!
オーイ!
ケッ!
アワアワワワ
ヒー!

ともの凄い擬音満載なんで凄い必見。
さすがの本作撮影の困難さは、若いから出来たとのこと。撮影1年かかり、冬でも雨びたしの撮影で大変だったそうです。
酒をこぼしながらがぶ飲み酔っぱらい
子供におどけ、農民を鼓舞し、怒鳴る菊地代必見。

 左朴全の素晴らしい気弱な顔面、左の笑顔に私も笑った。あの声!!

また宮本武蔵イメージの宮口精二。とにかく格好良い剣豪だった。
銃をとってくるエピソードや出会いの決闘の斬りあいなど冷静寡黙さがふるっていた。
宮口は、剣術なんかやったことなく最初は断ったそうだが、カメラでなんとか繋げるからとリハーサル一日だけで、
実際撮影入ると過酷で、貧血を起こしたと特典映像でいっていた。

ラストの雨のシーンの素晴らしさ
びっちゃびっちゃのびちょびちょ

飛び散る泥
突き刺さる矢、剣
これが地味に刺しているシーンありますよね。あと黒澤特殊技術の矢がサクッとささる効果の凄いショッキングさね。
「蜘蛛巣城」でも極めます。

志村喬が完全に話のガイド役に安定供給誠実ガイド役でした。頭を何回もなで、困ったなあのジェスチャーは必見。
三船敏郎こと菊地代をたえず気にかけます。

黒澤明は七人の侍の為の創作ノートが四十冊強あり、脚本創作時持参していた。

脚本は橋本忍と共同で同シーンを書き、小国英雄が読み込みととえていったとのこと、45日熱海泊まり込み。

撮影3か月予定が1年。
西部劇に負けない為に
雨の合戦シーンを撮ったと黒澤明なりのアンチをあの雨に込めていた。すげえなあ。

水車小屋は3回燃やしたとか
雪でセットが埋まり、水で溶かしたとか
消防車7台で消火や雨撮影とか

ナイーブで正義感の農民を演じた利吉こと土屋さんは、火だるまの小屋に女房が入り自殺するシーンで、あまりにも熱くもえる着物の炎の煙を吸い気管をヤケドしていたとか、
雪、水につかりすぎて爪がしんだり、
死人が出てもおかしくない撮影だったそうです。
火災シーンが終わると黒澤明は泣いていたそうだ。


いやあとにかく凄い
凄い
凄い
すごかった。

今回は休憩時に、トイレとペプシを買いに行けた。

いやあ
周辺の砂埃がまい
不穏な早坂文雄の重低音ベースがなり
ひとつ
ひとつのエピソードを繋げ魅せていく
描いていく。

シナリオありきの難航
はじめは武士の一日を描こうと。挫折後剣豪たちのチャンバラをつなごうと物語化、それは前半部分の侍を雇うエピソードに描かれ採用。なんで本来二つの映画なみの脚本を映像化していることになる。

菊地代の擬音の雄叫びが鑑賞後も鳴り響き

お堅い志村喬の堅実しゃべりを真似したくなる。

今回も心底楽しんだ!七人の侍体験だった。


来週からの「用心棒」も楽しみだあ。

三池崇史監督「無限の住人」

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三池崇史・無限斬りのキムタク


原作沙村広明。
製作ジェミリートーマス。
三池崇史監督。



今や1年に1本のペースで撮っているお気に入り監督、三池崇史。

今村昌平の助監督、スタッフ時代、
Vシネマを通り、
今や漫画原作映画化の職人のような感じあり。

おさらい、



本宮ひろし原作、高橋克典主演「サラリーマン金太郎」(原作1999年)

テレビドラマから
原作田島昭宇、大塚英志「多重人格探偵サイコ」
原作こしばてつや、「天然少女萬」「~横浜編」(全て未見。今やレアアイテム1999、2000年作品。)

今や海外DVD発売にまで至る三池ハードホラーラインの金字塔「殺し屋1」

大ヒット作品になり続編製作された若手不良喧嘩物、高橋ヒロシ原作「クローズZERO」未見。

原作貴家悠、ゴキブリたちの異形なる戦い「テラフォーマーズ」。すんません殆ど見たの忘れてる。

漫画原作映画化のもはやトップランナーの三池崇史監督。

今度は何かと世間をおさがわせして個別的離縁した木村拓哉主演、「無限の住人」予告見ると杉咲花の可愛さが飛び抜ける。周りのボス連中の出過ぎな悪役ども。

マイビデオ屋のビデオ屋大賞上位の本作。
2週間レンタルしました。



あれ!なかなか面白かったぞお!そして前作のごった煮潜入捜査「土竜の歌潜入捜査官REIJI」二部作より、本作の続編の方が見たいゾオ!!

そしてキムタクこと木村拓哉様殺陣お疲れさまでした。本当に何人殺すんキルキルキル、いやあねキムタクの殺陣しまくって見てる我々が訳わからなくなるくらいの殺陣百連発実践、必見。若干キムタクの「おい!ちょっとまてぇよおっ(台詞にない)」の口調なノリがあります。

曰く因縁たる無限の傷侍にキムタクがなります。
そこには涙可愛い杉咲花のちょこりんとした無限侍妹のような存在必見。

敵役の福士蒼汰のあまりにも透明な悪役が、とっても良かった。キムタクのべらんめいのミスター不良キャラに対立する清楚な立ち位置で極めて良かった。

特に私が気に入ったキャラクターが、前作「極道大戦争」で三池崇史のドラキュラ洗礼を受けカンフーの血が入った市原隼人。とにかく外道ゲスを貫いていて思わず大爆笑しました。市原隼人の汚いだけで魅力的でしょ。どっから見ても良い
人のキャラクターの真逆だから見たいんだよなあ。


そして
訳のわからぬサンセツコン女に戸田恵梨香。

他満島慎之介、
キムタクに対したキッズリターン改悪金子賢、とっても良かった。ほかほかかなりのごった煮ぐつぐつしている感じだ。

度々三池監督作品に出る格闘家黒石高大。台詞ないですが、目力半端ない。


ラストは、さながら人斬り百連発キムタク斬りで人間百枚おろしだ。

これ続編難しそうだなあ。だけど見たいなあ。

あとこれ「IZO」の芸能人配置漫画リメイクのようにも見えたなあ。
まああと時代劇の「丹下左膳」とか「雄呂血」の殺陣100%魅せまくりますリメイクだよなあ。


三池監督もジョジョやったり、感動もんやったり、振り幅が出てくるも、私は「オーディション」のホラーテイストや「ビジターQ」のような無茶苦茶な新作を期待してます。



さて
三池崇史が魅せる
キムタクの無限斬り

ぜひ!

田中登「真夜中の妖精」

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星3、7 田中登のカナリアの恋



1973年日活ロマンポルノ。
脚本桃井章。
監督田中登。



日本映画の裏街道から今や名画座のメインストリームをなす映画現象「日活ロマンポルノ」

その中でも絶大な人気を誇る3代人気監督として君臨している監督達、神代辰巳、曽根中生、そして田中登だ。

田中登作品をおさらい。

間違いなく50年後の名画座でも上映されているドヤ街達天使の解放区「うち。この街が好きやねん」芹名香の一世一代の街放浪絶望歩き「マル秘色情めす市場」

シンプルなサドマゾに雪辱の雪風景が広がる、私の中のロマポル10傑に入る「責める」

もっと評価上がって欲しい、日本映画史上の一級怨念スラッシュホラー「丑三つの村」

本作は田中登監督未見作をレンタル。何やらピンクなジャケにブライト姿。ほぼノーマーク作品。



カナリアの歌が耳にうるさいなあというほどの連呼。

不思議丸出しの氷に乗る不思議引きずり廻し。

冒頭からただならぬ雰囲気。

からの、斎藤工と鈴木福君を足して太らせたような若き風間杜夫。彼が出てからの一連のガヤガヤ引っかき回しがオールカットになってもよいほどの主演、山科ゆみを見つめる映画。

山科ゆみのスナックママ、父の風情が大変素晴らしい。執拗にボコるので若者の通過儀礼のようだ。ある意味必見。

このロマンポルノの「暴力」はどの作品でも必見。
ていうかロマポルの暴力がどこで発動されるのか結構重要だ。

無垢な笑み
完全にいってる突破口スマイル
無用に突き進む歩き
無駄に胸を出す
無駄に紫の花がつく

カナリアの歌うたいがいつのまに恋にめざめ
なんやら闘争に目覚める。さながら田中登の凌辱版マイクニコルズ「卒業」のようだ。

「おとおちゃん!!!、、。おとおちゃん!ベロベロするか!」

とやたら擬音語を使う風間杜夫が笑える。

後半もなかなか強引展開。

何やら風間杜夫パートナをばっさり切ってもいいのでわないか。
この風間杜夫のボコラレ方必見。

とにもかくにも明るい出演してるには、マイナスポイント満載なのに無駄にしかもナチュラルスマイルありきの妖精攻撃を

やや太めの風間杜夫と伴に御覧ください。



さて
田中登のカナリアの恋
卒業するカナリア

ぜひ!



追伸
なんか風間杜夫の出るロマポル、なんかね相性悪いんだよなあ。神代辰巳「壇ノ浦狸合戦」だけど。

石井輝男監督「残酷・異常・虐待物語元禄女系図」

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石井輝男の元禄サトマゾ3話オムニバス



1969年東映。
企画岡田茂、天尾完次。
脚本掛札昌裕。
脚本監督石井輝男。



日本のモンドカルト映画の始祖的巨匠、元祖「イシイ」、娯楽作品からバイク物から本作のような「異常性愛」シリーズを撮りあげた日本映画の素晴らしき「映画魂」石井輝男監督。

今年に入りツィッターに出る噂

「ついにあの「恐怖奇形人間」がソフト化」

という噂。予約サイトに現る写真無し受付?!

まさかと思っていた。

あの長らく名画座リバイバルでしか見れない。または、海外発売の豪華特典付リージョン悩み皆様が鑑賞されている

「恐怖奇形人間」がソフト化!ですと!?。

私も長らく親指加えて鑑賞希望。

見てーなー見てーなー見てーなー見タイみたい見たい。

東京でやるのかあ見てーなーと長年ずーっとずーっとずーっ 

と思ってきた積年の作品。
雑誌の特集未発売ソフトの常連だった。その奇形人間と一緒にコソッとビデオ屋に並べてあったのが本作。
何やら見たことある花魁姿のカルーセル麻紀。

こんなの有ったっけ?!と石井輝男本確認。何やらアンチモラル臭漂う写真。

久々に石井輝男異常性愛見てみよーと思いたまにレンタル人気でなかなか借りれなかった本作レンタルしました。



いやあ、なかなかのアンモラルで、だからソフト化しなかったのかなあと勘ぐってしまう。

石井輝男元禄残酷物語3話オムニバスでしたあ。

いやあ素晴らしくゲス
素晴らしく汚く
素晴らしくモラルをさかなでる性愛
を3話に貫いている。
まあ実際の話もっと残酷で、ハードだったとは思うが。

冒頭の暗黒舞踏は、のちの異常性愛シリーズの石井ホラーアイコンとなる「土方」


話を貫く医師役に吉田輝男。滅茶ええ男まえ、蘭学医師に扮している。

まず最初は石井組常連の橘ますみ嬢の吉原転落物語。間違いなく今もあるようなお話し。橘ますみの端正な可愛さは相変わらず。だが、仕打ちは酷い虐待。

絡みの部分の反物の着物生地が張り巡らされたセットが圧巻。
客演としてカルーセル真紀が女郎屋ボス風情でブイブイ詰め寄る。 
なんで出演したかは?謎だが、。この時代の映画出演は、やはりパイオニアなのか?!

2話目が素晴らしい性癖アンモラル。私、こんな男好きなんです!どうしたんですかあ!娘さん!俺、心配です物語。
そうそうたるアンモラルな曲がりセックスに取り憑かれた女性のお話し。ラストぐっとくる傷顛末。

3話めは、狂いに狂うお殿様、小池朝雄が必見。冒頭素晴らしい引きずりを魅せる。顔が、クセが凄い。
お殿様のまさしくパワースラッシュデス必見。
狂いに狂う小池朝雄のサド言動をぜひ。

ラストは、小池VS吉田形式は、この「異常性愛」シリーズ構成に引き継がれていく。
ていうかこの1969年。石井輝男5、6本、月を刻んで公開している異常公開期。

いやあインパクトあったなあ。このレベルで今映画化出来るのかなあ。インディーズの作品でも無理だよなあ。なんたって天下の「東映」、この当時の製作陣のやる気を異常に感じる分けです。

ちなまに興行収入も異常性愛シリーズはじめは、年間ベストでランクインしたりする実績からシリーズ化された要因あり。

いやあ小池朝雄の目のひんむいたお殿様忘れらんねえ!

けど石井輝男は、このシリーズで俺は「エロとグロ」を表現する
事に挑戦して、しっかり達成していたんだなあと本当思います!凄いです。

海外ホラーもよろしいですが、私も石井輝男ホラー崇拝であります。まあホラーというよりエログロ小話に近いタッチですがね。



さて
石井輝男の石井輝男の元禄サトマゾ3話オムニバス

ホラーファン必見の和製ホラーの走り、エログロ東映の極み。

ぜひ!御覧ください!

 
追伸
DVD欲しいなあ!

瀬々敬介監督「ヘブンズストーリー」

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瀬々監督の長い天国への現実



ベルリン映画祭国際評論家連盟賞受賞
脚本佐藤有記。
監督瀬々敬介。



アンダーグラウンドからメジャー難病物、娯楽大作まで撮りあげている瀬々敬介監督。

最初作は、なんと「女相撲」という事で「菊とギロチン」が公開中。
渾身のやりたい作品の匂いがする。

そんな瀬々監督の長編映画が誕生。ツィッターで知る。何やら四時間強の作品。わがシネウインドにて上映もしていた。ソフト化ならないかなあ?と心配してたら見事ソフト化。裏ジャケ見るとクリミナルな文字。瀬々監督のテーマっぽい「殺人」「人間関係」の様子。

瀬々作品は今や全国区「千原兄弟」弟、千原ジュニア主演の「ヒステリック」のみ鑑賞。何気にボーイミーツガール物の小さな傑作。昨今瀬々監督とジュニアのトークショーも開かれていた。行きたかった(東京に嫉妬)

上巻見てすぐに下巻をレンタルして鑑賞しました。



まず殺意殺人の消極姿勢のお話しだというのを受け入れられる方という大前提でお願いしたい。

そんなんあり得ないとか
いきなりそんな行為とか
いやあそれはねーろそこでとか

そんな連続映像だ。

だ、か、ら、あえての面白いネガティブ物語。作家性の強い映画である。だから面白いと思う。少なくとも妥協なき世界観を魅せてくれていて見ていてとってもすがすがしさも感じた。規制や事務所駄目だしも何ものもない感じの潔さも感じた。

あと長さ278分を体感覚悟必須だ。

とりあえず2018年自宅鑑賞今のところナンバーワンの圧倒的重たいお話しぶりで引っ張る瀬々殺人から沈む天国物語のうらみつらみ。
おもーたくも面白かったです!

9章からなる物語。
物にまつわるサブタイトル。から連なるやる人やれられる人と繋ぐ太陽、団地、僻地。

一見すると詳細な相関関係を頭に描きながらも、次第に見ていくと

どうやら悲しくも
何かにとどまる悲しみ

憎しみ
あきらめない
セックス
気まぐれ

たまたま

消失
廃墟
突拍子行動
殺意
家族
子供、子孫、以心伝心
再生
人形
失意
どん底
代行
逃避
寓話
自然に溶ける
天国、ヘブン
自分たちのヘブン
等々
さまざまな単語を見ながら俳優のもみあい、悩み、追いかける姿を通す

次第に論理的に繋げようとする筋オイたる思考は、画面上の苦しみに重ねつつ、
瀬々監督の表現するキャラクターの姿に何かを見る。

ラストの説明過多なんかもしれないが、私はそんなん思わずの歌も含め、大変面白かったです。

圧倒的な柄本明と佐藤浩市の素晴らしい存在感必見。
特に佐藤さんってこういう曲がった役が見れるのは、本来の日本映画の見所だと思う。佐藤浩市=真面目、熱血、一途みたいや役ばかり。なんでこういうぶっ飛んだ反対価値の役を見たい訳があると思う。
ムラジュンとヘンテコなやりとりのなか瀬々監督の廃墟ワールドが展開。この話必見。
村上淳も本作参加が強烈な印象になっているようです。インタビューにあり。

見ていくうちに確かにこれは一般劇場では出来ない事象がいくつも出て来る。シネコンにかけられない感じ。自主制作に近い本作だからこそ撮影1年、撮りながら脚本追加していき3時間が4時間になっていったよう。

中盤に入り
誰だこの圧倒的女性に歌手の山崎ハコさん。忍成君と瀬々ワールドをさまよう。
忍成君は、裏若手のネガティブ俳優だが、もっと売れてほしいですね!「リリィシュシュ」でお見かけしてからの久々の再会。

全編にほぼ出る長谷川朝陽。なんか見たことあるなあと思ったらコント集団「ジョビジョバ」の方だった。
監督曰く起用理由

「雀荘にいそうな人」

とのことで。熱演力演しておりました。もっと活躍して欲しい。深い悩みの瀬々谷に挟まれている役だ。

そして本作の子ども達も必見。全然ナチュラルな子ども達ではない。
ゆがんだなかから
もがき走り
間違いなく間違いにむけて
一心に突っ走る
自分たちの天国を探しに。

瀬々監督の投げ出した
ヘブンズワールドに時々ドキドキしながら、ラストなんとも言えない感慨になりました。

瀬々監督インタビューに黒沢清の「CURE」を明確にあげていて本作影響受けたカットがありましたね!見たときまっさきに思ったが、やっぱそうだった。

なんか瀬々監督に
人は殺す可能性もある
殺される失意もある
そのなかに俺は俺をうづめて真剣に考えてみたよ!俺のヘブンズストーリー。長くても見てみろよ!ほらっ!なにが広がる!っと言われたような。

瀬々監督の天国にあの屋上風景と眩しい日差しと悩み奔走する残像を私に残した気がした。



さて
瀬々監督、渾身のヘブンズ!!ロングヘブンズストーリー

瀬々監督ファンは、ぜひ!

「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」

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星3、5 はじまりから乃木坂46について


企画秋元康。
監督丸山健志。



アイドルドキュメント見てみようシリーズ。いちお紆余曲折あった本家AKBは、最新作とSKE作品(共に見たい)以外すべて鑑賞済み。



今や少し飽和気味のAKBグループ。全国、アジア展開で競争原理激化の様子。

そんななかひょっこり会社の出資違いか?営利違いかわかりませんが、出来上がった「乃木坂46(ノギザガフォーティシックス)」

CMや
写真売上更新やら(白石さん)
バラエティに出る生駒さんを知る程度。

最近アイスやパソコンのCMやら露出増え気味の乃木坂さん。

アイドル勉強の為、またまた東宝DVD鑑賞してみました。



何やら母の独白がかぶさりメンバー全員悲しみにくれているの?という「ディレクション」になっているが、それはひとえに「AKB」グループに追いつく2番手の宿命なのかなあという生まれの不安定さが大前提にあるからか。

メンバー一様に元気がない(失笑)
まあタイトル「悲しみの忘れ方」だから仕方ないが、なんでマイナスを背負うタイトルかわからないが、、、。



気になった一番は、白石さん。写真集が異常な売上で引っ張りだこのよう。AKBのセクシー担当コジハルさんのよう。「闇金ウシジマくん」の最終作品にも出ていた白石さん。なんだか過去も「思い出したくない!」と強い嫌悪感ありですが、この先心配。「スキャンダル」「ドタキャン」等々週刊誌を賑わせてますが、ヨロッと卒業近いんでしょうか?

そして一番目立っていた、生駒里奈さん!文化部の匂いだったんだなあ。吹奏楽部出身の感じは、なんだか見た感じ文化部臭がとっても強かったんですが、秘めたるアイドルやりたい印とリーダー的センスを発揮しているような感じ。
劇中なんだか揉めるのに仲裁入るシーンは、必見!全身全霊であたる感じは、さながらマエアツさんのよう。ミュージカル系にいきたそうな感じがします。

そして辞めてしまった、私もツィッターで知った「ナナミン」さん。ツイートで某平野勝之Tシャツを着るというなかなかなアイドルだなあと思った矢先やめるしまいました。が、映画には、はっきり本人意思ありで仕送り!目を気にせず歩きたいとのことではやめの退却でありました。今もHMJMファンであることを祈る。(HMJM=大人のビデオメーカー)



ほか大学やら、スキャンダルやら、ひじょうにぶれぶれの乃木坂46だが、今やコンビニ専属みたいな連動獲得。ファンも着実に増えているんでしょうか?


初々しいからAKBの最初のドキュメンタリーみたいな感じも見受けられました。

初めて
がんばる
同じ舞台にたちたい
トレード
選抜落ち
いつものAKB的試練と忙殺されるレッスン、アイドルたちの頑張りが見れました。


私もアイドル勉強にまたなりました。



さて
ドキュメンタリー、アイドル乃木坂46について
不安だけど頑張る
ぶれぶれだけど頑張ってる!

乃木坂46について学習しました。

リドリースコット監督「ブレードランナー(劇場版)」

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【大盛レビュー】
星4、5
リドリースコット監督、ブレードランナー対レプリカント




1982年作品、監督リドリースコット。
原作フィリップKディック。
製作、脚本ハンプトンファンチャー、デヴィッドピープルズ。
特撮ダグラストランブル他。
舞台設計シドミード。




続編が出来た「ブレードランナー2049」を見るための予習再鑑賞。それは「ブレードランナー」だ。もはや言わずもがな。

リドリースコット監督の殿堂作品でありSF映画の定礎作品。
キューブリック「2001年宇宙の旅」と並ぶ名作とされる映画。今も根強いファン、支持層、影響は計り知れない。

「2049」の公開にあわせファンブックや「映画秘宝」ムック「ブレラン」本が出来てしまう一本。過去の作品なのに。

最近「ブレードランナークロニクル」の鬼安い廉価版ブルーレイをゲット。
「ファイナルカット」DVDは予約、購入済み。ながらく全編は見てなかった。

ツィッターでリドリースコットが続編着手の文字。
だが、監督別人、高額ギャラで有名のハリソンフォードも出演とのこと。

続編レンタルに際して棚から一掴みのブレランクロニクルから「劇場版」をチョイス。ワーナーブルーレイ鑑賞しました。



まず出会いおさらい。

兄貴録画βビデオだ。繰り返しみていたようでビデオインデックスシールのタイトル文字が気合い入ってた。テレビでも度々放映されていた。

とにかく画面「ブルー」の印象。レプリカントの怖さを感じたルドガーハウアー。

「なんで?」

と手のひらになんかぶっさした件は幼心に疑問だった。今はなんとなくわかる(死に行く前の刺激なんかな?と。「おい死ぬな?」か、デカードと同じ痛みを分かち合いたいと解釈)

股絞めとパンクさと可愛さを感じたダリルハンナ。ダリルハンナは、のちロンハワードの「スプラッシュ」をテレビで見て再度魅了された。

今回見て改めてまず。キャストがいい。
だってダスティンホフマンのデカード役が成り立っていた事実。映像特典見るとねゾーッとする。ダスティンでイメージボードが書かれている事実あり。リドリーとも何十時間話し合い却下されたそうだ。あまりにもナイーブすぎる。「ランニングマン」みたいになる予感。他ロバートミッチャム(フィリップマーロウつながり)。ラウルジュリアとかあった。ラウルジュリアは、タイレル社社長とか良さそう。

とにかく思い直したのがハリソンフォードが良いこと。

短髪
捜査の冷静さ
自堕落な感じ
うどんと箸の不器用さ
ニヒルな臭い顔、苦笑い
追い詰めるアクション
ショーンヤングとのラブ、レプリカントラブロボットラブ
などなど
ハリソンフォードの俳優としての魅力爆発したんじゃないかしら。
前年にスピルバーグ「レイダース」でインディ教授で世界的スターになる。

本作の前にも「フリスコキッド」「ハノーバーストーリー」(共に未見、今や鬼レアソフト)で主演助演していたけど。圧倒的にハリソンフォードの出ずっぱりの魅了が詰まっている。

ショーンヤングもどこかさみしげな完璧レプリカントを演じていた。映像特典見るとショーンヤングに決まるまで難航。ハリソンフォードもショーンが当時新人だったのでかなりためらったそうだ。

が、特典映像で他候補の方を見るとショーン決定でホッとした。

あのタバコを揺らしながらすぱすぱ返す質問返答に多くの方が心奪われたはず。あのストリートでの銃を構えバカでかいコート姿や髪を下ろすあのしぐさなどに萌えたはず。演技も少し硬い感あるけどロボ仕様と捉えたい。

あの訳の判らぬデッカードを連れ回す折り紙叔父さんも強烈。「折り紙」だけでインパクトと可愛さを印象にのっける。役作りも入念で2カ国語を習いながら挑んだと。

ルドガーハウアーも哲学的要素を喋ることや白髪を含めリドリースコットに提案。全て受け入れられた。ルドガーのあの冷酷でロボのくせにしち面倒な台詞。
ダリルハンナとの猛烈キス。からの同僚ロボ死にを憂う悲しみのクシャ顔の素晴らしさ!からの顔面破壊のあの力顔からのラストの松の廊下のような狂言回し的肉体殺人者ぶり。

とにかくラストに惚れた。

あれは綺麗だよ!
あの雨
あの顔面
あの細見
ルドガーは、間違いなくこの役の付箋は、ポールバーホーベンのオランダ作品のイメージから絶対きている。「危険な愛」(再発求む!)「女王陛下の戦士」(未見)から来ているのかも。誰がルドガー推薦と言ったかは知らないが。

当初脚本製作のハンプトンが室内だけの会話劇に終始固執していたのをデビィッドピープルズがよりリドリーのイメージにあう映画的な脚本にしたそう。リドリースコットは、未来の外側を見せたかった様子!そりゃあ大事な要素。
だから

シドミードのあの素晴らしい都市空間と車が生まれたんだ。シドのあの空間の素晴らしさ。

あっ!未来のおかしな世界だなあ
とあの街を見た瞬間思ったものだ。

だって

「強力わかもと」(爆)

だもんね(ググッたら2018もアマゾンで売ってたからびっくり!わかもと。)

日本語と西洋の折衷ネオンサインの素晴らしい融合。やたらと日本人だから気になるのよね。

コカコーラ
ATARI
ゴルフ用品
中国人
万年筆
ホテル

とか文字が見れる。

この全く見たことない未来の世界観が本作の魅力だ。
あの世界の人々。
チャリで行くやたら帽子でかい人々。
イタズラな小人
バーでの突飛な未来人
みんな見たことないから凄いと思えた。

あと耳ざわりのループ日本語ね。

「おい!なんか落ちてくるぞぉっ!」


みたいな日本語が何気にループで喋ってます。「ブレラン」本見ると数パターンある様子だそう。結構気にするとやかましいほどしつこさに気づく。

あとあの車ね。フロントガラスが長っでかっていうあの車ね。2、30台作ったという話。日本車にもはめ込んだようだ。あのブシューていう煙。雨をはじくガラス。舞台やら車やらネオンサインやら美術、広告文字、ステッカーまでも全て リドリースコットの決定権限があったよう。それはそれは大変のよう。リドリーは、フランスの漫画やら「ヘビーメタル」を参考にした様子。

ハリソンが写真を引き伸ばす機械のシーン良いよなあ。あの

カシャアカシャアカシャア
STOP!!!

のシーンね。なんかすぐ実用化されそうだよなああの機械。未来にある気がする。 

リドリースコットのこだわった所であり影響を与えたのは、この未来観、世界観が素晴らしいんだと思う。

そこに漂う物語は、わりとフィルムノワールで室内で探偵物語のよう。

ロボット対人間というオーソドックスなSFテーマでありながらもそれをしっかり魅せてくれた物語だった。それでなんだかハッピーエンドだ。

本作劇場版は、丁寧にハリソンフォードの説明台詞が入る。リドリーも言うようにいらないのかもしれないが、わかりは良いのかもしれない。私はいらないと思った。

あとラストのダリルハンナとの対決からの尺が長い事にも気がついた。ルドガーハウアーとの対決もわりあいたっぷり時間かけてるなあって見ながら思った。

この終盤じっくりの描き方を見てリドリーの「ハンニバル」や「エイリアン」のラストを思い起こした。

略せば、人間がロボット退治する物語なんだけど、

まことに
綺麗
まことに
見たことない
見直して発見ある映画なんだ。

けど女性は、これ見て面白いんかなあと思ったりもする。男の子映画だよなあ。


ねちねち長く書いたがやはり素晴らしい映画だったのは、間違いない。

今や千円で全部見比べられる良い時代になりました。いちいち完全版、ファイナルカットとじらされたビデオはたまたLD時代を知る私としましては感慨にふけり便利さに心洗われる。




さて
リドリースコットの渾身SF
ブレードランナー劇場版
ハリソンフォード対レプリカント

やっぱり大傑作でした。

追伸
んで、このあとファイナルカット見たら画面が暗いのよね。んでインターナショナル完全版みるとまた画面明るいというまあこだわりというなの惑わし激しいっすわ。

まあこんなこと出来たの本作と「スターウォーズ」のルーカスだけだけどね。

ドゥニヴィルヌーヴ監督「ブレードランナー2049」

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星3、6 ドゥニ監督の続編ブレードランナー





製作総指揮リドリースコット。
脚本ハンプトンハンチャー、マイケルグリーン。
ドゥニヴィルヌーヴ監督



ツィッターで知る。あのSF傑作「ブレードランナー」の続編。出来たんだあという感慨。写真にハリソンフォードとライアンゴズリング。リドリースコットは、監督するのか?と思いきややはり製作に。あんだけバージョン重ねて、理想を編集でつくしたのでやりたくないのではと思う。その都度収入あって、続編いらないと思う。

公開後評価真っ二つ。レビュー評価はわりと落ちない。予告見て良い感じだったが、見た兄貴の「普通かな。」のコメントでDVD決定。

レンタル後、いちお自宅棚から1枚。「ブレードランナー」劇場版を鑑賞。レビュー済。圧倒的な素晴らしさ。 

2週間レンタルして楽しみにだけどいちおハードル低めで見てみました。



途中まで結構良い感じとツィッターで呟きたいほどに気分上がったのは確か。

あのアナデアルマスがとても素晴らしいアクセントヒロインでアナとのラブが盛り上がった所が最高潮。いやこの話でディストピアラブ話の方が良かったなあ。

要はね。結論。
ハリソンフォードいらなくね?

あと
あんだけ未来進んで 
あんだけ毛虫ヒルみたいな機械あってハイテクノロジーで、

ハリソンフォードくらいさあすぐ見つかるでしょ?
なんで組織二つ対立するん?(全部ぶっちゃけた。脚本が中盤以降未完成の気がする。)

終了!!!?!!!ピ~。
ていう雑念が頭からもたれてくる。

あとね私がなんぐせつけたいの。あのライアンゴズリングのボスの女優さんと
ウォレス社の女優さんが駄目だあ。

マイナーな見たことない方を早めに開始60分以内に出すと

死ぬ

という私なりのセオリーがあるんだけど当たるし!!だから、演技もなんか微妙な上に死ぬ感じなんで、

別に死んでも
驚かない
ただ見つめるのみ
感情のらない
みたいな感じになる。

あとライアンゴズリングの世界観を包む中盤までなかなかゆったりといいのだが、まあサスペンス謎解き映画になってたよねえ。
なんか馬とか
番号とかね、
あの辺でもう
リドリースコットとは、違い過ぎるなあと。

中盤世界観を飛躍、進化させ未来世界を描いていたけど、?、、。

ラストいきなりまとめに入ります。ハリソンフォードですみたいな。
大ラストもはやく助けろよとずーっと突っ込んだ。アップアップしてるじゃんか、ブレードランナー助けて助けてと思った。

んでなんか会いに行くとかさあ、あんだけライアンゴズリングとフルボッコしたのに?!すぐついてくのもわからない。

あとあと「ブレードランナー」のメイキングを見ていたのだが、脚本家ハンプトンハンチャーがカットした?カットされたと憤慨した?冒頭農民がブレードランナーに殺される話

まんまやん!本作。俺昨日イメージボードで見たよ!
かつ本作ハンプトンハンチャークレジットしているということは、使うの承認してるんだね。
だけどさあ!市販流通している情報を映像化するんだねえというガッカリ感もありました。

総合的にまあまあ冒頭からなんか見たことある
んんん、世界観いいねえブレードランナーも虐げられてる
ラブも世界観も近づけてる
ラスト付近、、、。

だ、け、どヒロインのアナデアルマスが大変良かったのと、

まるで正しい発音の

「ガアアッテェムゥ」

が聞けたライアンゴズリングも冷徹演技していたので良かった点もある。

が、まあ圧倒的な良さ過ぎるリドリースコット版の変わったリブートにみえたのが私の落ちです。



さて
ドゥニ監督の続編ブレードランナー

あなたはどうみましたか?

西村善廣脚本監督「壺毒ミートボールマシン」

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星3、9西村監督の東京ミートボールスプラッシュ肉弾激闘編



日本映画の現在SFX界(SFXってもう響きが死後かもなあ、古いなあ、淋しい。)、特殊造形界のトップアーチストであり映画監督、西村善廣監督。

出会いは、恐らく井口昇監督「恋する幼虫」の特殊造形から。独特なアナログ造形を見た時、日本でもこういう造形、SFXをやる人がいるんだあと思った。スクリーミングマッドジョージのような方がいるんだあと感心した。それから同じく井口監督の「片腕マシンガール」の腕、破壊描写、「デッド寿司」人体寿司の数々の造形を見ていた。

そんななかニュースで、西村監督のデビュー作「東京残酷警察」しいな「キリキリ」えいひ嬢を主演に招きオリジナルな凶暴スプラッシュ警察を描いて大満足だった。

そんななか西村監督の最終作到着のニュース。あれ!「ミート?ボール?マシン?」ってなかったっけ?

おっ!主演旧Bobaさんこと田中要次さん。
前作は今完全に売れっ子の主演高橋一生じゃないの。

前作の山口雄大監督は、プロデューサーにまわり西村監督流のミートボールマシンが見れるのかしら?山口版前作未見。

キングレコードDVDレンタルしました。(2018年夏もソフト廉価発売サンキュー)



西村監督!これはやりきった事でしょうねえ!

全然先読み出来ない!
後半いや中盤から怒濤の格闘映画モード!
そしてタップリの真っ赤かかあの!スプラッシュマウンテン!いやスラッシャーマウンテン!必見!

何気にお金かかってそうな特殊造形も必見!

西村監督のこだわりまくりのミートボール物語ぜひ!
テンポよく
東京風俗街を背に(笑、素晴らしいロケーション。監督曰く「ご近所ムービー。浅草」とのこと。)

私が散見した影響作品てんこ盛りの小ネタの数々にお腹一杯!
まずは、おそらく推察に紹介すると!
ジョンカーペンター監督版
「遊星からの物体X」のロブボッティン造形!
極めて似せてくるのどやっぱり好きなんだなあと見ながらニンマリ。
花のパカッと割れるやつとか
首蜘蛛のやつとか
ヘンゲ犬のミミズのニュルニュルした触手とか

多くのロブボッティンによせてきた西村造形とくとご覧ください!!!

ジャッキーチェン物真似の方もいて笑ったなあ。椅子持ったりしてね、壁にはわしたり、ジャッキーの細かい物真似してましたねえ!
初期ジャッキーチェン映画も影響してますねえ!!

ほか後列挙紹介、
塚本晋也「鉄男」「鉄男」
フランクヘンネロッター「ブレインダメージ」
ロバートロドリゲス「マチェーテ2」
三池崇史「オーディション」
モスラ、ゴジラシリーズ
円谷プロ
丹下左膳
「ローハイド」(西部劇になるとこ音楽含め大爆笑。まさかあーなるなんて!?)
キューサイの青汁まで
他多数インフルあり
etc。

斎藤工も思わぬ出演に笑う。

主演の田中さんは、真面目さと暴力性と兼ね備えながらミートボールに変体変態します!!!

園子温組から取手さんもさらりと出演!!

芸人枠から今やベストセラー作家矢部太郎、「ヒットエンドラン」鳥居みゆき嬢も出演!

しいな「キリキリ」えいひさんも出てます!

ほかゲスト多数
樋口監督もでてたんだあ、後調べで知る。
裏秘宝ライター高橋ヨシキデスも笑いましたあ(爆)
脚本家の佐藤佐吉さんもリアクションゲスト出演。
「東京残酷警察」からじぃじぃぶうさんも「はあっ!」出演!!!

いやあ全く想像出来ない
唐突グレイトな闘い
これは西村映像最高製作費のエポックメイキングではないでしょうか?
字幕もしっかり海外仕様!
世界の西村映像ですからね!凄いよなあ!


いやあお腹真っ赤かレッドスプラッシュに楽しみましたあ!何気に笑えます!



さて
8西村監督の東京ミートボールスプラッシュ血飛肉弾沫激闘編

Jホラーファンぜひ!

クリストファーマッカリー監督「ミッションインポシブルフォールアウト」

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マッカリー監督・トムクルーズのスパイ大作戦6 大作戦「落ちる」


バットロボット、アリババピクチャー他提供
製作トムクルーズ、JJエイブラハム。
脚本監督クリストファーマッカリー。



昔は、コッポラの青春映画「アウトサイダー」の脇役若手俳優だったトムクルーズ。

今や製作プロデューサー兼ヒットメーカー俳優になり、アクションからサスペンスから怪物映画まであらゆるジャンル出演にカスタマイズ俳優しているトムクルーズ。

そんなトムクルーズの本腰企画がテレビ作品「スパイ大作戦」のリメイク、「ミッションインポッシブル」シリーズだ。

シリーズおさらい。
「アウトサイダー」繋がりからエミリオエステベス。
ボスには、ジョンボイド、フランス界からジャンレノ、エマニュエルベアールまで出演したオールスターキャストと「アンタッチャブル」で素晴らしいテレビリメイクを果たしたブライアンデパルマ監督を迎え、チームワークと任務遂行をスリリングリメイクし大ヒットした「ミッションインポッシブル」

炎の画面にジョンウーのジャンピングガンアクションを重ねる、アクション特化に走る「ミッションインポッシブル」

チームワークに戻りながら抜群のアクションとスパイ成功を描き「」以降も製作総指揮にまわるJJエイブラハムの「ミッションインポッシブル」

脚本家のクリストファーマッカリーといよいよトムクルーズの製作プロデューサーが油に乗ってアクション、スパイとどんでん返しの返しを物語に複雑にしかけてきた「ミッションインポッシブルゴーストプロトコル」

マッカリー監督、完全にトムクルーズ、ジャッキーチェン化してきた飛行機にへばりつガチンコアクションとミッション遂行とさらなるどんでん返し倍返し「ミッションインポシブルローグネイション」

今やシリーズこれで6作め!「フォールアウト」
落ちるのかな?
辞書より「外へ落ちる、喧嘩する」

みたいな感じ。

事前情報入れず、デイタイム鑑賞してまいりました。



正直いろいろあるけど、
ポンポン舞台変わるけど、
ヘンリーカビィルの絡みも途中もにゃもにゃするけど、

ラストトムクルーズの勇姿に涙がじわわわあんとあふれたなあ。ますますジャッキーチェンに近づいたなあ。

まず、「、4」以降、マッカリー作品からわりと連作で見ないとわからない情報があります。
ので「ゴーストプロトコル」「ローグネィション」を見てる方だとなおよく判ります。
私、見終えてさっそくデパルマ坂、ジョンウー版、「ゴーストプロトコル」を買いました。レベッカファーガソンの立ち位置確認の為。

いやあそれにしてもトムクルーズ!必見!のアクションです。
完全にトムクルーズ死ににいってますよねえ!死にたいんじゃないかなあ。
まあとにかく、ガチンコなんですよねえ恐らく。トムクルーズのラストもさることながら、バイクシーン、カーチェイスね!凄いですよ!トムクルーズのマジのリアクション顔を是非確認してください!

まあ完全に挑戦してますよねえ!対抗心というかね。

トムクルーズがやる

というアクションにとことんくらいついている。なんでアリババさんと提携してるのかもしれませんね。
全部が全部トム様だとは思いませんがね。クレジット見るとCGアーティストのなかなかいらっしゃいました。(「ジュラシックワールド」とかと比べると少なめ)
あとシンキングタイムが笑えた。「今!考えてるよ!(今やってるよ!)」みたいなね。とても好感もてる。
最後にトムクルーズ!顔?ちょっと変わりましたよね!前作のブルーレイでトムクルーズのインタビュー見ると顕著。(蛇足だが1作めはまだニコール・キッドマンがどうの言ってます。んで今調べたらケィティホームズとも離婚成立してた。その影響かしらと思った余計深読み)

いつものお笑い担当サイモンペッグ。笑えるよなあ。

落ち着いたキャラ、機械担当ヴィングレイムス。
「ショーンオブザデッド」にサイモンとリメイク「ドーンオブザデッド」にヴィングが出演していて共に「ゾンビ」映画出身という共通点あり。ちょっと笑えるのよ起用にゾンビありて。

なんか見たことあるなあと思ったヘンリーカビィル、「スーパーマン」でしたねえ。ザックスナイダー版のねえ!あれっ?ザックスナイダーから起用多いからプロデューサー絡みがあるかもしれませんね。

個人的に嬉しかったのは、アンジェラバセットの起用。黒人上役に出演。「MI3」でのローレンスフィッシュバーン的な位置だす。
「マルコムX」や私の映画「ボーイズンザフッド」に出演散見していた。DVD持参。アンジェラバセットは90年代スパイクリー組に出ていた方で好きな女優さんだす。しめる上司にチョイ役で出ています。

トムクルーズとチームイーサン率いる爆弾どうにかせんと物語!

とくとご覧ください!


さて
マッカリー監督・トムクルーズのスパイ大作戦6 大作戦「落ちる」

爆弾どうにかせんと物語

スパイ大作戦ファンの皆様!
トムクルーズファンの皆様!

ぜひ劇場でお楽しみください!

根岸吉太郎監督「濡れた週末」

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根岸監督・宮川順子の別れたい週末




恒例の「ロマンポルノ」を見てみようシリーズ。

日活が1974年からはじめたとされる成人映画のレーベ群。

このロマンポルノから多くの映画監督が生まれている。

その中の1人、根岸吉太郎監督。

俺のビニールハウスと野菜と嫁さんと告白「遠雷」何気のATG映画。
私は、ATGオールナイトイベントで拝見した思い出。
石田ゆりの素肌、まだ若さゴリゴリの永島敏行。
農業、恋、友人、トラブルみたいなありふれた農家の70年代のような映画で面白かった。

宮下順子さん表紙のジュネオンDVD鑑賞となりました。



うわあまた生活感溢れた「濡れた終末」ならぬ「濡れた不倫関係清算ごっこ」やったなあ、面白かったです。

宮下順子さんが普通の経理のお姉さんになり、事務所社長と不倫中。そこにわいたこそ若者カップル泥棒となぜか絡みとられ、あわや狂言強盗ごっこに。濡れた終末論は一体どうなるやら?みたいな物語。

宮下順子さんの安定かつ抜け出せない、抜け出ない女の子。
そこにからむ若者。あり得ないトライアングルから、のんべんだりんとしたラストへ。

宮下順子さんが子供に赤ずきんのお話しを話すシーンがありますが、クロードルルーシュの「男と女」の冒頭アヌクエーメがやる設定とかぶっていたのだが、意識したのかな?根岸監督。

見る見られる
犯罪やるやらる
みたいな関係性から
さながらヤル気のない狂言強盗は、まさしくごっこのような不倫関係解消にむけ日常は続いていくような、どこかのんきなラストが良かったです。

根岸監督の独特の生活感は、素晴らしい!!

いつの時代も若者たちはダラダラしている感あり。
宮下さんはぬけだしたいけどモゾモゾ。


あと今更ながらも、女優「宮下順子」の素晴らしさも必見!ロマンポルノの女優さんは、何気に金より女優よ女優しているプロ意識が垣間見えます。

宮下さんも何年か前まで現役で女優を続けてらっしゃってました。

こういうもったりした話
この雰囲気
冒頭のテクノかエレピかわからない変な音、冒頭ビニョーンとか鳴ります必聴!




さて
根岸監督の濡れた不倫ごっこ清算編
濡れた週末

ぜひご覧ください!

新藤兼人監督「原爆の子」

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近代映画協会製作。
1952年脚本、監督新藤兼人。



2018年の裏鑑賞目標だった本作。母が映画の話になるとこれを集め「させられて」見「させられた」(笑)とよく話していた。

毎年8月前半の戦争ムード。
ここ何年かで日本映画の戦争映画を見てきた。

絶望たる戦地に何がみえるのだろう関川秀雄監督1950年「きけ、わだつみの声」

沖縄の乙女たちの声
それは悲しいのか、苦しいのか、はたまたひめよりの叫びなのか。何度もリメイクされた今井正監督1953年「ひめゆりの塔」

ピカッとひかる
人々のありのままの姿を映し描写した
日本人全員に見てもらいたい一目瞭然のある街の姿、わが新潟出身関川秀雄監督「ひろしま」

8月とある日アスミックDVDでレンタル鑑賞しました。



新藤兼人監督がいちはやく撮りたいと切に願ってか、広島の風景が映る。

タイトルバックの崩れた瓦礫
少年たちが河に身投げする元気なフンドシ姿
とおりを写す広告、森永の看板
河からみる風景
土手や橋
全て必見だ。

主演、のち妻となる新藤監督妻、若き乙羽信子。
乙羽先生が福島から広島への訪問の旅。そこでの辛い現実とリアル広島を映し出す。

お話しは大変小さなお話し、小さな事件を映画化している。が、まだまだ愛があるようで、根は深い悲しみが潜んでいる。

本作の乙羽さんを「図々しい」ととるのか?
「大変心配している」ととるのか?
それは見る方にゆだねる。
が、いや切に故郷に帰ってきたものの当然の気持ちととるのか私にもわからない、想像でしかない。

素晴らしいリアリティーのある瞬間があった。
乙羽信子先生が久々にとある生徒を訪問。
だがそこの家庭に行くとそこの家族が息をひきとったばっか。

そこに乙羽先生は行く。すると

「何しに来た」

と言わんばかりの冷遇、ひややかな態度。「あなたが来ても、死んだものは帰らん」という冷水。

街は見えない死の灰に包まれる。
「原爆の子」という広島の姿が子供エピソードにより語られていた。

ラストもいっこうに気持ちは、良くない。
ハッピーに見えるような道筋にみえるけど。

新藤兼人が自主製作で作り上げた本作。
船乗り船長の殿山さんが、やけに太ってみえる、若いのかなあ。

原爆の被害を新藤監督がいちはやく描きたかった何があの老人から見える。
あの老婆は、もしかしたら昨日みた「となりのトトロ」の北林谷村栄さんかもしれない、力演なおばあさんだった。恐らく若いとは、思うが。



さて
新藤監督が描いた広島の子供たち

広島1952

やっぱり
また2018、夏
考えさせられました。

大島渚監督「青春残酷物語」

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星4、0 大島渚の60年ヌーヴェルヴァーグ男女のラブ



日本映画界の独自のエロスと世界的にはヌーヴェルヴァーグの始祖的役割を担っていた大島渚監督。

松竹に入り「松竹ヌーヴェルヴァーグ」時代

ATGにうつり独自のスタイルで大島節を貫くATG時代

やたら野坂昭如とテレビで討論、「おもいっきりテレビ」でコメンテーターしていたテレビ期もありながら。

「戦メリ」を皮切りに海外仕様「世界のナギサオオシマ」時代。

この「世界のナギサオオシマ」(勝手私呼名)時代は、多分いつか物凄い評価がくると思う作品群
北野武、「戦場のメリークリスマス」



そんな感じ。

初期の「松竹映ヌーヴェルヴァーグ」時代は、ソフトこそあれど若き日に「日本春歌考」を見て台詞難解さに挫折経験してから一回も手をつけず。

ゴダールのツイート記事で「ヌーヴェルヴァーグのはじめは、大島渚の影響を受けた?受けない。」みたいな記事を読み、見てみたくなり、満をじしての鑑賞となりました。



いやあ滅茶苦茶はやいなあ。1960年だよなあ。半世紀前だ。すんごくまとまった男女クリミナルラブ映画を青春映画風にまとめあげていたことにある意味衝撃でした。

まあある意味三文記事、痴話喧嘩の映画化みたい。

風俗は無論古び、学生運動をやる、撮る生の実情は、あくまで添え物。

大島監督も特典映像のインタビューで「どうしても撮りたい」と言ってました。が、あくまで添え物を自覚しているかのよう。
その分学生運動は、「日本春歌考」や「日本の夜と霧」で存分に、ロジカルに難解台詞でつむじあげます。みてみたい!今なら見れそう。

ギラギラしているのだが、あんまり不良に見えない川津祐介。というか小綺麗なお兄様なんだが、学ラン似合うすけこましだ。
本作のとある物を長回しで食すシーンがあるのだが、大島流「若さ」モンタージュで素晴らしかった。ひいてみると笑えたりもする。

一方本作の青春で残酷なヒロインに桑野みゆきさん。髪型がロネッツのような盛り髪。いきなりビンタかまされあー、残酷!乱暴。

本作の古いビデオジャケットは、イラストで桑野さんがビンタされてるジャケットで、ある意味本作の指針を表すジャケだった。

桑名嬢は、そんな川津に強烈に叩かれ、つかり、溺れていく。そんなラブ青春。

いまから半世紀前の映画だが、本作が「ヌーヴェルヴァーグのはしり」というのもなるほど頷ける。

ボーイミーツガール
クリミナル
ラブ

三大映画の基礎を踏まえつつ、大島渚の描きたい肉感的青春を表現している監督3作め。
特にラストが唐突かつ
タイトルどうりの「残酷」ラスツで思わず苦笑い。

いやあよくこれで
松竹映画!時代なんかなあ。調べると本作ヒットしたようだ。

旧世代代表で桑野さん、姉久我美子。「まあ妹よ!自由だわねえ。破廉恥よ。」みたいな啓示役割。彼氏に大島組常連、渡辺文雄。ある意味学生運動の残党人役だ。

まあまあ、学生運動は、あくまで触れる程度。
中身みるとかなりの三文記事を映画化したよう。
勿論今もそこらにころがる残酷青春。

川津の冷淡な怒り
何も考えずよりかかる桑野ラブ

と~っても面白かった。本作から本格的肉感追求激情映画「愛のコリーダ」に繋がるんだと思うといちはやく青春映画を撮りあげていた事にやはりはやさと早熟さを見た!



さて
大島渚の60年ヌーヴェルヴァーグ男女のラブ

ぜひご覧ください。

チャーリーエーハン監督「ワイルドスタイル」

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星5つ チャーリーエーハンのヒップホップ文化の熱、ワイルドなスタイル



パルコ、アップリンク、TCエンタテインメント提供。
1982年、監督チャーリーエーハン。

何年か前検索しても新品廃盤で困っていた。何度も検索検索検索した。が、ない。んでときたち出会う。本気に欲しいのはノー中古イエス新品。

所持きっかけは、タワーレコード。

あっ!

って思わず言った。「ある」って呟いた。その後行く度眺め、手にとり溜息。なんかの拍子に購入2018年梅雨あたし。

素晴らしいブックレット解説。あのステージのグラフティ、ケイダブシャインの対談、ダンスをする姿。

ヒップホップの原点原典の文字。ビデオを昔見た記憶、タワレコ?WAVE?ヴァージンメガストア?忘れたが。買おっかなあと思い出あり。

数々の伝説、解説、賞賛コメントを横目にしていた。

まず、根強くソフト化してくれたPARCOさん!アップリンクさんに感謝!やはり意、志なき所にソフト化なし!有難い!田舎で見れる嬉しさや。

夏前のある日に棚からひとつかみで見てみました。




まず第一に本作のいろんな固有名詞やらヒップホップ事項の詳しく事情については、各自各項ググりヒッチョー検索願う。あくまでパンピー感そうだすあしからず。

まあ見たざっくり感想を二度見して、うちの雑魚い資料調べよう見ての感の想を言うよお!

いやあ凄えもんみたなあ。
まず、ヒップホップファンはマストアイテムなんかもしれませんね。

この映画というか、この映像全体が必見必聴のルポ映画のように見えた。

物語がどうのとか、そういう話じゃない。特典映像のインタビューにもあったが、
そのまんまの俺ら
演技しない
あの時の活動に
カメラがいた

を撮りあげていたからこその価値がつまいた。ドキュメンタリーにも近い。

ヒップホップの様子をリアルにすくいあげたチャーリーエーハン監督の絶妙なバランス感覚。

ラップ
グラフティ
非合法アート
現場
不満
パーティー
レコード、スクラッチ
コーラス
ファッション
バスケ
ライター
取り巻きファン
スタイル
生き方
おせっかい
麻薬
セックス

関係
パトロン
コンサート
メイクマネー
フェス
ライブ
アニメーション

みーんな本作を見ると感じられる。

冒頭「グラフティ」のスプレーグラフティ文字。そこに上からロープが降りる。ズルッと主役たる電車グラフティ、リージョージキュノネスが降りてきて暗闇に光が当てられる。カシャカタァとスプレー缶の音がする。こそこそと犯罪たる電車の壁にありったけの絵と文字をぶちまける。そんな出だし。

監督チャーリーエーハンを称える特典映像インタビューでみな
「そのまんまの彼ら」だから価値がある

というインタビューがあるがやはりそこに極みが見える。台詞も出てくれてる出演者のまま。グラフティの鼻に傷もつモシャ毛のリーと恋人のサンドラピンクファーバラは、まんま恋人同志だった。
特典映像では、共に芸術家として大成している二人のナウが見れる必見!
サンドラは、映画以来あの人は知らない、、変わり者よみたいなアッサリ発言をしていてリアル。リーのアート作品は狼の紳士姿のような絵画でとーてっも素晴らしかった。

あと冒頭リーが兄貴かなんかにアパート部屋で注意を受ける台詞があるのだが、まんま
nasの「illmatic」の冒頭サンプリングされていて超びっくりした!!!!

やっぱりそんなとこからも本作の影響力・破壊力は、素晴らしい麻痺をもたらしたんだと思う。

ラストライブの野外ステージにリー壁面の両手からビームが飛び、ラップとダンスが融合し踊りまくり、しつこ濃いスクラッチが闇をつんざく。

ダブルトラブルのホワイトスーツに玩具の銃。ぶっぱなすリリックは、まんまかRUNDMCに引きつがれているではないか?!
Say ho! Ho!
のコールアンドレスポンスも2017年ライムスターのライブで私は実際聴いた。今も根強いている生きた証拠。

ヒップホップのリアルな熱を本作から感じた。それは意義申し立てかも
差別の塗りあいかも
非合法アートの訴えかも
野性味溢れた形式の黒人文化の現れを記録したドキュメンタリーなのかもしれない。

本作のそのまんまのパーティー、ライブ。観客すらファッションアイコンにみえる姿。白スーツ、アディ、プーマ、ゴールド、、。
美術館寄贈しても疑いない歴史的価値資料だ。
映画じゃなく限りないルボックスカットアップミックスアート作品に見える。

日本は先日亡くなったECDが「ホームベース」から「さんぴんキャンプ」を成功させ今や伝説の雨となり今も流布影響を与えた。

ラストクレジットのグランドマスターフラッシュ?の
しつこーいリフレインは必聴! 
本作からバンバンヒットが生まれても良さそうなものの早過ぎる才能は、しっかり押さえられたようだ。もしくわ持っていかれたのかな?!いや多くのフォロワーが真似し、種をまいたんだと思った。

本作は、どっちかというとグラフティの話と音楽話が半々ぐらいでびっくりしたのも事実。

アンダーグラウンドラップ、元祖フリースタイルダンジョンを見るならエミネムの「8mile」

ラップ映画なら今や沢山あるわけで、、。その源流、スタートとなる「ワイルドスタイル」

素晴らしい文化遺産を見せて熱い息感じました。買って良かった。



さて
チャーリーエーハンが魅せる
ワイルドスタイル
チャーリーエーハンのヒップホップ文化の熱、ワイルドなスタイル

ヒップホップファンはできれば見て欲しい1作!

上田慎一郎監督「カメラを止めるな!」

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星3、9 上田監督の俺のカメラは止まらない!!!


原作劇団PEACE「ゴーストin the box」
ENBUゼミシネマプロジェクト。
上田慎一郎監督脚本編集。



知ったのはツィッター。
はじめは都内独占公開が予想以上の観客と熱狂熱気。
いきなり拡大公開決定から全国シネコンにかかる恐ろしい事態。

私も近所シネコンに9月より上映とのことでチラシゲット。
ツィッターには、わが映画猛者の賞賛コメント、のれないコメント。
んで、出た揉めネタ暴露記事。上田監督テレビ取材連発、マッチャンに会いたかったが会えず記事。

そんな感じで見る熱量が私も沸騰。チラシ見るとどこか主観カメラで逃げまどう「POV」系ホラーゾンビ物に見える。

ネタバレネタバレ呟きあるのでそれ系なカラクリあり?なのかと思いながら一切遮断。

新潟県内は長岡市先行上映、ティジョイ長岡さん。わが故郷でほぼ満席平日見て参りました。家族連れ、お子様沢山いらっしゃいました。



物語は見て判断ください。
ネタバレ等あるのかな?!

まず、ゾンビ物なんだが、ホラー映画じゃないですよね。ホラーファンは、その辺ハードル倒して大きな気持ちで受け止め願う。

ホラーパロディ映画とでもいいましょうか、まさしく「家族でも大丈夫」という感じ。

最初んんん?大丈夫!
中盤もしや?あれっぷぷぷ
最後うっすら涙ぐむ。最後サービスカットあり過ぎだけどね。

いやあ笑えて楽しい作品でしたね。何度もいいますが、ホラーじゃないです。

どちらかというと「映画の映画」話になり、映画愛のお話でもある。

私は映画シャツが出るんですが、それ!「俺が着たいシャツだよ」3作品あり。そこで充分つかまれました。何かは秘密。

影響作品としまして、数々のレビュー指摘ありました。
三谷幸喜処女作品「ラジオの時間」を思いだしました。

その他POV系映画
ジョンウォーターズ「セシルBシネマウォーズ」に似てなくもない。濱津さんがね、スティーブンドゥーフに見えなくもない。

視点全然違うが、レミーベルヴォー一味が監督した「ありふれた事件」にもまあ資質違うが思いだした。

他列記すれば、
ロメロ御大の「ゾンビ」(Dawn of the dead)
ブライアンシンガー「ユージュアルサスペクツ」
「パルプフィクション」
「13日の金曜日part3」
「死霊のはらわた」
とかとかありますかね。

壮大なネタフリと丁寧な落ちてな感じであとは見てね。見てみると意外や意外にホラー映画じゃなくて推理物のようなガチガチの論理的な映画で、やはり舞台っぽい感じはありました。

ぜひ上田監督と無名の俳優の皆さんが魅せてくれる上野ゾンビ劇団公演全国拡大上映てな感じ。

監督役の濱津さんが良かったですよねえ!はじめ川瀬陽一郎さんに似てると思いきや、激、喝、飛ばす人情監督役でした。吉本やDJやらこなした苦労人だそうです。

本作のヨロシクゥヒロインみずほさんもよかったです。POVカメラのお尻ショットが個人的に壺でした。

ホームページで皆様の経歴を見ると本当にエンブゼミオーディションのもとの無名の方だが心意気ある方ばかりで素晴らしかった。

ニカニカプロデューサーのお姉様が妙なリアリティがありました。関西系テレビの作家さんのよう。

わが長岡の劇場の平日上映なのに、私の両隣お客様がいる状態で鑑賞したのも本当に久しぶりで緊張しました。
いつも地方のシネコンなんで必ず人がいないが基本なんですが、本作はうまりましたよ!!凄い凄い!

リピーターも増え15億ぐらい行くんでわないんでしょうか?頑張れ「カメ止め」クル~、ツィッターで様子見てま~す!

さて
上野監督が魅せる
俺のカメラは止まらない!!!

ぜひご覧ください。

追伸
隠さずぶっちゃけると私もホにゃ年前地元映画専門学校短期を受講卒業生。あの夏の日を思い出すなあ。まさかの俳優だったけど、、。
映画は、見ると作る別次元思考・労働だすなんてカメ止めみて考えた北陸自動車道帰り道高速車内でした。

「ドラゴンボールZ復活のF」

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星3、7 劇場版ドラゴンボール、復活のフリーザ!




脚本原作、キャラクターデザイン鳥山明。
監督山室直儀。



8月のとある日何か「夏休み」っぽいものがみたいという衝動。

夏といえば「東映まんが祭」(死語だなあ。まんが祭り自体。)という事で、あまり行かないアニメコーナーで見たい作品を探したらこれ。

原作もはや世界の鳥山明先生。

私の鳥山明先生は、あけてもくれても「Drスランプアラレちゃん」がマスターピースに好きな私。

久々の劇場版「ドラゴンボールZ神と神」は、思わず嬉しくなり劇場鑑賞。

「ドラゴンボール」は、ジャンプ・単行本では、「ピッコロ大魔王」あたりで挫折した。ファミコンでは、しっかり「ドラゴンボールシェンロンの謎」を見事泥沼にはまりとけなかった思い出、ていうか解けない〇ソゲーで有名?!

カードゲーム戦闘のファミコンドラゴンボールは、解いた思い出。ゲーム名失念。

2018年12月には新作「ドラゴンボールスーパーブロリー」が上映。
ドラゴンボールとか、マイと新作上映したら日本映画の勢いもより加速すると思うんだけどなあ。

という事で復活のF。Fとは、あいつだろうなあと思いつつ東映DVD鑑賞となりました。



この伝説、強烈、熱狂的ファンのいる「フリーザ!」
(ていうかこのフリーザさん、某CMに出演していたの今日テレビで見てびっくりしたよ!全然関連無いのにね。まあ映画新作の関連とは思いますが、びっくりした)この声。変体性、力強さ、いやらしい。

それといつもの悟空ファミリーの再会。

前作のビルス様とウィス(うぃすって名前が良いなあ)の掛け合い漫才。戦闘中にちょいちょい挟みこまれる。笑いのポイントにもなっている。

ベジータも私正直?な感じなんだが、悟空と良きライバルで過去戦闘したのかな?

映画全般、戦闘特化した「Z」シリーズ。


うりゃうりゃ
おーおー
壁に激突

でひとつのパターンになってますよね。PS2の「ドラゴンボールZ」シリーズもそんな感じありますよね。

多分にジャッキ映画やカンフー映画のようだす。

笑ったのが、さすが鳥山明先生。ひねりひねるラストに笑いました。やり過ぎドラゴンボールスーパーキャラの皆さん。

悟空の息子さん(名前がわからない程度知識)が、ジャージなのも笑えた。

サービスたっぷり
生意気ざかりのフリーザ様が今悟空一味に立ちはだかる。しかと楽しみました。

夏にぴったりでありました。



さて
ドラゴンボールZ
復活のあいつ

悟空ファミリー

夏にぴったりの1作でした。
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