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ジャックニコルソン主演監督「ゴーイングサウス」

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ジャックニコルソン監督のロマンティック西部劇!南へ行こう!



1978年、監督主演ジャックニコルソン。脚本4名。



棚から見てない1枚を見るシリーズ。ユニバーサル1枚1000円シリーズ。

お気に入り俳優、ジャックニコルソン。怪演狂演のジャックニコルソン、ファンもアンチも多い、振り切れた、ぶっちぎりのお怒り高笑いメソッドを満面顔面で表現するオスカー受賞俳優代表格。

本作の前が超チョイ役のエリアカザン「ラストタイクーン」
3年前に本作メンツ集合のオスカー受賞ミロスフォアマン、ニコルソンの俺は病院で異常に元気は、はたして正常か狂気か映画「カッコーの巣の上で」があります。

ジャックニコルソン監督作品ということで気になってました。ジャックの「チャイナタウン」続編的意味合いの
「黄昏のチャイナタウン」は、90年代CICビクターでビデオ化されていて未見で知ってました。

俳優の監督作品は、本当におもしろいです。実に個性的で。

そんな油ノリまくりのジャックニコルソンの初監督作。ジャケ見ると、首くくりの縄から不適なシャィニングスマイルをみせるジャック。西部劇のよう、鑑賞しました。



まずこんな素敵なラブ西部劇だったことに驚きました!

ジャケからみるとね、なんかアンチヒーロー西部劇ガンマン物かなあとか思うわけです。早撃ち、アウトロー、追われ物、下品スケベキャラ的なものを想像してたんです。

が、まあまあまあ、良い意味でうらぎられかつなかなかの完成度で心地よかった。ドンパチは、ありますが、まあまあドラマ重視で素晴らしかったです。
「ダンスウィズウルブス」(未見)のケヴィンコスナーや「許されざる者」のクリントイーストウッド、ピーターフォンダ「さすらいのカーボーイ」(未見でレアソフト)とは、味付けがまるで違う、感性が違う、だから面白いん。

ジャックニコルソンファンおすすめだ!

物語は19世紀絞首刑前の泥棒ジャックニコルソンにひょんな結婚布告発令。そこから始まる黄金をめぐるイッカク千金ソフトロマン西部劇が展開。

まあカメラワークが、超単純でわかりやすい画作り。「冒頭が「スターウォーズ」そっくり」というコメありましたが納得(笑)
時々ピントがあってなかったり、かぶったり、結構素人ぽさが丸出しの画面ありますが、だからこそおもしろいんですね。

ジャックはさながら次作キューブリックの狂人「シャイニング」のようなウッヒョウッヒヨョ笑いやにらみは、勿論悪モンを嬉々として演じていた。髭ずら凜々しく無法者を演じている。

共演にメアリースティーンバージェン。お若くほっそりしている。ジャックと恋仲になるヒロインだ。お堅い感じからしだいに惹かれていくメアリー。ジャックとラブ南行き物語を展開。
次作「タイムアフタータイム」で悪童マルコムマクウェルで結婚(離婚)することになるとは、感慨深い。ていうか最初からアクの強い方とタッグ組みすぎで笑えた。
あとこちらも指摘ありますが、本作のキャラ縁がそのままロバートゼメキス「バックトゥザフューチャー3」でゴールインになる関係だ。クリストファーロイドとね。ロイドは、がなり屋でニコルソンにせまる。

他「カッコー」組から
冷静ダニーデビート
なんとデビュー作らしいジョンベルーシが無茶苦茶ポリスメンに扮していた。のち本作からスピの「1941」からの「ブルースブラザーズ」につながるとホーと思う。

「エイリアン」の絶叫娘、ヴェロニカカートライトも昔の女として出演。のち「イーストウッドの魔女たち」でニコルソンと再共演。

音楽も抜群のゆったり感、ヴァンダイクバークスの音色をお楽しみあれ。

本作みるとニコルソンのラブ具合がなんか垣間見れた。wikiで調べたんだが、子供を6人も様様な女性から産み、愛をはぐくんだニコルソンのラブ具合がなんかラストを含め臭わせる。

西部劇でも、社会情勢やアクションに傾斜しがちなデレクションを完全にラブコメにしぼり表現したニコルソン。ますます好きになりました。

楽しめた小品でありました。

さて
ジャックニコルソン監督のロマンティック西部劇!南へ行こう!

追伸
ほんとハリウッド俳優の監督作品を見比べるのが楽しいんですよね。

2017年作品のデンゼルワシントン、ジェームズフランコ、ドンチードル監督作を今見たいと昨日ビデオ屋で発見して思った。

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