星5つ ロイヒル監督・ニューマン、フォードのブッチとサンダンス
1969年アカデミー脚本、撮影、音楽賞受賞。
音楽バートバカラック。
製作ジョンフォアマン、(ポールニューマン)
脚色ウィリアムゴールドマン。
監督ジョージロイヒル。
出会いは、高校生。
オールディーズに会い始めの頃。
その頃は「新作こそすべて」と思っていた。
が、「過去・昔の作品」は面白いと思い始めた頃だった。
FOXビデオ、セピア色の写真のジャケット。ニューマン、レッドフォード、キャサリンロスの写真。
某雑誌のビデオ星取り評の五つ星だった。近くに未見だがリチャードレスターのまるで亜流な「新・明日に向って撃て」 のビデオがあったのを覚えていた。
鑑賞してなんだか楽しい雰囲気なのにラスト明るいはずなのになぜか悲しくなった。
勿論2人の俳優にひどく魅了されたのも確か。私はレッドフォードよりポールニューマンを見進めていくことになる。
そしてジョージロイヒル監督にもドハマリしていく。
DVDも購入した。そして撃(売)った。2枚組が発売されたからだ。
「午前十時の映画祭」の上映にも参加。あらためて涙した。
そしてブルーレイ購入。デッキ無いくせに。DVD2枚組のメイキング映像無しにガックリ。
今月改めて視聴してみた。
いやあ、なんで、こんな悪人の映画なのにね、2人。ポールニューマン
ロバートレッドフォード
を応援したくなるのか?
彼等の行く末が気になるのか?
はやく逃げろよ!
クスッと笑ってしまうのか?
つまり
史実存在のブッチキャシディとサンダンスキットを生き生きと感じられる
俳優に魅了されている
悪人を感じよく思ってしまう
俳優の映画だ
そんな感想だ。
リアルストーリーのような冒頭字幕だが、音声解説ではフィクションをまじえているとのこと。
脚本のウィリアムゴールドマンは、本作執筆に8年!かけたとのこと。渾身の1作だった事実。
製作にポールニューマンが入り、キャストも初めは、スティーブマックィーン、ウォーレンベェティがあがるも、ある方のプッシュにより、その頃無名のロバートレッドフォードが適役と推薦。ナイーブさと知的さと正確ガンマンぶりを見事に演じた。
キャサリンロスのトライアングルヒロインに相応しい素敵な娼婦のような教師。
ネグリジェのボタンを開くあの暗さ、セクシーな白、暗明。
ポールニューマンの情けなさと紙一重のはじめての人あやめ。それは最後の野垂れ死にへのファンファーレだ。
レッドフォードの「泳げない」も誠にぶさまのようで、ほほえましい。
本作の弱さの露呈もリアル路線、過去作西部劇の踏襲からの脱却のようでジョージロイヒルの西部劇リサーチのたまものらしい。今までのヒーローイズムをぶちこわした生リアル米国人を南米のぎこちなさに放り出し逃走に表現した。
暴力描写は、控えめ。ニューシネマ論調にせりがある「俺たちに明日はない」と比べると一目瞭然。
ラスト刮目でしかりだ。
そのまんまの蜂の巣スプラッシュを見せるか?
セピア色の止め画で魅せるか?
その表現差異だ。
私は断然ロイヒルの銃声コーヒー画面を好む。
血もほっぺについたり
ウッドコック管理人の負傷爆弾血だったり
ラストの2人のスプラッシュぐらいだ。
それより音声解説では、前半の誰がボス!のポールニューマン陰部蹴りに映倫が噛み付いてかなりやりあったそうです。映画では、はじめてだということです。
男性の
きん○ま蹴り
を
ストレートな運動で見せる事がはじめてらしかったそうです。まさしくニューシヌマ開祖らしい逸話だ。
なんなんだろう
私見では、この映画ほど!
逃げる
逃げる
逃げる映画は、ないかなと。
まあ他にもありますけどね。逃げの映画ですよね。
冒頭30分は、ニューマン、レッドホードを紹介するかのようなキャラ紹介ドラマを自転車音楽シーンを挟め魅せる。
30分すぎからはひたすら逃げては、しのぎ逃げてはしのぎの連続。そして自転車の空しい車輪の黒い回転とともにネジは、明日へのポジティブにみえるような逃走だけ。それは最後の最後のオーストラリアの空論話しまでつながる。
ボリビアの家畜に石をけりあげるサンダンス
山賊にまで手を挙げる死への引き金は、本作の運動衝動鈍化の極みにも見える。退屈な停滞にみえる中盤以降にささる画鋲死体。
はやく猿ぐつわをしろと恫喝する老人は、本作のラストを明示し、キャサリンロスも残酷を避け姿を消す。酔いのダンス就寝と、共にさよならだ。
遠景の無音な警察隊の素晴らしいロングショットの数々がアカデミーを呼び込んだのか?
計り知れない爆風が画面からふきあれたからか。このシーンも扇風機を使い苦労したようです。
ポールニューマンの娼婦大好き、懸命にスペイン語学習にふける実際頭脳派だったブッチ。ニューマンのあらためて目力と高らかに馬鹿笑う姿の気持ち良さと前向き加減にどれだけ明るい気にさせてくれるだろう。
レッドホードの動かなければ、あたらない俊敏さと一筋に愛する男のラブにどれだけ男を見たであろう。
俺はこの2人が大好きだ。あーかなり好きなんだよ?誰が何いってもね。
死にそうな2人を見ても
血だらけでもうすぐ死ぬ2人を見ても
このアウトローなら許せる
いや大好きな瞬間を、おわってくれるなああ!と思えるラストだからこそ
この明日に向かって撃てって名邦題と共に普遍を獲得していると心底思った。
こんかい見てね。大事な私の作品であり、何度も見返した感想だ。
さて
ジョージロイヒルが魅せる明日に向かって死ね!
いやいや
ロイヒル監督・ニューマン、フォードのブッチとサンダンス このいきざま
私はこの映画が5つ星に好きなんだということ
以上
1969年アカデミー脚本、撮影、音楽賞受賞。
音楽バートバカラック。
製作ジョンフォアマン、(ポールニューマン)
脚色ウィリアムゴールドマン。
監督ジョージロイヒル。
出会いは、高校生。
オールディーズに会い始めの頃。
その頃は「新作こそすべて」と思っていた。
が、「過去・昔の作品」は面白いと思い始めた頃だった。
FOXビデオ、セピア色の写真のジャケット。ニューマン、レッドフォード、キャサリンロスの写真。
某雑誌のビデオ星取り評の五つ星だった。近くに未見だがリチャードレスターのまるで亜流な「新・明日に向って撃て」 のビデオがあったのを覚えていた。
鑑賞してなんだか楽しい雰囲気なのにラスト明るいはずなのになぜか悲しくなった。
勿論2人の俳優にひどく魅了されたのも確か。私はレッドフォードよりポールニューマンを見進めていくことになる。
そしてジョージロイヒル監督にもドハマリしていく。
DVDも購入した。そして撃(売)った。2枚組が発売されたからだ。
「午前十時の映画祭」の上映にも参加。あらためて涙した。
そしてブルーレイ購入。デッキ無いくせに。DVD2枚組のメイキング映像無しにガックリ。
今月改めて視聴してみた。
いやあ、なんで、こんな悪人の映画なのにね、2人。ポールニューマン
ロバートレッドフォード
を応援したくなるのか?
彼等の行く末が気になるのか?
はやく逃げろよ!
クスッと笑ってしまうのか?
つまり
史実存在のブッチキャシディとサンダンスキットを生き生きと感じられる
俳優に魅了されている
悪人を感じよく思ってしまう
俳優の映画だ
そんな感想だ。
リアルストーリーのような冒頭字幕だが、音声解説ではフィクションをまじえているとのこと。
脚本のウィリアムゴールドマンは、本作執筆に8年!かけたとのこと。渾身の1作だった事実。
製作にポールニューマンが入り、キャストも初めは、スティーブマックィーン、ウォーレンベェティがあがるも、ある方のプッシュにより、その頃無名のロバートレッドフォードが適役と推薦。ナイーブさと知的さと正確ガンマンぶりを見事に演じた。
キャサリンロスのトライアングルヒロインに相応しい素敵な娼婦のような教師。
ネグリジェのボタンを開くあの暗さ、セクシーな白、暗明。
ポールニューマンの情けなさと紙一重のはじめての人あやめ。それは最後の野垂れ死にへのファンファーレだ。
レッドフォードの「泳げない」も誠にぶさまのようで、ほほえましい。
本作の弱さの露呈もリアル路線、過去作西部劇の踏襲からの脱却のようでジョージロイヒルの西部劇リサーチのたまものらしい。今までのヒーローイズムをぶちこわした生リアル米国人を南米のぎこちなさに放り出し逃走に表現した。
暴力描写は、控えめ。ニューシネマ論調にせりがある「俺たちに明日はない」と比べると一目瞭然。
ラスト刮目でしかりだ。
そのまんまの蜂の巣スプラッシュを見せるか?
セピア色の止め画で魅せるか?
その表現差異だ。
私は断然ロイヒルの銃声コーヒー画面を好む。
血もほっぺについたり
ウッドコック管理人の負傷爆弾血だったり
ラストの2人のスプラッシュぐらいだ。
それより音声解説では、前半の誰がボス!のポールニューマン陰部蹴りに映倫が噛み付いてかなりやりあったそうです。映画では、はじめてだということです。
男性の
きん○ま蹴り
を
ストレートな運動で見せる事がはじめてらしかったそうです。まさしくニューシヌマ開祖らしい逸話だ。
なんなんだろう
私見では、この映画ほど!
逃げる
逃げる
逃げる映画は、ないかなと。
まあ他にもありますけどね。逃げの映画ですよね。
冒頭30分は、ニューマン、レッドホードを紹介するかのようなキャラ紹介ドラマを自転車音楽シーンを挟め魅せる。
30分すぎからはひたすら逃げては、しのぎ逃げてはしのぎの連続。そして自転車の空しい車輪の黒い回転とともにネジは、明日へのポジティブにみえるような逃走だけ。それは最後の最後のオーストラリアの空論話しまでつながる。
ボリビアの家畜に石をけりあげるサンダンス
山賊にまで手を挙げる死への引き金は、本作の運動衝動鈍化の極みにも見える。退屈な停滞にみえる中盤以降にささる画鋲死体。
はやく猿ぐつわをしろと恫喝する老人は、本作のラストを明示し、キャサリンロスも残酷を避け姿を消す。酔いのダンス就寝と、共にさよならだ。
遠景の無音な警察隊の素晴らしいロングショットの数々がアカデミーを呼び込んだのか?
計り知れない爆風が画面からふきあれたからか。このシーンも扇風機を使い苦労したようです。
ポールニューマンの娼婦大好き、懸命にスペイン語学習にふける実際頭脳派だったブッチ。ニューマンのあらためて目力と高らかに馬鹿笑う姿の気持ち良さと前向き加減にどれだけ明るい気にさせてくれるだろう。
レッドホードの動かなければ、あたらない俊敏さと一筋に愛する男のラブにどれだけ男を見たであろう。
俺はこの2人が大好きだ。あーかなり好きなんだよ?誰が何いってもね。
死にそうな2人を見ても
血だらけでもうすぐ死ぬ2人を見ても
このアウトローなら許せる
いや大好きな瞬間を、おわってくれるなああ!と思えるラストだからこそ
この明日に向かって撃てって名邦題と共に普遍を獲得していると心底思った。
こんかい見てね。大事な私の作品であり、何度も見返した感想だ。
さて
ジョージロイヒルが魅せる明日に向かって死ね!
いやいや
ロイヒル監督・ニューマン、フォードのブッチとサンダンス このいきざま
私はこの映画が5つ星に好きなんだということ
以上