星4、5 ノーランの陸船空のダンケルク
シンコピー提供。
製作、脚本、監督クリストファーノーラン。
音楽ハンスジマー。
イギリス出身、今やハリウッド最先端、シンコピー代表、大好きな映画監督クリストファーノーラン。
大学時代より短編や映評を撮ったり書いたりのノーラン。
弟の小説を映画化した「メメント」鑑賞挫折。なんかしつこいでやめた記憶。
「バットマン」3部作を撮りあげ一躍おどり出たノーラン、大好きな3部作。
無論ティムバートン版ネアカな「バットマン」とは、まるで違うヒーローイズム。
わが県出身ケンワタナベを控え、最初のコウモリ男を物語った「バットマンビギンズ」
故ヒースレジャーの勇姿、渾身悪玉対ジョーカーを魅せつけた「ダークナイト」
爆破的ヒットを受けベノム、マリオンコティアールを率いてより内省的なバットマンを作り出した「ダークナイトライジング」
夢につぐ夢に潜入挿入で、脳内泥棒に挑むマスターピースに近いオリジナル夢想活劇「インセプション」
オスカーゲッツのマシューマコノヒー出演。宇宙空間時制ゆがみサスペンスフィクション転向したかのような独自路線追求SF「インターステラー」
「ダークナイト」以来劇場すべて鑑賞。初期作、「プレステージ」等々見逃し有り。
ツィッターでは
「007」監督か?いや却下
とかニュースであった。
が、いつの間に最新作、戦争映画、ガチンコ、予告鑑賞済み「ダンケルク」
公開後賛否わかれて、賛美多め。行きたい熱量、日に日に増し、デイタイム沢山の御客様と2D字幕版鑑賞となりました。
少しウトウトした3瞬間くらいあったのだが、、。
ラストクレジットでなんだか涙が出た。嗚咽もなんだかでてきた。なんだよこのノーランダンケルクブルーに感情がぐちゃぐちゃになった。
画面の色水色です、隅々まで青みがかっている。冒頭レーベルから水色だす、すみから必見。
面白かったなあ。もう一回みたい。
あと新しかったなあ、台詞少ないガチぶりの徹底。
欧州作家テイストの味付けに見えた。
鑑賞後の肌触りは、見たことない感じ。
さながらテレンスマリックの「シンレッドライン」のような鑑賞後の味わい、新しい、薄そうで豊潤。欧羅巴戦争映画のよう「パリは燃えているか」や「戦火のかなた」のよう。
で、調べたらノーラン好きな映画選出にテレンス「シンレッドライン」入ってるし。大好きだし。うんその傾向資質、納得。ちなみに大島渚の「戦メリ」も選ばれていた。
細切れなオムニバスの中に込めた戦争ドラマの風情のように感じる。
本作の異質感ある戦争映画だ。明らかに違う新しさだ。それは、今まで乱発したアメリカ戦争映画との違いだ。
戦火一局リアル体験映画一辺倒傾向だ。「ブラックホークダウン」やら「プライベートライアン」やらで多量。それに異を唱えている。
今年見たメルギブ「ハクソーリッジ」と比較すると一目瞭然だ。
明らかに違うから見た後の印象が、ダンケルクとハクソーリッジの鑑賞後の後味のあまりにもの味わいに。びっくりする、思い返しても。
だからオモロイ、だから監督が違うと違うだから映画なんだと。
リアルはリアルだが、
ノーランの本作は、描写抑えめだがガチンコな実地戦闘をおさめる。そして各エピソードの余韻や風情は、死んだ、残虐だ、反戦だの分かりやす方程式にはない。どこかさりぎわの風のような欧羅巴映画の味わい。
とにかく台詞少なめに圧倒されてしまう。
特にガチンコの空中戦必見、よくこんなの撮れたよなあ。ある一定時間の空中戦、飛行戦を体感している感じだ。こちらはアイマックスで見たかったなあ。
音楽ハンスジマーも目立たない音で盛り立てる。
映像で繰り広げる3つの風景戦景。
冒頭の少年からはじる陸地から海への逃避行
船によりそう兵士と船内と子供と老人。キリアンマーフィの冷め切った狂乱の親子ゲーム。戦乱闘志対論になりそれは、蹴散らかしたちっぽけな死のように。
死をさまざまな逸話でからめていたダンケルクだった。それはベトナム戦争映画とは、違う。
ノーランの魅せる、こざっぱりした味わいの死がある。
戦闘機戦闘をリアルに魅せる空な戦い
3つのダンケルクの待避、撤退をノーランは、映像で詰め寄る。
海に逃れ、飛び込み、水を飲んだような季にさせられる
ただ生き延びたい
ただ何ジンでもなに人種でも生きたい
うそ、へったくれ、格好など言わずに橋にへばりつく
あの青年たちの必死さを見て終わりに涙がでるんだ、きっと。金とかポマードとか利権とか、名声とかは、爆撃と海の塩辛い海にかき消される。ダンケルクのくじ引きの紙の雨からはじまるあの逃走から。あの青年の目にもやられたのかも。
一方余裕シャクシャクのイギリス俳優監督、ケネスブラナーの軍服立ち振る舞いに立派な格好良さに少しいらだちもした。
飛行機に爆撃に参加しているかの飛行無線、空、無言語の敵飛行機
ただうちおとし
ただ助かりたいがための
あのラスト
あのドヤ顔にもくやしいが感動したのだ。それが奴だったことにも起因するが(旧ベノム)
調べると
ガチンコのこだわりは、勿論。
撮影B班とか他監督にまかせず全てノーランが監督しているとのこと。
セカンドユニットにして面倒なアクションを他監督にまかせるのが通例。だがノーランは、しなかった。
これは多分ね「007」好きのノーランらしいこだわりだと思う。初期ショーンコネリー007のセカンドユニット監督が、ロジャームーア映画で昇進監督になった等々あり、映画内のバランスを削ぐ事を良く知っている。ジョングレン監督は、そうだった気がする。
みじかい時間に
3つのダンケルク
今年見た風景でもとりわけ水色が冷たく
海が死の臭いで重たい
空が窮屈に感じた
さて、
ノーランの陸船空のダンケルク
ノーランファンは、マストですぞ!
ぜひ!
シンコピー提供。
製作、脚本、監督クリストファーノーラン。
音楽ハンスジマー。
イギリス出身、今やハリウッド最先端、シンコピー代表、大好きな映画監督クリストファーノーラン。
大学時代より短編や映評を撮ったり書いたりのノーラン。
弟の小説を映画化した「メメント」鑑賞挫折。なんかしつこいでやめた記憶。
「バットマン」3部作を撮りあげ一躍おどり出たノーラン、大好きな3部作。
無論ティムバートン版ネアカな「バットマン」とは、まるで違うヒーローイズム。
わが県出身ケンワタナベを控え、最初のコウモリ男を物語った「バットマンビギンズ」
故ヒースレジャーの勇姿、渾身悪玉対ジョーカーを魅せつけた「ダークナイト」
爆破的ヒットを受けベノム、マリオンコティアールを率いてより内省的なバットマンを作り出した「ダークナイトライジング」
夢につぐ夢に潜入挿入で、脳内泥棒に挑むマスターピースに近いオリジナル夢想活劇「インセプション」
オスカーゲッツのマシューマコノヒー出演。宇宙空間時制ゆがみサスペンスフィクション転向したかのような独自路線追求SF「インターステラー」
「ダークナイト」以来劇場すべて鑑賞。初期作、「プレステージ」等々見逃し有り。
ツィッターでは
「007」監督か?いや却下
とかニュースであった。
が、いつの間に最新作、戦争映画、ガチンコ、予告鑑賞済み「ダンケルク」
公開後賛否わかれて、賛美多め。行きたい熱量、日に日に増し、デイタイム沢山の御客様と2D字幕版鑑賞となりました。
少しウトウトした3瞬間くらいあったのだが、、。
ラストクレジットでなんだか涙が出た。嗚咽もなんだかでてきた。なんだよこのノーランダンケルクブルーに感情がぐちゃぐちゃになった。
画面の色水色です、隅々まで青みがかっている。冒頭レーベルから水色だす、すみから必見。
面白かったなあ。もう一回みたい。
あと新しかったなあ、台詞少ないガチぶりの徹底。
欧州作家テイストの味付けに見えた。
鑑賞後の肌触りは、見たことない感じ。
さながらテレンスマリックの「シンレッドライン」のような鑑賞後の味わい、新しい、薄そうで豊潤。欧羅巴戦争映画のよう「パリは燃えているか」や「戦火のかなた」のよう。
で、調べたらノーラン好きな映画選出にテレンス「シンレッドライン」入ってるし。大好きだし。うんその傾向資質、納得。ちなみに大島渚の「戦メリ」も選ばれていた。
細切れなオムニバスの中に込めた戦争ドラマの風情のように感じる。
本作の異質感ある戦争映画だ。明らかに違う新しさだ。それは、今まで乱発したアメリカ戦争映画との違いだ。
戦火一局リアル体験映画一辺倒傾向だ。「ブラックホークダウン」やら「プライベートライアン」やらで多量。それに異を唱えている。
今年見たメルギブ「ハクソーリッジ」と比較すると一目瞭然だ。
明らかに違うから見た後の印象が、ダンケルクとハクソーリッジの鑑賞後の後味のあまりにもの味わいに。びっくりする、思い返しても。
だからオモロイ、だから監督が違うと違うだから映画なんだと。
リアルはリアルだが、
ノーランの本作は、描写抑えめだがガチンコな実地戦闘をおさめる。そして各エピソードの余韻や風情は、死んだ、残虐だ、反戦だの分かりやす方程式にはない。どこかさりぎわの風のような欧羅巴映画の味わい。
とにかく台詞少なめに圧倒されてしまう。
特にガチンコの空中戦必見、よくこんなの撮れたよなあ。ある一定時間の空中戦、飛行戦を体感している感じだ。こちらはアイマックスで見たかったなあ。
音楽ハンスジマーも目立たない音で盛り立てる。
映像で繰り広げる3つの風景戦景。
冒頭の少年からはじる陸地から海への逃避行
船によりそう兵士と船内と子供と老人。キリアンマーフィの冷め切った狂乱の親子ゲーム。戦乱闘志対論になりそれは、蹴散らかしたちっぽけな死のように。
死をさまざまな逸話でからめていたダンケルクだった。それはベトナム戦争映画とは、違う。
ノーランの魅せる、こざっぱりした味わいの死がある。
戦闘機戦闘をリアルに魅せる空な戦い
3つのダンケルクの待避、撤退をノーランは、映像で詰め寄る。
海に逃れ、飛び込み、水を飲んだような季にさせられる
ただ生き延びたい
ただ何ジンでもなに人種でも生きたい
うそ、へったくれ、格好など言わずに橋にへばりつく
あの青年たちの必死さを見て終わりに涙がでるんだ、きっと。金とかポマードとか利権とか、名声とかは、爆撃と海の塩辛い海にかき消される。ダンケルクのくじ引きの紙の雨からはじまるあの逃走から。あの青年の目にもやられたのかも。
一方余裕シャクシャクのイギリス俳優監督、ケネスブラナーの軍服立ち振る舞いに立派な格好良さに少しいらだちもした。
飛行機に爆撃に参加しているかの飛行無線、空、無言語の敵飛行機
ただうちおとし
ただ助かりたいがための
あのラスト
あのドヤ顔にもくやしいが感動したのだ。それが奴だったことにも起因するが(旧ベノム)
調べると
ガチンコのこだわりは、勿論。
撮影B班とか他監督にまかせず全てノーランが監督しているとのこと。
セカンドユニットにして面倒なアクションを他監督にまかせるのが通例。だがノーランは、しなかった。
これは多分ね「007」好きのノーランらしいこだわりだと思う。初期ショーンコネリー007のセカンドユニット監督が、ロジャームーア映画で昇進監督になった等々あり、映画内のバランスを削ぐ事を良く知っている。ジョングレン監督は、そうだった気がする。
みじかい時間に
3つのダンケルク
今年見た風景でもとりわけ水色が冷たく
海が死の臭いで重たい
空が窮屈に感じた
さて、
ノーランの陸船空のダンケルク
ノーランファンは、マストですぞ!
ぜひ!