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ブライアンデパルマ監督「スカーフェイス」を2015年の今劇場で見てみた!

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星5つ トニーモンタナ 粉の怒り デパルマの血ダルマ
 
 
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予告 Scarface Trailer HD (1983)  
 
1981年、音楽ジョルジオ・モロダー。脚本オリバーストーン。監督ブライアンデパルマ。
 
全国イオンシネマで展開中のリバイバルプロジェクト「シネパス」
 
2015年3月の見たい作品が集中していた一本が これ 「スカーフェイス」です。
 
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本作は、見るのに時間が掛かってまして、一回挫折してますね。ビデオ時代に。二巻組みのビデオでレンタルすると長くて面倒という理由で一回挫折。これは同じアル パチーノ出演の「ゴッドファーザー」もそうでした。
 
けど見たら 凄くて、、、。強烈な劇薬を飲み干したかのようで。。素晴らしかったですね。悪のとことんを薬に絡める。
 
薬、ギャング映画の基礎のような映画であり
まさしく「成り上がり」映画の基本のような感じ
 
本作をみて ハワードホークスの「暗黒街の顔役」
ラウォールウォルッシュ・ジェームズギャグニー「白熱」
ほか「女王陛下のダイナマイト」「鷹」「地下室のメロディ」
とギャング映画を見たおしてた時期かなと、、、。
 
そのころ見ていた黒人ギャング物(「ニュージャックシティ」)やヒップホップラッパーが、本作をあがめたてまつるこの 傑作の泥を浴びたようで その意味がわかったんですね。
 
本作は2回目かな、、、。 アルパチーノファンであろう女性ばかりの劇場で見てまいりました。
 
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フィギアになったら 名作の殿堂ですね。しかしすごいなぁぁぁ。
 
 
いやーーー あのね、、、。見終えたらこれ2015年実質ナンバーワンかなと。まあなんかねカタルシスというかね、ほらみたことかっていうかね、、、、
 
もうもうもうこんかいわかったんですけど、、、俳優の魅力ですよね。
 
アルパチーノがやっと好きになれたかもです。いままであんまりピンとこなかったんですが、、、ただただ彼の 政治犯だよの怒り 粉のようなまきちらしたら片付けに大変の劇薬 彼の魅力を堪能してきました!! 
そう world is yours. トニーモンタナ であります。
 
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見て思ったのは、あと脚本の オリバーストーンの この語録の素晴らしさね。これは、麻薬中毒になったオリバーの言説を借りてるのかもしれません。あとオリバーがのちにインタビューするカストロ 、キューバを引き合いに
 
移民からの成り上がり アメリカンドリームにしたてた脚色の素晴らしさ
 
その「田舎物」を終始片言で演じたアルパチーノの 「俺様」ぶりの徹底的な振る舞いこそ この映画なんすね。
 
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あとこのミシェルファイファーのずーーーーーっと変わらないセレブの感じが、突っかかってくる冷たい美貌によりトニーの怒りを誘発させていきます。色気と鼻につっこむ麻薬量も中盤から一気に増えます。 ドレスとシルクしかまとってないような印象の本作のミシェルです。必見。のちアルパチーノと再共演してますよね。料理ものみたいな映画で、、、。
 
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悪い顔ですよね。この 血とこのツラ構えが、ある意味「神」ですよね。
 
腕一本で、弱い発言を次々とひねり潰すアルパチーノの魅力が本作にあります。のっとり、ボスの教えに
 
ちゃんと「そむく」物語です。あと今回見て思ったのは、「親」に勘当されるというソーンを入れてます。これも大事なんですよね。ギャング映画にとって。
 
ウジムシ扱いです。親から。金を積んでも受け入れられない人でなしトニーモンタナ
肉親をそれでも偏愛するというのも見所でした。妹役のメアリー・エリザベス・マストラントニオ も出演してたんですね。今回忘却してたぶん刺さりました。キャメロンの「アビス」の彼女でした。
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終盤のここらシーンの麻薬、お酒まみれで へべれけの表情が素晴らしいですね。もう周りの贅沢品が冷たく、無機質な寂しさの象徴のような調度品にみえます。薬の吸い込み率もアップしてきます。
 
TM(TニーMンタナ)の刺繍がはいったイスがまた ダサかっこいいですね。ラッパーがあこがれる要素満載です。
 
どこまでも かたことの田舎ものの成り上がりに見える 聞こえる言説を聞かせ
 
どこまでも強気で撃つ打つ突っかかる噛み付くトニーの生き様を見る映画ですね。
 
そしてデパルマの素晴らしいギャング感ですね。銃撃戦必見です。
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完全に「ウォー」は、撃ちまくる変な高揚感がありました。これは、男ならではですね。組織に歯向かい、ぶちのめす爆弾と銃 だけど 最後は、、、、。という自滅の美学です。 ラスト気持ちよかったなぁ だけど もの凄く つめたーーーーいんですよね、、、。もう無茶苦茶なんだからトニーは、、、、。
 
 
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ブライアンデパルマが単なるヒッチコック好きな監督からいきなり ギャング映画の教祖となりえたのも本作の強烈な描きこみを長時間にわたり表現したゆえだと思いました。のち「アンタッチャブル」でまた、「ミッションインポッシブル(1)」で本格的大成功をおさめます。
 
なかでも「キャリー」でも魅せてたと思うんですが トニーが怒るシーンで音楽のモルダーの
 
「キュイーン」という音とともに トニーモンタナ「怒る、怒ってます」というアピールズームが 何回かありましたね。素晴らしいカットバックでした。デパルマのモンタージュの素晴らしさを感じました。 
 
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世界はあなたのもの 世界は楽しむために 俺がつかむ この姿をみろ
 
トニーモンタナの粉のような怒りを撒き散らし 最後は、いきなり弱くなるそれをあらわにして 自滅する そんな姿を リサーチ詳細に行ったオリバーストーンの言語とデパルマのギャング感をミックスさせ
 
永遠の名作になったんですね。いやーーこれもブルーレイ買おう。この続編「カリートの道」はなんか駄目という批評がおおくてまだ、挫折してます。
 
 
 
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さて
トニーモンタナ 
粉の怒り 
 
デパルマの血ダルマ
 
成り上がりギャングスター
 
トニーモンタナの血染めの歌
 
ぜひ 劇場で見れるチャンスをぜひ!
 
こちらもブルーレイ買おう!
 
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