星五つ カンパニー松尾監督が、アイドル「ビス」をドキュメントした!!!
予告
『劇場版BiSキャノンボール2014』(以下「ビスキャノ」と表示。)予告編
劇場版 BiSキャノンボール 2014 特報 アイドル vs AV監督編
製作スペースシャワーTV、ハマジム。編集主演監督カンパニー松尾。
出演カメラ以下 バクシーシ山下、ビーバップみのる、タートル今田、梁井一、嵐山みちる。
2015年最初の日本映画に とびっきりの個人的念が入った個人的娯楽作が公開され、昨年から、越後上映を知り、一切情報を遮断しておりました。
監督 カンパニー松尾。 大人の映像監督、世間で言う「AV監督 」であるカンパニー松尾監督の待望の一般映画であります。
僕、な、り、の、いいかたですと、ビデオ時代からのファンである、Ⅴ&Rの「noahセレクト」レーベル時代「私を女優にしてください」ビデオからおっかけてきた ドキュメント映像作家である、カンパニー松尾監督の一般劇場映画であります。
まず、なんで本作が、「キャノンボ-ル」なの?というのは、説明がいります。
(キャノンボールとは、アメリカ横断大陸レースをモチーフにし、ジャッキーが出演している映画「キャノンボール」という車レース作品があります。)
カンパニー松尾監督の前作「劇場版テレクラキャノンボール2013」の大ヒットを受けて、本作その流れを汲んでいる という特性があります。続編的資質があるということです。
その特性たる説明を詳しくは、劇場版テレクラキャノンボール2013のルール説明ウィキより抜粋。以下。
「ステージは、RUNステージとSEXステージに分かれていて、終了時のステージ合計獲得ポイントによって順位が決められる。RUNステージは、決められた移動区間をオートバイや自動車などで移動し、到着順でポイントが与えられる。SEXステージは、ナンパ、テレクラ、出会い系サイトなどを用いて、各都市で素人女性を制限時間内に撮影し、その行為内容などによってポイントが与えられる 。優勝者には、優勝賞品としたキャノンボールマスコットガールとのSEXの権利と栄誉が与えられる。」
というアダルトビデオの企画物の劇場版が、テレキャノであります。そのテレキャノ出演者達、
すなわちカンパニー松尾クル-が、
なんと 一般アイドルをドキュメントする
という普通に考え
無理 という難題クレーム問題を
とあるアイドルの「解散コンサート」に密着させて、かつテレキャノ方式でちょっかいか?ドキュメント化?するという話を 映画ニュースと昨年の「テレキャノ」上映会で監督自身のトークショーから聞きつけていました。
ちなみにアイドル「BIS」は、シネウインドで上映された「アイドルイズデッド」
(未見)に出演していたアイドルの方々かなというぐらいで全く無知白紙状態。
どんな作品になるだろう???いや面白いドキュメントになるに決まってるじゃんと昨年より楽しみにしてきました。
2015年3月の一週間限定上映、越後シネウインドにて鑑賞してまいりました。
まず、大前提の諸注意喚起をひとつ。女性は見ても どうなんだろう。不快に感じる方が大半なのかな、、、。アダルトビデオ精神にのっとってますので、、、ご注意ください。以下そういう趣旨の感想です、、、よろしくお願いします。
勿論普通に考えてみると、、、見る前の予想は、絶対成立しないんです。その予測は立ちます。だって どんな「アイドル」でも「セックス」が流失したら、すぐメディアにながれますでしょ!!!そんな限界突破は、なされなていない、ニュースにもなってないので、だいたい絶対的結末は、おおむね予想はついていたんですが、
いやいや違うんですよ!!!本作の面白さは、
その ドキュメンタリストカンパニー松尾クルーの各人のカメラ片手のドキュメントが、見れるという点であります。
そしてそれが、その「アイドルBIS」に「上記テレキャノルール」が秘密で進められ、対峙していく、キャノンボ-ルしていく、アイドルに対峙する監督達のまるで異種格闘技のような絶対にまじわっては、いけない異世界を交錯させている点の素晴らしさにあります。
だって「タノキントリオ」が、「おにゃんこ」が、「akb」が、AVとまじわったことありますか???いやいやないない。
それが、実現してしまったのです。しかも日本有数のドキュメンタリストである通称「AV監督」が、がちでテレキャノルールに挑んで車内で、部屋で過ごします。その顛末ドキュメンタリーが、このビスキャノであります。
いやーーー素晴らしかったです、そしてこのカンパニー松尾クルーの巻き起こす
一人ひとりのコミュニケイト
そのふれあい
その対決
その顔面と体のぴりぴりするやりとり
不可解な要求対アイドルの疲れと疑念
馬鹿笑いと喜怒哀楽と爆弾爆発するハプニング
そしてそれぞれの結末 すべて カンパニー松尾隊長の教えに従い「ネタバレ厳禁の秘密」なんですが、 とにかく 必見です!!!
ドキュメンタリスト カンパニー松尾監督の悩みに悩み、改変もした
素晴らしい編集が とにかくスリリング!!!必見であります。
監督達はしかけます。そして、話をききます。
「アイドル」とは?
なんで「あなた」は解散するの?
今「何」をやろうとしているの?
スリリングな秘密の探りあいと カンパニー松尾クルーのエッチなルールとドキュメント
それは、すなわち アイドルとの 騙しあいが
いつのまにか アイドルの内面を掘り下げていきます。そしていつのまにかアイドル「ビス」の人間性、女性たる一人一人の微量なぶっちゃけた姿やそれぞれの悩みや、本性や、羞恥、苦しみや、喜怒哀楽が刻々と映し出されていきます。
こういう「アイドル」の本来のらしい映像が全くない そこが、本作の味噌で見せ場。
えー、そこには、アイドル特有の可愛い面とか演出的な「歌唱パフォーマンス」や解散コンサートの表や裏など一切省略断絶。
カンパニー松尾が魅せてくれる アイドル「ビス」の女性達の純粋なものがそれぞれにみえてくるのです。
これは、「エーケービー」のドキュメント映画に出せないでしょう、絶対に。なんで影のフィクサーであり出演者である本作の「ビス」プロデューサー、渡辺淳之助さんの手腕も大きいところであります。渡辺さんの姿勢も必見ですよ!!!
とにかく、次どうなるの、どうなるのこの修羅場、このぶつかり、、、。
松尾クルーの馬鹿笑いは、、、
はたして本当のバカ笑いなのか?
冷たい笑いなのか?
カンパニー松尾監督の本来の素晴らしき編集とともに6人を次次にドキュメントコンパクトしていきます。目が離せません。
私は、個人的に ラストの隊長の姿、結末が、すべてを表現していて 大好きです。
あの姿とラストカットがチラシにある
「アイドル対AV監督」
を結んでいると痛感しました。
松尾クルーの各監督達のそのドキュメント姿勢全て必見!!!
バクシーシ山下の冷静な視点
ビーバップみのるの必見たるそして一番の見せ所な爆弾なくどき
タートル今田のまさしく温和なタッチ
梁井一のノリノリなハマジム魂ぶり
嵐山みちるの真摯な研究生のようなタッチ
そしてカンパニー隊長のま正面からぶつかったアイドルとの姿。特に隊長の姿は、初期の衝突しまくったころの隊長を彷彿させます。本当に必見です、世のカンパニスト、カンパニー松尾ファンは、マジ必見。
ぐちゃぐちゃな感情を整理すべくここまで寝かしました。そして もっと「ビス」が知りたい!と思い
鑑賞後ユーチューブで「ビス」の動画や歌、ライブ、PVを見まくりようやくビスのアイドルたる可愛さや楽曲の奇抜さやそれまでの「かわったアイドル」の軌跡をおいかけました。
こんなに 面白いドキュメント。今作れる人 いませんよ、、、絶対!!!
日本映画がひれふすときが、きたんです。カンパニー松尾が、(平野勝之監督「監督失格」に続き、、、)日本映画史に名を連ねる2015年である
ということだと思います。知名度も認知もきっと、差別もうけるかもしれない作品にみえるかもしれません。
しかしわたしは、素晴らしくくだらない暴挙をやりとげて今も全国行脚、ヒットを自主行脚している監督を大応援します!!!がんばってください。ハマジムクルー、勿論カンパニー松尾クルーの皆様も応援しております。
カンパニー松尾監督が、アイドル「ビス」をドキュメントした!!!
いや
テレキャノクルーの無謀たる試み、ビスの解散コンサートを無理解に突入する。
突入したら
ビスのアイドルの彼女達の魅力が、異質にも、まがったかんじでも伝達した
大変面白く壮大な野心的ドキュメンタリーでありました。
追伸
カンパニー松尾隊長!!!また越後にきてください。ハマジムのご発展応援してます。l
いや、隊長は、
小川伸介や羽二進や原一男監督に次ぐ ドキュメンタリストだと信じています。バク山さんもね、、、!!!
まさかの大予言
「2015年映画秘宝ベストテン」にランクイン確実か!!!