星4つ
神代監督の四畳半布団の中の悪童
1974年、脚本中島丈博、監督神代辰巳。
日本の映画会社、にっかつ。
一時代をロマンチックなポルノ、浪漫なポルノを目指したかどうかは、わかりませんが、にっかつが追い求めた映画群「日活ロマンポルノ」
私の中の日活ロマポルの最大巨匠「神代辰巳」監督
砂浜で馬跳びをして青春無為探し絡み、私の最高傑作と思ってる「」
マルキドサドを日本の家に閉じ込めたハードスプラッシュSM「少女地獄森は濡れた」
ストリッパーに注目しつつ女性の悲哀を舞台にぶちまけた「一条さゆり濡れた欲情」
70年代の神代作品の神がかった女性達の姿
特に秀抜な時期だったんだなぁと圧倒的な力強さ
俳優力、女優力の素晴らしさ
長廻しの素晴らしさ
があるように思います。
他のロマポル作家と、明らかに何かが違うフォルムを持つ映画監督であります。
そんな中久々に神代作品、「四畳半襖の裏張り」の続編、「しのび肌」。出演は、前作に続き宮下順子さん。
ジュネオンDVD鑑賞となりました。
いやぁエロス。そして神代監督作品のやはり70年代は、素晴らしいですね、本当にやられましたね。
物語は、大正時代。
宮下順子さんが女郎屋の女将さん。
芹めいかさんは、女郎屋の訳あり従業員。
ちなみに絵沢さんは、訳ありの宮下さんの存在役で出演。
ここの宮下さんの女郎屋の旦那さん、野放図な女好き。
そしてそこに訳ありの宮下さんの子供。悪童少年が、いるのです。
その悪童少年をめぐるしのび肌物語。
ある意味
パゾリーニの「テオレマ」
ある意味ちょい離れるけどルイマルの「プリティベイビー」
的な話。
この悪童少年がムチャクチャなしのび肌を展開します。
和風な民謡や節をまわすサウンドにのせて
しのび肌、悪魔の絡み歌が展開
あと日活の戦争プロバガン映画「土」がリスぺ上映。
神代監督作品でたびたび登場する映画館、活動小屋が本作でも出てきます。
神代監督は、絡みを「長い時間の中で捉える」的な発言をしていまして、本当に長廻しで絡みシーンを廻します。
ロマポルだいたい長廻し多いんですが、神代監督の場合は、台詞喋りながらの絡みとか多いですね。
吐息混じりの台詞が特徴的。
とっても
残念だったのが、本作検閲に引っかかってか?
ビデオ倫理委員会に引っかかってか?
モザイクというか
画面に黒いバーが入ります
これが残念。規制ですね。
見せちゃだめなんでしょう。けど表現の自由を侵されていて見る権利を奪われがっくりです。
ロマポルには、たまにこの黒い衝立、たまーに見られますが、、ちょっと反対です。
劇中の台詞であるんですが、
「男と女はアレしきゃないんよ、ばんざーい」
というインサートされる
芹めいかのやる気の無いナレーションが
神代さんのメッセージに聞こえますし、
監督の核となるところなんかなと思いましたね。
やっぱり神代さん、すげぇなぁ。
ある意味日本映画界のセクシャルラブストーリーの大御所なんかもしれませんね。
さて
神代監督が魅せる
四畳半の悪童物語
神代監督の四畳半布団の中の悪童
ぜひ!
追伸
神代監督
「濡れた欲情、徳出し21人」
「快楽学園」
遺作前の「棒の哀しみ」
上記紹介した作品の再見
等々見れたらみたいなぁと思います。
やっぱり神代さん、素晴らしいんで!
追記
「ジャームッシュもジャーマンシネマも俺が先にやってるよ!」
と生前お話していた神代監督なんですが、それは今になって考えると
「確かに」
と神代監督を追っかけ見てみると先にコンセプチャルに表現しているなぁと私は納得できてきましたね。
神代監督の四畳半布団の中の悪童
1974年、脚本中島丈博、監督神代辰巳。
日本の映画会社、にっかつ。
一時代をロマンチックなポルノ、浪漫なポルノを目指したかどうかは、わかりませんが、にっかつが追い求めた映画群「日活ロマンポルノ」
私の中の日活ロマポルの最大巨匠「神代辰巳」監督
砂浜で馬跳びをして青春無為探し絡み、私の最高傑作と思ってる「」
マルキドサドを日本の家に閉じ込めたハードスプラッシュSM「少女地獄森は濡れた」
ストリッパーに注目しつつ女性の悲哀を舞台にぶちまけた「一条さゆり濡れた欲情」
70年代の神代作品の神がかった女性達の姿
特に秀抜な時期だったんだなぁと圧倒的な力強さ
俳優力、女優力の素晴らしさ
長廻しの素晴らしさ
があるように思います。
他のロマポル作家と、明らかに何かが違うフォルムを持つ映画監督であります。
そんな中久々に神代作品、「四畳半襖の裏張り」の続編、「しのび肌」。出演は、前作に続き宮下順子さん。
ジュネオンDVD鑑賞となりました。
いやぁエロス。そして神代監督作品のやはり70年代は、素晴らしいですね、本当にやられましたね。
物語は、大正時代。
宮下順子さんが女郎屋の女将さん。
芹めいかさんは、女郎屋の訳あり従業員。
ちなみに絵沢さんは、訳ありの宮下さんの存在役で出演。
ここの宮下さんの女郎屋の旦那さん、野放図な女好き。
そしてそこに訳ありの宮下さんの子供。悪童少年が、いるのです。
その悪童少年をめぐるしのび肌物語。
ある意味
パゾリーニの「テオレマ」
ある意味ちょい離れるけどルイマルの「プリティベイビー」
的な話。
この悪童少年がムチャクチャなしのび肌を展開します。
和風な民謡や節をまわすサウンドにのせて
しのび肌、悪魔の絡み歌が展開
あと日活の戦争プロバガン映画「土」がリスぺ上映。
神代監督作品でたびたび登場する映画館、活動小屋が本作でも出てきます。
神代監督は、絡みを「長い時間の中で捉える」的な発言をしていまして、本当に長廻しで絡みシーンを廻します。
ロマポルだいたい長廻し多いんですが、神代監督の場合は、台詞喋りながらの絡みとか多いですね。
吐息混じりの台詞が特徴的。
とっても
残念だったのが、本作検閲に引っかかってか?
ビデオ倫理委員会に引っかかってか?
モザイクというか
画面に黒いバーが入ります
これが残念。規制ですね。
見せちゃだめなんでしょう。けど表現の自由を侵されていて見る権利を奪われがっくりです。
ロマポルには、たまにこの黒い衝立、たまーに見られますが、、ちょっと反対です。
劇中の台詞であるんですが、
「男と女はアレしきゃないんよ、ばんざーい」
というインサートされる
芹めいかのやる気の無いナレーションが
神代さんのメッセージに聞こえますし、
監督の核となるところなんかなと思いましたね。
やっぱり神代さん、すげぇなぁ。
ある意味日本映画界のセクシャルラブストーリーの大御所なんかもしれませんね。
さて
神代監督が魅せる
四畳半の悪童物語
神代監督の四畳半布団の中の悪童
ぜひ!
追伸
神代監督
「濡れた欲情、徳出し21人」
「快楽学園」
遺作前の「棒の哀しみ」
上記紹介した作品の再見
等々見れたらみたいなぁと思います。
やっぱり神代さん、素晴らしいんで!
追記
「ジャームッシュもジャーマンシネマも俺が先にやってるよ!」
と生前お話していた神代監督なんですが、それは今になって考えると
「確かに」
と神代監督を追っかけ見てみると先にコンセプチャルに表現しているなぁと私は納得できてきましたね。