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スタンリークレイマー監督「招かれざる客」

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星4、1 スタンリークレイマーのシドニーポワチエの婚前交渉



1967年コロンビア作品。
アカデミー主演女優賞受賞キャサリンヘップバーン。
製作、監督スタンリークレイマー。



全国東宝東和系劇場で展開中のリバイバルプロジェクト
「午前10時の映画祭」(以下「ゴゼジュウ」と記載)
回をかさね9回目。

そこで上映されたけど、見逃した作品も気になるという理由でゴゼジュウ見逃し作品をちょくちょくつまみ鑑賞していきたいかなと。

そのなかの一本が本作。
「招かれざる客」
シドニーポワチエと綺麗な女性
何やらレイシズム一本勝負のような雰囲気。
硬い感じがして敬遠。

ですが、キャスト見るとあら!キャサリンヘップバーン!?
プログラムでキャサリンヘップバーン枠ありましたかね、結構キャサリン出演作品数々上映。選考委員にファン有りか?とも思っていたが。
見逃し作品「黄昏」を見たときwikiで調べると、確かなキャサリンヘップバーンの史上稀に見る女優ぶりにびっくりしたものだ。「黄昏」では、本当老齢なんだがその全身を曝け出す演技
にびっくりした。

キャサリンヘップバーンは、若き頃「ヒズガールフライデー」を見て、コメディ女優さんかな?という所感。

そんな予備知識ほぼノーマークコロンビアDVDプレーヤー鑑賞となりました。



わああ!
なるほど!
ラスト涙でちったあ。

音楽も何やら明るめは、さながら重鎮達の演技合戦前の幕開け前のファンファーレのよう。

いつも紳士的なシドニーポワチエ。本作では、超ハイソ、医師・人徳者・学歴申し分ないとある招かれざる客たる黒人いや青年だ。

となりは、知り合った綺麗な白人女性。仲睦まじく空港を降りタクシーで女性宅へ向かう。結婚の承諾を得にかえっててきたのだ。
来たるべき黒人と白人という人種差別ある恋愛を前に。導入は、そんな感じ。

家には、その家守るキャサリンヘップバーン。旦那は、超お偉いさんのスペンサートレーシーだ。そこに黒人青年シドニーポワチエが説得にかかる。
まるで舞台劇のような一作だった。

キャサリンヘップバーンのリアクションの素晴らしい変化必見。
あからさまな黒人来たぁという表情。からの次第に娘とポワチエの言葉から代わるその母親の姿を演技と立ち振舞いから魅せてくれる。オスカーのキャサリンの姿には、人種差別と対面する女性心理が表現されていた。
動揺
絶句
疑問疑問疑問疑問
葛藤
対話
表情
安堵
苛立ち
不安
全てキャサリンヘップバーンの受けとめる演技!必見!

一方わかりやすい父親、スペンサートレーシー。
怒り
いかり
怒り
なんで!ウチの娘なんだよ!感!必見。
いさめ役の友に牧師老人も出てくる。この方はレイシズムに理解がある。

必死に
静かに詰めよるシドニーポワチエのラブ説明と考え

心動き対抗するスペンサーとキャサリン。

そこにシドニーポワチエの黒人のご両親がやってくる。
本作アカデミー脚本賞受賞した素晴らしい言葉と展開。なかでもこのシドニーポワチエのご両親さまの演技もまことに素晴らしかった。勿論立場は、

おい!これから白人と結婚したら大変だ、台反対だあ!の立場。

ある意味家族会議映画なのだが、名優達だからこその演技とレイシズムをめぐる表情表現の受け止む人たちのドラマがしっかり、あった。

キャサリン、スペンサーは、長年籍入れない恋人同志で本作遺作となるスペンサーの姿が、スクリーンでみれなかったとのこと。それだけ愛していた二人にびっくりした。



ラストは、言葉だけの終点ディナー。たが、こんなこと別に招かれざる客じゃなくてもどんなテーマ・問題だろうと、
家族が家族で揉め 
家族が家族でののしり擦り切れすれ違う

だから共感する。涙がながるる。だからドラマが私は好きだ。

本作は、人種差別だが、なかでもシドニーポワチエ親子に私は涙した。

喧嘩するほど仲よい
いや喧嘩できれば幸せじゃん
いや言葉があるだけまだましじゃん

なんていろんな考えがもたげ素晴らしいドラマの波に珍客として来たような私だったが素晴らしいゴゼジュウ見逃し作品を見つけた。



さて
スタンリークレイマーのシドニーポワチエの婚前交渉

ぜひ!



追伸
キャサリンヘップバーンの写真を見るとリツイートしたくなるタチになっている。物凄い綺麗!美貌!

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