星2.9 思い出に変わるまでのマーニー
予告
UTAMOVIE】宇多丸 映画批評「思い出のマーニー」2014.08.09(ザ・シネマハスラー&ムービーウォッチメン)
ウタさんは、かなりかみくだいて見ています。
スタジオジブリ製作、監督米林宏昌。
日本のアニメーションを牽引してきたスタジオジブリ。
その最新作がついに完成、予告鑑賞時は、ノスタルジーな洋風はじめてのお友達的なおとぎ話かなと かなり楽しみに、し、て、たんですね。
船を漕ぐところなんて、なんか友達とのあらぬ避暑地の夏の思い出み、た、い、な話を想定してたんですよね、、、、。
勿論楽しみなんで、初日に行ったんですよ。そしてここまで一ヶ月と数日レビューを寝かしたんです。子供さんもたくさんいらっしゃったイオンシネマさんで鑑賞してきました。
まず、
良かったのは、湖の色彩や空とうとうのジブリブランド色彩自然描写、種田マジックの美術は、必見でございます!
それと声優さんもとっても良かったですよ!北野組の寺島進さんが参加してたのが一番びっくりしました、、、。「ソナチネ」で雨シャンプーしてた人がジブリにでるなんて(含み笑)
ですが、、、以下不満だけです。すいません好意的な方は、ごめんなさい。
とにかく中盤から マーニーが思い出になるほど 魅力的じゃないというか
謎だらけでね 物語を追いかけるのがおっくううになってきたんですよね、、、。
ある建物をめぐるエピソードのころから「はや終われ」コール久々に心からきこえてきまして、、、、けっこう久々でした。
もう
「わからない」し、「どうでもいい」みたいな主人公の好き好き連発とマーニーたる愛好人物の因果関係が正直ドーデも良くなってくる展開にしか感じないんでよね。
だけど声優、風景は、すばらしいんです。最後まで。心の物語のシンクロは、考えてるんです。
この主人公 なんなん???
このマーニーが好きだから???なんなん????
怒りの部分
あなたは、周りを好きになりたいの?
あなたは、マーニーとどうなりたいの?
あなたは、元気なん、過去の何が気に入らず、何がすきなん、どういう折り合いなん?
ちゃんと現実逃避してるん?とかね、、こんなら「エヴァ」のテレビ版のほうがちゃんと逃避してるよとか思ってきます。
西洋風のマーニーと北海道の自然の和洋折衷の違和を愛でるとは、何?どういうつもり?とか、、、、
もうね、、、中盤からそういう疑問が渦巻いて 思いが、考えというか
思考する「マーニー」
になるんですね。
思い出なんだろうけど、思いが錯綜するのもわかるんすよ、、現実とね、逃避してね、。それにしてもひっぱって
その台詞的片付け(それを行動や、衝突や、会話や、脚本がぜんぜんわかりにくいととっても思いましたね)
ですべてが解決するのも納得いかなくてね、、、。
だってね、映画冒頭から「(心象表現としてね)外」とか「内」とか いうんですよ、、、。ゴダールの映画かよ?っておもっちゃってね、、、
いきなりムズイし、元気ねーし、その上理屈っぽい恋愛同姓感情に
正直 どーでもいい という感じで シンクロを拒否する
という感じで マーニーのエピソードが落ち着いてくると
ずーーーーーーっとこの映画の不可解さと主人公とマーニーの関係性を思考し
思い出に変わるまでいまだ、よくわかっていません。この映画の面白さを考えています。
というかジブリブランドでは、「コクリコ坂」同様の最下層な面白くない感じの私は、
この映画2014年の一番の問題作だと思いますよ!!! だって。。面白さがよくわからないんだもん。
おまけに公開後の「ジブリ解体ニュース」の暗澹ニュース
それと逆に「宮崎駿のアカデミー名誉賞受賞」という素晴らしい快挙の裏打ちするジブリニュース。
あとうちの母のこの原作は、「おもしろくなかった」の発言
職場の評判のおうおうにして悪い評「意味わからない」「寝た」「ドラえもんをみれば」という生の声。
同席していた子供たちに どう 伝わったんだろう!
そして大人に伝わってるんかな、、、。
さて
あなたは、 どうみるでしょうか?
米林監督の
見に行くのを迷っているかたは、DVD、テレビでどうぞ!
思い出に変わるまでのマーニー 思考するマーニー
私は、いまだにこの映画のよさが少ししかわかりませんでした。べつにもう一回みたいとも思いません、、、。残念です。それが素直な気持ちです。はい、。
追伸
心象表現と片付けられた台詞と謎みたいのも どうーーでも良くて、、、。
「ディアドクター」以来だなーーこういう匙投げ感かんじたの。
やっぱり 宮崎駿の鑑賞眼と 高畑勲の脚色力を改めてすごいと思い直したのも事実でした。改めてね、、、。すごいなと。「風たちぬ」と「かぐや姫の物語」は、、メガすごいなと。