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ルイマル監督「さよならの子どもたち」

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星5つ


ルイマルのさよならの子どもの瞳



1987年脚本監督ルイ・マル。



ビデオ屋の廃棄寸前作品を見てみようシリーズ

今回は、ヌーヴェルヴァーグ以後の新世代

受話器から愛の殺人昇降機「死刑台のエレベーター」

ただその男はつらく思いつめた「鬼火」

アメリカ進出で描いた青少年の性の小屋「プリティベビー」(挫折)

遺作にして意外、作り込む面々に着目した演劇作劇ドラマ「42丁目のワーニャ」

そして私のルイマルベストでオールタイム映画

なんと素敵で意地悪で可愛いザジが見た可笑しな世界。
それはルイマルのサイレントアプローチでルイマルが私財を投げ売り製作した大好き大好きな作品「地下鉄のザジ」


鑑賞履歴以上。


今回は、ルイマルの児童映画のような赴き「さよならの子どもたち」をチョイス。カルチャーパブリシャービデオ鑑賞となりました。


いやいやいやいや!素晴らしい!

ラストのあっさりした感じながらも、

素晴らしい光のような涙を私は頂いた気がしました。
その2人のフェアウェルチャイルドの無垢な瞳の素晴らしさ



物語は、戦時中の修道学校寄宿舎。そこのとあるクラスに転校生。その子にはとある秘密がありました。そしてそのクラスには、戦時下ゆえの背景がありました。さていかに?


戦時下の修道学校からしだいにエピソードが積み重なっていきます。

竹馬に乗ってつつきあったりするんですね。竹馬、乗りましたねー。

中心人物の2人の子どもが、まあ可愛い

そして憎らしい
腹立たしい
優しい
苛立たしい
騙す心
盗む心

様々な顔を見せてくれます。必見です。我々が子ども立った頃を想起させる子ども映画であります。

トリュホーの「思春期」も同様なフィルム特色でありましたね。テーマ性は本作とちがいますがね。


劇中映画を見るシーンがありましたが、私のアイドル、 チャップリンでありました。ちょうどこの映画のテーマのような「チャップリンの移民」が上映されていました(笑)

ルイマルがサイレント映画好きなのがやはりわかりますね。「地下鉄のザジ」を見た時、すぐ思いましたね、
ルイマルは、何度もサイレント映画を愛でた、サイレント小屋に通った経験があるんだなぁ、その時思いました。



私は、
ラストの幕切れの子どもの見つめ合いに素晴らしい瞬間を見れた気がしましたね。

決して大袈裟大仰じゃなくて

誠にあっさりバッサリ魅せてくれた

素晴らしい瞬間を魅せてくれたような気がします。

「地下鉄のザジ」といいルイマル監督も子ども映画の素晴らしい表現をした子ども作家監督であると私は思ってます。

ゴダールなんて全く撮れませんからね、子どもが出る映画。本当に作家の特性でありますね。

ルイマルは、監督の出生としては、大富豪の家族の出であります。(悪く揶揄されたりするが、私はそうは思いません。)



さて
ルイマルが魅せてくれたさよならの子どもの瞳

さよならの子どもたち(邦題つけた方素晴らしいです。)


本当に素晴らしい作品です、ぜひ!どうぞ!



追伸
ルイマル引き続き、ビデオ鑑賞。カルト作品と言われる「ブラックムーン」、二回めの挑戦します。

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