星4、5 原一男監督の裁判とイシワタと労災
配給製作、疾走プロダクション。
構成小林佐智子。
撮影、監督原一男。
日本ドキュメンタリー界の怒れる監督でトップランナー、原一男監督。
圧倒的密接密着したなかから半ば共犯的に現実を共にカメラで戦うような作風で絶大な支持と作風を紡ぎ出してきた。
原一男おさらい。
見てダビングしたビデオを「呪われる」と思い消した過去を持つ。それは神軍我に天誅言動でくらわす。過激な人。奥崎けんぞうを捉えた最高傑作「ゆきゆきて神軍」
ビデオ屋で探しまわりやっと借りた2本。
俺のからだは、個性だよだけど病気でもある処女作「さよならPC」
原一男と身近な恋をなかばマンマに撮りあげた通称元祖始祖ハ○撮りドキュメンタリー。なんとまんまな痴話ドロドロぐだぐだした私小説「極私的エロス・恋歌1974」
わたしは作者か?
嘘つきか?
創作者か?
幻想家か?小説家井上光晴を撮る「全身小説家」
「全身小説家」を見てから次なる原一男作品が見たくて90年代かな?キネ旬を読んでムズムズってたあの日。
時経過。なあんとツィッターをやってると「原一男」の文字。すぐフォロー。んで新作を撮っている噂。どこかで短縮版上映。そんでそんでついに上映のはこび。なにやら公害物の匂い。
わがシネウインドにも限定上映。んで原一男監督が来館との事。
うわあスケジュール的に
いけえねー
と思い初日に行くと。なんと半券持ってくるとトークショー入場可能(涙。感謝シネウインド。翌日溢れる情熱トーク、原監督、小林プロデューサー、スタッフの方でトーク堪能。原監督の独壇場時間足りない足りないの裏話。)新潟初日見てまいりました。
まず率直に。監督曰く自覚もされて泣く泣くだと思う。が、しかし。もう少し短くして2時間以内にしたら、間違いなくシネコンにかかっていたのかもしれない。監督の意に反してかもしれないが。興行も、上映箇所拡大も可能なのかもしれない、だが監督許さない事だろうきっと多分。
原監督もトークで赤裸々トークしてたのだが、
今までは面白い!人を見つけてきて共犯関係で撮りあげたと。
確かに
さよならPCの障がいしゃの主張
原監督の恋人と今とカメラ「極私的エロス」
全身虚構事実のリミックス井上小説家
対象人物がいたわけだった。
原監督は、「10年」探したと。けど、そのような刺激的な人いない。
劇場映画を挟みこみ、出会いは、テレビドキュメント映像製作以来。そこから本作へつながったとのこと。
まず、漠然感ずるとこ!
わあ!原監督の
ある意味直球のドキュメント
来たあ。新しいそしてそれは実に実に素晴らしすぎた。
それもとてつもなく素晴らし過ぎて、涙ちょちょぎれたあ。最高傑作でましたよねえ、確実にでた確信した。
一見冒頭は、「石綿」なる被害者の方々を丁寧にカメラを真ん中にすえ超傾聴していく。原監督のフィールドワーク的に被害者の方のイラストと簡潔ピアノ音が心にひとり、ひとり刻まれていく。
石綿、今じゃ使えない物だ。舞台は、関西、大阪泉南だ。そこに原監督がふつうの人びとを撮る。いや今度は被がい者なのだ。
みな出演者は、どこか違うのだ。健康的にみえない、心に何か重たい物を持ち、原監督に自分を語る。その言葉ひとりひとり。
へたしたら
ベッドから
パジャマ姿から
細いチューブを鼻にいれながら(肺がご病気の為酸素を吸入していると見受けられる。その痛み一呼吸を見てほしい)わたしを話すその姿をとくと見よっ!
なかでも、原監督らしさが猛烈に出るドキュメントショットが出る。本当にびっくりするのだが、原監督との信頼関係によりとある患者さんのとある禁断シーンを魅せてくる。いやあびっくりしました。これを撮れる原監督の素晴らしさ、そしてそれは無残にも響く呼吸難の苦渋の咳が響き、決してほっこりしそうで、恐ろしい真実が見えた!!必見。
中盤
弁護団団長の琢磨しい動員力に原監督は、いつしか提案する。
それさ裁判であり、
勝訴であり、
勝ちであり、
ありのままぶつける。
それはいつしか石綿から対戦相手は「ニッポン国」の政にスライドする。
中盤からの怒濤の裁判、役所、演説のモンタージュドキュメントのぶ厚いこと。
胸迫ること。2018年こんな映像日本人が撮れてる、上映していることに驚愕する。一見テレビの「ザドキュメント」的な中盤からの映像だが、ラストまでぬかりなく丹念に石綿原闘争は、ゴールを「とりあえず」迎える210分弱。
私はふたつ胸つかまれた事項披露する。
まずとある女性の方にインタビューしていく。
時間テロップが時を刻み、年数を刻む。
お子さんも大きくなる。
が、その方の顔が明らかに
「憔悴していく」のだ。
どこか「やせていく」のだ。「小さく」なっていくのだ、この変化、病気を患う姿をありのままみせるこのドキュメント!とっても忘れられなかった。明らかに見始めと顔が違う。
体調が悪い、話しの元気がない。
時は進み
裁判とニホン国はびくともしない
人は見えぬ壁にぶちあたり病は確実に顔を変えている瞬間を原監督はドキュメントしていて、本当に驚愕事実だった。
そしてもう一つは、ニッポン国。この国の良くない部分が後半ガンガン出てくる。怒りがわかない人はいないのではないか?
ひいては、
間違いなく日本政治に対する原一男、泉南の方々を通して嫌というほどさし迫りくる怒りが浮かび上がる。
なんども
足をつかい
語気をあらげ
なんども
たちあがり
群衆に被害を叫ぶ日々
共に映像は、よりそい泉南闘争の参加者となりうる原一男モンタージュをとくとご覧ください!
私は、とある女性の悲痛な叫び続ける大声に絶望のいななきのようなひとりの苦しむ女性の演説に涙が溢れた。
無料で入れた原一男トークでは裏話を笑顔満載に、ふむふむ聴いて、
原一男キネ旬本購入して、サインを頂き
2018年の大切な思い出となりました。
さて
原一男監督の裁判とイシワタと労災
原一男対ふつうの人びと
原一男対日本政治
機会があればぜひ!
追伸
2018年劇場日本映画ベストスリーにランクインします。確実に力作です。そんじょそこらの作品ではない、力作新作であると断言!
追記
原監督新作は、水俣病とのこと。もしなら来年公開とのこと。
蛇足追記
私は原一男監督の「福祉」映画が見たい!原点「さよならPC」にもどり、原一男の幸福な健康ドキュメントを見てみたい!!もしくわカメラを自分にあててほしい!!なんて勝手なお願いをしてしまったサインを頂いた小僧おじさんでした。
配給製作、疾走プロダクション。
構成小林佐智子。
撮影、監督原一男。
日本ドキュメンタリー界の怒れる監督でトップランナー、原一男監督。
圧倒的密接密着したなかから半ば共犯的に現実を共にカメラで戦うような作風で絶大な支持と作風を紡ぎ出してきた。
原一男おさらい。
見てダビングしたビデオを「呪われる」と思い消した過去を持つ。それは神軍我に天誅言動でくらわす。過激な人。奥崎けんぞうを捉えた最高傑作「ゆきゆきて神軍」
ビデオ屋で探しまわりやっと借りた2本。
俺のからだは、個性だよだけど病気でもある処女作「さよならPC」
原一男と身近な恋をなかばマンマに撮りあげた通称元祖始祖ハ○撮りドキュメンタリー。なんとまんまな痴話ドロドロぐだぐだした私小説「極私的エロス・恋歌1974」
わたしは作者か?
嘘つきか?
創作者か?
幻想家か?小説家井上光晴を撮る「全身小説家」
「全身小説家」を見てから次なる原一男作品が見たくて90年代かな?キネ旬を読んでムズムズってたあの日。
時経過。なあんとツィッターをやってると「原一男」の文字。すぐフォロー。んで新作を撮っている噂。どこかで短縮版上映。そんでそんでついに上映のはこび。なにやら公害物の匂い。
わがシネウインドにも限定上映。んで原一男監督が来館との事。
うわあスケジュール的に
いけえねー
と思い初日に行くと。なんと半券持ってくるとトークショー入場可能(涙。感謝シネウインド。翌日溢れる情熱トーク、原監督、小林プロデューサー、スタッフの方でトーク堪能。原監督の独壇場時間足りない足りないの裏話。)新潟初日見てまいりました。
まず率直に。監督曰く自覚もされて泣く泣くだと思う。が、しかし。もう少し短くして2時間以内にしたら、間違いなくシネコンにかかっていたのかもしれない。監督の意に反してかもしれないが。興行も、上映箇所拡大も可能なのかもしれない、だが監督許さない事だろうきっと多分。
原監督もトークで赤裸々トークしてたのだが、
今までは面白い!人を見つけてきて共犯関係で撮りあげたと。
確かに
さよならPCの障がいしゃの主張
原監督の恋人と今とカメラ「極私的エロス」
全身虚構事実のリミックス井上小説家
対象人物がいたわけだった。
原監督は、「10年」探したと。けど、そのような刺激的な人いない。
劇場映画を挟みこみ、出会いは、テレビドキュメント映像製作以来。そこから本作へつながったとのこと。
まず、漠然感ずるとこ!
わあ!原監督の
ある意味直球のドキュメント
来たあ。新しいそしてそれは実に実に素晴らしすぎた。
それもとてつもなく素晴らし過ぎて、涙ちょちょぎれたあ。最高傑作でましたよねえ、確実にでた確信した。
一見冒頭は、「石綿」なる被害者の方々を丁寧にカメラを真ん中にすえ超傾聴していく。原監督のフィールドワーク的に被害者の方のイラストと簡潔ピアノ音が心にひとり、ひとり刻まれていく。
石綿、今じゃ使えない物だ。舞台は、関西、大阪泉南だ。そこに原監督がふつうの人びとを撮る。いや今度は被がい者なのだ。
みな出演者は、どこか違うのだ。健康的にみえない、心に何か重たい物を持ち、原監督に自分を語る。その言葉ひとりひとり。
へたしたら
ベッドから
パジャマ姿から
細いチューブを鼻にいれながら(肺がご病気の為酸素を吸入していると見受けられる。その痛み一呼吸を見てほしい)わたしを話すその姿をとくと見よっ!
なかでも、原監督らしさが猛烈に出るドキュメントショットが出る。本当にびっくりするのだが、原監督との信頼関係によりとある患者さんのとある禁断シーンを魅せてくる。いやあびっくりしました。これを撮れる原監督の素晴らしさ、そしてそれは無残にも響く呼吸難の苦渋の咳が響き、決してほっこりしそうで、恐ろしい真実が見えた!!必見。
中盤
弁護団団長の琢磨しい動員力に原監督は、いつしか提案する。
それさ裁判であり、
勝訴であり、
勝ちであり、
ありのままぶつける。
それはいつしか石綿から対戦相手は「ニッポン国」の政にスライドする。
中盤からの怒濤の裁判、役所、演説のモンタージュドキュメントのぶ厚いこと。
胸迫ること。2018年こんな映像日本人が撮れてる、上映していることに驚愕する。一見テレビの「ザドキュメント」的な中盤からの映像だが、ラストまでぬかりなく丹念に石綿原闘争は、ゴールを「とりあえず」迎える210分弱。
私はふたつ胸つかまれた事項披露する。
まずとある女性の方にインタビューしていく。
時間テロップが時を刻み、年数を刻む。
お子さんも大きくなる。
が、その方の顔が明らかに
「憔悴していく」のだ。
どこか「やせていく」のだ。「小さく」なっていくのだ、この変化、病気を患う姿をありのままみせるこのドキュメント!とっても忘れられなかった。明らかに見始めと顔が違う。
体調が悪い、話しの元気がない。
時は進み
裁判とニホン国はびくともしない
人は見えぬ壁にぶちあたり病は確実に顔を変えている瞬間を原監督はドキュメントしていて、本当に驚愕事実だった。
そしてもう一つは、ニッポン国。この国の良くない部分が後半ガンガン出てくる。怒りがわかない人はいないのではないか?
ひいては、
間違いなく日本政治に対する原一男、泉南の方々を通して嫌というほどさし迫りくる怒りが浮かび上がる。
なんども
足をつかい
語気をあらげ
なんども
たちあがり
群衆に被害を叫ぶ日々
共に映像は、よりそい泉南闘争の参加者となりうる原一男モンタージュをとくとご覧ください!
私は、とある女性の悲痛な叫び続ける大声に絶望のいななきのようなひとりの苦しむ女性の演説に涙が溢れた。
無料で入れた原一男トークでは裏話を笑顔満載に、ふむふむ聴いて、
原一男キネ旬本購入して、サインを頂き
2018年の大切な思い出となりました。
さて
原一男監督の裁判とイシワタと労災
原一男対ふつうの人びと
原一男対日本政治
機会があればぜひ!
追伸
2018年劇場日本映画ベストスリーにランクインします。確実に力作です。そんじょそこらの作品ではない、力作新作であると断言!
追記
原監督新作は、水俣病とのこと。もしなら来年公開とのこと。
蛇足追記
私は原一男監督の「福祉」映画が見たい!原点「さよならPC」にもどり、原一男の幸福な健康ドキュメントを見てみたい!!もしくわカメラを自分にあててほしい!!なんて勝手なお願いをしてしまったサインを頂いた小僧おじさんでした。