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スティーブンスピルバーグ監督「ペンタゴンペーパーズ」

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星4、2 スピルバーグの新聞社のDNA



製作ドリームワークス、アンブリンエンターテイメント他。
監督スティーブンスピルバーグ



もはや円熟味の娯楽期に入ったかのようなアメリカ第一線監督スティーブンスピルバーグ。
最近は社会派やCG作品、次作スマッシュヒット中の「レィディプレイヤーワン」だ。
基本的にスピルバーグは全部劇場主義を条件付きで「プライベートライアン」から貫いてる私。


ツィッターを見ると
「ブリッジオブスパイ」に続き、もはやスピルバーグ組のトム・ハンクス出演。
そして
そこにオスカー女優のメリル・ストリープのタッグ。
何やら機密文書、
暴くどうたら
ダスティン・レッドフォード「大統領の陰謀」さん書比較
高評価レビュー続々
早撮りしたとのスピコメ
などなどそんなツイート。

スピルバーグ社会派の前作を見逃し未見な為今回いいかなあと思っていたが、お気に入りメリル・ストリープも出演。昨今の政内外動向も気になりつつ、レイトショー見に行きました。




注意だが、直球なアメリカ社会派映画なんでそこらへんに理解ないとなかなかな硬い映画だと思われる。

2代名優トム・ハンクス、メリル・ストリープの演技必見だ。 

トム・ハンクスのちょい太めのとある新聞社のお偉いさん。活動的、精力的キャップという感じ。メリルと共に政局見据えつつ、付き合いながらも、自社をひっぱる役。
ていうか、トム・ハンクスがおじさんからちょい初老に見えるのが若干の時間的推移経過とやや老化を感じた。メリルもそうだけど。
トム・ハンクスが芸人で「ウェインズワールド」やスタンダップコメディをやっていた事を判る方は、、、一緒に年をとりましたね。

まあトム・ハンクスおさらいてして、。

ペニーマーシャル「ビック」の少年トム(このペニーマーシャルライン、あとスピルバーグ製作の「マネーピット」からの関係性スピルバーグに繋がると私は踏んでる)

「スプラッシュ」の人魚ラブのトム

「ターナアンドフーチ」のワンちゃんコメディのトム
SNL(テレビ番組「サタデーナイトライブ」アメリカの「めちゃイケ」のようなもの。)でコメディアン仲間(おそらくトムが後輩)のダンエイクロイドとのバディ刑事もの「ドラグネット」

を思い出すわけで、、。こんな上司役を見ると感慨深いわけだす。
 
そしてそしてメリル・ストリープも企業体力いささか弱き腰。新聞社を支えるキャリウー。割腹も良くなり、メリルのハイソなザーマスインテリ言論女流ぶり特に必見。
メリルがとある決断を迷う瞬間があるんだが、間とともに誠素晴らしい瞬間あり!お見逃しなく。

ペンタゴンペーパーの存在もはじめて知った。またこんな「今はやりの」二枚舌ぶりも必見のアメリカ政局ぶりをラストまでぜひ。まあ表現自体少ないが。

本作のスピルバーグ、やはり社会派に正面から切り込みたかった思いがよく伝わった。
またそれが得てして社会派映画になると理論、政治イデオロギーやら、社会歴史批判文脈やら、権力闘争やらでガチャガチャになりがちな社会派映画だ。
本作のスピルバーグは、そんな部分を上手省略して、比較的動的な動きで魅せてくれた。
特にラストのまるで新聞紙のDNAのような螺旋機械が見えた時、スピのオリジナリティが見れて胸熱くなる。それがそれがラストの示唆的歴史的事象に火がつきTHE ENDを迎え、唸ってしまった。
ツイートでもあったのだが、スピルバーグがアランJパクラの「大統領の陰謀」のような映画を撮ったというのも頷ける。

まあいわゆる本作告発ものだが、スピルバーグが念願と時流を見て即決即撮りを使命感にかられ撮りあげた誠に素晴らしい社会派だと思いたい。

とにかくずいぶんなスマートな加減をごらんください。
メリルとトムのおまかせした、ほぼ演出無しの演技と共にペンタゴンペーパーをめぐる右往左往。



さて
スピルバーグが魅せる
中吊り秘密ペーパー

スピルバーグの新聞社のDNA

ぜひ!ご覧ください。

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