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セルジオレオーネ脚本監督「ウエスタン」

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星4、5 セルジオレオーネの昔々、西部では、、、


1968年脚本監督セルジオレオーネ。



棚から一枚掴み鑑賞。

今回は、やっと鑑賞できた。こちら2回の購入履歴。

そして自宅鑑賞のもはやベストワンツーフィニッシュ確定かな。

セルジオレオーネは、イーストウッド三部作鑑賞済み。

お気に入りは、「午前10時の映画祭」で上映した「続夕陽のガンマン」

何回も冒頭の長廻しを見ては挫折を繰り返し、ようやくブロンソン登場までたどりつくこと10回以上。理由はわからずだが、長いためについていけなかったのか。苦手な西部劇だったためタイトル「ウエスタン」だけに躊躇しがちだったのかと思う。結構意を決したが、ようやく見れた。

コレクターズエディション鑑賞となりました。




【ネタばれかなりあり注意】



いやあ!素晴らしかったなあ!なんだよ!ラストのクラウディ!さながら天使じゃないか!女性から見るとどうか知らんが、少なくともラストのクラウディに群がる男性は女性のあるべき姿に見えて、胸がぎゅうとなったよ!


それとね。ヘンリーフォンダの悪役が良かったなあ!
「12人の恐れる男」正義ノットギルティヘンリーフォンダの正しい男の印象だ。

また、ど名作愛しのクレメンタインこと「荒野の決闘」のフォンダが柱に足をかけ銃を正義にぶっぱなしているのを見ているので、
まさかヒールとは思いもよらず。
特典映像では、フォンダ自身も悩んでヒゲにカラーコンタクトで役作りしていったら、みなレオーネに却下されたようです。ですが、ぜひとも出演したかったようですね。

あと、クラウディアガルデナーレの素晴らしき女っぷりね!必見です!
特典映像の彼女の素晴らしい「わたしはやすうりはしない」コメントは、必見!
裸の要求あったのかな!
レオーネの女の美学さえも感じとれます。生涯独身だったレオーネの女性観にもみえますね。
登場人物に女性をいれるのも重要だったようです。


そして本作のハーモニカ野郎!

ぽうわあ!ぽうわあ!

うーんマンダムことチャールズブロンソンの長い謎こそ、本作の鍵。
ヒッチコックばりの引っ張り加減で謎をむかしむかしに伸ばしていきます。

そのわかってからの感情
またわかるまでの気分のゆらめき
レオーネタッチですね!

この男の瞳の奥に復讐ありのあのカットの素晴らしさ、これにタランティーノやられたんでしょうね。


セルジオレオーネのアメリカ感がよーく表現されてましたね。
鉄道の作ってる様、これがまた素晴らしいのよ。
線路を叩く男達
開拓するアメリカ
牛耳る黒幕

長ーい俳優達の演技を特有のカメラワークとじっくりモリコーネ音楽を取り入れて魅せていきます。

この辺タランティーノが心酔している所でしょうね。「イングロリアルバスターズ」からは、みんなモリコーネタッチをタラアレンジで模倣して2時間越えをやっているように思えますね。

レオーネは、砂漠の土をわざわざアメリカから持ってきて撮影したそうですね。

冒頭のハエの素晴らしさ
水のタンク
駅、老人
不審者
待ち構える列車
そしてタイトルバック。音はぎこぎこ言う木のキシミ

まあみてください。冒頭10分がこれぞ映画です。必見!!!

あの悪役を演じたミスター資本家の方は欧州俳優の重鎮のかたのようですね。あの列車の天井のうんていにもびっくりしました。ラストも素晴らしい末路。

私がショックだった台詞が

おめえは、サスペンダーなんかしている野郎だろ!信用できねえぜ!パピューン

というのは、ショックでしたね。太っちょはシネという暗黙のメッセージなのか、マカロニメッセージであります。


そして特典映像みたらジョンカーペンターがえらくお気に入りでレオーネを賛美。冒頭は西部劇の総集編だと評してます!

なんと本作の原案に「ラストエンペラー」のベルナルドベルトリッチと「ゾンビ」のホラーギーグ、ダリオアルジェンド(評論家時代)が共作さしていた事実に私の眼球が破壊されました。まさか!と。いやあ、メンツがすごすぎるよな!
このやり方をやっぱりタランティーノは確実に踏襲しているなあとも思いましたね。タラちゃんは、この映画とこの映画の足し算掛け算ですがね。

クラウディのラストは、本当に良くって!これをさらに後押ししてんのが、馬顔のようなジェイソンロバーツです。のちペキンパーの「ケーブルホーグ」に出ずっぱり主役につながります。

西部劇なんですが。
アメリカ史のようななぞりのなかに
欧羅巴人レオーネのジョンフォード感をめいいっぱい当時の俳優で塗り固めたような素晴らしさ。

音楽エンニオモリコーネの音を流しながら撮影したり、すごいんですね。ちなみにレオーネとは、同級生どうしのようです。仲良し。


さて
セルジオレオーネの昔々、西部では、、、

ぜひ!ぜひ!
おとこなら見て!

ジョーダンヴォートロバーツ監督「キングコング髑髏の巨神」

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星3、8 キングなコングパンチ怪物総進撃



レジェンダリーピクチャー提供。
ジョーダンヴォート監督。



連日のツィッター賞賛コメントの嵐。
予告鑑賞したが、攻撃的なCGのコング、キャスト。
「映画秘宝」ギラーミン「キングコング2」の懐かしい写真表紙(子供の頃2本立てで寝た記憶の映画、わけがある。)

まず。海獣映画は苦手です。という経験値。

アニメにしろ
ガンダム、バイファム、イデオン、マクロスより

あさりちゃん、パーマン、ふくちゃんが好き

というアニメ素地。
ロボット物のデカさ信仰やあこがれや組織対抗話しに難しさしか感じず昔から駄目。
それよりお子様アニメの方がシンクロしていたという嗜好。まわりのお友達は、違っています。Zガンダムに燃えてる、私はやっぱり劇場で寝る子供でした。

なんで
今も兄貴と見にいった「トランスフォーマー
」、「パシフィックリム」あの「エヴァ」新劇場版シリーズでさえも寝てしまう有様。だが見たい、欲求はある!!俺の嗜好は熟知している。

あとCGよりアナログなSFX、特殊造型の方が好きな世代です。リックベイカー、トムサビーニをツィッターフォローするファンゴリアマガジンを図書館で見ていた少年でした。

自己分析するなら
ロボやデカイものにあこがれや格好良さをあまり感じない。

それなんだけど
円谷ウルトラマン、石ノ森仮面ライダー、シャリバン、サンバルカンは、がっちりハマル感じ。

こういう原体験苦手意識があることを踏まえ、面倒な長い前ふりをふみつつ。


あまりにもツィッターの賛美に驚き

ほぼノーマーク作品。
デイタイム中高生多め2D字幕版鑑賞してきました。



終盤前のドラマで寝る。だいたいドラマの重要部分ななだが。あきてくるのがあります。だいたい倒す、脱出するのが予測ついてしまい、集中が途切れる。ファンの方すいません、正直自己言及。



最初の素早いカットから
ガチンコ(にみえた。CGなんかな?)のヘリ走行
音楽
ドラマにのせらてからの

キングコング容赦ない暴君で登場。
素晴らしく謎で
暴れ回る様必見!
やっぱりこのへん高評価ですよね。
ぬかりない残酷コングがやっぱり見たいですよね!
次々とコングパンチがくりだされます、必見!

そしてそして次々に出てくるモンスターの数々。と、コングの荒れぐあい必見。


ギラーミンのコングは、アナログで素晴らしいかったんです、造型とかアップの描写とかね。等身大のコングの腕を作った80年代は、本作にはないわけです。
だからこそ、アクションになると俊敏な動きは、ないわけです。
そのへんの満たされないものが、満たされたというのがありました。

怪物、キングコングの動きがパワフルかつ、スピーディーになった

ということが本作の良さだと思います。
また
しっかり
残虐!凶暴だ!
という点も大事。

女性に恋したり
悩ましい表情をして甘えるみたいな過去作は、微塵もない。そこも良かった。

ピータージャクソン版未見なんで、なんとも比較できませんが、本作みて思いました。

キャストも変更あったみたいですね。

軍人サミュエルLジャクソン。着ていたミリタリーファッションが格好いい。

あれ!ロキ様(「マィティーソー」シリーズより)だったのね!の好演トムヒドルストン。

突然!ジョンCライリー!
それぞれ見せ場あり。

また、日本のこだわりもチラホラ。
劇中の「イカリ」なんちゃらは、「エヴァ」の碇シンジからだそうです。

80年代を思わせる
なんにも考えず
怪物のボコスカバキムシャにハラハラしてください!
本作こそ劇場でどうぞ!


さて
キングなコングパンチ怪物総進撃

CGだけど派手にやりあったファイトとドラマ

ぜひ!


追伸
呟き情報の確認も案の定次作の付箋。
米国版ゴジラ対キングコング対キングギドラなのかな?

日本でもやって欲しいですね!

【愛蔵感版】ジョージロイヒル脚本監督「明日に向って撃て」

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星5つ ロイヒル監督・ニューマン、フォードのブッチとサンダンス



1969年アカデミー脚本、撮影、音楽賞受賞。

音楽バートバカラック。
製作ジョンフォアマン、(ポールニューマン)
脚色ウィリアムゴールドマン。
監督ジョージロイヒル。



出会いは、高校生。
オールディーズに会い始めの頃。
その頃は「新作こそすべて」と思っていた。
が、「過去・昔の作品」は面白いと思い始めた頃だった。

FOXビデオ、セピア色の写真のジャケット。ニューマン、レッドフォード、キャサリンロスの写真。
某雑誌のビデオ星取り評の五つ星だった。近くに未見だがリチャードレスターのまるで亜流な「新・明日に向って撃て」 のビデオがあったのを覚えていた。

鑑賞してなんだか楽しい雰囲気なのにラスト明るいはずなのになぜか悲しくなった。

勿論2人の俳優にひどく魅了されたのも確か。私はレッドフォードよりポールニューマンを見進めていくことになる。

そしてジョージロイヒル監督にもドハマリしていく。

DVDも購入した。そして撃(売)った。2枚組が発売されたからだ。

「午前十時の映画祭」の上映にも参加。あらためて涙した。

そしてブルーレイ購入。デッキ無いくせに。DVD2枚組のメイキング映像無しにガックリ。
今月改めて視聴してみた。



いやあ、なんで、こんな悪人の映画なのにね、2人。ポールニューマン
ロバートレッドフォード

を応援したくなるのか?
彼等の行く末が気になるのか?
はやく逃げろよ!
クスッと笑ってしまうのか?
つまり
史実存在のブッチキャシディとサンダンスキットを生き生きと感じられる
俳優に魅了されている
悪人を感じよく思ってしまう
俳優の映画だ

そんな感想だ。

リアルストーリーのような冒頭字幕だが、音声解説ではフィクションをまじえているとのこと。
脚本のウィリアムゴールドマンは、本作執筆に8年!かけたとのこと。渾身の1作だった事実。

製作にポールニューマンが入り、キャストも初めは、スティーブマックィーン、ウォーレンベェティがあがるも、ある方のプッシュにより、その頃無名のロバートレッドフォードが適役と推薦。ナイーブさと知的さと正確ガンマンぶりを見事に演じた。

キャサリンロスのトライアングルヒロインに相応しい素敵な娼婦のような教師。
ネグリジェのボタンを開くあの暗さ、セクシーな白、暗明。

ポールニューマンの情けなさと紙一重のはじめての人あやめ。それは最後の野垂れ死にへのファンファーレだ。

レッドフォードの「泳げない」も誠にぶさまのようで、ほほえましい。

本作の弱さの露呈もリアル路線、過去作西部劇の踏襲からの脱却のようでジョージロイヒルの西部劇リサーチのたまものらしい。今までのヒーローイズムをぶちこわした生リアル米国人を南米のぎこちなさに放り出し逃走に表現した。

暴力描写は、控えめ。ニューシネマ論調にせりがある「俺たちに明日はない」と比べると一目瞭然。
ラスト刮目でしかりだ。
そのまんまの蜂の巣スプラッシュを見せるか?
セピア色の止め画で魅せるか?
その表現差異だ。
私は断然ロイヒルの銃声コーヒー画面を好む。

血もほっぺについたり
ウッドコック管理人の負傷爆弾血だったり
ラストの2人のスプラッシュぐらいだ。
それより音声解説では、前半の誰がボス!のポールニューマン陰部蹴りに映倫が噛み付いてかなりやりあったそうです。映画では、はじめてだということです。
男性の
きん○ま蹴り

ストレートな運動で見せる事がはじめてらしかったそうです。まさしくニューシヌマ開祖らしい逸話だ。

なんなんだろう
私見では、この映画ほど!

逃げる
逃げる
逃げる映画は、ないかなと。

まあ他にもありますけどね。逃げの映画ですよね。
冒頭30分は、ニューマン、レッドホードを紹介するかのようなキャラ紹介ドラマを自転車音楽シーンを挟め魅せる。
30分すぎからはひたすら逃げては、しのぎ逃げてはしのぎの連続。そして自転車の空しい車輪の黒い回転とともにネジは、明日へのポジティブにみえるような逃走だけ。それは最後の最後のオーストラリアの空論話しまでつながる。

ボリビアの家畜に石をけりあげるサンダンス
山賊にまで手を挙げる死への引き金は、本作の運動衝動鈍化の極みにも見える。退屈な停滞にみえる中盤以降にささる画鋲死体。

はやく猿ぐつわをしろと恫喝する老人は、本作のラストを明示し、キャサリンロスも残酷を避け姿を消す。酔いのダンス就寝と、共にさよならだ。

遠景の無音な警察隊の素晴らしいロングショットの数々がアカデミーを呼び込んだのか?

計り知れない爆風が画面からふきあれたからか。このシーンも扇風機を使い苦労したようです。

ポールニューマンの娼婦大好き、懸命にスペイン語学習にふける実際頭脳派だったブッチ。ニューマンのあらためて目力と高らかに馬鹿笑う姿の気持ち良さと前向き加減にどれだけ明るい気にさせてくれるだろう。

レッドホードの動かなければ、あたらない俊敏さと一筋に愛する男のラブにどれだけ男を見たであろう。
俺はこの2人が大好きだ。あーかなり好きなんだよ?誰が何いってもね。

死にそうな2人を見ても
血だらけでもうすぐ死ぬ2人を見ても
このアウトローなら許せる
いや大好きな瞬間を、おわってくれるなああ!と思えるラストだからこそ
この明日に向かって撃てって名邦題と共に普遍を獲得していると心底思った。

こんかい見てね。大事な私の作品であり、何度も見返した感想だ。




さて
ジョージロイヒルが魅せる明日に向かって死ね!
いやいや
ロイヒル監督・ニューマン、フォードのブッチとサンダンス このいきざま

私はこの映画が5つ星に好きなんだということ

以上

バリージェンキンス脚本監督「ムーンライト」

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星4、1 バリー監督のブラックビューティ



アカデミー作品賞、脚色賞、助演男優賞受賞。
脚本タレルマクレイニー
監督バリージェンキンス。




2016年アカデミー賞発表時、リアルタイム当時、リアルツィッター情報で声が出て驚いた。
まさかの間違え発表、しかもウォーレンべーティにさせる!!!という苦笑い確実な写真。
驚愕俳優の表情激変顔が呟きを飾りまくる。私も苦笑い。

そこに躍り出た作品賞受賞謎の「ムーンライト」。「ラララランド」の受賞予告見た限りはマアないかなと踏む予測、で、あたった。

そうこうするとまたまたツィッターにはやめ公開2017年5月のニュース。
わがイオンシネマ新潟西で限定公開決定。

ポスター写真を見るとブルー背景、黒人三分割な顔面、やけにビューティ。

黒人映画のなにやら臭い。
ツィッターに監督コメント
「ブエノスアイレス」(DVD所持)、お気に入り監督ゴダールの文字。

何が月の光で
どんな黒人表現なのか?

うーん!何かあるぞ!と思い、ガボちゃん主演「プレシャス」(2009年同配給ファントムフィルム、いつもマイナー良作配給感謝)以来8年ぶりのオスカー受賞作。
平日午後に鑑賞してまいりました。



なーるほどねえ!

注意するなら

暗い
同性愛理解出来ない

って方は見るのをオススメしない感じです。

あと背中からのステディカムショット長廻しが多用されてましたが、イマイチなのも分からなくもなかったですね、その後のドラマ展開からみてもちょっと編集カットしても良かったのかも。

内容地味。しょうもない。成長も無いってとらえられて、終了!!!ていう感慨があってもしかり。
ですが、私は生きてる事実として、アメリカの人間のやはりニューシネマ的

ありのままやん!この黒人たち!

的には誠に素晴らしいLGBT映画に見えましたねえ!

余談ですけどアカデミー賞の傾向は、私は作品賞受賞するやつってかなりのところ

ニューシネマ気質の作品(見にくいアメリカ、カッコ悪いアメリカ、少数派表現)。
移民人種作品(白人以外の作品)。が受賞する。
って思ってきてます、なんとなく。余談以上。

私はね、二話めのアシュトンサンダースが良かったなあ!あの目!必見!女性陣!
見ててツァイミンリャン監督の主役俳優、シャオカンの顔にたまにそっくりに見える時がありましたね。台湾映画、同種LGBT孤独作家ツァイの出演俳優シャオカンとアシュトン。時折寂しそうな表情がそっくりだったなあ。寂しい目を魅せてくれるんですよね、必見!

あと完コピに「ブエノスアイレス」オマージュで同音楽がかかった時、ニヤリニヤリしてまんまやんけ!とびっくりしたその!素直さに本監督、バリージェンキンスのウォンカーワイ愛を感じました。
いやあ、これはある意味らしくない表現だと思いますよ、黒人が中国映画に思いをはせるっ!てね。スパイクリーが聞いたらなんか怒りそうです。

まあ最初ブラックムービーとなると
麻薬物
人種差別もの
コメディモノ
ギャングアクションもの
といろいろ私の好き系統があります(説明略)。

が、見た後思ったのは、
私の好きな映画、ウォンカーワイの「ブエノスアイレス」の画面感覚と「ボーイズンザフッド」のシナリオ一部分格調したような感じで、かつ、足したような映画に見えました。

言い方かえると、
アンリーの「ブローバックマウンテン」が見れる方は見て!という映画なんかもしれません。

調べたら
ゴールデングローブ
ニューヨーク、ロサンゼルス批評家賞
インディペンデントスピリッツ賞
の作品賞みーんな受賞してた事に至極納得。
これがアカデミーで良かったとも思えましたね。

病める国、アメリカ問題をまさしくブラックビューティな画面色彩を挟み込みながら

麻薬
同性愛
スクールカースト
いじめ
貧富
コミ二ティ犯罪
差別

を内包しながらも
きわめて
同性愛なラブによりかかりながらも、
色彩ブルーなブラックに包まれる心象画面の青春映画になっていました。


3つの時代をシンプルに魅せていた。とある黒人少年。少年から成年へ、月の光に照らされ、危険地域に住む黒人たちの青春ラブ物語ダウナー版でございました




さて
バリー監督のブラックビューティ

アカデミーらしい
ほのかな明かり
孤独なブラックインナービューティ映画でございました。

大森立嗣監督「セトウツミ」

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星4、0 菅田・池松の学ラン漫才川べりで



原作此元和津也。
製作脚本宮崎大。
脚本監督大森立嗣。



全くノーマーク作品。
漫画原作らしい。
旬な売れっ子若手2大共演、菅田将暉、池松壮亮。
監督「まほろ」の大森さん。

ツィッター、ブログの絶賛呟きや記事を目にする。
話しだけの青春映画、いや漫画原作映画。

二人のきっと漫才みれるんだろうなあと予測。

ブロードメディアDVDレンタル鑑賞しました。


いやああっというまで、おかわり欲しい感じ。
ぎゃはは!良作でしたね!
もう川べり漫才ですよね。

勿論
菅田将暉、池松壮亮ファンマスト見てね!映画ですね!女性ファンは、必ず楽しめますよ!!!

一見するとこういう映画ってやはり失敗しちゃうんですが、いやはや

これ上質な漫才ですよね。
菅田さん扮する「セト」(ボケ)
池松さん扮する「ウツミ」(突っ込み)
川辺でネタ合わせ

っていう映画。

はい、終了!ぴーーー!

素晴らしい60分強の青春漫才でした。
だってそのまんま松竹演芸場で菅田池松コンビで学ラン着て

「はいどうもお!セトウツミでえす。」

ていってネタ出来ますよね。

つまり素晴らしい掛け合いにつきますねえ!
旬な俳優でもありますが、立派なトップ若手俳優たる演技必見!

内容はない!ほど、たわいない高校生のあれやこれ。

「ふしがある」
「このポテトながない?!」
「バカにしてんのか!」

と二人の背景やラブをさり気なく各話だてて魅せます。

レビューみたら笑ったわ。多くの方が「深夜ドラマ枠や続編」希望だらけでにやけまくり。私もテレ東枠ドラマ希望だけど、旬でブレイク真っ盛りのお二人には、無理なんかも、、、。

あと宇野さん出演、わからんかったわあ。レビューよんでわかった、ピエロさんだったのね。

あと関係ないけど鈴木卓爾さんが、バク山さんにそっくりに見える瞬間があった。ていうか鈴木卓爾さんのアップ久々見た。

あとふたりのかわべりの後ろをあえてなんか意図なんか、通行人とか車とかガンガン走っていて良かったあ。リアルっぽくてね。
逆に彼等2人の前の登場人物がありえない偶然ありすぎとか思ったけど(笑)

CMでけん玉していた中条あやみさん紅一点ヒロインでしたね。


さて
大森監督が描く
菅田・池松の学ラン漫才川べりで

素晴らしい川べり漫才、コンビ「セトウツミ」青春大阪川べりらへん

確実なクスッと笑いと
菅田・池松魅力ぶつかりまくりのコラボ学ラン

必見なふしがあるよなあ!

園子温監督「アンチポルノ」

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星4、0 園監督黄色い瓶詰めワニ


R18指定。
脚本監督園子温



日活ロマンポルノリメイク、リブートシリーズ、鑑賞第2弾です。

今や飛ぶ鳥を叩きつぶしつつ監督多作に追われているぴあ出身園子温監督。

一般作からドラマから漫画原作物まで幅広く園ワールド全開させております。

それぞれの各話を融合した園短編「うつせみ」

園監督のニューシネマセシルBシネマ任侠「地獄でなぜ悪い」

むき出したパンチラから家族宗教アンチ世俗をどなりあう長大作「愛のむきだし」

等々撮ってきました。

リブート作は、緒方明監督「風に濡れた女」を鑑賞。奇抜な海岸ばたの砂浜エチュード、かなり面白かったです。

劇場鑑賞二作目は、楽しみにしていた園監督。シネウインド1週間限定上映。やや年齢層高めお客様と鑑賞してまいりました。




すいません、まずモヤモヤ吐露。
あえて。あえてのぶっちゃけですが、筒井真理子さんが、、、まあ脱ぐんですけど、あれいるのかな?て正直思いましたね。なんかね、
筒井さん、品があるんですよね。

「この○そ女優!!!」

って罵倒百連発あるし、受けの演技はなんかぴったりだったんだけど「怒」の演技を見て抜けないなんか?をかんじていて、調べたら
早稲田出身・第三舞台方なんですね。なんかね。ぬけない品がありましたね。
逆にワンハンドレットさん連中が筒井さんの役をやった方がよかったんじゃないのかなあと。だって眼力、顔面力魅力ありすぎでしょ!!って思いました。
まあこれはポルノじゃない!プンプンと怒るファンもわからなくはないですが、これは園子温ムービーなんでね。団地妻やコスチューム映画みたけりゃそれこそ日活ロマンポルノブルーレイ再発をみればいいわけです。ごめんなさい正直なおもうとこです。



いやあ良かったです。

まあ園子温ファン必見のある意味園18禁あえてやったるよロマポル版ってな感じでしたね。

まささく園監督の「イブの総て」「軽蔑」でありましたね。やりきっていて良かったです。

一方冨手さん!お疲れ様でした!いやあ!凄い!園女優ポエジーをまさしく全身カラフルにのたうちまわりましたね!!

「毎日ガンガン死ね!」

名台詞ですね、刺さりました!

とある女優の罵詈雑言。
それはとある瓶詰めのワニのよう。
真っ黄色な汚水まみれの罵倒
不安
プレッシャー
妹(園監督の度々登場するワードです。)この妹役さんの階段を2度降りるのはさながら「サンセット大通り」か?苦笑いしたけど無意味な笑顔に逆に爆笑。
監督と女優
マネージャーと女優
作品
自己嫌悪
自己憐憫
陶酔
家族
セックス

をなかば物語りにはめず、
映画のなかの映画にとじこめあちらこちらに
場面は部屋から部屋
妄想から現実と
アンチしまくり。

園監督も1度は断ったという事実。服をきせていく演出というアンチに

これはやはり、唯一園監督しかやれないアンチなんやなあと。
確かに行定さん、中田さんが出来そうにないですよね。

鑑賞後脳内ほどよい拘束的ぐちゃぐちゃなペンキをぬられたようで、

しっかり園子温映画でホッとしました。さすがAV経験もある園監督が確かにわかってらっしゃるうえでの

アンチテーゼをぶちまけまくっていて気持ちが良かったです。

決してグロエロに走らず
あえて着せるという
いや
あえて部屋詰め地獄なんですよね。
劇中の瓶づめのワニのようにね。噛みつけない超狭い拘束に打ち震える冨手さんのイエローポエトリーでありました。

篠田愛さんの劇中の絵良かったなあ。
園監督の絵画も全面に個展での「ガガガ」ペイントもありましたね。あの女集団癒やされたわあ。ずーとなじられてからの救いの集団にも見えましたね。
白黒の画面超萌えて涙が目にあふれました。




さて
園監督黄色い瓶詰めワニ
園ポルノ!アンチだよ!
俺のアンチをミロよ!このゲス!観客があ!


どこか説教から解放された会議室をあとにするかのような

心地悪い心地破戒を楽しんできました。

園子温リブートでした。

山口監督「闇金ウシジマくん3」

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闇金ウシジマくん3、テンジョウ塾キャバクラ編




原作真鍋昌平。
製作スターダストピクチャー。
脚本福間正浩。
脚本、監督山口雅俊。



原作真鍋昌平の金融漫画「闇金ウシジマくん」シリーズ(原作ほぼ未読)

山田孝之主演の冷徹まばたき無し、早飯、容赦無しの板付きヒットシリーズ映画化パート。からの2部作完結編。

ドラマシリーズ鑑賞済み(携帯ドラマ配信タクシードライバー編、またのなをロバート秋山編この後楽しみます。)

劇場版もうなぎのぼりに面白くなっている?整理されてきている?予算アップでキャスト枠増えてきている?てな感じ。

予告みて面白そうだったけど、2部作で俄然諦めた。楽しみだったラスト二部作。東宝DVD鑑賞となりました。



いやあ3、1番良かったかなあ。私はね、完成度的に。

レビューにもあったウシジマくん出なすぎ

というのは、しょうがないですよね。
本作わりとテレビ版のながれを1本に1番上手に見れたながれだった気がしました。
マアヒット作あるある、売れてくると主役なかなかでてこない。あるあるネタです。御了承ください。

「仁義なき戦い」の菅原文太しかり
「網走番外地」の高倉健しかり
「ウシジマくん」の山田孝之しかりであります。ていうか、もはや本作スターダストプロとアイドル枠の映画枠、映画出演枠になっています、おそらく。
山田君はあくまでガイド主役出あります。

いやあなんといっても本作!まず!笑ったのが!

浜野謙太ことテンジョウ塾うさんくさい塾長、良かったなあ!いそうですよね。あの喋りと決めポーズ。原作もそうなんですかね。必見!

本作の塾生主役、一見神木くんにみえる本郷奏太くんのなりあがりラブ。お相手は、今写真集バカ売れらしいアイドル枠、白石麻衣さん。しとやかにかつ命をかけなきゃ嫌女性を演じてます。

あとさらに加えての客演がいきなり無駄豪華絢爛。

北野組から完璧売れて今やごちメンバー大杉漣ぱぱ

入江組ラッパーMCトムから水澤紳吾サラリー。当たり前ですが、雰囲気かわってびっくり。

本作吉田監督「桐島部活やめるってよ」枠ありますかね?!
前野朋哉ことシンコチャン!(シンコチャン!って、スチャダラパーの?いや太陽にほえろか?自らなのるあたしが(笑))

完全なネタ振りのようなアンジャッシュピコピコハンマー(笑)児嶋。児嶋さん、「リンカーン」からのダウンタウンキレ芸が板についてきましたね。黒沢清監督作にもサラリと出ていたりして、俳優も良い感じだと思います。

あとほかレビューにもありましたが、最上もがさんがかわいすぎて浮いてます。習字もわざわざクレジットや書いてるとこ抜いてサービスカットわりしてましたかね。私も前作の毒舌やべきょうすけさんとのかけあいがなくなりちょい寂しかったなあ。ふたりで喧嘩してほしかったなあ。アイドル枠でしょうかね。

サラリーマンラブキャバクラ編に武勇伝女々しくてオリエンタルキャッキャ慎吾さんと筧美和子嬢が披露。あるあるキャバクララブネタがセカンドエピでした。筧さんになんか母性顔を感じました。シンゴの駄目ぶり必見!

ウシジマくんと駄菓子屋トークを繰り広げる今や売れっ子、綾野剛さんも竹とんぼ飛ばす勢い。「ヘルタースケルター」からかんがみると、うれましたねー。個人的に「新宿スワン2」がはやくみたい!です。ほとんどブリッジ的な箸休めにもミエマス。必ず後ろに呆然としてなんで大人がいるんみたいな感想を抱いているだろう幼女がいる(笑)


そつなく終えましたが、テレビ版スーパー新作総編集のようで私は1番良かったです。
白石さんのつめたい美貌
がはは塾の浜野さん
セクシーさの筧さん
きゃわいいねえシンゴ落伍階段
たのしみましたあ!

次回はウシジマくんの過去がわかりウシジマくん活躍のファイナル。今みてます。たのしみたのしみ。


さて
闇金ウシジマくん3、天上塾キャバクラ編


どろどろした
おかね
風俗
暴力
やみきんエンターテイメント

ぜひ!

三池崇史「テラフォーマーズ」

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星3、4 三池監督のゴキブリマースシップトルーパーズ


原作貴家悠
脚本中島かずき
監督三池崇史



今や毎年2本もあたりまえ。
劇場娯楽作、漫画小説映画化職人にみえてきた三池崇史監督。

本作予告見て超豪華キャスト
漫画映画化
これバーホーベン「スタトゥル(「スターシップトルゥーパーズ」)」の和製版
アニメオリジナルビデオ「ゴキブリの黄昏」を思いだす(こんなんおもいつくのおれくらいだよなあ)
小栗旬のあの髪型(笑)

むむむ?!てな予測。

携帯動画の別動画をツィッターであるんだあと横目にしつつ、DVD鑑賞まで待ってワーナージャパンDVD鑑賞じしたあ。



うわあああ!もうお腹いっぱーい!の三池火星炭鉱虫殺し、
石ノ森仮面ライダー豪華ゴキブリ有名俳優コスプレショー
華麗なるCG殴りプロレス
てんこ盛り
野菜殺戮オレンジマシマシ

みたいな読後感いや鑑賞後はらいっぱいでしたあ。

面白いというか
大容量の俳優達をまさしくはいして

有名映画まんまリスペクトカッツさりげなくぶちこみながら

冒頭いきなり「ブレードランナー」まんまで笑えますね。小栗車が降りるカット。そのまんま完コピに近いショットでオマージュ「ジ」でござました。

また「エイリアン2」や「スターシップトゥルパーズ」も含みつつ。

ゴキブリの目がかわいいのになぜかプロレス嗜好。原作(未読)もそうなんですかね。

わいわいがやがや
正義悪だあー
と直球台詞もこちらにどどきすぎて腹こわしそうな

テラフォーマーズ計画にやっつけられましたね。
悪とか
正義とか
緊張緩和とか
よりも

ドンドン異色なコスプレ披露しつつ
ばっさばっさと
首チョンパ
ばすばす(ぎゃははー)
おもしろい
くだらない
ながい
くどい
その正義感いる
その悪いる
みんな最悪きどって

実は1番素晴らしい悪が
黒石高大さんの願力だったという裏落ち。

だって伊藤、山ピー、山田、菊池、滝藤、渋川、みーんな善良そうだけど肩書き悪い人よって説明されてもなんかいい人にみえる人ばかりというね。

山田孝之さんは、ラストまで謎マンキャラでひっぱりましたね。

小池姉御の腕斬りに格好良さと見せ場を感じた。

小栗ファッション気にするキャラも冒険してましたね。小栗さんもようやくヒール役きましたね。極悪人を見てみたい感じですね。「あずみ」「隣人13号」の頃が懐かしいなあ。

太田さん?!竜兵くんの元妻?の方?異国語披露

山ピーも英語披露ヒトネタありましたかね。まあ性格定義なんでしょうかね。

伊藤さんも主役だけど、もはや脇役にまえました。

てな感じで
三池火星昆虫パーティでしたね。


さて
三池監督のゴキブリマースシップトルーパーズ

はらにつまりすぎて
つっかえましたあ(笑。ほめている)

三池監督、俳優ファン
漫画ファンぜひ!

日比遊一監督「健さん」

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星4つ 健さんと小田剛一



音楽岩代太郎。
監督日比遊一。



2016年に見たかったドキュメンタリーだった。シネウインドで上映していたが行けず。

昭和の名俳優、高倉健。

はじめは、「夜叉」で好きなタケチャンが共演。高倉健の撮影エピソードをケラケラ笑った。

そして煙草のCMの「LARK」での高倉健。

男、立ち、振る舞い、「不器用ですから、、、」

そんな初めて高倉健との出会い。

最初に記憶したのは多分、山田洋二「幸せの黄色いハンカチ」だ。
雑誌のレコメンからのビデオ鑑賞だったかなあ。
完全に面白かった、武田鉄矢が、。いやいや黄色のハンカチとまさしく男気
高倉健のロードムービーに感動した。

それから「映画秘宝」の井上三太表紙の「任侠映画」ムック本から「東映70年代」の大量娯楽陶酔期がはじまる。

高倉健の「昭和残侠伝」シリーズの殺陣
石井輝男の三枚目の健さん「続網走番外地」であり、詩人の福間さん推薦していた「ならず者」から一気に私の高倉健となった。好きになった。あびた東映ビデオの数々。

そして復帰作やアジア映画出演や高齢になられてからもテレビに伝わる出演作封切りニュース、そして内密秘密からの死去していたというタイムラグ感ある死のニュース。

健さんの油絵の自画像のジャケ、著名人コメント多々踊る。どんな健さんのドキュメンタリーだろうと思っていた。新作レンタルオデッサDVD鑑賞いたしました。



健さん!!

ファン必見のインタビューで振り返るドキュメントでございましたねえ!

語られる中で1番私が印象に残ったのが、

「高倉健と小田剛一(本名)」という二面ある

というコメントだった。

一見「不器用、オーラ、腰の低さ、優しさ」といういつもの高倉健エピソードは、山のように皆さん口をついで出てくる。確かに感動する。

だが、本当の高倉健のもう一面
ダークサイド面じゃないけど、家族、癖、失敗、運命、恋、アクシデント、不幸、孤独、俳優としてのこだわり

江利チエミさんとの結婚離婚のエピソードも興味深かった。

に立ち向かうひとりの男、小田剛一のエピソードに強く惹かれた。

健さんといえども悩みは、ある。

任侠映画のイメージとの葛藤
映画現場、俳優としての心情
強い信念
海外進出と悩み

などなど様様なエピソード必見。

ジョンウー校長の健さんをイメージしてトニーレオンに演技をつけたとか

マーティンスコセッシから「沈黙」出演希望と断り謝罪とか

「ザヤクザ」監督のポールシュレイダーのコメント、「ミシマ」の出演断り。(私個人的には、邪推すると本作にはやいうちに海外進出したおかげで、ぶれない健さんができたんじゃないのかな?と勝手に推測)

ヤンデボン監督、マイケルダグラスの賛美とか

降旗康男監督の健さんへの思い。ロケに出て2週間ほど廻して、あとは撮影スタジオで繋ぎ芝居を撮って作っていたエピソードにびっくりびっくり!「新網走番外地」とか降旗監督だった。

諸説あるが最初の任侠映画ともいわれている「人生飛車角」沢島忠監督のエピソード

悪役紹介の八名さんの笑劇コメント、東映スタッフコメント、写真家、海外ガイドさん、山田監督、ファンコメントも必見!

貴重な妹さん、付き人のコメントは、必見!

なかでも不良番長こと梅宮辰夫、タツニィ兄貴のエピソードも心に残った。

「俺は酒を断った、、、酒を飲むと何をするかわからない、、、以前タクシーの運転手をボコボコにした、、、」

とのことだった。小田剛一に戻ってしまったのかなあとおもった。



いずれにしろ
魅力的な人間に間違いない
日本人、いや高倉健という日本人を演じた

健さんのシンプルインタビュードキュメントだったが、とても愛深く、貴重な話しが聞け手予想以上の面白さだった。

まさしく全俳優必見の国宝健さんをめぐる

けんさん
ケンサン
Ken
健さん
をめぐるドキュメンタリーでした。


さて、
健さんと小田剛一

健さんファンはぜひどうぞ!



蛇足的追記
勿論本作におさまりきれないエピソードは、ネットでググれば山とでてくる、かつ面白く、鑑賞後読みしらべた。

ほか
養女
お金遺産
スキャンダル
同○愛疑惑
名前入りプレゼント

などなど
スター健さんの逸話に鑑賞後埋もれた。

健さん
まだまだ
見たいのが山です。

本日鑑賞後、フィルマに投稿。

指原莉乃監督「HKTドキュメント尾崎支配人が泣いた夜」

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指原監督のドキュメントHKTに迫る



監督指原莉乃。


日本のもはやアイドル帝国を築いた、AKB48グループ。

それにともなう劇場ドキュメント映画鑑賞シリーズ。いちお4作目まですべて鑑賞。

いよいよ全国展開みたいな流れだった気がします。

だけど1作目見たときまだ全然知名度なかったけど、今やメディアの浸食度半端ないですね。5年前AKBのクジポスター(AKBの初期メンバー中心)を貼っていた自分。社会アイドル勉強シリーズ、劇場で予告は見てました。

指原さん監督!?
HKTってどこ?
指原スキャンダルで移転?
いいともに出てたよね、総選挙1位だったもんね。恋するフォーチュンクッキーセンター、あと指原主演「プー子のなんたら」という主演映画予告もみたかなあ、人気なんだなあと。てな知ってる知識。

まずSKE、乃木坂、NMB、最新AKBのドキュメントが並ぶ中、まず見たかった指原監督の本作をチョイス。

東宝DVD鑑賞となりましたあ。


鑑賞後HKT、指原莉乃、あとNGTとかいろいろググる。本作レビューも読む。


いやあ、これがまた面白かった。
いままでは、まあ説明、紹介、インタビューみたいなわりと親切、かつスキャンダラス、努力、卒業、ライブ、劇場公演日常挟む

みたいなものを1作目以降の続編はのっけていくスタイルだったような気がします。

本作は、指原莉乃いきなり愛情たっぷり音声解説、HKTの内部を探る、みたいな展開で、いままでに無い感じが如実に表れていてとっても、私は良かったですよ。

紹介しようというコンセプトより

指原監督のHKTのココもっと知ろう、知ってもらおうを多角的に指原愛情コメントとともにふりかえる

HKT48のドキュメントとなっております。HKT九州、福岡のAKBなんでしょうかね。

指原さんは、AKBのドキュメントで出演してたよなあ?と思いつつ、

いまや伝説のタモさん昼帯「笑っていいとも」にサシコさん、出演していたのはわかっていました。

指原さんが出身大分なんですね。それで、指原さん曰く

「十字架を背負って」

HKTの劇場支配人兼任となり、本作の監督もやりたい!ってなったんでしょうね!

愛情の熱あと私がちゃんと監督してます!演出風景もいれてます。それも保険としてかわかりませんが、面白かったです。

この場面いる、いらないみたいな感じ。

劇場支配人に駄目だししたり、紅白のくだりや、選出される、されないの恒例の熾烈な争い、ライブ、インタビュー(指原サシトーク)、実家訪問、芸能人インタビュー、PV撮影、卒業、劇場公演を挟みつつ、

HKTの快進撃を挟みつつ
副題の「尾崎支配人が、、、」の件、冒頭の映像の件の種明かしみたいな指原監督ディレクションが続きます。

個人的に
メンバーひとりひとりに出る名前クレジットの出し方が格好良かったですね。メンバーが動くとちゃんとユラユラ動いて、きっとこだわったなあという感じがあって良かった。

指原さん、タレントしつつ大変ですね。いつぞやみた、弱気なだめだめキャラなんですぅみたい初期ドキュメントでは、言っていた気がしますが、今や自信と成長とメイクマネーして、監督して、

高橋みなみポジションまでがんばったというかここまで指原さんが変わりきった姿勢、いや芸能人になったのも驚きでした。いやいろんな思いあったとは思いますがね。指原監督おつかれさまでした。


ちなみに
わたしの推しメンは、田島茅瑠さんです。かわゆいです。




さて
指原監督のHKTドキュメント
指原解説HKTもっと知ってよ!ドキュメント

面白かったです!


追伸
わが新潟のNGTのドキュメント映画も楽しみだなあ。

追記
指原さんの自画撮りYouTubeを見ると、某ユーチューバーをマネするひとりのおんなのこが垣間見れました(笑顔)本作だと私が解説する、私が導くHKTみたいな感じだったんでね。

と、また秋本さんにころがされてるじぶん。ほかのAKBドキュメントも見ていきます。

本日ファルマに執筆。

ライアンクーグラ監督「フルートベール駅で」

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星4、2 フルートベール駅にて


NY評論家協会新人監督賞受賞。
サンダンス映画祭大賞、観客賞受賞。
PG12指定。
製作フォレストウィテカー他。
監督脚本ライアンクーグラー。



私の映画「ロッキー」。
そのリブートとなる「グリード」を2017年今更鑑賞、過度な後悔、で、

この監督の前作何よ?

という新しい良い監督に出会うと必然検索で借りた。それがこれかあ!

シネウインドで上映してたなあというのと、ツィッター、フィルマークスで高評価も目にしていた。

あれ!主演俳優が「グリード」のアポロJ、マイケルBジョーダン。あれっ!
マイケルBジョーダン、次作ライアン監督の「ブラックパンサー」 にも出演。
おおお!これは!相当な信頼関係やなあ?!と推測。
まるで初期スパイクリーとデンゼルワシントンのようだなあと。

ほぼノーマークレンタル鑑賞しました。



いきなりのリアル映像に間違いなく観客は、掴まれてしまうに違いない。

鑑賞後の事件、写真、グラフティー、暴動などをおさらい。

いやあ!素晴らしすぎたっ!

まあ、よくある
とある一日映画であります。

とあるフルーベルト駅で起こったその

事件を映画化した素晴らしい1作。

こんな事件に
こんな青年が
こんな背景と過去を絡め
こんな友人やこんな家族で

2009年1月1日を迎えるまでの31日を描く本作。

予測推測、絶対気持ちが落っこちるよ感情が浮いては沈むまでのみちのり、ドラマ。

何より出ずっぱりのマイケルBジョーダンの立ち振る舞い。家族思いだけど、
絡め辛めな因果な過去。

麻薬
就労
貧困
浮気
家族
問題を描きながらも
1日は通り過ぎる。
無垢な娘さんの明るい笑顔と冷たいシャワー。

美化しすぎ
誇張もあるのかもしれない。ですが、やはり

とある事件
とある 死が

素晴らしくドラマティックに
素晴らしくとあるフルーベルト駅のこぜりあい
とある人種差別
を描き出していますねえ。

いやあ、たまったもんじゃないなあ。
日本もこんな風にならないようお願いしたいもんです。

スパイクリーの作風にも似てますよね。あと本作の製作に黒人俳優のフォレストウィテカーだったんですねえ。イーストウットのジャズメン映画「バード」、「グッドモーニングベトナム」ジャームッシュ「ゴーストドック」の彼であります。

インデペンデントな製作でも、本作のような意志あれば、突破する表現力と俳優が揃うとこんなに悲劇的だが素晴らしい1日が切り取られる

日本も頑張れ!
こんな青春あるだろ!そこらじゅう
人種差別はないけどあるだろっ!という嫉妬を覚えつつ

フルーベルトの1日に
頭をもたげられた

彼の1日
あなたの1日

さて
ライアンクーグラーのフルートベール駅にて

ぜひ!



追記
けどさあ、駅に行ってね
警察に職質なんかなあ
そんな感じで
座らされてね
あんなじゃあね。
いたたまらんねぇなあって思いますよね。病んでるよなあアメリカって思います。日本の警察でどうだろうって考えてしまいました。

ライアン監督完璧お気に入りになりました。次作完璧上映したら行きたいと思います。だってブラックパンサーでしょ!あのマリオンバンピープルが監督「パンサー」以来の映画化。楽しみ。

オリヴァーストーン脚本監督「野蛮なやつら」

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星4、1 野蛮なやつらの薬なトライアングル


原作・脚本ドンウィンズロイ。
脚本監督オリヴァーストーン。



アメリカの社会派監督といえば、オリヴァーストーン。アメリカの暗部と政治を真っ向正面から描いてきたお気に入り映画監督であります。

まず見てきた作品おさらい。




上映していたのは、わかっていた。
面白そうだが、何やら「Uターン」か「ナチャラルボーンキラー」系。オリヴァーの麻薬殺傷犯罪物の感じは、感じとっていた。


ブルーレイディスクレンタルしました。



うわあ!見にいけば良かったあ、メッチャ!良いやんかあ!

完全に「ナチュラルボーンキラー」の失敗を取り戻した感じで、めっちゃ良かったやんかあ!あっ!タランティーノも激怒した脚本提供の「ナチュラルボーンキラー」は、私は大好きだよーん。映像効果やりすぎ、当時発砲事件も起きた本作、劇場鑑賞、DVD購入ずみ。
だが、大コケしたやつ。

そのナチュボの良い意味で映像にギミックを加えまくる編集は、今回も顕在。

よくある麻薬話し

に、麻薬シンジケートに超収載三角関係若造が取り込み、とりこまれる話し。

いやあね、ブレイクライヴリーがいやらしぃっっっ!きれいすぎぃっっっ!
ていうか誰よ!と思ったらビデオ屋でジャケ惚れしていた「アデラインの100年目の恋」の人でしたね。まあ可愛いこと。2人に惚れられてもシャー無いわ。新作はウディアレンに出演かあ、なるほどなるほど。

武闘戦場がんがんいこうぜぇ派のテイラーキッチュ

理知穏健慎重派の植物学専攻のアーロンテイラージョンソン
その2人の女神が、ブレイクという関係性。

その3人が行うは、麻薬・葉っぱせいせい

でございますね。日本のニュースも頻出ワードになってきましたね。

そこに絡むシンジケート軍団

あら適役で適薬で逆に怖いベニチオデルトロ。髭面のメキシカンブルドックのようです。コワいよなあ。今回は容赦ない振る舞いかつ抜けさくぶりなキャラですが良かった!私は「ユージュアルサスペクト」の老化版の役柄がだぶついて見えましたね。植木やは、注意ですよみなさん(ジョーク)必見!

そして出演していてびっくり!ジョントラヴォルタ。めちゃ!太りまくっていて、必ずなんか食っているイメージかつ、重要警察ずぶずぶ悪い方を演じてます!「サタデーナイトフィーバー」の治安維持法はダンスから葉っぱ賄賂にかわります。あ~こわいこわい。特典映像でデルトロが
「俺の記念作になったよ!散々見た「グリース」の主演俳優と共演だなんて!」と超リスペクトしてました、嬉しいですよね!そういうの。

そして見せ場もたっぷりな「デスパレード」からこちらもぬけ落ちたミスしまくるけど、強烈なボス役を演じたサルマエハック。いやあ女性をなめたらあかんよ!的なボスであります。

私は完全にリドリースコット「悪の法則」のキャメロンディアスを思いだしましたね。あ~コワい!

本作原作のドンさんも執筆していてこまかーい麻薬こな事情を何気にごやかにちりばめながら

アメリカの裏のヤク事情が素晴らしく鮮烈、新鮮に表現されてますね。

あの みなさん
麻薬は違法
これ基本
ですんでお願いします。

私は映画を通じて反面教師学習を十代からしていたんで良かったなあ。いやあナチャラルハイこそ真理だす。

けど「悪の法則」は、もの凄くねシステマティックに薬事情がくり広げられていたけど、

本作さすが、麻薬・薬に溺れ経験済みのオリヴァーストーンだけに

麻薬対警察を描いた「イヤーオブザドラゴン」

「ワールドイズマイン」で俺の世界。アルパチーノが今でも飛び出す神ぶっぱなし映画、おらあメキシコから成り上がるだあ「スカーフェイス」

両方創作者は、オリヴァーであります。

地獄の収監体験が出来る麻薬で捕まるとこんなんなるよ絶望おぶ監獄映画アランパーカー「ミッドナイトエクスプレス」もオリバー。



主役3人と麻薬側もどこかあらの在る、人間味を含みながらキャラ作りしてましたね。

まあラストに不満の方もいらっしゃるようですが、ナチャラルボーンキラー体験がある私は、むしろ大爆笑してしまいました。こんな落ち、オリヴァ落ちはやるといいなあ(うそ)



さて
オリヴァーストーンが描く
ザ・野蛮人のように

野蛮なやつらの薬なトライアングル

ぜひどうぞ!

ブルーレイ買おっ!と。

東京スカパラダイスオーケストラライブにいってきたあ!

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いやあ!行ってきましたあ!

2017年6月2日(金)18時30分開場 新潟テルサ

東京スカパラダイスオーケストラ LIVEツアー
TOKYO SKA Has No Border

いやあ燃え尽きましたあ!
会場写真掲載!
怒涛の2時間30分
 
前から2列めで
もーメンバー1メータでぇ触れる感じ

ドラムスのモテギさんには、ちょっと出場の時触っちゃったよ!


終演後理由がわかった!!
脳ティシャツ3000ゲット!

あっ!タオルもゲットしたがびちょびちょです!汗で。タオル前回購入したのと2枚づかいしたが

汗のえじきとなりました。

天気悪かった新潟ですが、
ライブは激あつ!でした!

スカパラの進化
感じましたあ!

まさしく

ノ~ボーダー

ありがとうございましたあ!

また新潟きてぇ!
おねがいします!

追伸
終演後
外が寒くてびびった

岩井俊二監督「リップヴァンウィンクルの花嫁」(ネタばれ有りレビュー注意)

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岩井俊二の、、、。



配給東映。
制作ロックウェルアイズ。
製作総指揮杉田成道。
原作脚本監督岩井俊二。



90年代を作家性まっしぐらに駆け抜けた岩井俊二監督。

おさらい。総ては微妙な感触なんだが。はい、結論はね。

架空の未来都市映画からバンドも派生した「スワロウテイル」いまいちなSFの感じ。(レビューあり)

松たかこと「四月物語」
中山美穂と「ラブレター」
を撮りあげる。


フジテレビと連動したドラマやドラマブローアップした「Ifもしも」から発展して劇場映画「打ち上げ花火上からみるか下からみるか」こちらは、普通に好き。
山崎、奥井の少年少女。
なんか、今?アニメ化してるのかあ(ため息)

私の唯一好きな岩井監督の毒「リリィシュシュのすべて」本作を突破してほしいとず~っと思っている。

未見で挫折一回「花とアリス」そしてアニメ化されたのが公開されたようです。アニメやりたいなら、やればいいのにね。と思いますがね、オリジナルでね。

海外作品になった未見の「ヴァンパイア」

短編の「ニューヨークアイラブユー」の岩井監督は、良かった印象。



そんな岩井監督最新作。主演黒木華(クロキハナじゃない。)。
話題もなったのかな?上映していたのは認識。だが、3時間は勘弁、岩井監督とは初期作品のそりが悪いのでDVD決定。
えーっ!3時間弱なおさら無理だなとも思う。

ポニーキャニオンDVDレンタルしました。



まず一回挫折。長くて前半のくだりで見れず。

2週間レンタルになり2回目の鑑賞。なーるほどなあ。これはまた、私にとっての問題作勃発。

Coccoさんからのくだりは、なんだろう?あとキャラね。AVとか女優とかなんかなあ。ラストも含めね、。
浅はかやなあと。
AV女優の夏目ななや男優さん、森下くるみ等々出演してたのかなあ?

まあ格差とかなんかいいたいんかなあ。りりぃさんのとこは、また後。

まずね。このAVの扱いがさー、なんかね。腹たつのよね。
Coccoのキャラがまあ気にくわない。
という事なんですよね。
それと主役の黒木華さんが、まあラブめいた耽美性を120分過ぎから展開するんですけどね、なんか

意味わかんねぇと思ってね。AVに出る人の勿論いち、いちね!側面をCoccoのキャラに描いているとは、おもうけどさあ。そんな単純じゃないと、思うけどねえ。まあ結論をいうとね、
猛!言うけど!


末期ガンで死ぬ人を見つけたい
リップヴァンウィンクルというWミーニングをつけたハンドル面倒くさい意味づけだが、その花嫁になった

コスプレさせたかった黒木華が翻弄された、のち明るいエンドマーク

みたいなラストにね。

わたしの心はね。
寓話性とかね
みやざわけんじやらね
クラムボンやら
ガンダムヤら
とか
どーでもよくてね。

はや!バイトせいや!
はや!家庭教師の教師登録とシーツ交換掛け持ちせいや!とかの

主役へのいらだち。ていうか、120分以降は、なかなかついていけてません。

なんで、りりぃさんのくだりは、はっきりと

大爆笑!

なんやろ!この展開!
こんな帰結
ひさびさに笑ったわ!
ふざけた少女コミックかと思いました。狙ったのかなあ?綾野、華さんのなんだかのイッキ。

あとね、ここも納得しないのがね。
りりぃと綾野さんのね?
乳首や裸を撮る事を拒否したよね!

これがね腹たったね、逃げたなと思いましたね。脱ぎましょうなら見せましょうよ!もざいくとかしてさあ。ここもチッって思った、爆笑のあとね。こんな超意外性のラストはね、ある意味大どんでん返しだよなあ! ある意味必見のラストです、こんな変なラスト久々でしたね。

あと黒木華にコスプレさせたいっていう映画だよなあこれね。
それをどうおもいます?という映画ですね。わざと長くしてますからね、そのドアの挨拶のクダリいらないでしょというのもわざわざ切らないという作家性ですからね、。


さて
岩井監督のリップバンウィンクルの花嫁は、めんどくさいおつきあい



私にはみえて
美しいというか、美しいだろほらっていわれてる。
みたいだけど、
私には、あざとい、浅い

何か

にしかみえない花嫁に見えます。いやみえましたね。

そりの
感性が
あわないという確認

のような気がしました。

前半で映画がおわったら素晴らしい!と手放しで喜んだんだが、
後半につれ嫌気と邪推しかでない、失笑の落ちという感じです。


以上

追記
フィルマークスに加筆します。

チャーリーカフマン脚本監督「アノマリサ」

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チャーリーカフマンのアノマリサラブクライシス 



脚本監督チャーリーカフマン。
共同監督デュークジョンソン。




俳優の中に穴があって、入れたらどうなるだろう。その俳優はジョンマルコビッチ、チャーリーカフマン唯一無人の独自性「マルコビィッチの穴」

チャーリーカフマンのあまりにも飛び抜けた創造性だった。自主映画スレスレ、まるで子供じみたありのままの想像力をそのまま映画化したようだった。見たことない映像展開、読めないハチャメチャさ。

一見簡単そうで、娯楽性に欠き、自己満すらみえそうな内容だが、マルコビィッチの穴に巻き込まれた、ほんと
変な映画だった。

そんな脚本家兼、映画監督昇格のチャーリーカフマン。

最新作がなんと!人形劇!

ん?あの「ファンタスティックミスターフォックス」みたいなやつをまだアメリカに試みる勇姿がいるのか?

と思った。

写真を見ると一見CGに見えなくもないおじさん。何やら窓をふきかけ見つめるジャケ写真。どうやらDVDスルーらしい。

ツィッターに本作の絡みのつぶやきを見ていた。

一回諸事情により挫折。2週間レンタルしました。




大変興味深くかつ、悲哀めいたこのソフト浪漫派セクシャルラブ、へたしたらソープオペラみたいなドラマでした。それでバイ人形劇!ですからね、驚きました。面白かったですよ。

まあ!ね、話しが超地味!

物語は、とある白髪中年。降り立つ未知の地。
タクシーに乗りホテルへ。
そこからはじまる中年のもやもやした思いがふくらむ。過去、動機、背景、女性の影がかさなり、いざ、どうなる、みたいな感じ。

アノマリサとは、劇中台詞あるんで省き。

まずね、リアルなんですよね。例に挙げて申し訳ないんだけど、「ひょっこりひょうたん島」なんて目じゃない

リアルな中年の所作、ふるまいの男女必見!

人形なんですよね。顔面のところの目元付近にちょっと割れ目みたいなんがありますが、あれは意図的らしいですね。
まあ中年のちょっとした動きとか、癖とか、息づかいみたいなもんまで表現しています。
なんかアニメやCGで若干加工もしてますかね。支え棒とかも消去してます。

まあ動きや歩きや表情必見でございます。
メイキングを見るとホント大変!!!
撮ると見るじゃ大、違い、だよ!の製作風景です。

あと顔は、なんかみんな同じらしいですね。後で読んだ資料によるとね。顔おなじで服、髪とかで変化つけたのかな?!

カフマンの日本ラブ描写もあります、必見。

けど、話しとしては、もう、こんな小さな中年のラブをなんで人形劇で!って感じのストーリー(笑)

声優には、あの!ジェニファー「ブルックリン最終出口」ジェイソンリーがあててます。熱演!んで、見終えてなんでジェニファーがやったのか裏の意味もなんとなく知る。メイキングコメントあります。

とある中年のラブクライシスを人形で描いたからすごい!話しはね、あるあるネタなんかもなあ、有名人・芸能人のあるあるネタかもしれません?

日本、完全に出遅れてますよね。まあカフマンの題材があまりにも異質、単独トップなぶっちぎり感ありすぎですがね。
いやあ。日本じゃ無理かなあ、こんな話しを製作したいんですけど?売れないでしょ、終了、だと思います。日本の民放ではね、バラェティとかETVとか、CMでね人形劇っぽいのあります。

けど、こういうの作りたいという視点、忠実誠実さは、さすが「マルコビィッチの穴」を作り出したカフマンの変わらなさが根底にありますよね、今回もへんなんだけど、きわだった素晴らしさが出てましたね。

その意固地な作家性には超リスぺクトです。
あとウェスの「ファンタスティックミスターフォックス」とは、大違いな作風ですんで。人形劇ですがね、御了承ください。



さて
チャーリーカフマンのラブクライシス人形劇
 
カフマンの中年人形劇

ぜひ!

フランソワトリュホー脚本監督「突然炎のごとく」

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トリュホーの突然なトライアングル



1961年
原作アンリピエールロシェ
撮影ラウルクタール
音楽ジョルジュドリュ
脚本監督フランソワトリュホー



全国で展開中のリバイバルプロジェクト
午前10時の映画祭

「8」回目の開催で初参加となりました。

欧州ヌーヴェルヴァーグのトップランナー、フランソワトリュホーの「突然炎のごとく」に参戦してきました。

初見以来2回目の鑑賞記憶。見たのは確か十代。CICビクタービデオで見た記憶なんですよね。

見た時は恋愛映画には見えず難しい文字一杯の、時が経過する三角関係映画、やや重ための印象、3人でずっぱりな感じで、本作と「大人は分かってくれない」を見ていたので、大変トリュホーは、めんどうで、ゴダールよりひょっとしたら文字数多くて読みづらいという印象。

30代まで一切見たことない聖なる領域になっていました。のち「恋愛日記」「緑色の部屋」「野性の少年」「黒衣の花嫁」「トリュホーの思春期」「アメリカの夜」をアスク講談社、ワーナービデオで見ていきます。

山田宏一評論など読む。

そんで、今ようやく劇場鑑賞というタイミング。若い方をいらっしゃったティジョイ新潟で見てきました。



いやあ大変刺激的でしたね。2017年にやはりヌーヴェルヴァーグがこんな田舎で見れてしまう



を感謝致します。ほんと嬉しい。

まずね、その前に。やはりこれ刺激的過ぎて若干レビュー寝かせました。それからレビューサイト、山田宏一本、本作ブログ等々を読んでから思いだしつつ書いてます。

いやあ冒頭5分の展開がまあまあまあまあまあ、はやいことね!
これが超びっくりしましたね。

冒頭ドリューの陽気な音楽にのせ、高速台詞がかぶさるクレジット展開するんですが、まあはっやいはえーこと。見逃しオーケイな冒頭編集でふたりの「ジュールとジム」のなれそめが語られます。

素晴らしい編集なんですよね。このタイトで文学的なナレーションとばっさりサクサク刻まれる編集力をトリュホー29才で表現していたことがまず、素晴らしいという事実でありました。

この編集の素晴らしさは、ある意味この映画の自由さであり、面倒くさい文語的な解説ナレーションや台詞の堅さや眠気を誘う画一さにも繋がります。

資料によると150分強ある撮影フィルムを100分まで削いだのもトリュホーの語り口の一つ、秀でた所だと思い直しました。


のち美術彫刻に魅せられた2人が見つけた理想のスカルプチャー、カトリーヌことジャンヌモローが登場。

この前ふりの絵や彫刻を映すのも原作者ロシェへの尊敬があったんでわないかなと思います。ピカソの絵らしいですが、ロシェは美術品を扱う仕事をしていたそうです。

本作の次なる代表的なシーンがあります。トライアングルの自由の象徴とされる仮装した3人の橋の競争であります。

ンで!まさかとは見ながら思ったんだけどジャンヌモローの帽子をかぶった扮装がチャップリン「キッド」からきているかも?という指摘を読んでそうかもなあと写真を見比べたりしました。ジャンヌには、ちゃんとチョビ髭を墨で塗るシーンが映されます。キッドのジャッキークーガンに確かコスプレってるかもしれませんね。

そこから時代変遷を噛みながら3人の恋の大河、ラブトライアングルが展開されていきます。

本作のこの奇妙でなんとも
いえない

トライアングル、三角関係を見る映画なんですよね!
男2人
女1人

この三角関係をしっかり魅せきった映画なんだとも思います、印象強く、炎のように燃えさかる、思慮深そうに見えて、短気に燃え尽くすようなジャンヌモローに振り回される映画なんだと思います。

本作がのち
ゴダール「はなればなれに」
ロイヒルの「明日に向かって撃て」(実在の人物ですがね、ブッチ・サンダンスは、。)

あとジムジャームッシュ
の「ストレンジャーザンパラダイス」にも影響あるんかな?何気に「ジム」だし劇中「ジム、、ムッシュ」とか言ってたし、男2人女1人だしと勝手予測。

等々に受け継がれていくんだと思います。

この本作の寛容たるジュールを演ずるオスカーウェルナー。カトリーヌと抱擁するシーンがあるんですが、とても良いです。無理な結婚、妊娠でも、関係性を続けるために同居を選ぶんですよね。

一方一途で突っ走る、一見理知的に見えるジムことアンリセール。戦争の影を落としながらカトリーヌともう一方の従順そうな女性とトライアングルなラブに陥ります。私は、ラスト付近のジムの目が点になった呆然とした片道切符を手にしてあの顔が忘れられません。

そしてウーマンリブの象徴とさえも言われたジャンヌモローの生き様を描いた作品ですよね。

まあ倫理的に普通じゃないわけで、だから名だたるというか理解できない異物というか、自由きままな女性というか、破廉恥な女性というか、セックスに、男を手玉に支配したいというか、。私はだけど、本作のジャンヌモローの女っぷりって、理解はされにくいけど、

まさしく河に飛び込むプイと感情を切り返す所や気に入らないとビンタするあの所に

オンナを見ましたよね!
まさしく女性、ザウィメンじゃないっすかー!不可解で理解できない女性を

決して大袈裟じゃなく
ぶりっ子もとりつくろいも強引もなく
むしろ慎み深く演じたジャンヌモロー。
製作費も出したり、昼を作ったり本腰入っていたそうですよ。

ラストは、アア!確かそうだったなあ!と思い新鮮にショッキングでした。
トリュホーにやられたわけです。

セックスやら
扇情的殺意サスペンスやら
に過剰過激になりそうナ題材を29才で

ここまで上図に切り取りかつ文学的品位さえ難しくも感じさせる作品にならしめたフランソワトリュホーは、やはり早熟な監督やなあと納得したんですよね。

29ですよ!第3作目でこの感覚なわけですよね。やはり名が残るわけなんですよね、2017年に日本で上映される訳なんだと思います。
やっぱりね20代でちゃんとした世界観を作る映画監督は、凄いんですよね。私のこだわりポイントなんですがね。短命終始する監督も多いんですがね、、、。
キューブリック「突撃」28才
スピルバーグ
オーソンウェルズ
ゴダール「勝手にしやがれ」29才
チャップリンまで20代で何かしら表現を発表してます。

いやいや劇場でヌーベルバーグ

良かったですよ!

さて
トリュホーの突然トライアングル

なかなかレアソフトかもしれませんが、

ぜひ!

ロイフランケス監督「ドキュメントオブザデッド」

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星5つ ジョージAロメロの「ゾンビ」伝説メイキング



監督ロイフランケス。


ホラー映画の定番鉄板ジャンルとかしたリビングデッドこと「ゾンビ」

ライフワークに近いモンスター映画「ゾンビ」を今や3部作から6部作サーガに表現したジョージAロメロ監督。

ロメロは、一見ゾンビだけしか撮ってないと思われがちかもしれないが、初期にあらかたのホラー物に勇猛果敢にとり組んでいる事実を忘れてはならない。

「悪魔の儀式」での魔女
リメイク済の「クレイジーズ」では細菌パニック、集団カルト
「マーティン」の青年吸血鬼。(主役のマーティン青年。「ゾンビ」ではキャスティングでレグターで参加。したわれているロメロです、本作見てインタビュー映像あり初めて知る)

私の映画「ドーンオブザデッド」は、確かVHS、CICビクタービデオで見たのが初見。確か低価格ビデオが発売された頃見た記憶。3千円から5千円でしたかね。よくカタログをみてました。まあオールタイムベスト級に経年嗜好変化で成っていきます。見た時はそんなでもないんですが、だんだんこの映画、いやこのショッピングモールの出来事は自分の一部となっていったんだと思います。

私はその前に、そもそも
初ロメロが、3部作ラスト「死霊のえじき」。小学生かな?みたの。めちゃめちゃ面白かったんです。ホラーとしても、サバイバルドラマとしても。
ゴアシーンを何度も巻き戻して見る少年でしたね。ていうか小さい頃のホラーは規制しましょう。

で、本作のメイキングが存在するという噂。これはファンなら血眼に見たいリビドーがスプラッシュするわけです。

それはまるで
ブルースリー「死亡遊戯GOD」
トビーフーパー「悪魔のいけにえ」の「ショッキング
トゥルース・ファミリーポートレート」(メイキング、DVDブルーレイ2度目購入捜索中)
のよう。ファンは、見たい、知りたい、所持して確認したい訳です。


スティングレイ企画協力。ハピネットDVD鑑賞しました。



いやあ素晴らしいなあ。
まずこの「ゾンビ」に専門学校の生徒さんが多数参加していたのが、びっくりしましたね。
「スクールオブビジュアルアーツ」というクレジットで、学生さんが多数参加。

おそらく200人ものゾンビメイクがいるときもある

と神トムサビィーニ大先生が仰ってました。
助監督さんもゾンビメイクしながらカチンコをうって、「DAWN of the dead」スタッフシャツを着て仕事をしている方が多数散見。あのシャツUT発売希望。シャツの柄は、予告編タイトルの大事が出るあの柄です、禿げゾンビ下にDAWN of the deadと書いてありました。

冒頭なぜかグルーチョマルクスの煙草引用ジョークがくりだされます。必見!


まあ予算がある程度とれたんでしょうね。

製作にはイタリア界のジャーロホラーギーグ、ダリオアルジェンド(音楽)と妹クラウディアアルジェンドが協賛。これがのち3バージョンの違いになり、全然味わいが違う3ピースゾンビになるもとになり、ファンを困らせます。(ダリオアルジェント版が熱烈に好き!劇場公開版は、エンディングが好き。ロメロ版は若干堅い印象。噛み分け結果だす)

撮影後まだまだアイディアは、あるよフフ

とロメロは言い「サバイバルオブザデッド」6部作サーガまで撮りきります。

ヒッチコックの影響?と聞かれるとおそれおおいとのこと、むしろハワードホークスだと言ってます。
「遊星よりの物体X」だそうです。カーペンターも西部劇、ホークス大好きですからね。


ヘリボーイのデヴィッドエムゲの血だらけゾンビメイクのインタビューが格好良すぎる。

今やホラー裏アイドルのケンフォーリー。

制作のリチャードルビンスタインも公開後のレィティングの撮影カット、尺の問題で相当もめたようですね。ロメロもなかなか首を縦に振らずがんばったようですね。だからこその複数バージョンが存在したのかもしれません。
R18ならポルノ扱いになり、お客がこないとか、やはりいろいろ苦労されたようです。あと製作費のほとんどは、特殊メイクとも言ってましたね。だから素晴らしいんですよね、永遠に輝くんですよ、メイクが素晴らしいんでね。CG なんて放り出しているんですよ!!!トムの神の手がコンピューターを破壊したんです。


またロメロは今回アクションをやりたいともいっていて、多くの回りスタッフのアイディアや脚本にないシーンをバンバン撮影。
トムサビィーニの耳に串刺すシーンは、トムのアイディアだそうです。
なんであの強盗団の一連のゴアシーンもかなりサビィー二先生のあれやろうぜ!は、アルト見られます。
多分あの伝説のナタヘッドチョンパも先生じゃないかな、あのチャンパ役の彼は、今やホラーイベントで全米アイドルだそうです。

トムサビィーニ先生のラテックスを塗るスーパー早送り必見!ホント手間暇かかってるんですよね。神神、まさしく神対応なんでよ!

制作・撮影風景、プリプロ風景、編集を魅せながら
「ナイトオブザリビングデッド」「マーティン」からも名場面抽出してます。

夜23時から朝の7じまでのショッピングモールの撮影

ですが、そつなく無駄なく、幅広いアィディアの中、限られたモール撮影の中あのショッピングモールのシーン、ゾンビの全体が撮られていったようです。

エンディングもあらかじめ2、3パターン撮ってたみたいですね。

66分ですが、ブルーレイ仕様でとても貴重で、ありがたいもの魅せて頂きました!大満足でありましたね。



さて
ファンマストの
ジョージAロメロの「ゾンビ」伝説メイキング

でございました。


追記
ドキュメントオブザデッド2012年最終版もこれから見ます!

オールタイムベストの私の「ゾンビ」レビューはまた今度。

【ネタバレあり】メルギブソン監督「ハクソーリッジ」

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星4.7 メルギブ監督沖縄の衛生兵ドスの崖

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監督メルギブソン。
アカデミー編集、録音賞受賞。


2017年ひそかに楽しみにしていた作品。昨年からツイッターで噂は、かねがね聞いていた。まあすごいとのこと、有名人試写も評判バッツバッツ!

オーストラリアから飛び出してきたアクション俳優、メルギブソン。代表作としては、いまや「マッドマックス4」は、なめるようにファンを獲得。その元祖が、スーパーアクションポリアクション「マッドマックス」で一躍有名になりました。オーストラリアから有名渡米。こちらも4作目まで作られた「リーサルウェポン」のコンビ刑事物で一躍ハリウッド俳優になります。そこから、いろいろプライベートでやらかしたり、蹴散らしたり、色恋あったりあります。身から出た超錆により金欠お金欲しさにたぶんスタローン大臣に頼み「エクスペンダブルズ」に出たりします。

そのなかで念願の監督作をぽつぽつと作っていきます。
独立運動を描いたオスカー受賞の「ブレイブハート」(未見)

キリストを正面から残酷正面切りで表現した「パッション」

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マヤ文明から部族の殺し合いを描いたド傑作「アポカリプト」
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監督としては、非情なる残虐性と宗教観ビンビクに感じる信仰心を感じる人間の強さを表現しています。「パッション」の血だらけのキリストといい、「アポカリプト」のマヤの家族と部族のスーパー殺戮かけっこといいものごい描写力で迫ってきます。大好きな監督であります。

そんななか「ハクソーリッジ」公開され、すぐに行きたかったんですが、7月過ぎの午後3時の上映、ユナイテッドシネマ新潟で見てまいりました。
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まあ今年のベストスリーにははいるだろうなあとおもいながら、
鑑賞前にビックマックセットとピーッコック(長岡の軽食屋代表格)のたこ焼きをほうばり戦争に備えました。

はいでました、2017年ベストワン出ましたねえええ。
ラストのラストで迫りくる嗚咽を飲み込み、クレジットで再度嗚咽を崖から飛び降りるような高速吐息で押し殺して涙をながしていました。胸中は、複雑で面白くもなんともないです。

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まずね、、、こんなに画面にね、横たわったり、斜めに飛んだり、ひれふしてぶち倒れたりする人々をこんなにもしつこく、こんなにも突然に戦争おっぱじめる

このね臨場感ね!もうすごいですから!超必見です。戦争映画ファン!
私的にはスピルの「プライベートライアン」劇場体験を上回り、テレビの「パシフィック」(本テレビシリーズもなかなかの臨場テレビ戦争シリーズものです。)をも上をいき、リドリースコットの「ブラックフォークダウン」以来なんかなーーーこんなにすごかったの。いや今までで一番です。戦場再現度ね。物凄いです。

そのすごさの肝は、まさしくキモ描写、グロ描写ですね。そのまんまですから。いや、実際こんなだったんだと思いますね。肉片が飛び交うメルギブの戦争をとくとみてください。女性、グロ超注意ですよろしくお願いします。R18でもいいんじゃないかななんて思いました。メイキング映像見たら、すべてリアルガチの特殊メイクとワイヤーワークだそうです。CGほぼなしでこだわったそうです、流石メルギブ。

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「アバター」のサム・ワーシントン。すっかりおじさん、たくましくなっちゃいました。「アバター」続編出まくってるんじゃともったら出てました。

んで、日本戦を描くということでねどうすんるんだろうというのと、何が英雄なんだろうというね物語のキモがきになっていました。冒頭は、至極丁寧に背景を表現します。
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恋人にテリーサパーマー。綺麗で色白で、なんかなみたことおおお、と今調べたらオーストラリアのバックパックホラー「ウルフクリーク」の彼女でした。なんかねみたことあると引っかかるんですよね。アンドリューの力になる彼女です。

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アンドリューの悩めるの崖と新と憎しみの元凶父をヒューゴ・ウィーヴィング。とっても良かったですね。「マトリックス」とは違い、人間臭いです。

そして2017年この若手に二度も心詰められるアンドリューガーフィールド。彼の
英雄ぶりいや異常ぶり純潔ぶり、超鋼鉄生真面目ぶりを見る映画なんですね。アンドリューつぶやいたんだけど、コラおじさん顔だし、チャールズマンソン顔にみえませんかね。俺だけかこんなん思う日本人、まっ、いいけど。
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展開的には、「フルメタルジャケット」より強化全国版。そして「セディツクパレ」のような日本兵と戦争するというなんとも見てて全然いい気持ちもしないこのない裏の気持ち悪さが確実にどかに存在します。

メルは、その沖縄戦を忠実に、より細やかに描写していてそこもうなりまくったんですよね。ただ残酷スラッシャー展開ではないんですよね。そこが鑑賞感激ポイントでした。

(以下かなりのラストのネタばれあり)

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沖縄の崖を登ってからの超接近戦なんです。日本兵が強いです。ここは、すごくなんかうれしかったですね、加減なくて、アメリカも疲弊してるんですね。日本人のしつこさ、特攻さ、正確さ、粘着さしっかり描写されてます。

あと接近戦だけに、ヘルメットに当たったり、隣でしゃべるがすぐ血だるまとか、肉片ブローとか、爆弾けりあげたり、人間盾にしたり、もう戦況の動揺とミスとか、汁とか血とか、すんごい丁寧な残酷ぶりでほへーーーとただただびっくりと心が止まってしまうんですね。あんまり急で、死が暴発しすぎてみてる我々も回路がおかしくなってくるんですよね。その狂乱の戦場がいままでの戦争物で抜群に気色悪く、絶対いきたくねええええええ殺傷場、イン沖縄描写になってます。必要覚悟準備願うかんじです。

そういう意味で戦争映画ファン、ホラーファンは、楽しめると思います。

私は、もちろんこの事実にも驚いたのですが、ラストねこのドスさんが、映るんですよ、そしてねこの助けられた兵士がね、出るんですけど、この方が俺はあんな奴に助けられて皮肉なもんだよとものすごい早い涙が


つーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーってながれるんですね。

そこで号泣しましたよ、人間の運命のなんたるかをあの超早い涙が集約していて、猛烈な嗚咽をおしころしましたね。このドスさんにずーーーーっと映画化をお願いし、拒否され続けてのやっとの映画化だったそうです。メルの真の英雄像、心身、信仰心、宗教心を体現したドスの生涯を描きたかったんだそうですね。(パンフより)

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左アンドリュー/右デズモンドTドス。


とにかくにもこんなにひどい映画なんだけど
戦争描写、日本描写にも、主役衛生兵ドスにもすっかり魅せされて
こんなに面白くないんだけど、恐ろしいほどに戦争に行ってきた気分にさせられた映画は、はじめてでしたね。ほんと疲れました。

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さて
メルギブソンが魂いれて炎にまみれて作った

ある沖縄の衛生兵 信仰の崖 怨の崖の淵福祉

もうひとつひとりの幸と福

ぜひごらんください。






エドワードヤン監督「台北ストーリー」

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星4、2 エドワードとホウの台北青春


竹書房、オリオフィルムズ。1985年作品。原題「青梅竹馬」



脚本チュウティンウェン。
制作脚本主演ホウシャオシェン。
脚本監督エドワードヤン。



2016年ツィッターではじめて知る。

話題は台湾の伝説監督、エドワードヤン。90年代にかけ香港ニューウェーブとともに、台湾映画として次々とミニシアターを席巻した台湾映画。

その代表格2大巨匠が、ホウシャオシェンとエドワードヤンだった。

エドワードヤンは、当時日テレ系バップビデオが発売していて私は何より「カップルズ」に心を奪われた。

そして探しに探して、「クーリンチェ少年殺人事件」を2巻組ビデオを見て稲妻にうたれたのだ。(クーリンチェは後日レビューします)

まさかこの2人が共作していたなんて!!!
その事実に驚いた。まるで違う作風のふたりの共作した台湾がみたかった。

どういう内容なんだろう?と思った。
ヤンの都市風景、家族
ホウの地方から都会の小津的風景論
がどうミックスされるのかとてもとても興味あった。

大概ふたりの作品を見てきたが、まさか、一緒につくっているとはという思い。

しかも主演は、「フンクイの少年」の劇中青年のようなホウシャオシェン自身だ。
その名も「台北ストーリー」

4K修復版ありがとう竹書房配給(竹書房さんは、ツァイミンリャンのソフト化にもご尽力され大変嬉しいメーカーさんです。)わが県ミニシアター、シネウインドにて鑑賞してまいりました。



まず、とっても見やすかった。コレに驚き。直球の台北のおはなし、台湾物語でしたね。

湾曲も、暗喩も、長い独白もない。

男女のはじめとおわりを台北の風景にちりばめた青春映画でありました。

もちろん底に監督のホウシャオシェン・アジンの何度吸う煙草の苦虫な顔。
アメリカかぶれに夢みつつ、級友と過去としがらみに絡めながら、うじうじとしている男。

幼なじのアリョンことツァイチンの85年を示す髪型が古びたなつかしさをかもすキャリアウーマン。

そんな2人のものがたり。

脚本はまとめホたウシャオテンの原作を元に1日でしあげたヤンの脚本。リスペクトとしてシャオテンとシャオシェンのクレジットをいれたそうです。

エドワードヤンとホウシャオシェンは、編集作業を別作品を同場所でやっていて、主役は君だとホウを名指しの二つ返事で引き受けたそうです。

パンフやレビューを読みつつ、ホウが過去にとらわれる男でアジンが未来をむく女性としてなんて書いてあります。

基本的なウジウジ感のおとこをホウは、なんとも面白くない顔でやっていて、こちとら眠気必須のつまらん男であります。煙草すいすぎ!そんなホウ必見ですよ!野球が好きで、隣人に会いに行き、友をどやしつけ、うじうじ絡め、理由ありな停滞ぐあいをしめすホウシャオシェン必見。
ホウの酒場のファイトは、なんか気持ちよ良かったなあ。

私はホウことアリョンは、日本にいると信じてます。

ときよりねじ曲げられる台北と日本のコマーシャルと野球中継に台湾のお国柄ノイズを感じながらも、

いかにもわざとらしい
富士フイルムの斬り込み方は、ヤンらしい暗喩に見えます、ケバケバしいネオンなメイドインジャパンになんで日本企業と思いながらも

都市化に同化しようとする女ツァイチンの美貌を応援したくなります。
が、一向にムッスッとした顔が全編を貫く。ツァイチンの煙草がくねるディスコの笑顔にホッとします。
それはフットルースという、ザユニバーサル映画にそまる我々アジア人の楽観さなんかもしれません。

びっくりしたのが、この主演女優のツァイチン。その後エドワードヤンと結婚離婚するという事実でした。カメラ覗きすぎて惚れたのかな?

あまりにも
ザ・85年台湾の青春

に2人の映画監督が全力でこんな直球の都市青春物語を撮っていたことに胸あつくなりますね。

そりゃーね、袂をわけるわけですよね、これだけガッツリ組んでね、作品を完成させたんですからね。大々大大納得しましたよ、はい。

ホウシャオシェンは、さらに田舎と都市の青春を小津的風景に閉じこめる。
ヤンは、都市と多人数の人間関係に男女と家族をみせていきます。

それは出生のちがいとホウシャオシェンは、パンフ対談で語ってます。

お役人勤めの子供エドワードヤンは、映画通でホウに、パゾリーニやフェリーニを教えたり、音楽に傾倒していて「トントンの夏休み」では、音楽の助言やヤンの友情出演をしています。

そう私の見た台北ストーリーの男は、テレビの奥にあこがれながらもたばこの苦みにからめとられたホウの顔と体当たりさしたかったホウの自暴自棄に青春を感じ

ツァイチェンのちっとも可愛げ無く働き、遊ぶ彼女の一瞬の笑顔に

とっても魅了された素晴らしきコラボレーション。完全燃焼したコラボにみえましたね。

エドワードヤンの新作は生きていれば、アニメになっていたという事実に驚きです。アニメの会社を立ち上げたばかりの病死でありました。

ヤンが好きな漫画家が、なんと

手塚治虫

だということ。これはクーリンチェのレビューで続きはしようかな?!



さて
エドワードとホウの台北青春  


ぜひ!

追伸
2017年ベストスリーにはいるなあ。

追悼ジャンヌモロー

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ジュテエエムと電話口で厚いラブ唇をふるわした死刑台黒コスの殺し娘だった黒衣の花嫁、歌も上手でコンピレから知る。無垢なニキータに色気と妖艶円熟冷徹な表情を魅せてくれた。年をめしたことに驚愕。最近再見の突然炎のごとくで勿論私は魅了されたばかりのジャンヌモローが亡くなった。

若き踊り子だった現生に体を張れの美貌からはじまり、欧州映画の名監督と数々の仕事をやる力量の幅広さにただ脱帽。オールタイムベストの「夜」では、なんとも不機嫌物憂げ不満不安の塊ごんげのような華を演じたとても黒く。綺麗では無いどこか陰を秘めるモロー。あなたは欧州女優の鏡に違いない!

後年ウィリアムフリードキンと結婚に今更驚愕。何がきっかけ?!

ブニュル、ゴダール、ルイマル、トリュホー、ロージー、トニーリチャードソン、ベッソン、ヴェンダースまで欧羅巴映画の名だたる監督に美貌を添え、パルムドーム功労賞をもらう素晴らしき女優魂、自宅デ老衰発見は、彼女の孤独な秘密死いや彼女の美学のようにも見えた。   

そのもぬうげな
かったるそうな美貌
ジャンヌありがとう!


ツィッターのつぶやきまとめより
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