星3.5 レッドホードがギャツビー版
謎めいたギャツビー
1974年作品、原作スコットフィッツジェラルド。監督ジャック・クレイトン。
脚本フランシスフォードコッポラ。
予告 The Great Gatsby (1974) - Movie Trailer
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=1MstmidhHNQ#t=1 ちょっと映像の質 悪いですが、、、。
先日ようやく読了した、原作スコットフィッツジェラルド「偉大なるギャツビー」。高校からずううううううっともってるだけでしたが、ようやく読めて、本当にすっきり。
お気に入り作家の村上春樹の愛読書でもあります。春樹さん訳も発売してますね。
私の文庫は下記写真
ながらくビデオのロバートレッドホードコーナーにあったりしましたが、(ビデオでもなかなかのレアビデオでした。)
これは、原作を読んでからみたい
気持ちが強かったです。なぜなら原作のほうが、絶対素晴らしいと思ったのと、
映画の監督さんが、無名の方だったという理由からでした。
そんなこんな、理由からようやく、読書完了記念でさっそくみてみました。ユニバーサルDVDで鑑賞しました。
まず、上記の私の予想妄想があらかた、あたっていたのは、事実です。気になった点、、、いくつか。
それは、映画より小説のほうが、断然良い。ということと、監督さんのどことないカメラワークの素人っぽいアップからの引きのカメラワークがやたらに目に付いた感じがありました。足元、手元、ある一部分からだんだん引きの画になるというカメラワークです。
いやーーだけど 自分の中での登場人物の素晴らしいキャラ的抜擢が、良かったですね!
いやこのミア・ファロー の変わりぶりがすごくて、初めわからなかったです。
すんごい綺麗で、きれくて、やかましそうで、繊細で、、、。抜群のキャスト。
綺麗ですよね、、、。確かに、、!!!
ミアは、ウディの伴侶時代のキャラの残像が、印象強くて、、、。ていうか調べていたら、ミアって、シナトラと結婚してたんですかーーー!!!知らなかった!
強気なポロのブルースダ-ンしかり、主役のサム・ウォーターストンもものすごく、控えめで主役である語り部的、存在感で良かったですね。
あと冒頭 脚本 えーーーー コッポラだったの!!!!! ということでこのころ 初期フランシスフォードコッポラの脚本家時代(「パットン大戦車軍団」)の作品だったんですね、、、。声出ちゃいました。「アメグラ」と「ゴッドファーザー2」の間の時期であります。ていうか、「雨のニューオリンズ」でレッドフォードと関わっていたんですね!!!これもびっくりしました!
見ていくうちに登場人物と顔とイメージが、一致していきました。
しかし、小説の恐ろしく精緻で、技巧的で、なめらかすぎる語り口と歯ごたえの応酬たる人物描写や暗喩、隠喩、にわ「偉大なる」という言葉が合いあいますね。
映画版は、さながら
ミステリアスなギャツビー、
謎めいた怪しいレッドフォードという感じでした。
恋愛部分もサラリとした情愛という感じでしたね、。台詞やボイスオーバーで説明という部分も多かったですね。
そうそうカレン・ブラック出演してました。70年代の元気娘であります。
一見ガススタ娘を決め込んで、ブルースとの情の事にはげみます。
そして レッドホードも正直 謎めいた存在だけで 、ちょっと役柄的に弱い感じでしたが、ファッション必見ですね。
本作 アカデミー音楽賞、衣装デザイン賞受賞してますね。確かにパーティーシーンも必見ですね、、、。このころの金持ちファッション、ハイソモードが、かいまみれます。このミアの宝石をかぶったような帽子もすごいですね。今かぶったらひったくられそう、、。
とっても品の良い、軽い心地の小説的、豪華絢爛ミステリーのようなギャツビー
でありました。
さて
レッドホード版 ギャツビー
ぜひどうぞ!!!
追伸
テレビ版もあるんですね。こちらは、元タランティーノ恋人 ミラソルンビーノ出演してます。
あとこちらも近日みます。バズ「カメラがぐるぐる動かすの大好き、色使い原色多様の」ラーマン監督版
ひとこと
しかし 見比べてみると、 本当に映画の勉強になりますね、、、。原作、映画化、現代のリメイクとみると どんな映画学校いくより 勉強になりますね、、。
あと、監督のジャック・クレイトン。ホラーの「回転」とか、「暗闇がやってくる」とか 寡作ですが、気になっていた監督さんでした。確かにサスペンスぽいにおいが、フィルムにありますね、、、。