星4、4 スピルバーグLIVE未知との遭遇2002
未知追いかけるリチャードドレイファス
2002年作品。
脚本監督スティーヴンスピルバーグ。
リバイバルプロジェクト「午前10時の映画祭」で上映の本作。スピルバーグ監督週間の1本。今年最後で誠に悔やまれる。
そんななか公開されたのが「未知との遭遇」だ。
スピルバーグ監督における「未知との遭遇」凄い作品であることは、間違いない。なぜなら、
何度も作る事が出来た作品
だからだ。
それは
ルーカス「スターウォーズ」しかり、
リドリー「ブレードランナー」「エイリアン」
キャメロン「エイリアン2」「アビス」etc。
つまりソフト発売事に新たなフッテージ加えたり、CG処理加えたり、再撮影したり「出来る」作品の系譜だ。
興行良くて、ソフト化を望まれ、監督もやる気があって出来る特権作品だ。
「未知との遭遇」は、スピルバーグ劇場作品3作目1977年公開。
13年後に「特別編」1980年。24年後に「ファイナルカット」2002年だ。
「特別編」は、確かリチャードドレイファスが船内に入っていった事が違いだったかなあくらいの差異発見。
「午前十時の映画祭ファイナル」で我が地区最初上映されたのが「未知との遭遇ファイナル」
諸事情により見に行けず、持参の3部作3in1DVDから「ファイナルカット」版を取り出し見てみた。
うわあ1番これが面白いかも?!いやこのあと「劇場公開版」と「特別編」連続で見れれば良いが無理。
んで、見ててこんなシーンあったけ?とか逆にリチャードドレイファスの苦悩するシーンがなんだか足されていて、とってもよく判った。
物語は、平凡な子持ちお父さんきリチャードドレイファス。「ピノキオ」に行こうとやたらに「ピノキオ」推しは、間違いなくスピルバーグが好きなアニメーション。ある日、未知との遭遇こと未確認飛行物体「UFO」に会うドレイファス。顔面が火傷し、気がふれたようにドレイファスは、
会社をやめ
家族に文句百言われ
未知との遭遇に会おうと
全てを投げ出し飛び出すお話。
最初見たときは、率直にこんなもんかあみたいな(笑)レコードあっただけに、「ET」見ていただけにわりとさっぱりした宇宙ものだなあ、シンプルだなあと。
んで、ベータかVHSダビングして「特別編」見た時は、うわあ中味みせちゃうのとあとかなり思っていたのが、
テリーガーに肩入れする
という見方ね。家庭壊して何するん?このアメグラ野郎という見方。
なんだか納得しない感じだった。家庭捨ててまで宇宙人みたい?という感じだった。
今考えれば、ドレイファスの気持ちを全く考えて見て無い。のと、テリーガーに喧嘩して困らせる姿と子供に情けない姿を見せる感じが理解出来なかったのだ。仲良くして見に行けばいいのにとかね。
そんなスピルバーグフィルム史上なんだかなあの印象の本作。回数重ね3バージョンめの「ファイナルカット」
今ならわかる。
オッサンになって痛いほどわかる「投げ出す感覚」
リチャードドレイファスがうらやましく
いやむしろ応援する自分がいる。それは年とったせいか、縛られる仕事からの解放欲があるからか。
今回特に本作の痛いポイント。
家に滅茶苦茶土や汚い植物、ドロを入れる。
というわからず描写があるのだが、本当に見てて気持ちが良かった。家庭に泥を塗る素晴らしくアンチモラル描写(笑)
誰でも一度はやりたい描写(笑)家庭を持つ方ほど、その荷重い人ほど気持ち良くなる。女性はどうみるんだろう?絶対テリーガー目線だと思う。子供に食事誰か作ってんのよ!っていう普通主婦目線。
以上ここまでリチャードドレイファスの遭遇動機解説についてでした。
やはりリチャードドレイファスって身勝手なんだけど突然やるわけ。夢やら、なんやら惹かれて突っ走るわけな映画なんだという表現。
スピルバーグは、今やこのリチャードドレイファスを冷ややかに見ている。インタビューで語る「子供を育てるので(出来ない)、、、」また「若い頃の自分が投影」とも言ってる。
リチャードドレイファスが顔焼けるほどの何か(未知)に出会い
子持ちの主婦に出会い、ちょっと恋する
あれっ?不倫映画?なんかもしれませんよね。ある意味男の離婚映画説浮上。
見ていて勿論ダクラストランブルの素晴らしいSFX具合必見。
UFOの音と光って完全にスピルバーグLIVEだよなあって見ながら思った。
司会フランソワ・トリュフォーによる宇宙音楽通訳によるスピルバーグの光と音楽によるコンサートやなあと見ながら思いましたね。
非言語と音階と光を駆使し、チョコ山目指して突っ走る、宇宙人目指して、夢を目指して、家庭、子供泣きごとひっくり返して、突っ走る性格を帯びてます。
ただし本作の「未知」は、未確認飛行物体、UFOの訳で。
リチャードドレイファスが光に会う瞬間素晴らしいですね。
あの子供も良いですよね。
未知なる物に出会う最初が
無垢たる子供
というのは次作の「ET」に繋がる。あとドレイファス家の子供のあ~でもないこ~でもない、意地悪したり、やかましくしたりあれこそリアルな子供達描写だよねえ!何気に必見!
あ~でもないにテリーガームキ~って怒るみたいな。そこらの夫婦の風景な訳でしょ。あれがあるから、未知に遭遇、浮気な遭遇にも見えるわけ。
ていうか本作におけるリチャードドレイファスの行動について朝まで生テレビで討議できそう(嘘)
トリュフォーもよくぞ出演しました!柔らかみをおびた博士役で天を仰ぎ、手を非言語に動かすトリュフォー博士。
スピルバーグは、トリュフォー「野生の少年」を見てオファーしたようだ。よく出たよなあ。きっとスピルバーグがほぼ新人だったのも功を奏してる。
このリスペクトゲストは黒澤明リスペクトからのち「1941」の三船敏郎に受け継がれていく。
ラストもファイナルカットの方が良いですよねえ。船の中はスピルバーグ言うとおり見たくないわけで、。
特典映像から「特別編」のUFO船内は映画会社の意向。「観客は、見たいだろう!中を!」その要望に
「追加撮影させてください!なら良いです」という事での「特別編」だったようだ。
追加撮影は、砂漠に浮かぶ船の所らしい。
ラストのブンブン船がやってくる瞬間も素晴らしい。
前半のなんだかぐずぐずした家庭不和やあの少年と母の家庭描写があるからこそ
時々出てくる宇宙船と不思議ポルターガイスト現象に
ハッとなる。
ラストはまさしくコンサートのよう。パチンコのリーチスロットのよう。口があいて宇宙人が出る所のあのファンタジカルな瞬間こそスピルバーグの功績、本作存在理由だ。
あの小人の素晴らしいさ!必見。
スピルバーグの青春映画にも見えなくもない。
ラストの天にめされるドレイファスは本望だったと思える。
さて
スピルバーグLIVEコンサート未知との遭遇2002
スピルバーグファン必見!
いやあ面白かったなあ。
未知追いかけるリチャードドレイファス
2002年作品。
脚本監督スティーヴンスピルバーグ。
リバイバルプロジェクト「午前10時の映画祭」で上映の本作。スピルバーグ監督週間の1本。今年最後で誠に悔やまれる。
そんななか公開されたのが「未知との遭遇」だ。
スピルバーグ監督における「未知との遭遇」凄い作品であることは、間違いない。なぜなら、
何度も作る事が出来た作品
だからだ。
それは
ルーカス「スターウォーズ」しかり、
リドリー「ブレードランナー」「エイリアン」
キャメロン「エイリアン2」「アビス」etc。
つまりソフト発売事に新たなフッテージ加えたり、CG処理加えたり、再撮影したり「出来る」作品の系譜だ。
興行良くて、ソフト化を望まれ、監督もやる気があって出来る特権作品だ。
「未知との遭遇」は、スピルバーグ劇場作品3作目1977年公開。
13年後に「特別編」1980年。24年後に「ファイナルカット」2002年だ。
「特別編」は、確かリチャードドレイファスが船内に入っていった事が違いだったかなあくらいの差異発見。
「午前十時の映画祭ファイナル」で我が地区最初上映されたのが「未知との遭遇ファイナル」
諸事情により見に行けず、持参の3部作3in1DVDから「ファイナルカット」版を取り出し見てみた。
うわあ1番これが面白いかも?!いやこのあと「劇場公開版」と「特別編」連続で見れれば良いが無理。
んで、見ててこんなシーンあったけ?とか逆にリチャードドレイファスの苦悩するシーンがなんだか足されていて、とってもよく判った。
物語は、平凡な子持ちお父さんきリチャードドレイファス。「ピノキオ」に行こうとやたらに「ピノキオ」推しは、間違いなくスピルバーグが好きなアニメーション。ある日、未知との遭遇こと未確認飛行物体「UFO」に会うドレイファス。顔面が火傷し、気がふれたようにドレイファスは、
会社をやめ
家族に文句百言われ
未知との遭遇に会おうと
全てを投げ出し飛び出すお話。
最初見たときは、率直にこんなもんかあみたいな(笑)レコードあっただけに、「ET」見ていただけにわりとさっぱりした宇宙ものだなあ、シンプルだなあと。
んで、ベータかVHSダビングして「特別編」見た時は、うわあ中味みせちゃうのとあとかなり思っていたのが、
テリーガーに肩入れする
という見方ね。家庭壊して何するん?このアメグラ野郎という見方。
なんだか納得しない感じだった。家庭捨ててまで宇宙人みたい?という感じだった。
今考えれば、ドレイファスの気持ちを全く考えて見て無い。のと、テリーガーに喧嘩して困らせる姿と子供に情けない姿を見せる感じが理解出来なかったのだ。仲良くして見に行けばいいのにとかね。
そんなスピルバーグフィルム史上なんだかなあの印象の本作。回数重ね3バージョンめの「ファイナルカット」
今ならわかる。
オッサンになって痛いほどわかる「投げ出す感覚」
リチャードドレイファスがうらやましく
いやむしろ応援する自分がいる。それは年とったせいか、縛られる仕事からの解放欲があるからか。
今回特に本作の痛いポイント。
家に滅茶苦茶土や汚い植物、ドロを入れる。
というわからず描写があるのだが、本当に見てて気持ちが良かった。家庭に泥を塗る素晴らしくアンチモラル描写(笑)
誰でも一度はやりたい描写(笑)家庭を持つ方ほど、その荷重い人ほど気持ち良くなる。女性はどうみるんだろう?絶対テリーガー目線だと思う。子供に食事誰か作ってんのよ!っていう普通主婦目線。
以上ここまでリチャードドレイファスの遭遇動機解説についてでした。
やはりリチャードドレイファスって身勝手なんだけど突然やるわけ。夢やら、なんやら惹かれて突っ走るわけな映画なんだという表現。
スピルバーグは、今やこのリチャードドレイファスを冷ややかに見ている。インタビューで語る「子供を育てるので(出来ない)、、、」また「若い頃の自分が投影」とも言ってる。
リチャードドレイファスが顔焼けるほどの何か(未知)に出会い
子持ちの主婦に出会い、ちょっと恋する
あれっ?不倫映画?なんかもしれませんよね。ある意味男の離婚映画説浮上。
見ていて勿論ダクラストランブルの素晴らしいSFX具合必見。
UFOの音と光って完全にスピルバーグLIVEだよなあって見ながら思った。
司会フランソワ・トリュフォーによる宇宙音楽通訳によるスピルバーグの光と音楽によるコンサートやなあと見ながら思いましたね。
非言語と音階と光を駆使し、チョコ山目指して突っ走る、宇宙人目指して、夢を目指して、家庭、子供泣きごとひっくり返して、突っ走る性格を帯びてます。
ただし本作の「未知」は、未確認飛行物体、UFOの訳で。
リチャードドレイファスが光に会う瞬間素晴らしいですね。
あの子供も良いですよね。
未知なる物に出会う最初が
無垢たる子供
というのは次作の「ET」に繋がる。あとドレイファス家の子供のあ~でもないこ~でもない、意地悪したり、やかましくしたりあれこそリアルな子供達描写だよねえ!何気に必見!
あ~でもないにテリーガームキ~って怒るみたいな。そこらの夫婦の風景な訳でしょ。あれがあるから、未知に遭遇、浮気な遭遇にも見えるわけ。
ていうか本作におけるリチャードドレイファスの行動について朝まで生テレビで討議できそう(嘘)
トリュフォーもよくぞ出演しました!柔らかみをおびた博士役で天を仰ぎ、手を非言語に動かすトリュフォー博士。
スピルバーグは、トリュフォー「野生の少年」を見てオファーしたようだ。よく出たよなあ。きっとスピルバーグがほぼ新人だったのも功を奏してる。
このリスペクトゲストは黒澤明リスペクトからのち「1941」の三船敏郎に受け継がれていく。
ラストもファイナルカットの方が良いですよねえ。船の中はスピルバーグ言うとおり見たくないわけで、。
特典映像から「特別編」のUFO船内は映画会社の意向。「観客は、見たいだろう!中を!」その要望に
「追加撮影させてください!なら良いです」という事での「特別編」だったようだ。
追加撮影は、砂漠に浮かぶ船の所らしい。
ラストのブンブン船がやってくる瞬間も素晴らしい。
前半のなんだかぐずぐずした家庭不和やあの少年と母の家庭描写があるからこそ
時々出てくる宇宙船と不思議ポルターガイスト現象に
ハッとなる。
ラストはまさしくコンサートのよう。パチンコのリーチスロットのよう。口があいて宇宙人が出る所のあのファンタジカルな瞬間こそスピルバーグの功績、本作存在理由だ。
あの小人の素晴らしいさ!必見。
スピルバーグの青春映画にも見えなくもない。
ラストの天にめされるドレイファスは本望だったと思える。
さて
スピルバーグLIVEコンサート未知との遭遇2002
スピルバーグファン必見!
いやあ面白かったなあ。