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松井良彦監督「どこへ行くの?」

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星3、9 松井監督のこれから、ふたりどこへ、走る?



2007年、脚本企画監督松井良彦。



伝説を見るシリーズ。
「追悼のざわめき」を見てから、予告で見た最新作っぽい松井作品。

主演柏原収史、懐かしいなあ柏原兄弟、バイク。
なんか謎の女の人、どこに行くの?
やっぱり出ていた佐野和宏さん。
ロードムービー風だけど、ノイズたる雰囲気、レコメン「乙一」。

マイビデオ屋、並々ならぬさざ波タイトル検索を眼球にかけ探しだしありました。

どんな久々の松井作品なんかレンタル鑑賞しました。





前半なんだか不安定な柏原君でてきたあ!

と思ったら!いきなり!
ん?!んんん!と松井監督作のダーク役佐野さんとの関係をとりもつ。

因縁たる職場には、なんとまあ、キモイ、ノイズが走る。このノイズの役者さんとわりとシツコイきしむ描写を繰り返し見せるあたりに松井イズムががつがつ頭に入ってきます。

もやもやを抱えた柏原さんは、とある出会いをする。それも因縁たる出会いだった。

予告みた時は、軽いイメージに見えたのだが、いやいやなかなか。

そうは、問屋はおろさない。まあ変わり種のロマンポルノのような絡みないけど。まさしく新聞三面記事の痴情事件をさらりと表現したような、ざらざらした面、マイナスなノイズをしっかりちらつかせながら、ラストも好きでした。
なんか欧州ホラーのような、乾いたサスペンスのような肌触りだ。

特にグロ、アンチモラル注意だ。
グロは、わりとしつこくてこだわりあり。見やすくないので注意。
これはメジャー会社では、できない作品。松井監督の繊細かつ執拗にこだわる
赤や
ゴアやら
マイナスな不協力、いじめ、少数、弱気、ふるえ
柏原(弟。鑑賞後wikiたら活動つづけていた。)君が演じていた。

謎の女の方も本作最大の見せ場で肝で落ちなんかも?へたするとこのラブを肉感的に引き延ばしたり、バサバサボーイミーツスラッシュ物になりがちになるのだが、そうはならなかった。

松井監督のこだわりの所と描くべき周辺のドラマとダークポリス佐野さんの所在とだんだん、みながらの軽さは、重たさと沈黙に目がひらいていく。

主観映像ありつつ、柏原バイクはどこへ行くのでしょう?

松井監督の最新作が見てみたいよなあって思った。
勿体ないよなあ。こんなに映像感覚、込めるキャラ、ノイズとうとうあるのに。

あっけないほど
とりのこされた最後を見届け
逆に物足りなさも感じつつも見たことない
松井ワールド
松井市井男ドラマを
後にした。



さて
松井監督のこれから、ふたりどこへ、走る?

松井監督ファンはぜひ!


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