星4、2 深作欣二の石川力夫
1975年、脚本鴨井達比呂。監督深作欣二。
フト見返したくなったフカキン。手元に所持したくないけど、
どんな「嫌な感じ」だったか
確認したく再見した。
先日見た、芹明香「マル秘色情めす市場」に触発されて芹再び見たいのもあった。
東映DVDレンタル鑑賞となりました。
前半50分くらいは、なんか普通の深作任侠もんみたいなんですが、
舞台が大阪にうつり
まさしく
墓場に叩きつけるマグナムをぶちこむ
芹明香出演から、本作の異色性、異常性がにじみでてくる、いきなり変化暴力変化してくる。
「よっしゃ!あたいが」と芹明香の注射器をぶちこみ
このセピア色の人形デスドールぶり!必見ですね!
いってる顔と姿と表情
渡の顔もそうだが、
乳房をほうりだした全裸ドールのような芹にたまげた!なんだあの顔!
実際麻薬取り締まりで逮捕された経歴有りの芹の迫真の墓場演技必見!
実際前年に作られた「マル秘色情めす市場」を深作監督がいたく気に入り、助監督にみせまくり、本作にぶちこみ出演になったらしいです。
それからのまさしく
石川力夫の悪逆非道ぶり
仁義たたき割り
仁義をせせら笑う馬鹿騒ぎ
必見の胸ぐら悪い
気持ち悪いアンチモラル
これだよ、これ。
このドンドン落ちていく感じ。
突然はじまる理由なき無軌道、非仁義、仁義無き自暴自棄。
ラストのほうりだしたような終着点は、
どこか自業自得だろ!と思いつつ
なんかどこか惹かれて舞う男の不格好不細工のはきだめに咲く血の華にも見える。惹かれるのだ、この
ブサまな石川力夫に。
渡の太った顔
多岐川のひたすら泣き泣き受け入れる婦女暴行愛のようなラブ
出るはずのない深作組に納得、斬られる親分にハナ肇
。不格好な役なんで、これはやはり、東映組の俳優じゃないハナ肇がでているんじゃなかとすら思います。異色なんですよね、だからいつも出ない方が深作組に出てるんです。
そう、はじめ主役菅原文太だったらしいが、本格東映主演の渡にバトンがわたった背景もあるようですね。案外菅原文太が蹴ったのかもね、俺、こんな人できないよ、みたいな。あと「人斬り与太」で俺やったよ!みたいな拒否もあったかも。
仁義と墓にほる石川力夫は、さぞかし仁義をやりたいと純にひたすら思い、
すぐに傷つき、
すぐ忘れたく
すぐ頭をかかえ、頭を掻く脳みそを破壊したくなったのかもしれません。
仁義に背いたのかもしれませんね。
ラスト付近は、軽いホラー映画のようでした。
いやあひどく1ミリだけ気持ち悪くなりましたね。
最後の最後は、深作のエッセイのように石川力夫の幕を赤で染めます。
大笑い、
三十年の
馬鹿さわぎ
まさしく
深作欣二の仁義の墓場
深作欣二の石川力夫
素晴らしきやくざの極北を表現した作品でした。
いやあほんと
あんまり見返したくない作品でありますね。クスリとも笑えないし。
ぜひ!フカキンの総決算
墓場の仁義を
とくとごらんあれ!
追伸
三池崇史の「新仁義の墓場」も見てみます。
1975年、脚本鴨井達比呂。監督深作欣二。
フト見返したくなったフカキン。手元に所持したくないけど、
どんな「嫌な感じ」だったか
確認したく再見した。
先日見た、芹明香「マル秘色情めす市場」に触発されて芹再び見たいのもあった。
東映DVDレンタル鑑賞となりました。
前半50分くらいは、なんか普通の深作任侠もんみたいなんですが、
舞台が大阪にうつり
まさしく
墓場に叩きつけるマグナムをぶちこむ
芹明香出演から、本作の異色性、異常性がにじみでてくる、いきなり変化暴力変化してくる。
「よっしゃ!あたいが」と芹明香の注射器をぶちこみ
このセピア色の人形デスドールぶり!必見ですね!
いってる顔と姿と表情
渡の顔もそうだが、
乳房をほうりだした全裸ドールのような芹にたまげた!なんだあの顔!
実際麻薬取り締まりで逮捕された経歴有りの芹の迫真の墓場演技必見!
実際前年に作られた「マル秘色情めす市場」を深作監督がいたく気に入り、助監督にみせまくり、本作にぶちこみ出演になったらしいです。
それからのまさしく
石川力夫の悪逆非道ぶり
仁義たたき割り
仁義をせせら笑う馬鹿騒ぎ
必見の胸ぐら悪い
気持ち悪いアンチモラル
これだよ、これ。
このドンドン落ちていく感じ。
突然はじまる理由なき無軌道、非仁義、仁義無き自暴自棄。
ラストのほうりだしたような終着点は、
どこか自業自得だろ!と思いつつ
なんかどこか惹かれて舞う男の不格好不細工のはきだめに咲く血の華にも見える。惹かれるのだ、この
ブサまな石川力夫に。
渡の太った顔
多岐川のひたすら泣き泣き受け入れる婦女暴行愛のようなラブ
出るはずのない深作組に納得、斬られる親分にハナ肇
。不格好な役なんで、これはやはり、東映組の俳優じゃないハナ肇がでているんじゃなかとすら思います。異色なんですよね、だからいつも出ない方が深作組に出てるんです。
そう、はじめ主役菅原文太だったらしいが、本格東映主演の渡にバトンがわたった背景もあるようですね。案外菅原文太が蹴ったのかもね、俺、こんな人できないよ、みたいな。あと「人斬り与太」で俺やったよ!みたいな拒否もあったかも。
仁義と墓にほる石川力夫は、さぞかし仁義をやりたいと純にひたすら思い、
すぐに傷つき、
すぐ忘れたく
すぐ頭をかかえ、頭を掻く脳みそを破壊したくなったのかもしれません。
仁義に背いたのかもしれませんね。
ラスト付近は、軽いホラー映画のようでした。
いやあひどく1ミリだけ気持ち悪くなりましたね。
最後の最後は、深作のエッセイのように石川力夫の幕を赤で染めます。
大笑い、
三十年の
馬鹿さわぎ
まさしく
深作欣二の仁義の墓場
深作欣二の石川力夫
素晴らしきやくざの極北を表現した作品でした。
いやあほんと
あんまり見返したくない作品でありますね。クスリとも笑えないし。
ぜひ!フカキンの総決算
墓場の仁義を
とくとごらんあれ!
追伸
三池崇史の「新仁義の墓場」も見てみます。