星4、2
石井輝男のランポ島奇談
1969年東映作品。
原作江戸川乱歩。
企画岡田茂、天雨完次。
脚本掛札昌裕。
脚本監督石井輝男。
長らく見たい作品だった。
2018年突然のソフト化。
情報はやっぱり速いツイッター。リツイートから本作予約情報が漏れる。
えっ!と声もれ。
いつもの中古屋ハンターフィールドワークを行うとなんだか海外輸入版(シナプスレーベル)がブーオフにかなりの半額値段でうっていて思わずゲット!
そもそもの話し。本作は、長らく名画座の恒例日本カルト映画で名高い。石井輝男といえばの裏代表作でもある。
石井輝男作品そもそもソフト化も全作品しているわけではない。
一部ビデオ化していたり、たまにDVD初発売したりと東映さまによりけり。
なかでも本作の写真からのイメージ、踊りの土方さんのサンカイジュクのような白イメージで妄想膨らむ。
なんでSNS無き若い時は、ワイズ出版本「恐怖奇形人間」の写真本を見て想像していたという熱望ぶりだった。
時たちSNS発達により予告が見れるようになり、輸入DVDの存在も知った。
こんなに長く日本で見られないからどんな作品だよとあらぬ妄想十数年。
そんなんでようやく2018年自宅シナプスDVD芸術の秋カルト鑑賞した。
いやあなるほどなあ!これが奇形人間かあ。
笑える所もあるし、最後なかなかロジカルな展開、あっ原作江戸川乱歩だっけみたいな感じで妙にまとめていてすっきりさせて
ラスト文字通りはじける最後。
要は石井輝男の江戸川乱歩アプローチ、アンチモラルバージョンみたいな世界観だった。
前半は吉田輝男のラインシリーズのような出生証明書秘密解き明かし物。
後半から一気にアンチモラルを土方さんつながりで魅せる感じというながれ。
前半の探偵みたいな吉田のなりすまし解説が笑える。
「危ないとこだった」みたいな心境言葉が笑える。
そしてわりにラブラブしている所もポイント。
この情愛にのめり込むフリがラストに生きてくる。
後半の江戸川乱歩島の美術、ランポ土方劇団のような人間姿必見!
まあこれがズバリ発禁理由だ!
障がいしゃ
人間動物化
双生児
小人
汚い姿
狂った人間達
etc
みたいなまさしく奇形人間が出てくる。
けど凄いやり尽くした石井輝男の江戸川乱歩魂が入ってます。
1969年だもんね。半世紀前だ。凄いなあ。
石井輝男の撮り順からいくと異常性愛シリーズの最終作品に当たってます。また
この年7本!!!
も劇場新作かけてるって異常だよなあ。ある意味時代です。映画隆盛期かもしれない。今年に2本がやっと。スピルバーグでも三池崇史でもという感じ。
特典映像で言ってたのが、石井輝男は、本作に昔から熱中していた江戸川乱歩の要素を詰め込んだとのこと。
「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「パノラマ島奇談」などなど。それを踊り土方さん起用出演してキャラにしたて作り上げた素晴らしい融合だった気がします。
なんか土方さん揺れ揺れした踊りですね。踊りとかカクカクした感じ見ると「貞子」の元ネタにも見えてきたなあ。
鼻に白
人間に白をまぶすのが基調となっていますよね。人間石綿、綿飴みたいなっている。
「石井輝男映画魂」によると土方さん、演出に力が入ると真面目ガチンコで、土方劇団じゃない人が違う動きをすると
石を投げつけ怒る
という暴挙。石井監督も崖だろうとなんだろうとノリノリに動く土方さんを映し出したようだ。凄いなあ。気むずかしそうなのは伝わりますがね。
土方さんの怨念ダンス必見!
石井輝男が念願だった江戸川乱歩ワールドを今までの性愛シリーズカットで魅せてきた集大成世界観にもみえます。
いやあこの質感が凄いですよねえ。
この異常性愛シリーズで
エログロ
スプラッター
セックス
猟奇殺人
サドマゾ
同性愛
タトゥー
獣姦
アート
絶対服従
暴力
まで日本映画、しかも東映看板しょってここまでやったの石井輝男だけ。
その系譜を塚本晋也、三池崇史が追っている。
いやあチープな感もあるけど凄いなあ。だけど、ぶっとび感は、ラスト収束し、なんか妙にしんみりとラスト爆笑暴発していて語り継がれる作品に成長したんだなあ。
異常という意味合いなら他の「ハレンチ」やら「私刑」の方がもっとぶっ飛んでいる。
世界観を閉じ込める的には素晴らし過ぎるよなあ。
いやあようやく石井輝男の異常性愛シリーズ全部みれたあ、すっきり!しました。全部ソフト欲しいです!
さて
石井輝男のランポ島奇談
石井キングオブカルト作品。
石井輝男ファン
ホラーファン(全然怖くないが、、、)
ぜひご覧ください。
追記
石井輝男未ソフト化、他「キンキンのルンペン大将」が気になってます!
あと石井輝男が気に入らない、揉めた作品、ヒデキの「ザ・ヒットマン」とか。
YouTubeで喋る版
https://youtu.be/uSnRLrkUCOw
石井輝男のランポ島奇談
1969年東映作品。
原作江戸川乱歩。
企画岡田茂、天雨完次。
脚本掛札昌裕。
脚本監督石井輝男。
長らく見たい作品だった。
2018年突然のソフト化。
情報はやっぱり速いツイッター。リツイートから本作予約情報が漏れる。
えっ!と声もれ。
いつもの中古屋ハンターフィールドワークを行うとなんだか海外輸入版(シナプスレーベル)がブーオフにかなりの半額値段でうっていて思わずゲット!
そもそもの話し。本作は、長らく名画座の恒例日本カルト映画で名高い。石井輝男といえばの裏代表作でもある。
石井輝男作品そもそもソフト化も全作品しているわけではない。
一部ビデオ化していたり、たまにDVD初発売したりと東映さまによりけり。
なかでも本作の写真からのイメージ、踊りの土方さんのサンカイジュクのような白イメージで妄想膨らむ。
なんでSNS無き若い時は、ワイズ出版本「恐怖奇形人間」の写真本を見て想像していたという熱望ぶりだった。
時たちSNS発達により予告が見れるようになり、輸入DVDの存在も知った。
こんなに長く日本で見られないからどんな作品だよとあらぬ妄想十数年。
そんなんでようやく2018年自宅シナプスDVD芸術の秋カルト鑑賞した。
いやあなるほどなあ!これが奇形人間かあ。
笑える所もあるし、最後なかなかロジカルな展開、あっ原作江戸川乱歩だっけみたいな感じで妙にまとめていてすっきりさせて
ラスト文字通りはじける最後。
要は石井輝男の江戸川乱歩アプローチ、アンチモラルバージョンみたいな世界観だった。
前半は吉田輝男のラインシリーズのような出生証明書秘密解き明かし物。
後半から一気にアンチモラルを土方さんつながりで魅せる感じというながれ。
前半の探偵みたいな吉田のなりすまし解説が笑える。
「危ないとこだった」みたいな心境言葉が笑える。
そしてわりにラブラブしている所もポイント。
この情愛にのめり込むフリがラストに生きてくる。
後半の江戸川乱歩島の美術、ランポ土方劇団のような人間姿必見!
まあこれがズバリ発禁理由だ!
障がいしゃ
人間動物化
双生児
小人
汚い姿
狂った人間達
etc
みたいなまさしく奇形人間が出てくる。
けど凄いやり尽くした石井輝男の江戸川乱歩魂が入ってます。
1969年だもんね。半世紀前だ。凄いなあ。
石井輝男の撮り順からいくと異常性愛シリーズの最終作品に当たってます。また
この年7本!!!
も劇場新作かけてるって異常だよなあ。ある意味時代です。映画隆盛期かもしれない。今年に2本がやっと。スピルバーグでも三池崇史でもという感じ。
特典映像で言ってたのが、石井輝男は、本作に昔から熱中していた江戸川乱歩の要素を詰め込んだとのこと。
「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「パノラマ島奇談」などなど。それを踊り土方さん起用出演してキャラにしたて作り上げた素晴らしい融合だった気がします。
なんか土方さん揺れ揺れした踊りですね。踊りとかカクカクした感じ見ると「貞子」の元ネタにも見えてきたなあ。
鼻に白
人間に白をまぶすのが基調となっていますよね。人間石綿、綿飴みたいなっている。
「石井輝男映画魂」によると土方さん、演出に力が入ると真面目ガチンコで、土方劇団じゃない人が違う動きをすると
石を投げつけ怒る
という暴挙。石井監督も崖だろうとなんだろうとノリノリに動く土方さんを映し出したようだ。凄いなあ。気むずかしそうなのは伝わりますがね。
土方さんの怨念ダンス必見!
石井輝男が念願だった江戸川乱歩ワールドを今までの性愛シリーズカットで魅せてきた集大成世界観にもみえます。
いやあこの質感が凄いですよねえ。
この異常性愛シリーズで
エログロ
スプラッター
セックス
猟奇殺人
サドマゾ
同性愛
タトゥー
獣姦
アート
絶対服従
暴力
まで日本映画、しかも東映看板しょってここまでやったの石井輝男だけ。
その系譜を塚本晋也、三池崇史が追っている。
いやあチープな感もあるけど凄いなあ。だけど、ぶっとび感は、ラスト収束し、なんか妙にしんみりとラスト爆笑暴発していて語り継がれる作品に成長したんだなあ。
異常という意味合いなら他の「ハレンチ」やら「私刑」の方がもっとぶっ飛んでいる。
世界観を閉じ込める的には素晴らし過ぎるよなあ。
いやあようやく石井輝男の異常性愛シリーズ全部みれたあ、すっきり!しました。全部ソフト欲しいです!
さて
石井輝男のランポ島奇談
石井キングオブカルト作品。
石井輝男ファン
ホラーファン(全然怖くないが、、、)
ぜひご覧ください。
追記
石井輝男未ソフト化、他「キンキンのルンペン大将」が気になってます!
あと石井輝男が気に入らない、揉めた作品、ヒデキの「ザ・ヒットマン」とか。
YouTubeで喋る版
https://youtu.be/uSnRLrkUCOw