斬る、。、のか。、れるのか!
製作海獣シアター。
脚本、編集、出演、監督塚本晋也。
日本が誇る「鉄」の作家、塚本晋也監督。
鉄が頬から突き出た鉄男、田口トモロヲ。
バッテンで世界を握りつぶすヤツ、こと塚本晋也監督。二つの鉄男のぶつかり愛トラウマ映画「鉄男」和製ブレードランナーサイバーパンクは、世界に伝わり3部作のサーガに。
塚本晋也の殴る事とセックスをボクシングに都市空間ストレスにこめた「東京フィスト」
とある女性の叫び。彼女は「KOTOKO」
フラフラと歩き、俺は飢餓朦朧、終わらなき戦地を歩く男後期最高傑作「野火」
。原作大岡昇平。映画化2回目。
ほぼ見てます。以上おさらい。
ツィッターからキャスト募集の塚本いつもの号外。「夏撮影、時代劇」と急ぎの感あり、時代劇昔から言っていた気がする塚本語録。
そして時少したち最新作完成。ていうかあの「野火」行脚から随分とはやくてびっくり。
ツィッターで新潟シネウインド12月上映。
「えっ!しかもサイン会付舞台挨拶!はじめてだぞ!っ!」
と思いバッチシ日程調整し行ってきましたあ!監督トークショーサイン会付上映会行ってきました。
まず、大前提。
本格的時代劇は求めないでね。
古語バリバリ
仇討ちやら
時代風俗みたいとか
斬り合いとか
集団殺陣とか
求めないでという注意いるかな。
あくまで塚本晋也時代劇なんでは、ご了承。
炎の中から最初はじまる。
浮かびあがる炎から金物。剣が現れ、灰色の光、鋭利光が射す。
人に刺し
命奪う
剣にあこがれ
武士なのにフラフラ。
冒頭周辺はいやがおうでも前作「野火」がちらつく。フラフラの戦地
フラフラの浪人
闘志編んだかないんだか
木刀ふりかざす浪人
池松壮亮。
やりそうな雰囲気だがどうやら違う。
近くには娘、蒼井優。
無知な弟を戦にやらず。つかず離れず。恋する。
この微妙な池松、蒼井の距離感が素晴らしい。
すぐ恋してヤレばいい話だが、二人の恋は実に薄皮かぶり切れ斬れじゃない。
壁越し
板越しのラブ、必見。
そこに塚本監督扮する剣豪のお誘い。物語は動きはじめ、「バレットバレイ」からの中村《ブランキージェットシティ》達也の荒くれ一味が現れる。
もうこの辺完全見てて
塚本晋也西部劇って思った。
ゆったりした展開
鳴り響く石川鉄音
殺陣から
次第にお話しは
当然の対決に登りつめる。
見えない
珍しく気弱な侍が
さまよい
斬、ザン
まみえるのか?
ラストは飛翔したに違いない明るいものに俺は!見えた。
それは稚拙で弱い一歩なのかもしれないがわ、、、。
塚本監督の
「剣を見つめる侍」
というイメージから急いで書いた脚本らしい。
鑑賞後パンフレット、「冒険監督」を読む。
時代劇風ないかにもなものは最小限に留め、
塚本監督の時代劇に魅せて
物語は完全な「刀持ち西部劇」
新しい塚本武士がみれた。
それを監督にも直接伝えられ良かった。
さて
塚本監督の刀を持った西部劇
斬る、。、のか。、れるのか!
とある浪人の刀でキル物語
塚本晋也ファンはぜひ!どうぞ!