星4.4 庵野監督の新世紀エヴァンゴジラ
予告
宇多丸 映画「シン・ゴジラ」評価を語る 庵野秀明監督 シネマハスラー
絶賛ですね。
岡田斗司夫ゼミ7月31日号「シンゴジラを見なければいけない5つの理由~ここが特撮映画の正念場!!」
とってもわかりやすい解説でした。怪獣をおさらいしつつ、怪獣素養の無い私にとって名解説でした。だけど、私は、俳優全然いいと思います、。
脚本、編集、総監督庵野秀明。監督、特撮樋口真嗣。興業収入80億突破!!!
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」劇場版を楽しみに待っていた矢先。庵野さんニュース。なんとゴジラのリメイク撮影しますのニュース。
庵野監督の特撮展に行ったときは、予想だにしなかった展開だが、この美術館展示から相当超絶の特撮好きが、びんびん伝わる展覧会だった。マスクから、特撮に関する語句、知識、愛着からものすごい感じた。
「巨神兵」の短編を特撮で作り、エヴァのアニメに関係ないのに、むりくり冒頭に入れた「劇場版エヴァキュウ(3)」
樋口監督の「ガメラ」シリーズで特撮のメイキングをひたすらビデオで撮りつくしたVHSを見て、アッ将来庵野さん絶対特撮するな、勉強してるなとちょっと思ったりした。
まず、私のスタンスをおさらい。怪獣映画もしくはロボ映画は、どっちかというと苦手です。ロボより人間。ロボ、怪獣よりウルトラマン、仮面ライダーの敵役の馴染みはありです。ライダー怪獣消しゴムで遊んだ記憶あり、バラモンのソフビで遊んだ幼少期記憶、兄貴のです。リメイク、ギラーミンの「キングコング2」。ベータで見た録画でみた幼稚園かな?「怪獣総進撃」。全然響かなかった「パシフィックリム」や原田監督の「ガンヘッド」(劇場で寝た。)という感じ。
本田監督「ゴジラ」1作目は、ビデオで鑑賞済み。
とりわけ、怪獣が好きというのは、ないんです。カッコいいとか、でかいとか。まずその土壌があるか、ないかってだいじなんかな。わからんけど。
で、エヴァ劇に疲れた様子の庵野監督の渾身の秘密主義から夏に公開。公開してまもなく、さっそく大勢のお客様と鑑賞しました。
いやー途中正直寝てしまいました。すいません。あの平泉成さんがでたあたし。3、4分。
けど怪獣にあんま興味ない女子は、あんがいどういう感想なんかしりたいなあ。
まさしく庵野監督の実写版エヴァゴジラなんですよね。それになっていたことが素晴らしかったですね。
まどろっこしい恋愛やリアクションなんか、バッサリと描写皆無。シンプルですよね。人間らしさは、すべて官僚言語と幾何学対決モノローグに終始した点にした潔さにあったところも良かったですね。
ですが、なんとも分厚いエヴァンゴジラじゃねーーかーとおもいましたね。
誰もが思うわけです。
これエヴァじゃね?!!!だけど面白い!もうもう
なんですよね。そしてキャストの素晴らしい会議映画でしたね。
超読めません、追えません、読ませる配慮なし字幕
会議でひっぱりつつ
分厚い分量超大盛。官僚言葉とリアクションと実録風役所体質ダイアローグ。
聞き逃しすぎて私、寝てしまうくらいのセリフの応酬と往復ビンタ
それも激烈猛烈なスピードの編集で見せてくれます、なんで忘れたころに見返したくなる中毒性がでてくる。これエヴァのテレビ版じゃん!ってな感じで
みててムフフムフフ笑い、くすくすしてました。
ラストまでひっぱり、爽快に破壊する気持ちよさ
ゴジラの強さも良かったですね。私、最初の形態で
「あっ、つちのこでた」と思いました、のち絶叫試写会で「つちのこ」って叫びました。だってツチノコでしょ。ちょいショボこわ系で、はじめ出る怪獣間違えたのかしらっておもてたら大違いでした。
リスペクトで岡本喜八が出たとき、本当に好きなんだなとおもいましたね。あと原、緒方、犬童そして怪獣シアターの塚本監督までるファンサービス。
本作の執拗な会議による、会議による会議は、完全喜八監督「日本のいちばん長い日」からきてるんかなと見ながら超愛情を感じましたね。完全このリメイク改変映画の趣だなと思ってみてました。
そして素晴らしいキャストの数々の名演ですね。この熱い多数ぶち込み加減だけで凄いです。
エヴァじゃないと思ったのが、賛否あります私のアスカラングレーサトミこと石原さとみさん登場です。とっても良かったですけどね。私は、「○○ない?」で爆笑。
いつ「あんたバカあ?」っていうんだろうって思ったら、超ツンデレで大満足!
ちなみにこのシャツ持ってますが宝物為着ず。
高橋一生さんは、すんげーー良かったですね、。さらりとやってますが、とっても良かったですね。ファンです。
あと何気に初期北野武組オール出演でしたね、これも嬉しい。
津田さん、渡辺哲さん、そしていちばん絶叫上映会でヤジられてた総理、大杉蓮さん。「ソナチネ」愛好家には、嬉しい共演。
「キューティーハニー」でも出演してましたね。
そしてこれまた役人にいそうなダウナーでかつ超冷静でかわいい市川さん、絶叫上映会登壇時、恥ずかしがっていて逆に萌え声援必須でした。論理理科セリフの応酬でしたね。おつかれさまでした。
庵野実写作品のキーマンというか好きな手塚とおるさん。「ラブアンドッポップ」の重要人物です。
長谷川さんも良かったですね。クールで熱い官僚でした。
庵野監督のこだわり、実演とCGの融合は徹底的でしたね。コピー機だーーっとならべるところに、均美的センスを感じました。
事件は、まさしく会議でかなりながめてすばやく火花をちらしてるんだ映画でしたね。かいぎかいぎかいぎからの外。みたいな円谷テレビの流れも感じますね。
あとその後の絶叫上映会にも新潟参戦して2回みたわけですが、この企画。本当によあったですね。劇場でわいわいやるのが、こんなに気持ちいいなんて、とっても愛情を感じましたね。本作の愛を若人のリアクションからとっても感じました。
私は、歌舞伎スタイルの呼名を連呼するというスタイルで絶叫しました。
おおすぎいいい、てつ、つだーーー、アスカあいしはらとかさけんでました。
写真の上3人は本作と無関係です。押井、高畑、宮崎監督。
監督のところは、つかもととか鉄男とかさけんでましたね。
ゴジラには、ツチノコーーーとふゆーーーと声援コールしか叫びませんでした。
あとうちの兄貴二人が東京きて、はじめて?かな、まともに劇場で日本映画みたとあの腰の重いうちの兄貴二人が劇場にいったのは、新鮮な驚愕でした。二人とも大絶賛でした。
さて
庵野監督の新世紀エヴァンゴジラ
2016年のベストスリーに入る娯楽作品でした。久々の劇場2回の庵野作品でした。
まだロングラン上映中です。
ぜひ!
追伸
エヴァ完了後の庵野さんの新作「続シンゴジラ」で決まりでしょうね。その流れを完全にたたきつけた2016年庵野実写作品が興業をはねつけた年なんだと思いました。
私は、ミレニアム付近ベストの処女作「ラブアンドポップ」が超絶大好きなんですがね。これは、ド傑作です。はい。だれもちゃんといってませんが、超傑作です。だれがなんというおうと俺の映画です。