Quantcast
Channel: どーもキューブのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 663

デビッドクローネンバーグ監督「マップトゥザスターズ」

$
0
0
星4.5 クローネンバーグのハリウッドの星の裏 クローネンバーグのイブの総て 
イメージ 1
予告
 
カンヌ映画祭最優秀女優賞ジュリアンムーア受賞。R15指定。
脚本ブルース・ワグナー。音楽ハワードショア。監督デビッドクローネンバーグ。
 
今やホラー映画の巨匠からいまやリアルヴァイオレンス映画の新境地に達したデビッドクローネンバーグ。
 
大学内で撮りあげた医者的ゴダール映画のような「ステレオ」デビュー作。
イメージ 10
 
脳みそバーンで世界突破「スキャナーズ」
カナダ時代の最高傑作、ポルノケーブルテレビのセクシャルなビデオ結合映画「ビデオドローム」 私のクローネンバーグ最高作
イメージ 13
 
そのマンション 発狂むしマンション「シーバース」
 
転換点の一つ。双子の医師の相思相愛手術「戦慄の絆」
転換点の一つ。実在の男で実は女の存在ドラマ「エムバタフライ」
ゲームをしてたら虫と融合のつながるゲーム世界「イグジステンス」
この転換点の傑作、カーセックスと事故衝動にかられた人々「クラッシュ」
 
イメージ 12
 
ウイリアムバロウズを映画化した大失敗で成功作品、別名虫のタイプ「裸のランチ」
 
イメージ 11
 
新しい映画期
その男静かで華麗なる肉体暴力男「イースタンプロミス」
僕の総てはカーから見える贅沢な世界カーウインド、新境地「コズモポリス」
 
やはり大好きな医者系監督であり、好きなホラー映画監督であるクローネンバーグです。ほとんど見てます。
 
 
イメージ 2
そんなクローネンバーグ。本当にコンスタントに映画を製作。作風もいまやスリラーバイオレンス作家のようになってきました。
 
最新作は、私の好きなジャンル「映画の映画」話を演出したとか。ハリウッド、映画の内部事情のお話です。
 
ユナイテッドシネマで鑑賞してきました。
 
イメージ 3
 
相変わらず素晴らしかったですね!!!クローネンバーグ!前作の「コズモポリス」が、凄いやり過ぎの野心作だっただけに、どうなることだろうと思ってたんですが、
カンバックしてくれましたね。
 
時々これは、コントかという二マーとニヒルな笑いに包みながら、 
ズドンとクローネンバーグの闇と衝撃があり、サッスがクローネンバーグと大満足でした。
 
イメージ 4
 
まずは、この方、ジュリアンムーアを見てください!!素晴らしくてね!
ちゃんと これが、アメリカの女優です。 という 病んだアメリカをしっかり魅せつけてくれます。 やっぱりね、ハリウッドはおかしいんだ というのを体言してくれます。 必見。
 
美貌も、
醜も臭も、
罵詈雑言も
お世辞も、
世渡りも、
薬も魅せてくれます。惚れ直しました!!!
 
弟のデニースクローネンバーグの衣装も必見ですよ、特にジュリアンね。下着姿がすごいから。
 
私は、ジュリアン「ハンニバル」、有名になったルイマルの遺作「42丁目のワーニャ」で拝見、お気に入り女優さんです。
 
今回も素晴らしくひっかかて来た若手、ミア・ワシコウスカ 
バートンの「アリスインザワンダーランド」ガスの「永遠のぼく達」で拝見してました。今回も一癖いや三重癖ある とある「イブの総て」少女、夢切る少女を演じてます。とっても良かったです!
イメージ 5
 
前作から引き続き、熱望して役を獲得したロバート・パティンソン
吸血鬼俳優からクローネンバーグ組みに入会したロバートさん。あくの強い若手顔ですが、今回もサラりとソフトインパくちあげてました。
イメージ 6
 
総論は、クローネンバーグのハリウッドなんです。
それが、妥協なしに病んでいて、素晴らしいんですね。表より
 
医学界出身のクローネンバーグは、あくまでも「裏」なんですよね。
その病理に興味あり。その過程をしっかり描くプロフェッシャルです。
 
劇中のクロネンバーグモンタージュに近くで見ていた女性が
 
「ヒャッっつっつつつつ」
 
とわりとでかい声のリアクション上げていてこっちがびっっくったです。
 
とにかくクローネンバーグのしっかりとしたアメリカの映画界のあるあるねたを一つのラインでつなげた 素晴らしき回帰怪奇ハリウッドはつらいよ幻想期になった作品でした。
 
イメージ 9
ハワードショアの時にファンタジーに時に暗闇なサウンドも良かったな。
 
 
時々 コントかよっていう 爆笑ポイントもはらみ、緊張と緩和が押し寄せてきて良いですよ。
 
最初はすんごい、わざとわかりにくくしてきて
中盤からつながってきますので
耐えて制して整理してみていきましょう。
 
まさしく「地図の星」リアルは、これよ といわんばかりの血迷いムービーでした。
えーーーっとこれもおそらく、
 
2015年劇場洋画ベストテンに入りますね。
 
だってこういう、本来大好きな作家のこういう元気の良いフレッシュな刺激と面白さをみるとやはりうれしさに包まれます。
 
えっとことわっておきますが、 
 
娯楽作じゃありません。消極的作です。だからいいのよ。はい。クローネンバーグですからね。
 
イメージ 7
 
さて
クローネンバーグが魅せる
 
ハリウッド イズ シックネス。
ハリウッドの地上の星 祈ってみたら その人こんなだった。
 
昔からのファンも、映画好きのあなたも
 
ぜひごらんください。大満足でした。!!!ありがとうクローネンバーグ。変わらないでね。
イメージ 8
追伸
本当かわらねーなークローネンバーグ(あくまでも根底ね、あくまでも)はやく同系列監督デビッドリンチの新作が見たいところです。
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 663

Trending Articles