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マーティンスコセッシ「沈黙」

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星4.4 スコセッシのキリシタンの沈黙

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スコセッシの来日インタビュー(素晴らしいです。)

原作遠藤周作。脚本ジェイコックス。制作、脚本監督マーティンスコセッシ。

私が、はじめて映画本を購入した映画監督、マーティンスコセッシ監督。超お気に入り監督でございます。

スコセッシ監督鑑賞履歴おさらい。

最初は、ベータ録画の月曜ロードショー。最低男映画と思った幼少期から今やシネマバイブル定礎殿堂いり。俺はタクシードライバー、彼女をポルノに誘ったら、、、「タクシードライバー」

ストリートでイタリア系若者のどんつき騒ぎイタリア系風味「ミーンストリート」ロネッツの「ビーマイベイベー」がなぐるようにかかり、ハーベイカイテルが牧師と硬い握手を交わす冒頭場面を32回くらい見た。

僕は母と旅にでるように離婚につきあわされ、母は歌手にバイトに旅をする。スコセッシ初期の女性映画「アリスの恋」

暴れるボクサーは、私生活超最悪の嫉妬パンチ「レイジングブル」

あの、僕コメディアンだけど、いまから犯罪します。愉快誘拐です「キングオブコメディ」

退社して、退屈で、本をよんでたら深夜をさまよう「アフターアワーズ」

ワイズガイはつるんで極悪。薬でつるんであとはなれの果て「グッドフェローズ」

キリストは人間だった「最後の誘惑」(ソフト化希望。今レアソフト、みれません)

未見のレア宗教大作「クンドゥン」

金金金とセックス、薬薬、電話で殴って金を稼いで、狼は社長になってラリパッパッ「ウルフオブウォールストリート」

前作、おそろしいほどの力強さとアク強いメガはやいやらしいディカプリオを「ウルフオブ~」で魅せてくれたスコセッシ。

何年も前から日本の作品に取り掛かりたいとインタビューで発言していた思い出。
その作品が、なんと遠藤周作!!!
タランティーノなんて足元もおよばない映画番長博士である、マーティンスコセッシが、次にとりくむ日本小説映画化。

しかもそれは、自身の牧師になりたかった彼の終生のテーマである「宗教、信仰心」

そこになんとお気に入り監督塚本晋也、卍ラインではなく窪塚洋介、イッセー尾形が出演。

予告等一切情報遮断。最初168分に若干たじろぐ、腰ひける事実。だが。

「キリスト、信仰、神父になりたかったスコセッシの宗教シリーズ決定版。日本人の活躍ぶり、何が沈黙で何が念願の企画だったのか。静かなスコセッシの待望日本原作物に魂はいかにうつしているのか?しかと目に焼き付けます!」と呟き。

スコセッシ信者である、私、初日、中ホール的小屋で熱心なスコセッシファンであろう方々と夕方「沈黙」鑑賞してまいりました。

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次第にこの美しくも残酷な日本キリシタン映画に嫉妬してきます。

まずだいだい前提の問い。

なんで日本人がこれを映画化できなかったのか?

という問いですね。(調べたら篠田監督が映画化してたんですね。それもびっくしたけど。今見ることできないでしょう。DVDあるのかな?)

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そして終生問い続けてきたスコセッシの「信仰」に対する真摯で大変真面目すぎて肩が凝って、外れそうなくらい鋼鉄まじめな作品と聖地精緻な日本キリシタン物語の力作にうなりました。

おもしろくないです。基本ね。娯楽ではないです。 要は
「タクシードライバー」「カジノ」「ウルフオブウォールストリート」のノリを期待ると、、、「おもしろくないです」という結論です。

端的にいうとスコセッシの三時間強の江戸時代劇、ベルイマン風キリスト教風味てな感じです。

疲れてたり、おもしろいスコセッシをお探しの方は、またスコセッシのDVDを家で再生されることをお勧めします。
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まず、このアンドリューガーフィールドの顔面が素晴らしかったですね。私は、フィンチャーの「ソーシャルネットワーク」で小癪な若造を演じてたんですが、今回は、彼の映画ですね。彼の信仰と生き様を見てください。必見の熱演でした。いい俳優ですね。惚れたわ。

精悍な姿で肩に藁(笑)アダムドライバー
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塚本監督にも一世一代の力演でした。素晴らしかったですね。ドリカムですね、スコセッシ教の監督。見事にキリシタンを演じてます。心技体ぜひ必見。

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いやらしい大名を演じたお笑いスタタンからいまやハリウッドの一人芝居イッセー尾形さん。長い英語のセリフで苦労されたと思います。何回かしゃべっているとカットが変わるので、きっと何度もやられたんでは?と邪推。いきなりバストショットからとか不自然なショットありました。
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キチジロウを演じた窪塚さん。本作のキーマンです。信仰と生きる術と疑いと彼を見るだけでも価値あり。

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いきるために、うたがうのか、いきるために許しをこうのか、生きるためにいのりつづけるのか、暴力におびえ、弱さをみにつけひざまつくのか、、、、。見ながらいろんな考えがよぎります。宗教の前にパンを食うのか、、、。

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スコセッシのやはり最高傑作またでちゃうんですね。日本風景の中からかつての日本が行ってきた

日本に侵食する異文化「キリスト教」「踏絵」「棄教」

台湾で撮ったそうですが、実に素晴らしい風景の中
日米俳優が絶妙な隠れキリシタン日劇を見せてくれました。

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この少女が小松さんだったのみてから調べて気づいたよ。加瀬さんもいます。あとサブ監督、青木さん、渡辺哲さんも出てましたね、確認できました。

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スコセッシのインタビューを聞いて、娘さんが生まれたんですね。
なんかね、最近力強いなーーと思ってたんですけど。プライベートの変化もあったようです。

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さて
スコセッシのキリシタンの沈黙

全然楽しくない作品ですが、力作だと思います。

そんな映画がみたいかたはぜひ

追伸
filmarksに加筆版レビューします。



黒沢明「七人の侍」(おさらい編)

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星五つ 黒澤明の世界の侍

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(注意レビューは、もう少し資料、映像資料を読んで見てから。ちゃんとレビューしたいです。ので次回くりこし。)

ということで昨年2016年「午前10時の映画祭」で上映された日本映画
黒沢明「七人の侍」のレビューです。
こんな時たったんですが、間違いなく2016年の本当の劇場映画ベストは、これですよ。こんなおもしろ過ぎる体験ないわーていうくらいの体験でした。

「ベンハー」の次くらいの衝撃でしたね、、。もう。凄過ぎて。これみたらさ、へんな新作なんてちっぽけすぎてね、、、本当に。魂だけの映画ようです。
画、音楽、演技、展開、自然、カメラ、ラストへの高まり、、、素晴らしかったなんてもんじゃない、汗かいたかんじ。


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1954年東宝作品、脚本橋本忍、小国英雄。脚本監督黒沢明。

2016年の劇場公開作品で一番裏楽しみにしてたのが本作でした。「バックトゥザフューチャー」に次ぐかな。「生きる」は、スケジュールの都合とDVDを持っているという強みから劇場を逃す。

出会いは多分、20代かな。東宝の黒沢ビデオが発売になったんですよね。やっと。10代の頃もみたいなーと思ったんですよ。ですけど、海外輸入ビデオしかないという閉鎖感。で、LDはあったのかな?。

懐かしいなあ。このビデオをやたら触った気がする。今ないです。大食いの人の弁当箱くらいありますからね。ビデオの大きさ。
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2巻組で発売されてね、これ2本見るのかあという感じでたじろいだ思い出ですが、この発売を契機にいっきにドはまりするわけですよね。私は、雑誌媒体とか、オールタイム系は、もうみんながみんなこれと「用心棒」「隠し砦の三悪人」とかミステリー犯罪の「天国と地獄」「野良犬」をレコメンしているわけです。

が、私が、刺さったのはヒューマン系が先でした。「生きる」がまず高校かなみたの。確か。

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まあ泣けるわけですね。こんな古臭い映画に泣かされている。
この世界一弱気な主人公と滑舌悪い志村さんに魅せられ、涙が流されるわけです。
結構解剖して分数計算してみたりしました。これ。三部構成になってますね。この映画私の試験で私見。ラストが監督はきにいらないらしいですが、大好きです。
あのモンタージュがこの映画の肝であり、評価の分岐です、葬式モンタージュ。

いやーーーなんだこの映画監督。さすが、教科書に載る監督から。
これは、多分ただものじゃない。と、書店に本をあさるわけです。

キネ旬の黒沢集成本とか高くて買えないので、下を買うんですね。この「異説」黒沢本は、いまでも見返します。文芸春秋の文庫だったかな。

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これは、宮崎駿の対談本ですね。これは、完璧なリスペクトしている宮崎語録が必読です。
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それからバイトしながら「素晴らしき日曜日」「一番美しく」「夢」とかレンタルでばしばし見るわけです。

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ちなみにDVD所持の「素晴らしき日曜日」は、シネウインドのとある娘さんのレコメンから私の黒沢明熱が着火しました。

これが、「今っぽい」とその子は、教えてくれたんですね。確かだったんです。いや、風俗、時代考証は、古びてますがね、、、このカップルは、今っぽいというより「青春」してるんですよね。いまでも、、、。

二人の若者の戦後間もない一日のデート映画です。

僕がこよなく愛す、一番庶民的な黒沢です。この映画のアパートのシーンも何度も見てます。あそこが黒沢明だなと、必見、で、

これをみて ああああ、 映画ってモンタージュいや、編集なんだと痛感したんですよね。いろんな要素ありますよ。だけど肝は、編集と想像力であるとおもったんですよね、映画の本質って。

で、

「七人の侍」は、そのビデオ一回しか見てませんが、強烈に良く記憶してる映画

なんですね。良く出来た映画の特性
良く思い出すことができる、よくシーンがよみがえる作品だったんです。「七人の侍」はね。

それを2016年見ることができるというニュース。
しかも4kの修復だという話。

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それは、ほふく前進しても、是が非でも見たいと2015年から画策してました。
(次回に続く)

メモ

音の鮮明さ
お金がかかるリマスター
休憩体験
鮮明
動きの映画
ジョンフォードすき
アクション映画

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やっぱり

日本の優れた遺産だ

とうことを文化庁含め

しっかり修復していただきたい。というのが、私の一市民の願いです。当たりまだと思うんですがね、、。

次回レビュー編

<レビュー編>黒澤明「七人の侍」2016年劇場鑑賞

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星五つ 黒澤明の世界の侍 

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予告 海外から逆輸入

町山智浩氏が語る20世紀名作映画講座「七人の侍」(前編)(後編)          
素晴らしい解説です。映画秘宝もと総帥町山さんも今や映画評論家ですね。
とってもコンパクト、適格、素晴らしすぎる愛の解説です!!!必見!
右の方は時代劇研究家の春日太一さん、このコンビで度々トークセッションあるみたいですね。

午前十時の映画祭7 「七人の侍」4Kデジタルリマスター版上映記念トークショー
仲代達矢さん、黒沢組記録の野上照代さんのトークショー。貴重です。

(おさらい編)から続いて前回ブログより

ということで

4k、高画質リマスターで、3時間越えの黒澤活劇の神髄をどうしても見に行きたいということで、ビデオ鑑賞いらい二度目の鑑賞。2016年10月のティジョイ新潟さん、たくさんの黒澤ファンの方と「休憩」含む体験してきました。

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まず画面が綺麗でしたね、ノイズなしがすげー。「007」のデジタルリマスターの時もかなりびっくりしたんですけど、まあ私は、東宝ビデオさん以来だったんで、こんなに綺麗な白黒ねにまず 当たり前にびっくりします。必見でしたね。これね、国宝
級にブルーレイ化すべきですね、東宝さん!!!文化資財ですよ!

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ニュース映像ですけど、頬の輪郭の陰影が顕著ですよね。つやもねでてます。4kになって「三船の戦闘後の尻に当たる雨がはねている(笑)」と春日さん曰く。

リマスターは、お金と手間暇がかかるそうですね。今回も結構なお金かかっていると思います。日本映画の安手な映画の製作費ぐらいでてるんじゃないんでしょうかね。

あとこれは、鑑賞後調べてたらわかったんですけど、音。こんかいは、音だそうです。マスターフィルム(ぼろぼろ)の音声トラックをすべてデジタル化したそうで、今回

三船の声がよくわかる

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だそうですね。映像資料からみなさんゆってます。まあ、よく黒澤映画あるあるで、

字幕つけてみる、ききとりずらいっ

てあるみたいです。あんまし私、は感じないんですがね。公開当時から本作の音声は、なにいってるかわからないという批判もあったそうですね。

それもわかってるというスタンスだったようです。野武士のリアルなしゃべりを追及してあの話し方だそうですね。演劇口調とかじゃなくね、演出としてだそうです。

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あとこの「休憩」をしたい!というね、このミーハーバカな私。トイレにでかけてました。これは、「ベンハー」以来です。嬉しいな。映画みて、長いんで、休憩するみたいなね。この後ラストの合戦シーンになるかんじでしたね。

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この雨のシーンが美しかったですね。本当に。この雨で戦うというシークセンスは、おそらくこんなオチで大大的なとりあげてるのは「日本初」だそうですね。

あとアクションシーンの駒落とし問題なんですが、どうやらカメラの望遠ランズの特性のようですね、意図的な演出じゃないみたいですね。
ですが、町山さん曰く「人が倒れるスロー」は日本初のようです。

本当にあっけない「死」と決闘の虚しさラスト台詞とともに浮き彫りにされていきます。前半の貯めた人物集めからのそっけない停止、つまり「死」がちゃんと表現されていますよね。

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黒澤映画とくゆうのアクションを今回見て「走り」にあるなーーっていうのをかんじましたね。予告で画面の右から左、左から右にさっそうとだだだあああと走るんですよね。ただ、その素晴らしさね。黒澤のアクションモンタージュ。必見。

馬がだーーーってはしってくるのもジョンフォードなんでしょうけど、良いですよね。実際ガチでやってますからね。本作。

馬も、
火事も、(何度も燃やした有名です。本物を燃やすという趣旨に代わっていくんですよね。小屋ならこや、家なら家を内装しっかりして、ちゃんと燃やすというこだわりです。スカスカの外ずら合わせじゃなくてというこだわりです。)
雨も、
エキストラも、人数がすごい。

黒澤の初めての「アクション」だったそうで、すべてやり方わからないけど、アメリカには、ない、西部劇にない、リアルをやっぱり模索したそうですね。

人物描写とアクションの融合をめざしたようです。脚本も難航したんですね。町山さんの解説にその辺くわしくあります。

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実は、最初で最大で、東宝の社運をかけて作った作品は、今や世界の侍映画、世界の黒澤時代劇として全世界に「~の七人」映画がはやるわけですね。アメリカ、アジアと作られるわけです。今も「マグニフィセントセブン」公開中ですよね。

敵はなんだかわからないし、多くは語らないですよね。襲ってくるんですよ。これ、町山解説にあったんですけど、黒澤映画はみんなそうだとのこと。敵や、悪者はこらしめられるのみだったそうです。表現せずだそうですね。「天国と地獄」もそうですね。存在あるが、心情背景表現は皆無なんですね。黒澤のイムズなんでしょうかね。
映画ならではの犯罪者側にたつという立脚点は、いまでもあるんですが、黒澤イムズは、いらないという選択なんですね。これも解説聞いてうなりました。

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三船の本作の自由人たる原始人のような野生児、キクチヨさま!
自由に三船まかせでやったそうですね。動きから何から。カメラも三船の動きをよくフォローしてますね。この写真!!!ライダーキックですよね(笑)

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大映の「羅生門」で思わずベネチア受賞で世界に飛び出た次の次がこれだったんですね。生半可じゃない、気概といままで地道なドラマばかりだったんで、「アクション」をやりたいというたまっていたものが、最大にでたんでしょうね。

撮影は、戦場だったようですがね。仲代さんの歩いて一日という
気にいるまで撮る
というあくなき妥協なしの姿勢やエピソードが、すべてを物語ります。まあこのへんでの妥協じゃなくて、

いや侍になれよバカ

それまで歩かすわけですからね。
本物じゃない、なら何回も取り直しするよ
お金頭下げに行くからやるよ

という今じゃなかなか出来ない事を時流に乗った黒澤は、世界の侍にするべく

粘る、粘る、粘る

わけですよね。

この志村さんみるとモーガンフリーマンを想起します。lイメージ 11

日本の侍があつまり まだみぬ敵を討つ

やっぱり黒澤の侍イムズ、あと農民のあの感じ、弱いけど、騒がしい。左ボクゼンのあの感じ。すばらしいですね。この表情をみてくだいよ。これですよね!!!
左さんは、黒沢組ですが「どん底」も素晴らしい旅人をえんじてます。
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キーマンですね「どん底」でも。左三船さん、真ん中デビューの香川京子さんです。

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ラストのむなしさもそうですが、この力強さからのお祭りのような殺陣のあとの
農民の労働の姿、墓、、、黒澤イムズが残ったラストシーンでよーーーく記憶してましたし、また確認しました。

ラブ要素もちゃんとあるよっていうね、、、。このカットだけでもすごいよね、お花に包まれてますね。
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とにかくおなかいっぱいでしたが、もう2016の映画思いだしても、これには、かてねーなーと見終えたとき思いましたね、、、。本当に地道に凄かったきがしました。芸術だな、日本映画の芸術とは、これだなと。あらためて噛みしめましたね。

撮影前がちがちな為キャッチボールをさせられた稲葉さん(左)
そしてイメージは、宮本武蔵の剣豪、宮口精二(右)
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さて
黒澤明の世界に侍
世界の活劇
七人の侍

いやDVDでも十分たのしめる大人な日本娯楽でありました。

もう一回みたいですね。


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全日本人というか、映画好きなら、やはり踏み絵のような作品です。
ぜひ見てほしいです。日本映画の基礎、基本として。強くレコメンします。

新午前10時の映画祭8プログラム発表!

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発表ゴゼジュウ!下サイトよりどうぞ!

http://asa10.eiga.com/2017/

私の注目は
渚大島の「戦場のメリークリスマス」きましたねー、DVD持ってるけど!

小津「麦秋」きたあ!DVD持ってるけどその2!

デパルマの「アンタッチャブル」も行きたいなあ。

黒澤明は、「野良犬」「天国と地獄」の黒澤サスペンス2大さくひん。

ウディアレンから「アニーホール」DVD持ってるけど3!


パーシーアドロン「バグダットカフェ」は、行きたいなあ!

ほか常連の「ローマの休日」あり!
「イブの総て」も劇場でみたいなあ!

「ペーパームーン」や「グロリア」もきましたね。

いやあまた楽しみが増えましたね!

速報でした。

ランベルトバーヴァ監督「デモンズ2」

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ランベルト・ダリオのマンションでデモンズ2

1986年、劇場未公開。
製作脚本ダリオアルジェンド。
脚本監督ランベルトバーヴァ。



久々のホラー。
日頃ツィッターでこの「デモンズ2」のキャラをアイコンにしている方(海外の方)がいて、気になるわけです。

デモンズになったうゲェなゾンビ顔(女性)のアイコンです。

イタリアンホラー界巨匠、ダリオアルジェンド。
私が小学生の時に部屋にポスターを貼っていた作品が、ダリオ「デモンズ」であります。

ですが、大人になって「デモンズ」見たら、わりとソフトな怖さ出来でふーんと拍子抜け。

その後デモンズマスク付DVDツインパックが発売され、高価であきらめ、今後悔している今日このごろ。

本作以降の3は、亜流とのこと。

本作は作家吉本ばななさんや愛好家がいらっしゃる記事を読んだ記憶。

という事で久々ホラー鑑賞しましたあ!



いやあ!良かったなあ!
ゴアがしつこくてグー!
続篇としても!とことんやる!
ふりきる!感じがグー!
脚本になぜか4人もいるからグー!
デモンズのパワフル過ぎてグー!
紐つかんでのぼったり、降りたりスルからグー!
悪魔のベビーデモンズが「グリッター」のような可愛さでグー!(笑)

閉鎖した高級マンションで素晴らしいデモンズパーティで楽し怖くて、やっぱりDVD買うべきやったーと約10年以上前くらいを後悔しました。

ラストのなぜかスタジオの
テレビのブラウンカン破壊にカタルシスを感じましまね!
レビューで「リング」の先がけなんてありますが、
壁からビニョーンは、
82年クローネンバーグ「ビデオドローム」
84年ウェス「エルム街の悪夢」でも、すでにやってるのよね!あしからず。

ウゲェーといいながら
デモンズ汁がアパートを溶かしていく様を執拗に撮る時点で素晴らしいと思いましたね。「バタリアン」や「エイリアン」でやってるあるあるですよね。

デビュー作になった娘、アーシアアルジェントも必見スクリーム!


いやあいやあ満喫しましたあ!


さて
ランベルト・ダリオのマンションでデモンズ2

ホラーファンは!ぜひ!

小路紘史監督「ケンとカズ」

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星4、2 小路監督のコンクリのコナと顔のカゼ

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製作、脚本、編集、監督小路紘史。



ツイッターかな?
日本のゴジラレジェンド監督、長谷川和彦監督の激賞コメントが知るきっかけ。
あのひとが?褒める、いや「めた」んだと。
ゴジ曰く

「『覚醒剤密売に関わる最低最悪の人間たち』が、何故か『愛おしく』なってしまうのだ。」

愛しいと覚せい剤が引っかかる。そして今時「ケンとカズ」という名前タイトル。(「キクとサム」なんて日本映画あったけど、ベストテンの本にあったなあって思いだす。)

チラシをシネウインドでゲット。なにやら顔面力強いふたり。

わたしは、覚せい剤ときくとついに日本映画にも「ヤク」な映画ができたかあと思い、どんなふうに映画いてるのか?気になった。

病んでるシックなアメリカ映画では、もはや当たり前の大罪の「麻薬映画」ですが、、、日本ではどうだろう、、、じとーっとして、ネガティブ系かなと事前予想。

一週間限定上映、越後シネウインド夕方に駆けつけ、2017年初邦画上映鑑賞してまいりました。

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まず、予想より安定していて安心したという安堵感。と、素晴らしい気分の高揚、動揺、刺激がつまっており、上映後なんかもやもやしたのと、突き動かされるような何かに支配され 久々このほぼインディーズ映画に感動した。そしてすぐさまツイート呟いた。

文字どうり右ケン(カトウシンスケ)カズ(毎熊克哉)が良かったのだ!彼ら二人に焦点を絞った、今時潔いほどシンプルで気持ち良い。そのストレートな性格の二者。
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ある意味二人の顔面を見る映画になっている。俳優の映画になっているのだ。画面に緊張がはしり、その俳優に魅せられ、その俳優の行方を頭で夢想し、夢中になる。俳優を凝視する映画だ。

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ケンは、結婚を夢見るヤク売人。カズは、訳あり家族とともにヤク売人である。
ケンのカトウシンスケのハーフのような顔。アルパチーノに似てるとか、私は、山崎まさよしに似ていて、いつ「セロリ」を歌うのかとくだらない夢想を上映中にした。
彼の怒りが素晴らしい。彼の夢は、風に吹かれるのか、どうなのか気になった。

左ケン 右カズ
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そしてカズのまるで動物的顔から上に上にあがるためのお話し。この物語の核となる。これは、きわめてオーソドックスな物語だ。東映ヤクザ物、アメリカ麻薬もので表現されてきた物語だ。メイクマネーのための「嘘」「だまし」だ。

真ん中のテル役の藤原さんもイケメンだが、ふわふわした役柄を実に良く演じていた。女性必見!イメージ 4
これが見えたときあれっとおもった。結構直球だったとので、いやむしろ安心したのだが、、、。変に技巧的な覚醒薬映画やファッション性にとむだけとかだったらどうしようと思っていたからだ。

この方もよかった、若干芝居してるぜ、俺、感あったように思いますが、それは、ラストへの伏線とみたい。
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映画の暴力性には、しかるべき暴力たる所以がある、べきだと私は思う。それがあった。それもかなりしっかり本作には明確、しつこいほどにある。

私は、それぞれが、それぞれに、やらざるをえないケンとカズの荒れくれた血にコンクリートの匂いと顔から発するどこかやるせないにおいのような冷たい風をたびたび感じた。

それは、二人のぎりぎりのしのぎであり
家族であり、
運命であり、
空であり、
粗野で乱暴なののしりであり、
それぞれの背景であり、
それぞれの怯えであり、
それぞれの逃避行であり、
それぞれの組織における下っ端であり、
裏切りだった。
くだらねーー仕事だったり
むしゃくしゃだったり
自暴自棄だったり
やかましいこの○ソっ!であった。

彼らの顔からはっする匂いにつられ、いつまにかコンクリートにうちつけられ、ラスト気分のよくないもやもやしたラストを迎える。
(以下超ネタバレあり。知りたくない方は、スクロール。飛ばしてね。)





【私は、ケンがあのような結末にがっかりした、アンハッピーだからかもしれないが、求める幸福に弱さがあるため、崩れてしまうようで悔しかった。、、だってね、普通じゃん。ハッピーになる基本、ボーイミーツガールなのにね、、、。むしろ日ごろからいや宿命から包囲網をはりめぐり、生きるしのぎをみにつけ虚勢と威厳を拡張してきたカズに軍配があがるのは、ちょっと腹がたったりもしたが、影がついて本当の人間を知ってよかったのかもしれない。大きな傷跡だが】



【ネタバレ終了】

編集に二年もかけ、それぞれの顔に空がかかっていくところとか、二分割になるところとか、編集が実に丁寧でとっても良かった。お疲れ様でした。その編集が、二人を夢中にさせる、観客を引き込み、私を魅了させたんですね。

多くのパンフの称賛コメントすごーい。千原j、竹中直人さん、小堺かずきさん、、、みんな次回作と彼ら二人のヒリヒリにやられたようです。

覚せい剤は、あくまでも導入でね、基本は、しっかりとした人間ドラマでありました。

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短縮版のケン役の方、申し訳ないけど、なんかね違うと私思ったです。本編みてからかもしれないけどね。本編がすごすぎたからかもだが、、、。

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さて
小路監督のコンクリのコナと顔のカゼ
2017年久々の無名からのスマッシュヒットでした、ぜひ!「ポチの告白」いらいだなああ!

おすすめであります!男の映画ですね!!!ぜひ。

もちろん個人的に小路監督の次回作がきになるのよねーーー!!!

内藤誠監督「不良番長送り狼」

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内藤誠監督のエロギャグアクションニュー不良番長



監督内藤誠。


まだ見てない続篇シリーズ。
このシリーズの全レビューをひそかに野望たくらむ私のたまにつかむならこんなくだらない梅宮辰夫。

主題歌「番長シャロック」をひっさげ、毎回関東テイシン会にバイクで殴り込むこと毎回物語りよろしくな「不良番長」シリーズ。

レビューしてない第四弾東映ビデオレーベルDVD鑑賞となりました。




ダイナマイト
ダイナマイト
ダイナマイト
ロックウだぜえええ!
タッチャンみずからマイク片手に歌っちゃいます。

本作から硬派な作りから
かなりのハレンチナンセンス路線に移行した記念すべき転換作。

助監督だった内藤誠さんが、昇進して、やりたい放題な感じになって、
シリーズ16作品も作られる東映でもなかなかのロングセラーになりはてました。

真面目なシリアスドラマと
エロ映画を撮る愚連隊というエロナンセンス部分がゲスト

菅原文太兄貴もくわわりくだらなさ
まじめさのバランスが絶妙であります。

今回から鈴木やすしも仲間に。海にしずめられてから、まただされて、仁義をきってつめたくハケルは!必見!

そして本作から狂気をきわめる

ミスターちょめちょめ!(古)
山城新吾必見!
もうねいきなりでてきて梅宮にキスするわ、アドリブみたいな軽口饒舌にはさむわ、今回は爆弾もって、ふんどししてます!必見。
シリーズの回をかさねるごとに山城りんごの饒舌コスプレ必見!すごいですからね。
テレビのご意見番、司会者だったイメージは、もろくも破壊され、スタンダップ一発や俳優の素晴らしいコメディアンです!このりんごさん、芸人必見やで!

たニィ!こと初期イケメン枠、谷隼人もあっさり軟派に変化!この枠のちシャープホークス、安岡ホタテマン力也になります。

テイシンカイ大ボスは、おなじみ安岡徹さん!

なんか、文太兄貴が出てる「不良番長」は傑作が多い。

勿論、梅宮の番長も大映モンドエロス、三原葉子さんに必要いじょうに甘えてさわってます。



さて
内藤誠監督のエロギャグアクションニュー不良番長

かりるのなかったらぜひ不良番長シリーズ

日本バイカーコメディ映画の始祖
送りおおかみ

ナンセンスなカポネ団の強気な遠吠え

ぜひごらんください!


追伸
本作みると「がきツカ」に辰ニィが出演するのは、至極納得できるわけです。正月、ミッキーのコスプレして、ダウンタウンに笑われたりするのを見るとね。

神代辰巳監督「悶絶どんでん返し」

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星4、2 神代監督の悶絶暴力明るい性ヘンゲ



1977年作品
脚本熊谷禄朗
監督神代辰巳



日本エロス映画の巨匠、いや普通に日本映画界での巨匠で女性をもちあげ今や独自の輝きをフィルムからはなつ神代辰巳監督

再上映リバイバルの頻出監督になり、出演俳優のトークショーま今でも開催盛況。
今やビデオ、DVDからブルーレイ発売でソフト化。



そんな神代作品を再見してみようシリーズです。

明るい印象と裏腹に強い荒々しさ印象がある、ラストにたまらなくびっくりした記憶。新しい映画にもみえた、だってこんな映画他にないよ!日本映画でAVならまだしも、、、。

日活のDVD(ジュネオンか?)ジャケが緑のためか?

再見しました。



【ネタ熱血バレあり】



シュッシュッ!ポッポッ!と一昔風な歌謡曲にのり
明るい裸を踊るように接客する谷ナオミ。とある店。

ハッスルハッスルタイム
と画面は青暗くなり

神代辰巳必殺、画面にかぶさるクレジット進行、俳優の名前が青い発する男女にかぶさっていく。

サラリーマンの彼は、いきなり谷さんにからめとられる、悶絶のはじまりだ。

冒頭はこんなはじまり。

そんなサラリーマンどんでん返しな彼に御藤修。主役であり彼をながめ驚愕する映画なんです。この映画。
ぶっちゃけると端的短文で言うと

彼が同性愛に目覚め変貌する映画

であります。それを神代辰巳が素晴らしい和風音楽と暴力とネアカな人間達の絡みで魅せられる。

あんたがたどこさのくちずさみ
矢野顕子のあんたがどこさのエモーショナルなピアノ独唱
が、重なってくる。



本作のような明るい谷さんがもっと見てみたいです。緊縛女優のような印象があるので、本作の明るい暴力じゃじゃ馬には痛快さすら感じます。

後半は、やくざ映画の娼婦のような風情です。やきもちやいたり、ぶつけられたり、またひろげたり、粗野な口きいたり、素晴らしい悪女ぶり必見。この谷さんが見所のひとつ。

そして本作のキーマン、性の愚連隊総帥、遠藤征慈であります。風俗店荒くれ店主であります。谷のツレになります。

遠藤の弟分が、神代組常連の栗津號であります。

必見な暴力シーンのまあ長いこと、本作の長尺の古ボッコシーンは、日本映画史上類を見ない長さです。なんかよーく見るとマジ当たってるような、かすってるようなリンチ。

神代映画に欠かすことが出来ない描写である

「暴力」

です。あんま誰も指摘してませんが、神代暴力シーンは、どの日活作品にも気軽に登場して、いつのまにやら痛めつけられ、急な落ち(死)にビックリさせられます。
神代暴力に神代ロマンポルノに必須な表現だと思ってます。

それは性にからめとられた男女と不可思議な日本和製音楽と神代暴力の三種を使いこなす神代ロマンポルノモンタージュの唯一無人な表現だと本作見て思い直してきました。

マア長い長いであります。
性の暴力、凌辱は、本作のピロピロ笛にも連結していきます。

ホントにこんなことしてたんですかね?(ザ締まりの訓練)
いややってたんでしょうね。今やったらすぐ三面記事からワイドショーのなんたらが、めくり解説されそうですね。この股のくだりは、神代監督の「赤線玉の井ぬけられます」のゆらめく娼婦のあっため行為でもひきつがれ魅せられます。

無論ラストを見て瞬殺する爆笑カット必見!
私はその箇所で苦笑いで脳味噌がふやけたよ!



さて
神代辰巳が描く
大どんでん性のひっくり返し

神代監督の悶絶暴力明るい性ヘンゲ

ぜひ
脳内ひっくり返し体験!いかがでしょう!
R-18

追記
ゲイバーシーンの男性が先日見た中島監督の「性倒錯」作品にも出てたなあ。有名なんかな?。

神代辰巳監督「恋人たちは濡れた」

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星4、3 間違いだらけの砂浜フィルム馬跳びの夢



1973年作品
監督神代辰巳
脚本神代辰巳、鴨田好史(神代組契約助監督)



【ネタバレしながらレビュしたいので注意】





隠れすぎた巨匠、日本映画界において一番欧羅巴作家のような独自性を

日活ロマンポルノ

という失われたレーベルにて発揮しつづけた映画監督

神代辰巳

なんとか彼の映画の肌ざわりをお伝えするべくひとり孤軍奮闘する言葉の羅列。

2016年年末付近、
ピンク色のジャケジュネオンDVD鑑賞しました(2回挫折あり。少し見て返却あり。)



見たとき

なんだこの映画!!!

という特別な気持ち。
あの不可解な所作の数々

追いかける我らが追い求める、
いや
あまり追っても砂に埋もれてしまう
主役のなんとも冷たい言動とノイズのような否定

間違いだらけの思い違いや食い違いをふっかけてくるんです、主役に。

いや、俺はしらねぇよ!の連続にわれわれの脳内は嗜好停止してくるわけですね。論理が跳ぶんです、わかろうとしよう、なんなんだこの世界!理解したいのにと思えば思うほど、、。


かつなんか難しく訳わからない世界。

神代監督曰く
「気取ったかなという気がする」とのこと。

本作は、のち「黒薔薇昇天」にでも取りあげられる映画の映画話しでもある。
まああくまでも主役の設定が「ニューシネマパラダイス」でも表現されていたフィルム運び人が主人公だ。

この食えない
いけすかない
だらしなさそうな


同情するなら間違いだよ!知らねぇよそんなヤツとフィルムを持ってチャリで攻撃してきそうだ。

ある意味本作、この主役の自転車に乗っている間の妄想夢かもしれない。

ある意味ラストの落ちる瞬間の白日夢にもみえ無くもない。

今回3回目だがみながらそんな事をかんがえた。

あの擦り寄るカップルは過去の善意成るお人良しだったのかもしれない、ただただ嫌な記憶として。

ただただこの風来な若者を見て
生意気などっちつかずな恋人たちらしきカップルは、濡れて?いる?ようなのだ。

タイトルから感ずる感慨は、全く気色かんじられない

ふらふらした
へんな主役
いや
あのころの 男性にわれわれは、見覚えたような狭さのようないらだちや無為をしていた出来損ねた若造の乱暴無為を確認したくない

いやあな自分を見ているかのように思えてくる。

当たり前だが

砂浜全裸馬跳びしたら
今やAVでも許認可してからじゃないと権力に罰せられることであろう。
だからこそ、なにかしらのあきれはてた自由をかんじられるのでわないかと重ってしまう。

現実を愛そうとして絵沢のもぎりお嬢さんに絡み
ふらり表れた中川梨絵に

このふらへらした若造は絡めとられていく。

お客さまは神様です

と絶対おもってない 残酷な挨拶は見事にラスト落ちがつき、やはりびっくりする。

それは安堵にも似た不思議な落ち

正義感や痛快感タル落ちじゃなく

なんだかもやもやした甘い物をはきだしたような不思議な落ちを見せられたようだ。だから印象に残る。
変だから。ヘンテコだから、唯一独自な気のてらいな世界観だからかもしれない。

意味わからん

でいいのかもしれません。が、少なからず本作は、男の映画であることは間違いない!

これ女性見ても何が面白いのこの映画っていわれる率半端ないですね。

フィルムを運んでいる悪人の夢にも見える、白日夢の意地悪な海岸ばたの足りない男による馬跳びの夢を海岸にガタガタに震えて濡れているのかも知れない、あの男がさ。

夢想させる歯車空回りの男のね、たんなる妄想かもしれない。

だから本作の無為無為な夢にバカじゃねぇと小馬鹿にしつつ、ぴょんぴょんに神代の夢に我々はいつのまにか強烈な見たことないイメージをびっちり植え付けられてしまう魅力がある!本作には。意味はようわからんけど。


さて
ま違いだらけの砂浜

馬跳びのフィルムの夢

神代版ニューシネマパラダイス

ぜひ!

昨年12月末鑑賞
本日資料みつつ書いた

追記
初期のロマンポルノ草創期(1971年から数年)の作品のほうがなんとなく面白くかんじるのはなんだろう?!

午前十時の映画祭8小冊子ゲットしたあ!

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さて!2017年4月から開催。

全国の劇場で公開されるリバイバルプロジェクト

午前十時の映画祭(#asa10eiga)

今回で8回目!祝おめでとうございます。

ずーっとやってくださいホントお願いします。あと何度もアレですが、ホラー映画もお願いします。

今回、私の印象は 

日本映画ふえたあ!
小品がふえたあ!

てな印象で良い感じ。

夏休みは
オードリーヘップバーン

ということで一気に路線変更(笑)

昨年のバックトゥザフューチャー三部作上映。あんまりだったんすかね??
まあ衛星放送やらで連作さんざんやってるからかなあ。わかりませんが、一気に夏の集客期を
オールディーズにしましたね。若者むけにしなくて良いと思いますよね。
アクションとか
SFとか
ゴットファーザーとか
スターウォーズ4から6とか
でお願いしたいですね。

私の絶対行きたいな!は、

パーシーアドロンの「バグダッドカフェ」劇場一回鑑賞済みですが、行きたいなあ。ブレンダアブルンダアを、また聞きたいなあ!

そして大島渚のクリスマス
「戦場のメリークリスマス」これ絶対!いく系ですね
。劇場で教授の音をあびたいです!あとタケチャン、ボウイに会いに行く!ってね。

何気に小品のミニシアター系が増えましたよね。「アメリ」だもんね。4月から。本作DVD所持、劇場鑑賞のためいいかな。

あとデパルマ「アンタッチャブル」もマスト行きたい。あのラストを見たいですね。

あとだいたい見たことあるのばっかなんですが。

未見は、
市川崑「雪之丞変化」
チラ見テレビで見た健さん「夜叉」
マーチンブレスト、アルパチーノ「セントオブウーマン」(これ行きたいかも?!長いのが心配だが。)
ポワチエの「招かれざる客」
私の挫折作品「ショーシャンクの空に」


ぐらいで、あとみんな見てるんですが、みんながみんな忘れているという感じ。

トリュホーの「突然炎のごとく」は、確か高校の時見て、はやすぎた俺ってかなり挫折早送りしたビデオの思い出があるんで、見にいきたい気持ちがかなりある。

「グロリア」もレアビデオでやっと探したわりに地味で印象薄い記憶。見なおしたい。

見なおした、挑戦した
トリュホー「思春期」
「悪魔のような女」
「イヴの総て」
など記憶に新しいので迷ってます。

「裏窓」
「ペーパームーン」
「ギルバートブレイク」
「野良犬」(4K上映なんで見たい)
などうっすらだけど物語の輪郭を覚えているこれら作品。

DVD持ってる作品
「麦秋」
「アニーホール」
両方スクリーンで見なおしてみたい。

オードリーも
ビリーワイルダー2作品
「おしゃれ泥棒」(なぜか2週間)も見てみたい


全体みるとA級というより
ちょい小品な作品ばかりで、か、つ、なんか、好きな身近な楽しめるもんばっかりでいままでのラインナップで一番親しみを感じてます!

さて
みなさまもぜひ!
お近くの劇場で
ぜひぜひ!

また
見にいったら今年もマイペースにゴゼジュウエイトレビューしていきたいと思います!

楽しみ!
たのしい!
オールディーズ!

でわでわ

<レビュー編>黒澤明「七人の侍」2016年劇場鑑賞

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星五つ 黒澤明の世界の侍 

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予告 海外から逆輸入

町山智浩氏が語る20世紀名作映画講座「七人の侍」(前編)(後編)          
素晴らしい解説です。映画秘宝もと総帥町山さんも今や映画評論家ですね。
とってもコンパクト、適格、素晴らしすぎる愛の解説です!!!必見!
右の方は時代劇研究家の春日太一さん、このコンビで度々トークセッションあるみたいですね。

午前十時の映画祭7 「七人の侍」4Kデジタルリマスター版上映記念トークショー
仲代達矢さん、黒沢組記録の野上照代さんのトークショー。貴重です。

(おさらい編)から続いて前回ブログより

ということで

4k、高画質リマスターで、3時間越えの黒澤活劇の神髄をどうしても見に行きたいということで、ビデオ鑑賞いらい二度目の鑑賞。2016年10月のティジョイ新潟さん、たくさんの黒澤ファンの方と「休憩」含む体験してきました。

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まず画面が綺麗でしたね、ノイズなしがすげー。「007」のデジタルリマスターの時もかなりびっくりしたんですけど、まあ私は、東宝ビデオさん以来だったんで、こんなに綺麗な白黒ねにまず 当たり前にびっくりします。必見でしたね。これね、国宝
級にブルーレイ化すべきですね、東宝さん!!!文化資財ですよ!

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ニュース映像ですけど、頬の輪郭の陰影が顕著ですよね。つやもねでてます。4kになって「三船の戦闘後の尻に当たる雨がはねている(笑)」と春日さん曰く。

リマスターは、お金と手間暇がかかるそうですね。今回も結構なお金かかっていると思います。日本映画の安手な映画の製作費ぐらいでてるんじゃないんでしょうかね。

あとこれは、鑑賞後調べてたらわかったんですけど、音。こんかいは、音だそうです。マスターフィルム(ぼろぼろ)の音声トラックをすべてデジタル化したそうで、今回

三船の声がよくわかる

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だそうですね。映像資料からみなさんゆってます。まあ、よく黒澤映画あるあるで、

字幕つけてみる、ききとりずらいっ

てあるみたいです。あんまし私、は感じないんですがね。公開当時から本作の音声は、なにいってるかわからないという批判もあったそうですね。

それもわかってるというスタンスだったようです。野武士のリアルなしゃべりを追及してあの話し方だそうですね。演劇口調とかじゃなくね、演出としてだそうです。

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あとこの「休憩」をしたい!というね、このミーハーバカな私。トイレにでかけてました。これは、「ベンハー」以来です。嬉しいな。映画みて、長いんで、休憩するみたいなね。この後ラストの合戦シーンになるかんじでしたね。

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この雨のシーンが美しかったですね。本当に。この雨で戦うというシークセンスは、おそらくこんなオチで大大的なとりあげてるのは「日本初」だそうですね。

あとアクションシーンの駒落とし問題なんですが、どうやらカメラの望遠ランズの特性のようですね、意図的な演出じゃないみたいですね。
ですが、町山さん曰く「人が倒れるスロー」は日本初のようです。

本当にあっけない「死」と決闘の虚しさラスト台詞とともに浮き彫りにされていきます。前半の貯めた人物集めからのそっけない停止、つまり「死」がちゃんと表現されていますよね。

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黒澤映画とくゆうのアクションを今回見て「走り」にあるなーーっていうのをかんじましたね。予告で画面の右から左、左から右にさっそうとだだだあああと走るんですよね。ただ、その素晴らしさね。黒澤のアクションモンタージュ。必見。

馬がだーーーってはしってくるのもジョンフォードなんでしょうけど、良いですよね。実際ガチでやってますからね。本作。

馬も、
火事も、(何度も燃やした有名です。本物を燃やすという趣旨に代わっていくんですよね。小屋ならこや、家なら家を内装しっかりして、ちゃんと燃やすというこだわりです。スカスカの外ずら合わせじゃなくてというこだわりです。)
雨も、
エキストラも、人数がすごい。

黒澤の初めての「アクション」だったそうで、すべてやり方わからないけど、アメリカには、ない、西部劇にない、リアルをやっぱり模索したそうですね。

人物描写とアクションの融合をめざしたようです。脚本も難航したんですね。町山さんの解説にその辺くわしくあります。

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実は、最初で最大で、東宝の社運をかけて作った作品は、今や世界の侍映画、世界の黒澤時代劇として全世界に「~の七人」映画がはやるわけですね。アメリカ、アジアと作られるわけです。今も「マグニフィセントセブン」公開中ですよね。

敵はなんだかわからないし、多くは語らないですよね。襲ってくるんですよ。これ、町山解説にあったんですけど、黒澤映画はみんなそうだとのこと。敵や、悪者はこらしめられるのみだったそうです。表現せずだそうですね。「天国と地獄」もそうですね。存在あるが、心情背景表現は皆無なんですね。黒澤のイムズなんでしょうかね。
映画ならではの犯罪者側にたつという立脚点は、いまでもあるんですが、黒澤イムズは、いらないという選択なんですね。これも解説聞いてうなりました。

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三船の本作の自由人たる原始人のような野生児、キクチヨさま!
自由に三船まかせでやったそうですね。動きから何から。カメラも三船の動きをよくフォローしてますね。この写真!!!ライダーキックですよね(笑)

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大映の「羅生門」で思わずベネチア受賞で世界に飛び出た次の次がこれだったんですね。生半可じゃない、気概といままで地道なドラマばかりだったんで、「アクション」をやりたいというたまっていたものが、最大にでたんでしょうね。

撮影は、戦場だったようですがね。仲代さんの歩いて一日という
気にいるまで撮る
というあくなき妥協なしの姿勢やエピソードが、すべてを物語ります。まあこのへんでの妥協じゃなくて、

いや侍になれよバカ

それまで歩かすわけですからね。
本物じゃない、なら何回も取り直しするよ
お金頭下げに行くからやるよ

という今じゃなかなか出来ない事を時流に乗った黒澤は、世界の侍にするべく

粘る、粘る、粘る

わけですよね。

この志村さんみるとモーガンフリーマンを想起します。lイメージ 11

日本の侍があつまり まだみぬ敵を討つ

やっぱり黒澤の侍イムズ、あと農民のあの感じ、弱いけど、騒がしい。左ボクゼンのあの感じ。すばらしいですね。この表情をみてくだいよ。これですよね!!!
左さんは、黒沢組ですが「どん底」も素晴らしい旅人をえんじてます。
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キーマンですね「どん底」でも。左三船さん、真ん中デビューの香川京子さんです。

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ラストのむなしさもそうですが、この力強さからのお祭りのような殺陣のあとの
農民の労働の姿、墓、、、黒澤イムズが残ったラストシーンでよーーーく記憶してましたし、また確認しました。

ラブ要素もちゃんとあるよっていうね、、、。このカットだけでもすごいよね、お花に包まれてますね。
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とにかくおなかいっぱいでしたが、もう2016の映画思いだしても、これには、かてねーなーと見終えたとき思いましたね、、、。本当に地道に凄かったきがしました。芸術だな、日本映画の芸術とは、これだなと。あらためて噛みしめましたね。

撮影前がちがちな為キャッチボールをさせられた稲葉さん(左)
そしてイメージは、宮本武蔵の剣豪、宮口精二(右)
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さて
黒澤明の世界に侍
世界の活劇
七人の侍

いやDVDでも十分たのしめる大人な日本娯楽でありました。

もう一回みたいですね。


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全日本人というか、映画好きなら、やはり踏み絵のような作品です。
ぜひ見てほしいです。日本映画の基礎、基本として。強くレコメンします。

新午前10時の映画祭8プログラム発表!

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発表ゴゼジュウ!下サイトよりどうぞ!

http://asa10.eiga.com/2017/

私の注目は
渚大島の「戦場のメリークリスマス」きましたねー、DVD持ってるけど!

小津「麦秋」きたあ!DVD持ってるけどその2!

デパルマの「アンタッチャブル」も行きたいなあ。

黒澤明は、「野良犬」「天国と地獄」の黒澤サスペンス2大さくひん。

ウディアレンから「アニーホール」DVD持ってるけど3!


パーシーアドロン「バグダットカフェ」は、行きたいなあ!

ほか常連の「ローマの休日」あり!
「イブの総て」も劇場でみたいなあ!

「ペーパームーン」や「グロリア」もきましたね。

いやあまた楽しみが増えましたね!

速報でした。

ランベルトバーヴァ監督「デモンズ2」

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ランベルト・ダリオのマンションでデモンズ2

1986年、劇場未公開。
製作脚本ダリオアルジェンド。
脚本監督ランベルトバーヴァ。



久々のホラー。
日頃ツィッターでこの「デモンズ2」のキャラをアイコンにしている方(海外の方)がいて、気になるわけです。

デモンズになったうゲェなゾンビ顔(女性)のアイコンです。

イタリアンホラー界巨匠、ダリオアルジェンド。
私が小学生の時に部屋にポスターを貼っていた作品が、ダリオ「デモンズ」であります。

ですが、大人になって「デモンズ」見たら、わりとソフトな怖さ出来でふーんと拍子抜け。

その後デモンズマスク付DVDツインパックが発売され、高価であきらめ、今後悔している今日このごろ。

本作以降の3は、亜流とのこと。

本作は作家吉本ばななさんや愛好家がいらっしゃる記事を読んだ記憶。

という事で久々ホラー鑑賞しましたあ!



いやあ!良かったなあ!
ゴアがしつこくてグー!
続篇としても!とことんやる!
ふりきる!感じがグー!
脚本になぜか4人もいるからグー!
デモンズのパワフル過ぎてグー!
紐つかんでのぼったり、降りたりスルからグー!
悪魔のベビーデモンズが「グリッター」のような可愛さでグー!(笑)

閉鎖した高級マンションで素晴らしいデモンズパーティで楽し怖くて、やっぱりDVD買うべきやったーと約10年以上前くらいを後悔しました。

ラストのなぜかスタジオの
テレビのブラウンカン破壊にカタルシスを感じましまね!
レビューで「リング」の先がけなんてありますが、
壁からビニョーンは、
82年クローネンバーグ「ビデオドローム」
84年ウェス「エルム街の悪夢」でも、すでにやってるのよね!あしからず。

ウゲェーといいながら
デモンズ汁がアパートを溶かしていく様を執拗に撮る時点で素晴らしいと思いましたね。「バタリアン」や「エイリアン」でやってるあるあるですよね。

デビュー作になった娘、アーシアアルジェントも必見スクリーム!


いやあいやあ満喫しましたあ!


さて
ランベルト・ダリオのマンションでデモンズ2

ホラーファンは!ぜひ!

小路紘史監督「ケンとカズ」

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星4、2 小路監督のコンクリのコナと顔のカゼ

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製作、脚本、編集、監督小路紘史。



ツイッターかな?
日本のゴジラレジェンド監督、長谷川和彦監督の激賞コメントが知るきっかけ。
あのひとが?褒める、いや「めた」んだと。
ゴジ曰く

「『覚醒剤密売に関わる最低最悪の人間たち』が、何故か『愛おしく』なってしまうのだ。」

愛しいと覚せい剤が引っかかる。そして今時「ケンとカズ」という名前タイトル。(「キクとサム」なんて日本映画あったけど、ベストテンの本にあったなあって思いだす。)

チラシをシネウインドでゲット。なにやら顔面力強いふたり。

わたしは、覚せい剤ときくとついに日本映画にも「ヤク」な映画ができたかあと思い、どんなふうに映画いてるのか?気になった。

病んでるシックなアメリカ映画では、もはや当たり前の大罪の「麻薬映画」ですが、、、日本ではどうだろう、、、じとーっとして、ネガティブ系かなと事前予想。

一週間限定上映、越後シネウインド夕方に駆けつけ、2017年初邦画上映鑑賞してまいりました。

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まず、予想より安定していて安心したという安堵感。と、素晴らしい気分の高揚、動揺、刺激がつまっており、上映後なんかもやもやしたのと、突き動かされるような何かに支配され 久々このほぼインディーズ映画に感動した。そしてすぐさまツイート呟いた。

文字どうり右ケン(カトウシンスケ)カズ(毎熊克哉)が良かったのだ!彼ら二人に焦点を絞った、今時潔いほどシンプルで気持ち良い。そのストレートな性格の二者。
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ある意味二人の顔面を見る映画になっている。俳優の映画になっているのだ。画面に緊張がはしり、その俳優に魅せられ、その俳優の行方を頭で夢想し、夢中になる。俳優を凝視する映画だ。

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ケンは、結婚を夢見るヤク売人。カズは、訳あり家族とともにヤク売人である。
ケンのカトウシンスケのハーフのような顔。アルパチーノに似てるとか、私は、山崎まさよしに似ていて、いつ「セロリ」を歌うのかとくだらない夢想を上映中にした。
彼の怒りが素晴らしい。彼の夢は、風に吹かれるのか、どうなのか気になった。

左ケン 右カズ
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そしてカズのまるで動物的顔から上に上にあがるためのお話し。この物語の核となる。これは、きわめてオーソドックスな物語だ。東映ヤクザ物、アメリカ麻薬もので表現されてきた物語だ。メイクマネーのための「嘘」「だまし」だ。

真ん中のテル役の藤原さんもイケメンだが、ふわふわした役柄を実に良く演じていた。女性必見!イメージ 4
これが見えたときあれっとおもった。結構直球だったとので、いやむしろ安心したのだが、、、。変に技巧的な覚醒薬映画やファッション性にとむだけとかだったらどうしようと思っていたからだ。

この方もよかった、若干芝居してるぜ、俺、感あったように思いますが、それは、ラストへの伏線とみたい。
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映画の暴力性には、しかるべき暴力たる所以がある、べきだと私は思う。それがあった。それもかなりしっかり本作には明確、しつこいほどにある。

私は、それぞれが、それぞれに、やらざるをえないケンとカズの荒れくれた血にコンクリートの匂いと顔から発するどこかやるせないにおいのような冷たい風をたびたび感じた。

それは、二人のぎりぎりのしのぎであり
家族であり、
運命であり、
空であり、
粗野で乱暴なののしりであり、
それぞれの背景であり、
それぞれの怯えであり、
それぞれの逃避行であり、
それぞれの組織における下っ端であり、
裏切りだった。
くだらねーー仕事だったり
むしゃくしゃだったり
自暴自棄だったり
やかましいこの○ソっ!であった。

彼らの顔からはっする匂いにつられ、いつまにかコンクリートにうちつけられ、ラスト気分のよくないもやもやしたラストを迎える。
(以下超ネタバレあり。知りたくない方は、スクロール。飛ばしてね。)





【私は、ケンがあのような結末にがっかりした、アンハッピーだからかもしれないが、求める幸福に弱さがあるため、崩れてしまうようで悔しかった。、、だってね、普通じゃん。ハッピーになる基本、ボーイミーツガールなのにね、、、。むしろ日ごろからいや宿命から包囲網をはりめぐり、生きるしのぎをみにつけ虚勢と威厳を拡張してきたカズに軍配があがるのは、ちょっと腹がたったりもしたが、影がついて本当の人間を知ってよかったのかもしれない。大きな傷跡だが】



【ネタバレ終了】

編集に二年もかけ、それぞれの顔に空がかかっていくところとか、二分割になるところとか、編集が実に丁寧でとっても良かった。お疲れ様でした。その編集が、二人を夢中にさせる、観客を引き込み、私を魅了させたんですね。

多くのパンフの称賛コメントすごーい。千原j、竹中直人さん、小堺かずきさん、、、みんな次回作と彼ら二人のヒリヒリにやられたようです。

覚せい剤は、あくまでも導入でね、基本は、しっかりとした人間ドラマでありました。

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短縮版のケン役の方、申し訳ないけど、なんかね違うと私思ったです。本編みてからかもしれないけどね。本編がすごすぎたからかもだが、、、。

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さて
小路監督のコンクリのコナと顔のカゼ
2017年久々の無名からのスマッシュヒットでした、ぜひ!「ポチの告白」いらいだなああ!

おすすめであります!男の映画ですね!!!ぜひ。

もちろん個人的に小路監督の次回作がきになるのよねーーー!!!

内藤誠監督「不良番長送り狼」

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内藤誠監督のエロギャグアクションニュー不良番長



監督内藤誠。


まだ見てない続篇シリーズ。
このシリーズの全レビューをひそかに野望たくらむ私のたまにつかむならこんなくだらない梅宮辰夫。

主題歌「番長シャロック」をひっさげ、毎回関東テイシン会にバイクで殴り込むこと毎回物語りよろしくな「不良番長」シリーズ。

レビューしてない第四弾東映ビデオレーベルDVD鑑賞となりました。




ダイナマイト
ダイナマイト
ダイナマイト
ロックウだぜえええ!
タッチャンみずからマイク片手に歌っちゃいます。

本作から硬派な作りから
かなりのハレンチナンセンス路線に移行した記念すべき転換作。

助監督だった内藤誠さんが、昇進して、やりたい放題な感じになって、
シリーズ16作品も作られる東映でもなかなかのロングセラーになりはてました。

真面目なシリアスドラマと
エロ映画を撮る愚連隊というエロナンセンス部分がゲスト

菅原文太兄貴もくわわりくだらなさ
まじめさのバランスが絶妙であります。

今回から鈴木やすしも仲間に。海にしずめられてから、まただされて、仁義をきってつめたくハケルは!必見!

そして本作から狂気をきわめる

ミスターちょめちょめ!(古)
山城新吾必見!
もうねいきなりでてきて梅宮にキスするわ、アドリブみたいな軽口饒舌にはさむわ、今回は爆弾もって、ふんどししてます!必見。
シリーズの回をかさねるごとに山城りんごの饒舌コスプレ必見!すごいですからね。
テレビのご意見番、司会者だったイメージは、もろくも破壊され、スタンダップ一発や俳優の素晴らしいコメディアンです!このりんごさん、芸人必見やで!

たニィ!こと初期イケメン枠、谷隼人もあっさり軟派に変化!この枠のちシャープホークス、安岡ホタテマン力也になります。

テイシンカイ大ボスは、おなじみ安岡徹さん!

なんか、文太兄貴が出てる「不良番長」は傑作が多い。

勿論、梅宮の番長も大映モンドエロス、三原葉子さんに必要いじょうに甘えてさわってます。



さて
内藤誠監督のエロギャグアクションニュー不良番長

かりるのなかったらぜひ不良番長シリーズ

日本バイカーコメディ映画の始祖
送りおおかみ

ナンセンスなカポネ団の強気な遠吠え

ぜひごらんください!


追伸
本作みると「がきツカ」に辰ニィが出演するのは、至極納得できるわけです。正月、ミッキーのコスプレして、ダウンタウンに笑われたりするのを見るとね。

神代辰巳監督「悶絶どんでん返し」

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星4、2 神代監督の悶絶暴力明るい性ヘンゲ



1977年作品
脚本熊谷禄朗
監督神代辰巳



日本エロス映画の巨匠、いや普通に日本映画界での巨匠で女性をもちあげ今や独自の輝きをフィルムからはなつ神代辰巳監督

再上映リバイバルの頻出監督になり、出演俳優のトークショーま今でも開催盛況。
今やビデオ、DVDからブルーレイ発売でソフト化。



そんな神代作品を再見してみようシリーズです。

明るい印象と裏腹に強い荒々しさ印象がある、ラストにたまらなくびっくりした記憶。新しい映画にもみえた、だってこんな映画他にないよ!日本映画でAVならまだしも、、、。

日活のDVD(ジュネオンか?)ジャケが緑のためか?

再見しました。



【ネタ熱血バレあり】



シュッシュッ!ポッポッ!と一昔風な歌謡曲にのり
明るい裸を踊るように接客する谷ナオミ。とある店。

ハッスルハッスルタイム
と画面は青暗くなり

神代辰巳必殺、画面にかぶさるクレジット進行、俳優の名前が青い発する男女にかぶさっていく。

サラリーマンの彼は、いきなり谷さんにからめとられる、悶絶のはじまりだ。

冒頭はこんなはじまり。

そんなサラリーマンどんでん返しな彼に御藤修。主役であり彼をながめ驚愕する映画なんです。この映画。
ぶっちゃけると端的短文で言うと

彼が同性愛に目覚め変貌する映画

であります。それを神代辰巳が素晴らしい和風音楽と暴力とネアカな人間達の絡みで魅せられる。

あんたがたどこさのくちずさみ
矢野顕子のあんたがどこさのエモーショナルなピアノ独唱
が、重なってくる。



本作のような明るい谷さんがもっと見てみたいです。緊縛女優のような印象があるので、本作の明るい暴力じゃじゃ馬には痛快さすら感じます。

後半は、やくざ映画の娼婦のような風情です。やきもちやいたり、ぶつけられたり、またひろげたり、粗野な口きいたり、素晴らしい悪女ぶり必見。この谷さんが見所のひとつ。

そして本作のキーマン、性の愚連隊総帥、遠藤征慈であります。風俗店荒くれ店主であります。谷のツレになります。

遠藤の弟分が、神代組常連の栗津號であります。

必見な暴力シーンのまあ長いこと、本作の長尺の古ボッコシーンは、日本映画史上類を見ない長さです。なんかよーく見るとマジ当たってるような、かすってるようなリンチ。

神代映画に欠かすことが出来ない描写である

「暴力」

です。あんま誰も指摘してませんが、神代暴力シーンは、どの日活作品にも気軽に登場して、いつのまにやら痛めつけられ、急な落ち(死)にビックリさせられます。
神代暴力に神代ロマンポルノに必須な表現だと思ってます。

それは性にからめとられた男女と不可思議な日本和製音楽と神代暴力の三種を使いこなす神代ロマンポルノモンタージュの唯一無人な表現だと本作見て思い直してきました。

マア長い長いであります。
性の暴力、凌辱は、本作のピロピロ笛にも連結していきます。

ホントにこんなことしてたんですかね?(ザ締まりの訓練)
いややってたんでしょうね。今やったらすぐ三面記事からワイドショーのなんたらが、めくり解説されそうですね。この股のくだりは、神代監督の「赤線玉の井ぬけられます」のゆらめく娼婦のあっため行為でもひきつがれ魅せられます。

無論ラストを見て瞬殺する爆笑カット必見!
私はその箇所で苦笑いで脳味噌がふやけたよ!



さて
神代辰巳が描く
大どんでん性のひっくり返し

神代監督の悶絶暴力明るい性ヘンゲ

ぜひ
脳内ひっくり返し体験!いかがでしょう!
R-18

追記
ゲイバーシーンの男性が先日見た中島監督の「性倒錯」作品にも出てたなあ。有名なんかな?。

神代辰巳監督「恋人たちは濡れた」

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星4、3 間違いだらけの砂浜フィルム馬跳びの夢



1973年作品
監督神代辰巳
脚本神代辰巳、鴨田好史(神代組契約助監督)



【ネタバレしながらレビュしたいので注意】





隠れすぎた巨匠、日本映画界において一番欧羅巴作家のような独自性を

日活ロマンポルノ

という失われたレーベルにて発揮しつづけた映画監督

神代辰巳

なんとか彼の映画の肌ざわりをお伝えするべくひとり孤軍奮闘する言葉の羅列。

2016年年末付近、
ピンク色のジャケジュネオンDVD鑑賞しました(2回挫折あり。少し見て返却あり。)



見たとき

なんだこの映画!!!

という特別な気持ち。
あの不可解な所作の数々

追いかける我らが追い求める、
いや
あまり追っても砂に埋もれてしまう
主役のなんとも冷たい言動とノイズのような否定

間違いだらけの思い違いや食い違いをふっかけてくるんです、主役に。

いや、俺はしらねぇよ!の連続にわれわれの脳内は嗜好停止してくるわけですね。論理が跳ぶんです、わかろうとしよう、なんなんだこの世界!理解したいのにと思えば思うほど、、。


かつなんか難しく訳わからない世界。

神代監督曰く
「気取ったかなという気がする」とのこと。

本作は、のち「黒薔薇昇天」にでも取りあげられる映画の映画話しでもある。
まああくまでも主役の設定が「ニューシネマパラダイス」でも表現されていたフィルム運び人が主人公だ。

この食えない
いけすかない
だらしなさそうな


同情するなら間違いだよ!知らねぇよそんなヤツとフィルムを持ってチャリで攻撃してきそうだ。

ある意味本作、この主役の自転車に乗っている間の妄想夢かもしれない。

ある意味ラストの落ちる瞬間の白日夢にもみえ無くもない。

今回3回目だがみながらそんな事をかんがえた。

あの擦り寄るカップルは過去の善意成るお人良しだったのかもしれない、ただただ嫌な記憶として。

ただただこの風来な若者を見て
生意気などっちつかずな恋人たちらしきカップルは、濡れて?いる?ようなのだ。

タイトルから感ずる感慨は、全く気色かんじられない

ふらふらした
へんな主役
いや
あのころの 男性にわれわれは、見覚えたような狭さのようないらだちや無為をしていた出来損ねた若造の乱暴無為を確認したくない

いやあな自分を見ているかのように思えてくる。

当たり前だが

砂浜全裸馬跳びしたら
今やAVでも許認可してからじゃないと権力に罰せられることであろう。
だからこそ、なにかしらのあきれはてた自由をかんじられるのでわないかと重ってしまう。

現実を愛そうとして絵沢のもぎりお嬢さんに絡み
ふらり表れた中川梨絵に

このふらへらした若造は絡めとられていく。

お客さまは神様です

と絶対おもってない 残酷な挨拶は見事にラスト落ちがつき、やはりびっくりする。

それは安堵にも似た不思議な落ち

正義感や痛快感タル落ちじゃなく

なんだかもやもやした甘い物をはきだしたような不思議な落ちを見せられたようだ。だから印象に残る。
変だから。ヘンテコだから、唯一独自な気のてらいな世界観だからかもしれない。

意味わからん

でいいのかもしれません。が、少なからず本作は、男の映画であることは間違いない!

これ女性見ても何が面白いのこの映画っていわれる率半端ないですね。

フィルムを運んでいる悪人の夢にも見える、白日夢の意地悪な海岸ばたの足りない男による馬跳びの夢を海岸にガタガタに震えて濡れているのかも知れない、あの男がさ。

夢想させる歯車空回りの男のね、たんなる妄想かもしれない。

だから本作の無為無為な夢にバカじゃねぇと小馬鹿にしつつ、ぴょんぴょんに神代の夢に我々はいつのまにか強烈な見たことないイメージをびっちり植え付けられてしまう魅力がある!本作には。意味はようわからんけど。


さて
ま違いだらけの砂浜

馬跳びのフィルムの夢

神代版ニューシネマパラダイス

ぜひ!

昨年12月末鑑賞
本日資料みつつ書いた

追記
初期のロマンポルノ草創期(1971年から数年)の作品のほうがなんとなく面白くかんじるのはなんだろう?!

午前十時の映画祭8小冊子ゲットしたあ!

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さて!2017年4月から開催。

全国の劇場で公開されるリバイバルプロジェクト

午前十時の映画祭(#asa10eiga)

今回で8回目!祝おめでとうございます。

ずーっとやってくださいホントお願いします。あと何度もアレですが、ホラー映画もお願いします。

今回、私の印象は 

日本映画ふえたあ!
小品がふえたあ!

てな印象で良い感じ。

夏休みは
オードリーヘップバーン

ということで一気に路線変更(笑)

昨年のバックトゥザフューチャー三部作上映。あんまりだったんすかね??
まあ衛星放送やらで連作さんざんやってるからかなあ。わかりませんが、一気に夏の集客期を
オールディーズにしましたね。若者むけにしなくて良いと思いますよね。
アクションとか
SFとか
ゴットファーザーとか
スターウォーズ4から6とか
でお願いしたいですね。

私の絶対行きたいな!は、

パーシーアドロンの「バグダッドカフェ」劇場一回鑑賞済みですが、行きたいなあ。ブレンダアブルンダアを、また聞きたいなあ!

そして大島渚のクリスマス
「戦場のメリークリスマス」これ絶対!いく系ですね
。劇場で教授の音をあびたいです!あとタケチャン、ボウイに会いに行く!ってね。

何気に小品のミニシアター系が増えましたよね。「アメリ」だもんね。4月から。本作DVD所持、劇場鑑賞のためいいかな。

あとデパルマ「アンタッチャブル」もマスト行きたい。あのラストを見たいですね。

あとだいたい見たことあるのばっかなんですが。

未見は、
市川崑「雪之丞変化」
チラ見テレビで見た健さん「夜叉」
マーチンブレスト、アルパチーノ「セントオブウーマン」(これ行きたいかも?!長いのが心配だが。)
ポワチエの「招かれざる客」
私の挫折作品「ショーシャンクの空に」


ぐらいで、あとみんな見てるんですが、みんながみんな忘れているという感じ。

トリュホーの「突然炎のごとく」は、確か高校の時見て、はやすぎた俺ってかなり挫折早送りしたビデオの思い出があるんで、見にいきたい気持ちがかなりある。

「グロリア」もレアビデオでやっと探したわりに地味で印象薄い記憶。見なおしたい。

見なおした、挑戦した
トリュホー「思春期」
「悪魔のような女」
「イヴの総て」
など記憶に新しいので迷ってます。

「裏窓」
「ペーパームーン」
「ギルバートブレイク」
「野良犬」(4K上映なんで見たい)
などうっすらだけど物語の輪郭を覚えているこれら作品。

DVD持ってる作品
「麦秋」
「アニーホール」
両方スクリーンで見なおしてみたい。

オードリーも
ビリーワイルダー2作品
「おしゃれ泥棒」(なぜか2週間)も見てみたい


全体みるとA級というより
ちょい小品な作品ばかりで、か、つ、なんか、好きな身近な楽しめるもんばっかりでいままでのラインナップで一番親しみを感じてます!

さて
みなさまもぜひ!
お近くの劇場で
ぜひぜひ!

また
見にいったら今年もマイペースにゴゼジュウエイトレビューしていきたいと思います!

楽しみ!
たのしい!
オールディーズ!

でわでわ

2017年業務連絡とユーチューレディオ

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ということで、いかがおすごしでしょうか?

到着未着の私の心内言語と音楽の書き散らし

ユーチューレディオの時間です。
もしかすると2017年一発目でしょうかね?

3月の下旬。まもなく新年度で街は、毎日混雑してるような塩梅。

私も先日ツイッターをまもなく暇のよこつけ、9000から一万ツイートの目前に乗っ取られアカウントになってしまい。旧アカンウントを破壊しました。なんか診断みたいのに軽はずみでやってしまってから、ガンガンくるくる勝手の「ダイエット」やらエツチ系やらのが、連続勝手張付け刑になり、ログアウト、破壊して閉鎖しました(泣)チャップリンとポーレットゴダードの写真で結構気に入ってたんですけど、、、、。

続「どーもキューブ」の新アカは、ブルースリーと風景(いつの日かの自家撮り日本海)のほうで、絶賛呟いてます。ひとつよろしくお願いします。

このブログも7年めになります。よくつづいてます。脳内整理もかなり進み、今度は、よりむつかしく、あと語彙力無駄に多くをもっとうにつづっていきます。
あい変わらず映画中心ですが、よろしくおねがいします。

あと「インスタグラム」は「doomdooo2010」で展開中。こちらは、ツイッターついでですが、やってます。

あと「filmarks」で「どーもキューブ」で映画感想文載せてます。1700レビューくらいになりました。こちらは、「ヤフー映画」からのレビューを転写。加筆でおととしからかな移行してきました。どうぞよしなに!

あっあとと、「ユーチューブ」でもアカウント「どーもキューブ」で変な風景とかお気に入り映像を100ほどサムズアップして登録してます。映画の予告とかもありますが、、、、ひとつおひまに。

さて
ひさびさのユーチューレディオ。どーもキューブの聞きたい、貼り付けたい音楽をレイディオ風にお伝えするこの手前味噌プログラムです。

まず、2017年2月にライブにいってきた
田島貴男弾き語りツアーから オリジナルラブの6月公演もすかさずチケットゲットした。オリジナルラブから

オリジナルラブジャムより「ローバー」です。

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「rover」は、アルバム「風の歌を聴け」(上記。上記アルバムがなぜか職場にも無造作においてあった、、、。)収録。オリラブファンで知らなければじゃあどうするという、、、資生堂のCM「朝日のあたる道」が流れたころのアルバムの代表曲。ライブでも定番です。

そして最新作発売中。6月にライブに行く予定の東京スカパラダイスオーケストラです。最新アルバム「paradise has no border」が、

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めっちゃーいいです。もう何周もへびろーした挙句で別の聞いてるかんじ。
昨年長野のライブでかなりぶっ飛んで良かったので、こよいのホールツアーも楽しみです。前から奇数列と0れたので、今から予習してます。上記イラストが大友克洋さんの息子さんの作品です。和風武士であります。

ちなみに私が初スカパラライブが父大友克洋さんイラストのリミックスアルバム(下記)が発売の当時のころライブに行って痛く感動してからのファン歴です。

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その中から、ラテン風なピアノではじまり、CMでもながれていた、アルバムタイトル曲をどうぞ!

東京スカパラダイスオーケストラ 「Paradise Has No Border」(Live Ver.)  
さかなくんです。バスサックス上手!!!そのごバカリズムもやってましたね。これライブでききてえええええーーー。ってかんじです。

さていきなりオールディーズ
ふとこの曲が頭にながれてちょうどコンピレCDを購入した。買ったのは、大滝さんのコンピレーション。こちら。

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Hey Paula, performs by Paul & Paula, 1963  
春にふさわしい、ウェディングソングに近いおだやかデュエット

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ということで
おじかんとなりました
音楽もきいて
春をたのしみたい

どーもキューブでした。

良い春2017おおおおおお

















塩田明彦脚本監督「風に濡れた女」

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星4、2 塩田監督の神代風に吹かれた海辺のエチュード



監督脚本塩田明彦。レイデッドR18。



日活のロマンポルノリブートの一作品。

チラシの日活説明するに曰く

「総尺80分前後・10分に1回の濡れ場・製作費は、全作品一律。撮影期間は1週間、完全オリジナル作品、ロマンポルノ初監督」

だそうです。

このニュースを聞いて、只今最前線を走る園子温がノミネートしたことだけが私には目に入り、あと誰監督?と思い、見てみる。

と、あの「黄泉がえり」の塩田監督も参戦。

タイトル「風に、【濡れた】女」

とのこと。濡れた、、、海岸、、、
何やら二輪車を引きづる男と女、、

これ!こないだ見なおしたばっかの神代辰巳「恋人たちは濡れた」の世界観やんか!

と期待するわけですね。つまり、ロマンポルノ初監督作品なんですが、ジャー何がロマンポルノだよ!と、
何がAVとね!ちがうのかなと!

そういう所が今回の5作品の違いに如実に一発にわかる、監督のフィルム感性が思っきし出るって話し。

あと我々観客がロマンポルノ風2016風を感じれる?ということなんじゃないのかな?

はじめは、園監督のやつが一番見たいと思ってたんですが、「映画術」で映画愛を表明していた塩田監督作品がいたくひっかかり1番目に鑑賞となりました。

1週間限定上映、シネウインドにて鑑賞してまいりました。

【ネタバレあり】



いやあ!おもしろかったです。多分、これが一番好きだなあ。きっと。笑えるし、えつちだし!

冒頭園組俳優、永岡佑さんが何やらイスをひろう。どうやら海岸ばたらしい。
そこにいきなりスライディング自転車で海岸に滑り込む気おひく女、間宮夕貴さん(大爆笑ナンでだよ!)
これ「恋人たちは濡れた」の最後でしょ!まあ設定ちがうけどね。

まあこんな映画オマージュが随所にちりばめれながら、風に濡れた女の風は、

いつのまにか神代作品「濡れた欲情」シリーズにおける舞台俳優達のような劇団塩田組が絡んで濡れていく遊戯。

ラストは、バスターキートンオマージュまでくり出され私はにんまり。

まあ一見すると「リアリティ無い」食うそうな、空想な世界観なんで、受け付けない方は、多分面白ないんかなと思いますが、

ラスト付近のために、ため。我慢我慢のラストのエロス加減は、素晴らしかったですね。

セックス、飲食、舞台俳優は、神代「濡れた欲情」シリーズ2作でもそうだ。こちらは、ストリッパーだがね。本作は、舞台俳優、舞台監督みたいな関係性だが。


次第に分かるふたりの相関関係と登場人物たち。

中でも間宮さんは、どっかで見たことある!とおもったら石井隆組「甘い鞭」にご出演されていたんですね!
ほんさくでは、毎回超人ハルクかよってくらいにぶっちぶっちに脱がされています。

熱演あってのリブート唯一のロカルノ映画祭受賞という栄光あり!必見!

それから途中挟まれるピュアネスからみに中谷さん。主役2人のアクロバットの喧嘩からみに一途な絡みパートを魅せる素晴らしい助演!
あの修理屋の男優が、板尾さんに、そっくりで苦笑したが、落ちになぜか祝福したくなった。

中谷さんのラストも素晴らしく強引で良かった!

ラストまでドッグバイトドックな中谷対永岡のエチュードは、いかに風がぬれたのか?

ぜひごらんください!

いやあ、たぶんこれが一番オモロイかなあ。

他予告がイマイチピンとこないんですよね。園監督は、なんかギミカルにみえるなあ「アンチポルノ」ってだけにね。



さて
塩田監督の神代風に吹かれた海辺のエチュード

ロマポルふぁんは、是非!
おかしな世界が好きな方は是非!


追記
園監督「アンチポルノ」は劇場出みたい。
あとは正直DVDでいいかな。

私の面白ランキング予想
塩>園>中>白>行
さて!どうなることやら!?ロマポルリブート!
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