星4つ
ウォンカーワイのカンフーダンス
武術指導ユアンウーピン。脚本(他一名)、監督ウォンカーワイ。
時は1990年代。
東京のミニシアター界の興業収入最高記録を更新しまくった映画監督が、ウォンカーワイでした。
ミニシアター界から飛び出して、
今やカンヌ映画祭審査員長になり世界のウォンカーワイ。
ウォンカーワイの魅力は、
耽美、感覚的散文的な引き延ばしスロー映像に
度重なるモノローグをぶち込み
観客をウォンカーワイワールドに引き込む世界観を魅せてくれました。
ウォンカーワイ、もともとテレビ局の脚本家出身。
ウォンカーワイのフィルモグラフィの中で今思うと、唯一わかりやすいデビュー作、脚本家らしいデビュー作「いますぐ抱きしめたい」とりたて屋のラブストーリーでした。
もう忘却しましたが、確かウォンカーワイでもこんなにわかりやすい物語作ってたんだぁという思い出。
やしのみと戦地とからむ思い、こちらも尻切れトンボがちな熱い思い「欲望の翼」
タランティーノが惹きつけられた、それぞれの恋するカウンター、恋する侵入部屋、パイナップルを食べ続ける男「恋する惑星」
「恋する惑星」のキャラクターを延長、生かした映画「天使の涙」
私のお気に入り映画。ウォンカーワイの野心作第一弾。同性愛は滝のもとのフラメンコの衝突愛「ブエノスアイレス」
ウォンカーワイ映画史上の失敗作と言われる剣士の物語「楽園の瑕(きず)」
本来の製作スタンスに戻り、撮影クリストファードイルなしで、閉鎖的視覚的な耽美フェチシズムのようなアングルで魅せていく恋チラリズム映画「花様年華」
ウォンカーワイの新境地というか挑戦的製作。製作難航でやっと出来た合作近未来映画「2046」
ウォンカーワイのアメリカン映画でラブストーリー「マイブルーベリーナイツ」(未見)
そしてそして最新作は、なんとカンフー映画!
ウォンカーワイのカンフー映画?! マジかよ!
てな感じでありました。
しかも主演は、ウォンカーワイ組のトニーレオン。そしてチャンツィーイー。
長らくDVD発売を楽しみにしていた作品
ギャガDVD準新作鑑賞となりました。
まず、。本作は、本来を求めてはいけない気がします。本来のカンフー映画をね。
だってそれは、ウォンカーワイだから!という事につきます。
本作はカンフー映画じゃありませんよね。これを本来のカンフー映画と思って期待してみるとなんだよ!コレって怒るだけかと思います。
つまり、過去のウォンカーワイを知らないということだと思います。あしからず、、。
ウォンカーワイ。新たな転換期にきていますよね。新作のたびにカンヌ映画祭に呼ばれる世界作家になりつつあるウォンカーワイ。新たな監督ステージであります。
ウォンカーワイの完全なカンフーアプローチ映画ですよね!
まさしくウォンカーワイのカンフーダンス映画でした。
はじめはもっともらしくカンフー派閥勢力映画らしい物語りにみえて、ラストかなり尻すぼみになるのも
ある意味ウォンカーワイらしい感じで、こういうわかりにくい部分も相変わらずのウォンカーワイの良さと私は捉えたい。
ウォンカーワイは、あくまで感覚派、映像美推進派閥なんですよね。
ウォンカーワイは、映像と映像の間の表情やニュアンスをさらにスローに引き延ばした間の行間に
我々の想像力を絡めさせるような映画であります。
言語にたよらない
色彩に耽美に魅せる
脚本から逸脱する
それがウォンカーワイの良さ悪さなんかなと、私は大好きですがね、、、。
前ふり長いですが、度々。
あ、やっぱり劇場いけばよかった(ちょっと後悔)
良かったですねー!
本来のウォンカーワイテイストな映画でまた、新たなウォンワールドを魅せてくれてとっても良かったです!
やっぱり笑うでしょ!
トニーレオンと チャンツィーがキスしそうな空中近づきに爆笑耽美サービス
遊郭のような素晴らしい金色の内装と遊女のふてぶてしいいかがわしいたたずまいの配置美
このシーン必見ですよ!
そしてウォンカーワイフィルムでは、いつでも中途半端。チャンチェのカミソリも通りすがりの美貌を見せつけ中途で退場していきます(笑)
チャンチェって「ブエノスアイレス」でもそうだったけど、中盤から最後にかけての盛り上げ要因のようで、意図的出演でちょっと笑えます。チャンチェファンも必見ですよ!
チャンツィーの駅の合成ですが、ホーム決闘も必見!
詠春拳のマスター、 トニーレオンの拳はらい!必見!いやぁ格好いいわぁ!
ファーストシーンのいかにも雨のスローモーションカンフーの美しさは! ウォンカーワイの必殺技ですよね! 綺麗綺麗綺麗!であります。これを楽しむ映画であります。
理屈ぬき、映像に酔えるの?よえないの?という感じだと思います!
けど実際のカンフーの派閥争いや話し合い、お手合わせもあんなふうに話し合いながら、稽古つけていたんかなぁ、と思わせる感じを受けましたね。
今度64手を披露してくださいよ!みたいな感じです。
これは、ブルースリー、ジャッキー、には出せないテイストであります。トニーレオンは俳優ですからね。カンフー出来ない俳優がカンフーをやる映画ですからね。カンフー映画じゃ、はなからないわけです。
まさしく
ウォンカーワイの カンフーコリオグラフィー
私はカンフーミュージカルにも見えましたね。音楽の中国民謡のような懐メロ感。
そこにラブストーリーとカンフー跡目争いを 絡めたカンフーミュージカル映画に見えました。
とっても新しく見えましたね!
カンフーの恋バナグランドスローマスターサービス
ウォンカーワイのカンフーダンス
ウォンカーワイファン必見の 素晴らしいソフトファイトミュージカル
トニー、チャンファンは、マスト必見!
ぜひどうぞ!
追伸
ウォンカーワイの新たな監督作品が楽しみです!
追記
なんかチャンツィー、顔が変わりましたかね!目元がなんかね、、。
追記2
トニーレオンって、「欲望の翼」で共演したカリーナラウと結婚してたんですね、知らなかった。
追記3
「欲望の翼」「恋する惑星」「天使の翼」は、必ずDVDブルーレイで手に入れます!
写真ラストは、ウォンカーワイに夢中熱中症時代に購入したウォンカーワイ本と
所持してる 「ブエノスアイレス」DVDです!
ウォンカーワイのカンフーダンス
武術指導ユアンウーピン。脚本(他一名)、監督ウォンカーワイ。
時は1990年代。
東京のミニシアター界の興業収入最高記録を更新しまくった映画監督が、ウォンカーワイでした。
ミニシアター界から飛び出して、
今やカンヌ映画祭審査員長になり世界のウォンカーワイ。
ウォンカーワイの魅力は、
耽美、感覚的散文的な引き延ばしスロー映像に
度重なるモノローグをぶち込み
観客をウォンカーワイワールドに引き込む世界観を魅せてくれました。
ウォンカーワイ、もともとテレビ局の脚本家出身。
ウォンカーワイのフィルモグラフィの中で今思うと、唯一わかりやすいデビュー作、脚本家らしいデビュー作「いますぐ抱きしめたい」とりたて屋のラブストーリーでした。
もう忘却しましたが、確かウォンカーワイでもこんなにわかりやすい物語作ってたんだぁという思い出。
やしのみと戦地とからむ思い、こちらも尻切れトンボがちな熱い思い「欲望の翼」
タランティーノが惹きつけられた、それぞれの恋するカウンター、恋する侵入部屋、パイナップルを食べ続ける男「恋する惑星」
「恋する惑星」のキャラクターを延長、生かした映画「天使の涙」
私のお気に入り映画。ウォンカーワイの野心作第一弾。同性愛は滝のもとのフラメンコの衝突愛「ブエノスアイレス」
ウォンカーワイ映画史上の失敗作と言われる剣士の物語「楽園の瑕(きず)」
本来の製作スタンスに戻り、撮影クリストファードイルなしで、閉鎖的視覚的な耽美フェチシズムのようなアングルで魅せていく恋チラリズム映画「花様年華」
ウォンカーワイの新境地というか挑戦的製作。製作難航でやっと出来た合作近未来映画「2046」
ウォンカーワイのアメリカン映画でラブストーリー「マイブルーベリーナイツ」(未見)
そしてそして最新作は、なんとカンフー映画!
ウォンカーワイのカンフー映画?! マジかよ!
てな感じでありました。
しかも主演は、ウォンカーワイ組のトニーレオン。そしてチャンツィーイー。
長らくDVD発売を楽しみにしていた作品
ギャガDVD準新作鑑賞となりました。
まず、。本作は、本来を求めてはいけない気がします。本来のカンフー映画をね。
だってそれは、ウォンカーワイだから!という事につきます。
本作はカンフー映画じゃありませんよね。これを本来のカンフー映画と思って期待してみるとなんだよ!コレって怒るだけかと思います。
つまり、過去のウォンカーワイを知らないということだと思います。あしからず、、。
ウォンカーワイ。新たな転換期にきていますよね。新作のたびにカンヌ映画祭に呼ばれる世界作家になりつつあるウォンカーワイ。新たな監督ステージであります。
ウォンカーワイの完全なカンフーアプローチ映画ですよね!
まさしくウォンカーワイのカンフーダンス映画でした。
はじめはもっともらしくカンフー派閥勢力映画らしい物語りにみえて、ラストかなり尻すぼみになるのも
ある意味ウォンカーワイらしい感じで、こういうわかりにくい部分も相変わらずのウォンカーワイの良さと私は捉えたい。
ウォンカーワイは、あくまで感覚派、映像美推進派閥なんですよね。
ウォンカーワイは、映像と映像の間の表情やニュアンスをさらにスローに引き延ばした間の行間に
我々の想像力を絡めさせるような映画であります。
言語にたよらない
色彩に耽美に魅せる
脚本から逸脱する
それがウォンカーワイの良さ悪さなんかなと、私は大好きですがね、、、。
前ふり長いですが、度々。
あ、やっぱり劇場いけばよかった(ちょっと後悔)
良かったですねー!
本来のウォンカーワイテイストな映画でまた、新たなウォンワールドを魅せてくれてとっても良かったです!
やっぱり笑うでしょ!
トニーレオンと チャンツィーがキスしそうな空中近づきに爆笑耽美サービス
遊郭のような素晴らしい金色の内装と遊女のふてぶてしいいかがわしいたたずまいの配置美
このシーン必見ですよ!
そしてウォンカーワイフィルムでは、いつでも中途半端。チャンチェのカミソリも通りすがりの美貌を見せつけ中途で退場していきます(笑)
チャンチェって「ブエノスアイレス」でもそうだったけど、中盤から最後にかけての盛り上げ要因のようで、意図的出演でちょっと笑えます。チャンチェファンも必見ですよ!
チャンツィーの駅の合成ですが、ホーム決闘も必見!
詠春拳のマスター、 トニーレオンの拳はらい!必見!いやぁ格好いいわぁ!
ファーストシーンのいかにも雨のスローモーションカンフーの美しさは! ウォンカーワイの必殺技ですよね! 綺麗綺麗綺麗!であります。これを楽しむ映画であります。
理屈ぬき、映像に酔えるの?よえないの?という感じだと思います!
けど実際のカンフーの派閥争いや話し合い、お手合わせもあんなふうに話し合いながら、稽古つけていたんかなぁ、と思わせる感じを受けましたね。
今度64手を披露してくださいよ!みたいな感じです。
これは、ブルースリー、ジャッキー、には出せないテイストであります。トニーレオンは俳優ですからね。カンフー出来ない俳優がカンフーをやる映画ですからね。カンフー映画じゃ、はなからないわけです。
まさしく
ウォンカーワイの カンフーコリオグラフィー
私はカンフーミュージカルにも見えましたね。音楽の中国民謡のような懐メロ感。
そこにラブストーリーとカンフー跡目争いを 絡めたカンフーミュージカル映画に見えました。
とっても新しく見えましたね!
カンフーの恋バナグランドスローマスターサービス
ウォンカーワイのカンフーダンス
ウォンカーワイファン必見の 素晴らしいソフトファイトミュージカル
トニー、チャンファンは、マスト必見!
ぜひどうぞ!
追伸
ウォンカーワイの新たな監督作品が楽しみです!
追記
なんかチャンツィー、顔が変わりましたかね!目元がなんかね、、。
追記2
トニーレオンって、「欲望の翼」で共演したカリーナラウと結婚してたんですね、知らなかった。
追記3
「欲望の翼」「恋する惑星」「天使の翼」は、必ずDVDブルーレイで手に入れます!
写真ラストは、ウォンカーワイに夢中熱中症時代に購入したウォンカーワイ本と
所持してる 「ブエノスアイレス」DVDです!