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ルチオフルチ監督「サンゲリア」

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ルチオフルチのゾンビ



1979年
脚本エリガブリガンディ。
監督ルチオフルチ。




イタリアホラー界の巨匠、ルチオフルチ監督。

なかなかのレアソフトでしたが、ビデオはわりとどこのビデオ屋にも差があったが存在する印象。

同タイトル系の「ゾンゲリア」は全く違う映画。「~ゲリア」ははやりの邦題だったんでしょうか?!

過去にビデオ(大映ビデオだった記憶?!)鑑賞していた本作。あんまり何も感じなかった。むしろ大人しめなゾンビの印象だった。

時たち輸入ソフト店の名店。東京新宿「ビデオマーケット」さん。初入店時に中古格安に手に入った本作。2disc仕様。丁度海外ブルーレイ発売、アンダーグラウンドブルーレイレーベル仕様。


日本語仕様鑑賞となりました。



まず、この「アンダーグラウンドブルー」のリマスターが凄くて、画像が滅茶苦茶切れてなのが驚くなあ。

もうこういうのって

画面にノイズ
色調汚い
ノイズ出まくり

で見てきた私体験からして、すんごい画面クリアーなんでそれだけでも大満足。

なんでゴアシーンのごりごりな鮮明なフルチゴアがなかなかキモイ。
いやあこんなにゲロゲロでしたかねえ。

?みつかれるシーンスローで魅せる
理由なき無表情の怖さ
トッピング害虫3割増し(笑)鼻とか目にゲジゲジミミズ君(笑)

モグモグタイムもしっかり囲んであり(ウェッ)
フルチは

「マンジャーレ!タンジャーレ!(食べろ食べろ!)」

とゾンビ指導(笑)
ロメロの「ゾンビ」でもモグモグタイムありますが、グロシーンに濃淡有るので見比べると明らか。
最近はダリオ・アルジェント版(DVD所持)も、ロメロカット版(DVD所持)も、米劇場公開版もどれも変質的に愛好。

導入はイキナリ意味深バーンのカット。

重々しいテーマ曲とともにクレジット。

謎の船
謎の呪いの孤島
島に向かう訳たり男女船1隻
さてどうなる?みたいな感じ。

フルチゾンビは、
腐乱ゾンビ系
ゆっくり
腐りで無表情

ゾンビ理由はよくわからず。ヴゥードゥ理由やらマッドサィエンティストなのか。


ゾンビ映画なんでみるの?

ってこういうグロい、ゴアなシーンが見たくて見る

訳だが、ルチオフルチの最高傑作とされる本作の魅力は、このユニークなゾンビとゴアの極み、終末的シナリオ、信仰、病気、呪い
、ブゥードゥー教とからめ表現。

目に刺さなくても良いのにぶっ刺すという過剰サービス(笑)
脳たたき割る
火炎瓶投げる
叩く

ゾンビ映画の醍醐味でありゴアの必見ポイントだ。

ただゾンビは土から出て
肉を噛みちぎり
人間を求め
噛まれた者はただ噛みにいく。

ラストの絶望的なカットは、最新ゾンビに影響を与えてるんじゃないかなあ。
都市にゾンビ流入みたいな感じ。

なんか絶望的な雰囲気はさすがです。ロメロはどっちかというと説明的な感じはあるんだけど、
フルチはこんかやり方でゴアしようと意気込んでるのがよくわかるサービス精神が素晴らしく笑えてキモい。

完全無駄な水中ゾンビはフルチゾンビの特筆すべき

ラストから、情無用のゾンビ襲来が繰り出される。
ささやかな抵抗も数々。

 いやあ良かったです。リマスターしてあるからなおさら!!




さて
ルチオフルチのゾンビ

それは呪いと独自の魅力を振りまくフルチゾンビ

ゾンビファンはマスト必見。

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