タヴィアーニ兄弟の塀の中のいかついブルータス!お前もかっ!
ベルリン映画祭金熊賞受賞。監督パオロ、ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟。
2013年の欧州アジア映画劇場映画作品で、これだけは見ておきたい作品の一本でした。(ほか「愛、アムール」「セディックパレ二部作」「奪命金」年内この三作は、絶対見たいかなと。)
それは
欧州の佳作な兄弟作家、タヴィアーニ兄弟。
ハードな凶暴父と息子の土着な家族物語
「父、パードレパドローレ」(20代前半に見たかなぁ。レアビデオでしたねぇ。)
結構中規模トラウマティックな印象を受けた映画作家であります。(あとドイツ映画「ブリキの太鼓」も同様のトラウマ体験であります!)
そんなタヴィアーニ兄弟が新作を撮りあげたということで「見たい作品リスト」に挙げておりました。
ドキュメンタリー
そのまんまの刑務所の演劇
タヴィアーニ兄弟の半ドキュメンタリーかな?
と思いながら準新作レンタル致しました。
まあまあ、なんと いかつい囚人達の演劇でしょう!
シンプルなシェークスピア演劇
プラス
演じる囚人達のドキュメンタリーを並行して描いた
作品でした。
シェークスピアさっぱりわかりませんが、
「プルータス!お前もかっ!」
で判りました!
まあなかなか演劇の中身は、正直イマイチわかっていませんが、、、シェークスピアに不得意。
まあ演じるゴツい
俳優の素晴らしい事素晴らしい事!
そんじょそこらの名だたる俳優がかなわいほど
素晴らしい迫力と風体と男力で魅せてくれますよ!
勿論刑務所内の実習なんで、行き過ぎた描写、暴力などは写りませんのでご安心を!
しかし刑務所内のちょっとした人どなりや個性がぶつかる感じが本作最大の見所でありましたね!
シーザー
プルータスの史劇の中に囚人達の閉じ込められた力強さが解放されているようでした!
刺激的知的力強さに満ちたタヴィアーニドキュフィクションでございました!
さて
タヴィアーニ兄弟の塀の中のシェークスピア
タヴィアーニ兄弟の塀の中のいかついブルータス!お前もかっ!
知的な力で囲まれた塀を覗いてみませんか?
追伸
80超えてなおも撮るタヴィアーニ兄弟にリスペクト!