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チャンチェ監督「大女侠」

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星3、6
チャンチェ、ジミーウォングの大女任侠



1968年ショウブラザーズ作品。
脚本監督チャンチェ。



皆様恒例となりました動機。コレクターあるある!その名も題して

買い揃えた棚にあるショウブラザーズ作品を見て行こうシリーズ!

ユニバーサル、twinレーベルシリーズ千円DVDシリーズ、発売時買い貯めていた香港カンフー映画始祖シリーズ「ショウブラザーズ作品」

今回は女性カンフースターの始祖的存在、チャンペイペイ主演「大酔侠」(1966年)の続編。前作「大酔侠」は、監督キン・フー大先生。
幻の193分映画「山中伝奇」も昨年見事にリバイバル上映(ソフト化求む!)
酔うと強くなる女・殺陣師、チャンペイペイの殺陣が新鮮、ちょいとスプラッシュする念願に見れた作品だった(レビュー済み、持参商品)

続編は、ショウブラザーズ専属監督のようなチャンチェ。

出演にカンフー出来ないが俺はやる!天皇カンフーマスター、ジミーウォング大先生だ!

棚から一枚掴み鑑賞となった。



なんか、作風がいきなり恋愛チックに様変わり。

そして台詞おおいのねわりに。ちょっとびっくり。

チャンペイペイの因縁の兄弟ぶんとして、颯爽音楽とともに登場するジミーウォング。白装束、冷酷キャラ、傷、一網打尽、一撃斬り、スプラッシュ多め、なぜか詩が好きゆえんありのキャラ。

ジミーウォングを追う存在のチャンペイペイ、本作完全に助演。短い小刀のような刃物で早斬りのキャラ。
そしてチャンペイペイを慕う恋する任侠剣士現る。トライアングルな関係から、跳び込む豪族絡んでさて恋の「大女侠」という感じ。

注目ポイントは、子供が出てくる。なかなかな展開なのだが、私の見た妄想だとこの子役!
 ジャッキー・チェンのプロダクションのタイポ、マースのどっちかだと思うなあ。顔がだってマースっぽいんだもん。子役から活躍していたのかも!
 調べるとマースこと「チャンウィファ」ジャッキーの「香港国際警察ポリスストーリー」や「プロジェクトA」でお馴染みの彼だ。香港国際警察のチョイスふと目のマース。プロジェクトAの冒頭喧嘩シーン、歌を歌い「ピーピー」とせんじて歌う2人がタイポとマースだ。
そのマースが、子役で出演か?!

また「霊幻道士」シリーズでお爺さん役やサモ・ハン・キンポー作品でも数々助演していた方(名前分からず)が、まあ若き剣士役ででていてビックリ。

まあ展開がもったら、もったらして、いきなり残酷殺陣が出てきたりする。のちのジミーウォング監督にも通じる無茶苦茶展開楽しめた。
 また殺陣もきっと「勝新太郎」の「座頭市」シリーズの殺陣影響大すぎる殺陣。ていうかかなりマンマな気がして大丈夫かな?!
 敵が画面手前にいて、ジミー先生が剣をふるうと3、4人が

「うわあああぁぁ」

と振り返り顔面、体血だらけで倒れるみたいな斬り方。
 勝新が好きなのは明白なジミーウォング。のち「片腕カンフー」を監督出演。
 元祖勝新太郎は、1961年に前段ドラマとなる「不知火顕如」に出演目が不自由な悪い坊さんになる。1962年から「座頭市物語」出演。ハヤい娯楽作品ですね、今考えると。

 のちジミーウォング先生好き過ぎて勝新と共作している。「新座頭市破れ!唐人剣」(1971)見てみたい。


 そんなジミーさんこと白装束の人侠さんは必ずなじみの娼婦に帰りやや濡れ場も魅せる。これは何だろう?癒やしの効果なのか?

敵は、爆薬使ったり、飛び道具使ったり、大っきな棍棒みたいの振り回したりバラエティに富む。この辺も面白い。

ですが、展開が、とにかくなんか色恋に説明したり、敵もどこからともなく「よくぞボスを倒したな、、、次は、こいつだあ、、」みたいか完全にファミコンの横スクロールのアドベンチャーゲームみたいなナレーションが入る。これには爆笑。最初から全員出せよ!

まあとにかく素晴らしい恋バナもラスト卑劣な殺戮シーンと別れで終わるが、それも劇的に何か終えてればいいが、そうじゃなかった。

そんなジミーウォングの威力満載のチャンペイペイ続編でありました。



さて
チャンチェ、ジミーウォングの大女任侠


武侠ファン
ジミーウォング、ペイペイファンのみ!

どうぞ!



追伸
ゴールデンハーベストとショウブラザーズのかつてキングレコードより発売したここら辺のジミーウォング作品、ノラミャオ作品初期カンフー再発売希望します!

メーカーさん!よろしくお願いします!

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