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好き好きチャップリン!「サーカス」を見たぁ。

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星5つ チャップリンのサーカス



1928年日本公開。アカデミー賞受賞作品。
脚本監督主演チャールズチャップリン。


久々に「好き好き」シリーズのネタブログ更新していきたいと思います。
単純に自分の好きな映画を紹介するブログネタ。
ネタ的には、無数にあるはずなのに、あんまり書かないブログネタであります。

今回は、マイアイドル「チャールズチャップリン」であります。喜劇王であり、映画王である、20世紀の偉人であると思います。

今じゃビデオ屋の隅っこ商品になってるかもしれません。

今回は、チャップリン「サーカス」です。私が一番見返した作品の一本。
子供の頃、ダビングベータビデオをしかもか見返しました。

子供心に、この作品のアイロニー部分やさみしい部分は、全く感じれません。判らなかったんだと思います。


前半から中盤にかけてのチェイスシーンやサーカス芸にただただ爆笑していて、楽しくては仕方がない作品の印象でした。



今回購入したにも関わらず、初DVD鑑賞。ヘラルドDVD、フランスMK2社産のDVDで鑑賞しました。



笑えて、笑えて、さみしい気持ちになって。

チャップリンのラストシーンには、その頃の寂しい気持ちが、表現されてるかのようです。

サーカスの紙をクシャクシャに丸め、
足で蹴る。

沢山の荷馬車は、走って行き、

乗るはずの、就職出来たサーカスには、嘘をつき、

紙を丸め、蹴り込む。

嫌な奴らに関わったな。

また歩き出そうか、みたいにまた、

ゆっくり、ひょこひょこと歩き出すラスト。

素晴らしかったです。ラストがこんなに余韻があったなんて、思い直しました。

物語は、チャップリンがいつの間にサーカスに紛れこみます。そこで女性に出会います。サーカスにも無事職にありつけます。そこでチャーリーは、不思議な勘違いをされます。そして恋に波乱が起きます。
果たして?

チャーリーの芸に対する様々なこだわりが、詰まってます。

コメディ劇団員出身のチャップリンにとって、ピエロのような存在、酔っ払い芸などは、お手のもののチャップリン。

いつものチェイスは、洗練され、鏡部屋が、出現!
これは、のち?

オーソン・ウェルズ「上海から来た女」

ブルースリー「燃えよドラゴン」に引き継がれます。
って本作を見たかどうか分かりませんがね。
「殺人狂時代」でオーソン・ウェルズは、チャップリンと仕事をしていますからね。オーソン・ウェルズもチャップリンファンなのは、間違いありません。

本作では、

ピエロと行うコント
手品
綱渡り

が、披露されます。チャップリンが大道芸を披露します。
種明かし気味に表現したり、
コントを皮肉るような種明かしを見せたり、
綱渡りでは、なんと、猿と共演します。

動物対コメディアン

ってやっぱり古くからあるベタなネタなんですね。

チャーリーのラストの綱渡りもなぜか撮影時の、チャップリンのボロボロの離婚裁判とダブるような錯覚に陥ります。

チャーリーは、この頃婦人(リタグレイ)との離婚調停で度重なる

裁判裁判裁判で、

身ぐるみはがされ、お金請求、プライベート吐露、恥、恥部表出で若くして白髪頭になったそうです。

差押え寸前まで追い込まれ、本作「サーカス」も撮影中フィルムを隠して隠して、編集にいそしみ、長い期間の撮影、中断を繰り返した作品なんです。

なんで、本作の綱渡りを見ると猿に服を脱がされるシーンのチャーリーは、まさしくその当時のチャップリンであり、
実際猿相手なんで、どれだけ撮り直ししたか、気が遠くなります。

虎との共演では、200回撮り直しした とのこと。
チャップリンの粘り強さも有名ですが、
それは、まるでプライベートを考えたくない逃避にもみえます。

猿、虎のシーン、CGじゃない、ガチンコの撮影なんで、是非見てみてください!
捨て身の芸であります!必見!

やっぱりチャップリンは、コメディアンである。その瞬間です。動物との絡み。



そして切ない恋模様も、必見!なんか、寅さんみたいな感じですが、

珍しく恋を殴ったり、蹴ったりせず(画面上では、ヤルんですがね。こちらの描写も必見。)、素敵な終わり方にし手ます。


アカデミー賞を受賞した本作(アカデミー特別賞受賞)

名実ともに素晴らしいサイレント映画を撮りあげたチャップリンの中期の大傑作であります。

「街の灯」だけしか知らない方、まだチャップリン未見の方、是非ごらんください。

チャップリンは、お笑い芸人である、コメディアンである真骨頂がサーカスでなぞっている本作

僕にとっては、好き好き大好きな作品でありました。

今回の鑑賞では、

ラストの素晴らしい幕切れにさみしさをたまらなく感じました。


追伸
ビデオ版よりDVDの方が音声が明らかに速いです。

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