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ミヒャエルハケネ監督「愛、アムール」

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星4、5


ハケネ監督とある愛の姿、老々介護アムール



アカデミー外国語賞、カンヌ映画祭パルムドール賞受賞。ミヒャエルハケネ脚本監督。



2013年劇場公開欧州映画で見たかった作品でした。

カラックスの「ホーリーモーター」

「セディックパレ」二部作
そして本作でありました。
噂には聞いていたミヒャエルハケネ監督。

何やら「愛、アムール。」
老人夫婦

いや一番みる前に驚いたのがですよ、

あの「男と女」
「暗殺の森」
「フリックストーリー」

ジャンルイトランティニャンだなんて!

だってDVDジャケットのこの男性老人が

ジ、ジ、ジ

ジャン!ですとぉー。何回見てもちょっとわからなかったですね。


という事で、ハケネ体験いきなり準新作鑑賞致しました。



あー、なるほどなぁ。

ハケネ体験、素晴らしく
痛々しく、愛アムールな2人の物語でありましたね。
カンヌもそりゃーこのご夫婦にひれ伏しますなぁ。

愛アムールと聞いて

二人の最期、介護愛アムール

それは決して

あったかポカポカ、アハハ団欒

なんてもってのほか。


あんまり中身を話したくないんであえて解説しません。


が、2人の老人夫婦の生が最期に近づきます。

リアルです。

2人の演技もリアルです。特にエマニュエルリーヴァのある意味映画であります。素晴らしい姿を魅せてくれます。

私はこういう、介護の映画って

この映画がある意味パイオニアになるんでわないかと思いました。

実際こういう感じだと思いますし、


ハネケは、そこを実に

リアリスティックに

大胆な省略で

時に大胆な視点、カメラワークで

大胆な時制で

殆ど屋内の中で展開する愛アムール



私はハネケに最期の愛の形
それは甘いか?しょっぱいか?

いやそんなんできないから乳母捨て山か?

いやあなたはできますか?その愛、アムール?

とこのハネケ愛から試されているように見えますね!必見!

ジャンの素晴らしい一挙手一投足

ハネケの時に意地悪に飛翔するイメージ

結構息を飲むイメージがリアリスティックなシーンから

フッと舞い降ります。

どっちりドラマが詰まってます。

窮屈、見たくない、

本作の愛をあなたはどうみるのか?

夫婦、カップル必見!

ハケネ監督は、あくまで屋内を介護愛アムールをキッチリ表現していますね。

介護をここまで表現していることが新しいのかもしれませんね!

私が思い出すだけでも

伊藤監督の「花いちもんめ」

ツァイミャンリャンの「黒い目のオペラ」

が、あったかなぁ!

ある意味「真実」を描いています。


さすが、カンヌ・アカデミー受賞のあかしが素晴らしさでありました。

この愛をぜひ!


さて、
どうなる?アムール。

それはあなたに降りかかる愛アムール



ハケネ監督とある愛の姿、老々介護アムール



追伸
ハケネ監督の「白いリボン」「ピアニスト」リメイクされた「ファニーゲーム」
気になってきました。



追記
この愛のように誰でも支えられたら素晴らしいですね!(どうなんだろう?)

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