星4、5
宮崎駿製作の震え、ポニョ絵コンテまでの戦い
取材、構成荒川格。
NHKテレビ「プロフェッショナル仕事の流儀」
毎回一人の仕事人に密着取材、インタビューを試み、その方の仕事のプロぶりを見るテレビ番組。
そこに日本アニメーション界、いや、日本映画界を興行興業記録を打ち立て貢献。
アニメをテレビと連動し、再放送とい名の刷り込み国民的アニメーションにまで成長したジブリブランドを育てたアニメーション監督宮崎駿。
「ポーニョポーニョポニョ魚の子」の歌もさることながら
久々のジブリブランドに相応しい子供向け映画に興業もさることながら、素晴らしい手書きのアニメーションのイマジネーションを魅せてくれた宮崎駿監督。
以前「もののけ姫」の時、「もののけ姫はこうして作られた」3枚組DVDは、ビデオ版を見て、すんごく感動しまして、DVD版を千円以下の鬼安値段で購入してきた経歴がありました。
宮崎駿監督作品は、「魔女の宅急便」から(「ハウルの動く城」、「紅の豚」以外)全て劇場鑑賞しております。
今回「崖の上のポニョ」の取材素材200時間をDVD五枚組で発売したジブリDVD。
一回私も挑戦したんですが、2巻めの準備編で余りの長さに挫折。
ですが、今も記録更新中で「風立ちぬ」
しかも宮崎駿引退、会見というニュース
「風立ちぬ」を鑑賞した後、確かに今度は、本当だな。ありえるなという感じ。
で、本作を思い出しまして、何かあるかもという事で
1から5巻、計12時間強。ジブリがいっぱいコレクションDVD鑑賞しました。
まず素晴らしいドキュメンタリーでありました。自宅鑑賞の中でもトップテンに入る作品でありました。
引退も確かだなぁいや、むしろ素晴らしい幕引きだと思いました。
度々引退というのは、作品を作るごとに燃焼していた宮崎駿の発言に登るんですが、
本作を見て、「風立ちぬ」を見つめ直すと
それが決定的だなと思えてしまう発言が本ドキュメンタリーに度々ありました。
まず、他の方の本作の感想が知りたいと思い
アマゾンのカスタマーレビューを覗くと
低評価の方のコメントに
ドキュメンタリーに主観はいらない
荒川さんが成長していないとか
なかなか手厳しいコメントがありました。
いやいやドキュメンタリーは、主観、客観といえば
思いっきり主観的な作品の方が面白く出来ると私自身は、思っています。
それでいうなら
確かに本作監督構成の荒川さんは、
テレビ局内デレクターという方で
至極映画にもとりわけ造詣ある方には、発言からも容易にわかります。
また同時に
宮崎駿に密着取材
という前代未聞のいや、
クリエーターにはなかなか許されない製作現場に
カメラが入るのは、極めて珍しいと思います。
DVDの特典映像の軽いメイキングとは、訳が違います。
そして本作で大事な所は、
密着取材が許されたのが
NHK
であるという事です。
これはデカいと思いますね。またスタジオジブリ側も
NHKだから許す という信頼性が間違いなくあったと思います。
宮崎駿、鈴木プロ含みNHKファンでございます。
これは前作「もののけ姫はこうして作られた」を製作したテレビマンユニオンには、出来ない事だと思いましたね。
過去ジブリライブラリーでNHKドキュメンタリーを発売したりしています。
宮崎駿「テレビなんか見ない」的発言してますが、NHKは、見てますね。
要はこれが前作制作ジブリドキュメンタリーと 違うのは、
タイトルどうり
ポニョがどうして生まれた?
という事を
準備前のアトリエから
スタッフを交えイメージボード製作
絵コンテからスタジオジブリで作画、直し、絵コンテを並行してアニメーターとして
宮崎駿が直接描きながら製作する毎日に
概ねなかなかにぴったりひっついている
アニメーターであり、監督である宮崎駿の思考過程を直接対話しながら引き出せている点が
本当に素晴らしい。
前作でも「もののけ姫」でもちょこっとあるんですが、
今度のしつこさが本当に凄いです!必見!
だって宮崎駿の休日出勤やロケハンまで
ついていける
見せてくれる
生まれる瞬間にどういう所作、言動があるのか
しっかり記録されています。これは本当に必見!
テレビマンユニオンには出来ない、NHKが出来ることなんだと思いますね。
ポニョは、
端的に言うと
読書体験の「人魚姫」
夏目漱石のそうすけ
パンダコパンダ「雨降りサーカス」のリメイク
海、水を手書きで表現
宮崎駿の母イメージ、病弱だったイメージ。老人ホームのトキお婆さん。
そうすけとポニョ。もしかすっとチャップリンの初期短編。宮崎駿は、チャップリンの初期映画は、求婚、告白ばっかりの映画しか作っていない という発言を残し評価しています。
やっぱり劇場鑑賞時にムムムと疑問に思ったラストの大円団は、
本当に悩みすぎて製作が遅れすぎた、揉めた悩みすぎた、製作現場がよーくわかりました。
だから私には、あまりうまく伝わらなかったんだなぁ。
ポニョのラストは、正直今も思い出せないくらい、まとめ上げ方が強引な印象があった気がします。
揉め悩みあぐねすぎたんですね。最善というより、どんどん深みにハマって伝わりにくいラストに見えます。宮崎駿の悩みが観客にもとどいたのかも。
宮崎駿が荒川デレクターに教え、恫喝し、イライラをぶつけ、無知なぶん、対峙する言葉の荒々しさを絶えず画面に投げかけるドキュメンタリーであります。なかなかずっと怒られている 感じであります。
宮崎駿の恐ろしい貧乏ゆすりの揺れ
命を吹き込むがごとくキャラクターになりきり演技しながら鉛筆を
何度も何度も何度も何度も何度も
走らせる姿必見!
悪口愚痴説明いらだち
お前なんて知らないよ!的素晴らしい対峙したデレクター荒川さんのカメラ魂は、必見です。
その密着は、信頼性に生まれ変わり
宮崎駿の母親、アニメーター、地球、自然、考え方
ありとあらゆる
駿監督の言動が全て見所
ジブリスタッフよりよくだめ出しを受ける姿
怒られる姿必見!
ドキュメンタリーとしてはとても素晴らしいと思います。
これだけ人の仕事場にはいり、ずけずけと質問し喧嘩にならず
むしろ引き出していることが素晴らしいと思います。
さて
宮崎駿対荒川デレクターのアニメをめぐる素晴らしい見る見られる
製作ドキュメンタリー宮崎駿のポニョが出来るまで
ぜひ
ジブリコアファン
アニメーター志望の方
必見のドキュメンタリーです。
追伸
これにあわせ引退にからめ宮崎駿監督について長い妄想がたまってきたので
「風立ちぬ」もう一回鑑賞したいなぁと思ってます。
本当引退作品なんで!
皆様!今度は、絶対本当に引退しますよ、宮崎監督は!間違いありません。
そのへんの所も次の「風立ちぬ」アフター?でブログります。
宮崎駿製作の震え、ポニョ絵コンテまでの戦い
取材、構成荒川格。
NHKテレビ「プロフェッショナル仕事の流儀」
毎回一人の仕事人に密着取材、インタビューを試み、その方の仕事のプロぶりを見るテレビ番組。
そこに日本アニメーション界、いや、日本映画界を興行興業記録を打ち立て貢献。
アニメをテレビと連動し、再放送とい名の刷り込み国民的アニメーションにまで成長したジブリブランドを育てたアニメーション監督宮崎駿。
「ポーニョポーニョポニョ魚の子」の歌もさることながら
久々のジブリブランドに相応しい子供向け映画に興業もさることながら、素晴らしい手書きのアニメーションのイマジネーションを魅せてくれた宮崎駿監督。
以前「もののけ姫」の時、「もののけ姫はこうして作られた」3枚組DVDは、ビデオ版を見て、すんごく感動しまして、DVD版を千円以下の鬼安値段で購入してきた経歴がありました。
宮崎駿監督作品は、「魔女の宅急便」から(「ハウルの動く城」、「紅の豚」以外)全て劇場鑑賞しております。
今回「崖の上のポニョ」の取材素材200時間をDVD五枚組で発売したジブリDVD。
一回私も挑戦したんですが、2巻めの準備編で余りの長さに挫折。
ですが、今も記録更新中で「風立ちぬ」
しかも宮崎駿引退、会見というニュース
「風立ちぬ」を鑑賞した後、確かに今度は、本当だな。ありえるなという感じ。
で、本作を思い出しまして、何かあるかもという事で
1から5巻、計12時間強。ジブリがいっぱいコレクションDVD鑑賞しました。
まず素晴らしいドキュメンタリーでありました。自宅鑑賞の中でもトップテンに入る作品でありました。
引退も確かだなぁいや、むしろ素晴らしい幕引きだと思いました。
度々引退というのは、作品を作るごとに燃焼していた宮崎駿の発言に登るんですが、
本作を見て、「風立ちぬ」を見つめ直すと
それが決定的だなと思えてしまう発言が本ドキュメンタリーに度々ありました。
まず、他の方の本作の感想が知りたいと思い
アマゾンのカスタマーレビューを覗くと
低評価の方のコメントに
ドキュメンタリーに主観はいらない
荒川さんが成長していないとか
なかなか手厳しいコメントがありました。
いやいやドキュメンタリーは、主観、客観といえば
思いっきり主観的な作品の方が面白く出来ると私自身は、思っています。
それでいうなら
確かに本作監督構成の荒川さんは、
テレビ局内デレクターという方で
至極映画にもとりわけ造詣ある方には、発言からも容易にわかります。
また同時に
宮崎駿に密着取材
という前代未聞のいや、
クリエーターにはなかなか許されない製作現場に
カメラが入るのは、極めて珍しいと思います。
DVDの特典映像の軽いメイキングとは、訳が違います。
そして本作で大事な所は、
密着取材が許されたのが
NHK
であるという事です。
これはデカいと思いますね。またスタジオジブリ側も
NHKだから許す という信頼性が間違いなくあったと思います。
宮崎駿、鈴木プロ含みNHKファンでございます。
これは前作「もののけ姫はこうして作られた」を製作したテレビマンユニオンには、出来ない事だと思いましたね。
過去ジブリライブラリーでNHKドキュメンタリーを発売したりしています。
宮崎駿「テレビなんか見ない」的発言してますが、NHKは、見てますね。
要はこれが前作制作ジブリドキュメンタリーと 違うのは、
タイトルどうり
ポニョがどうして生まれた?
という事を
準備前のアトリエから
スタッフを交えイメージボード製作
絵コンテからスタジオジブリで作画、直し、絵コンテを並行してアニメーターとして
宮崎駿が直接描きながら製作する毎日に
概ねなかなかにぴったりひっついている
アニメーターであり、監督である宮崎駿の思考過程を直接対話しながら引き出せている点が
本当に素晴らしい。
前作でも「もののけ姫」でもちょこっとあるんですが、
今度のしつこさが本当に凄いです!必見!
だって宮崎駿の休日出勤やロケハンまで
ついていける
見せてくれる
生まれる瞬間にどういう所作、言動があるのか
しっかり記録されています。これは本当に必見!
テレビマンユニオンには出来ない、NHKが出来ることなんだと思いますね。
ポニョは、
端的に言うと
読書体験の「人魚姫」
夏目漱石のそうすけ
パンダコパンダ「雨降りサーカス」のリメイク
海、水を手書きで表現
宮崎駿の母イメージ、病弱だったイメージ。老人ホームのトキお婆さん。
そうすけとポニョ。もしかすっとチャップリンの初期短編。宮崎駿は、チャップリンの初期映画は、求婚、告白ばっかりの映画しか作っていない という発言を残し評価しています。
やっぱり劇場鑑賞時にムムムと疑問に思ったラストの大円団は、
本当に悩みすぎて製作が遅れすぎた、揉めた悩みすぎた、製作現場がよーくわかりました。
だから私には、あまりうまく伝わらなかったんだなぁ。
ポニョのラストは、正直今も思い出せないくらい、まとめ上げ方が強引な印象があった気がします。
揉め悩みあぐねすぎたんですね。最善というより、どんどん深みにハマって伝わりにくいラストに見えます。宮崎駿の悩みが観客にもとどいたのかも。
宮崎駿が荒川デレクターに教え、恫喝し、イライラをぶつけ、無知なぶん、対峙する言葉の荒々しさを絶えず画面に投げかけるドキュメンタリーであります。なかなかずっと怒られている 感じであります。
宮崎駿の恐ろしい貧乏ゆすりの揺れ
命を吹き込むがごとくキャラクターになりきり演技しながら鉛筆を
何度も何度も何度も何度も何度も
走らせる姿必見!
悪口愚痴説明いらだち
お前なんて知らないよ!的素晴らしい対峙したデレクター荒川さんのカメラ魂は、必見です。
その密着は、信頼性に生まれ変わり
宮崎駿の母親、アニメーター、地球、自然、考え方
ありとあらゆる
駿監督の言動が全て見所
ジブリスタッフよりよくだめ出しを受ける姿
怒られる姿必見!
ドキュメンタリーとしてはとても素晴らしいと思います。
これだけ人の仕事場にはいり、ずけずけと質問し喧嘩にならず
むしろ引き出していることが素晴らしいと思います。
さて
宮崎駿対荒川デレクターのアニメをめぐる素晴らしい見る見られる
製作ドキュメンタリー宮崎駿のポニョが出来るまで
ぜひ
ジブリコアファン
アニメーター志望の方
必見のドキュメンタリーです。
追伸
これにあわせ引退にからめ宮崎駿監督について長い妄想がたまってきたので
「風立ちぬ」もう一回鑑賞したいなぁと思ってます。
本当引退作品なんで!
皆様!今度は、絶対本当に引退しますよ、宮崎監督は!間違いありません。
そのへんの所も次の「風立ちぬ」アフター?でブログります。