星5つ
ホウシャオシェンの台湾兄弟の静けさ
ベネチア映画祭金獅子賞受賞。英語題「City of sadness」。1990年、フランス映画社配給。監督ホウシャオシェン。
私のビデオ屋のもうすぐダンボールに入れられて廃棄物処分になる前に見ておこうシリーズ
うちのビデオ屋の最上段と最下段(いっち下)がVHSです。辛うじて、脈絡意図関係ないラインナップで残されたビデオ。
その廃盤寸前の作品を見ていこうシリーズ
今回は 台湾ニューシネマシリーズ、監督ホウシャオシェン。
最近は、フランス映画「赤い風船」リスペクト映画、「ホウシャオシェンレッドバルーン」や
日本映画の小津安二郎好きがこうじて引き受けてしまった作品、私にとっては残念な作品「珈琲時こう」
など急速に作品数が減り、リスペクト作品製作が続いているホウシャオシェン監督。
出会いは、私のオールタイムベスト映画のひとつ「恋恋風塵」
台湾にすれ違うピュアネス、田舎に届く静かな愛、引き剥がし
本作でホウシャオシェンを覚え、追っかけ鑑賞。
ひたすら画面からはみ出し舞い戻る憂鬱な登場バイクと台湾人と喧騒喧嘩。新しいホウシャオシェン映画「憂鬱な楽園」
台湾人の若者がひたすら騒いで、働いて、喧嘩して佇み、踊りふざける純無垢な若者「フンクイの少年」
チャンチェ、スーチーが三時代をすり抜け、歴史的に駆け抜けた「百年恋歌」
なぜかラストは、ホウシャオシェンの思い出の「夕張映画祭」の夕張がうつる「ミレニアムマンボ」
等々鑑賞。
ホウシャオシェンのフィルム特性
遠景近景をつなぐ固定カメラ
素朴な人達
静かにつなぐ風景、自然
わかりにくいほどの遠景
つむぐ愛
アジア映画、台湾でもこんな素晴らしい映画を作っている映画監督がいたんだなぁと若き頃いたく感心し、
故淀川長治先生の映画エッセイも手伝い
お気に入り監督になったのです。
DVDは、紀伊国屋さんがボックスのみ発売しています。
本作は、ホウシャオシェンの代名詞という作品。
私はながらく 敬遠していたホウシャオシェンの苦手系歴史大作っぽい感じの作品
ようやく中年になったので理解できる と思い若い時から知ってましたが、トニーレオンも出ているという事で、東宝ビデオ鑑賞となりました。
(借りたビデオがシールも剥げて、新たなシール添付されていて、手書きマジックで間違えたタイトル記入してありましたが、ビデオの保存状態愛に感謝です。)
トニーレオンのとあるシーンに涙が落ちる。
静かな襖から覗いたような台湾人達がパクパク静かに食べている姿
山あい
港付近
賑わう段差のある都市
もっと
歴史的劇的悲壮感あらわな感じの年代歴史物では、全くありません。
固定カメラで
遠くから覗いた
日本語、台湾語?、中国語が 入り混じった兄弟が
ホウシャオシェンカッツにのせて
切り取らた
台湾兄弟の静けさのようなたたずまいを見届けたようでした。
本当分かりづらい映画なんですが、家族構成やら、キャラクターやら、どの兄弟が誰よ?、とか
決してアップで説明したり、 劇的な暴力や歴史的弾圧のようなものも
ホウシャオシェンは、豆つぶもやしのような遠景で捉えていきます。
トニーレオンは、どうやら聴覚障害者のようです。そしてなにかに巻き込まれるようなんです。
ホウシャオシェン初期映画の常連おじいさん、リーティエンルー。
ホウシャオシェン映画初期のミューズ、シンシューフェン。お人形さんのようなの姿、トニーレオンを支える寄り添い。
シンシューフェンは、「恋恋風塵」でやられて以来です。
真っ白なお雛様みたいなんですよねー。
見終えた後、
台湾の事件、蒋介石、戦後、台湾人中国人の衝突
Wikipediaで調べつつ
沢山のレビューを読みつつ
トニーレオンの起用理由
等々
より本作の背景を理解した次第。
やはりホウシャオシェンの静かなカッツに
右往左往する台湾ヒストリーと兄弟模様
トニーレオンもさることながら、個性違うキャラクターの兄弟達ゆえの変化に
ラストまでのたどりついた結末に
静かなサドネスを感じたしだいでした。
ビデオで見ておいて良かったなぁ!
さて
ホウシャオシェンの台湾兄弟の静けさ
是非見れる手段があれば、ぜひ。
追記
このビデオシリーズ特定監督さんで見ていきたいと思ってます。
予定ラインナップ
ルイマル
ホウシャオシェン
クロードルルーシュ
ホウシャオシェンの台湾兄弟の静けさ
ベネチア映画祭金獅子賞受賞。英語題「City of sadness」。1990年、フランス映画社配給。監督ホウシャオシェン。
私のビデオ屋のもうすぐダンボールに入れられて廃棄物処分になる前に見ておこうシリーズ
うちのビデオ屋の最上段と最下段(いっち下)がVHSです。辛うじて、脈絡意図関係ないラインナップで残されたビデオ。
その廃盤寸前の作品を見ていこうシリーズ
今回は 台湾ニューシネマシリーズ、監督ホウシャオシェン。
最近は、フランス映画「赤い風船」リスペクト映画、「ホウシャオシェンレッドバルーン」や
日本映画の小津安二郎好きがこうじて引き受けてしまった作品、私にとっては残念な作品「珈琲時こう」
など急速に作品数が減り、リスペクト作品製作が続いているホウシャオシェン監督。
出会いは、私のオールタイムベスト映画のひとつ「恋恋風塵」
台湾にすれ違うピュアネス、田舎に届く静かな愛、引き剥がし
本作でホウシャオシェンを覚え、追っかけ鑑賞。
ひたすら画面からはみ出し舞い戻る憂鬱な登場バイクと台湾人と喧騒喧嘩。新しいホウシャオシェン映画「憂鬱な楽園」
台湾人の若者がひたすら騒いで、働いて、喧嘩して佇み、踊りふざける純無垢な若者「フンクイの少年」
チャンチェ、スーチーが三時代をすり抜け、歴史的に駆け抜けた「百年恋歌」
なぜかラストは、ホウシャオシェンの思い出の「夕張映画祭」の夕張がうつる「ミレニアムマンボ」
等々鑑賞。
ホウシャオシェンのフィルム特性
遠景近景をつなぐ固定カメラ
素朴な人達
静かにつなぐ風景、自然
わかりにくいほどの遠景
つむぐ愛
アジア映画、台湾でもこんな素晴らしい映画を作っている映画監督がいたんだなぁと若き頃いたく感心し、
故淀川長治先生の映画エッセイも手伝い
お気に入り監督になったのです。
DVDは、紀伊国屋さんがボックスのみ発売しています。
本作は、ホウシャオシェンの代名詞という作品。
私はながらく 敬遠していたホウシャオシェンの苦手系歴史大作っぽい感じの作品
ようやく中年になったので理解できる と思い若い時から知ってましたが、トニーレオンも出ているという事で、東宝ビデオ鑑賞となりました。
(借りたビデオがシールも剥げて、新たなシール添付されていて、手書きマジックで間違えたタイトル記入してありましたが、ビデオの保存状態愛に感謝です。)
トニーレオンのとあるシーンに涙が落ちる。
静かな襖から覗いたような台湾人達がパクパク静かに食べている姿
山あい
港付近
賑わう段差のある都市
もっと
歴史的劇的悲壮感あらわな感じの年代歴史物では、全くありません。
固定カメラで
遠くから覗いた
日本語、台湾語?、中国語が 入り混じった兄弟が
ホウシャオシェンカッツにのせて
切り取らた
台湾兄弟の静けさのようなたたずまいを見届けたようでした。
本当分かりづらい映画なんですが、家族構成やら、キャラクターやら、どの兄弟が誰よ?、とか
決してアップで説明したり、 劇的な暴力や歴史的弾圧のようなものも
ホウシャオシェンは、豆つぶもやしのような遠景で捉えていきます。
トニーレオンは、どうやら聴覚障害者のようです。そしてなにかに巻き込まれるようなんです。
ホウシャオシェン初期映画の常連おじいさん、リーティエンルー。
ホウシャオシェン映画初期のミューズ、シンシューフェン。お人形さんのようなの姿、トニーレオンを支える寄り添い。
シンシューフェンは、「恋恋風塵」でやられて以来です。
真っ白なお雛様みたいなんですよねー。
見終えた後、
台湾の事件、蒋介石、戦後、台湾人中国人の衝突
Wikipediaで調べつつ
沢山のレビューを読みつつ
トニーレオンの起用理由
等々
より本作の背景を理解した次第。
やはりホウシャオシェンの静かなカッツに
右往左往する台湾ヒストリーと兄弟模様
トニーレオンもさることながら、個性違うキャラクターの兄弟達ゆえの変化に
ラストまでのたどりついた結末に
静かなサドネスを感じたしだいでした。
ビデオで見ておいて良かったなぁ!
さて
ホウシャオシェンの台湾兄弟の静けさ
是非見れる手段があれば、ぜひ。
追記
このビデオシリーズ特定監督さんで見ていきたいと思ってます。
予定ラインナップ
ルイマル
ホウシャオシェン
クロードルルーシュ