星4、5 セルジオレオーネの昔々、西部では、、、
1968年脚本監督セルジオレオーネ。
棚から一枚掴み鑑賞。
今回は、やっと鑑賞できた。こちら2回の購入履歴。
そして自宅鑑賞のもはやベストワンツーフィニッシュ確定かな。
セルジオレオーネは、イーストウッド三部作鑑賞済み。
お気に入りは、「午前10時の映画祭」で上映した「続夕陽のガンマン」
何回も冒頭の長廻しを見ては挫折を繰り返し、ようやくブロンソン登場までたどりつくこと10回以上。理由はわからずだが、長いためについていけなかったのか。苦手な西部劇だったためタイトル「ウエスタン」だけに躊躇しがちだったのかと思う。結構意を決したが、ようやく見れた。
コレクターズエディション鑑賞となりました。
【ネタばれかなりあり注意】
いやあ!素晴らしかったなあ!なんだよ!ラストのクラウディ!さながら天使じゃないか!女性から見るとどうか知らんが、少なくともラストのクラウディに群がる男性は女性のあるべき姿に見えて、胸がぎゅうとなったよ!
それとね。ヘンリーフォンダの悪役が良かったなあ!
「12人の恐れる男」正義ノットギルティヘンリーフォンダの正しい男の印象だ。
また、ど名作愛しのクレメンタインこと「荒野の決闘」のフォンダが柱に足をかけ銃を正義にぶっぱなしているのを見ているので、
まさかヒールとは思いもよらず。
特典映像では、フォンダ自身も悩んでヒゲにカラーコンタクトで役作りしていったら、みなレオーネに却下されたようです。ですが、ぜひとも出演したかったようですね。
あと、クラウディアガルデナーレの素晴らしき女っぷりね!必見です!
特典映像の彼女の素晴らしい「わたしはやすうりはしない」コメントは、必見!
裸の要求あったのかな!
レオーネの女の美学さえも感じとれます。生涯独身だったレオーネの女性観にもみえますね。
登場人物に女性をいれるのも重要だったようです。
そして本作のハーモニカ野郎!
ぽうわあ!ぽうわあ!
うーんマンダムことチャールズブロンソンの長い謎こそ、本作の鍵。
ヒッチコックばりの引っ張り加減で謎をむかしむかしに伸ばしていきます。
そのわかってからの感情
またわかるまでの気分のゆらめき
レオーネタッチですね!
この男の瞳の奥に復讐ありのあのカットの素晴らしさ、これにタランティーノやられたんでしょうね。
セルジオレオーネのアメリカ感がよーく表現されてましたね。
鉄道の作ってる様、これがまた素晴らしいのよ。
線路を叩く男達
開拓するアメリカ
牛耳る黒幕
長ーい俳優達の演技を特有のカメラワークとじっくりモリコーネ音楽を取り入れて魅せていきます。
この辺タランティーノが心酔している所でしょうね。「イングロリアルバスターズ」からは、みんなモリコーネタッチをタラアレンジで模倣して2時間越えをやっているように思えますね。
レオーネは、砂漠の土をわざわざアメリカから持ってきて撮影したそうですね。
冒頭のハエの素晴らしさ
水のタンク
駅、老人
不審者
待ち構える列車
そしてタイトルバック。音はぎこぎこ言う木のキシミ
まあみてください。冒頭10分がこれぞ映画です。必見!!!
あの悪役を演じたミスター資本家の方は欧州俳優の重鎮のかたのようですね。あの列車の天井のうんていにもびっくりしました。ラストも素晴らしい末路。
私がショックだった台詞が
おめえは、サスペンダーなんかしている野郎だろ!信用できねえぜ!パピューン
というのは、ショックでしたね。太っちょはシネという暗黙のメッセージなのか、マカロニメッセージであります。
そして特典映像みたらジョンカーペンターがえらくお気に入りでレオーネを賛美。冒頭は西部劇の総集編だと評してます!
なんと本作の原案に「ラストエンペラー」のベルナルドベルトリッチと「ゾンビ」のホラーギーグ、ダリオアルジェンド(評論家時代)が共作さしていた事実に私の眼球が破壊されました。まさか!と。いやあ、メンツがすごすぎるよな!
このやり方をやっぱりタランティーノは確実に踏襲しているなあとも思いましたね。タラちゃんは、この映画とこの映画の足し算掛け算ですがね。
クラウディのラストは、本当に良くって!これをさらに後押ししてんのが、馬顔のようなジェイソンロバーツです。のちペキンパーの「ケーブルホーグ」に出ずっぱり主役につながります。
西部劇なんですが。
アメリカ史のようななぞりのなかに
欧羅巴人レオーネのジョンフォード感をめいいっぱい当時の俳優で塗り固めたような素晴らしさ。
音楽エンニオモリコーネの音を流しながら撮影したり、すごいんですね。ちなみにレオーネとは、同級生どうしのようです。仲良し。
さて
セルジオレオーネの昔々、西部では、、、
ぜひ!ぜひ!
おとこなら見て!
1968年脚本監督セルジオレオーネ。
棚から一枚掴み鑑賞。
今回は、やっと鑑賞できた。こちら2回の購入履歴。
そして自宅鑑賞のもはやベストワンツーフィニッシュ確定かな。
セルジオレオーネは、イーストウッド三部作鑑賞済み。
お気に入りは、「午前10時の映画祭」で上映した「続夕陽のガンマン」
何回も冒頭の長廻しを見ては挫折を繰り返し、ようやくブロンソン登場までたどりつくこと10回以上。理由はわからずだが、長いためについていけなかったのか。苦手な西部劇だったためタイトル「ウエスタン」だけに躊躇しがちだったのかと思う。結構意を決したが、ようやく見れた。
コレクターズエディション鑑賞となりました。
【ネタばれかなりあり注意】
いやあ!素晴らしかったなあ!なんだよ!ラストのクラウディ!さながら天使じゃないか!女性から見るとどうか知らんが、少なくともラストのクラウディに群がる男性は女性のあるべき姿に見えて、胸がぎゅうとなったよ!
それとね。ヘンリーフォンダの悪役が良かったなあ!
「12人の恐れる男」正義ノットギルティヘンリーフォンダの正しい男の印象だ。
また、ど名作愛しのクレメンタインこと「荒野の決闘」のフォンダが柱に足をかけ銃を正義にぶっぱなしているのを見ているので、
まさかヒールとは思いもよらず。
特典映像では、フォンダ自身も悩んでヒゲにカラーコンタクトで役作りしていったら、みなレオーネに却下されたようです。ですが、ぜひとも出演したかったようですね。
あと、クラウディアガルデナーレの素晴らしき女っぷりね!必見です!
特典映像の彼女の素晴らしい「わたしはやすうりはしない」コメントは、必見!
裸の要求あったのかな!
レオーネの女の美学さえも感じとれます。生涯独身だったレオーネの女性観にもみえますね。
登場人物に女性をいれるのも重要だったようです。
そして本作のハーモニカ野郎!
ぽうわあ!ぽうわあ!
うーんマンダムことチャールズブロンソンの長い謎こそ、本作の鍵。
ヒッチコックばりの引っ張り加減で謎をむかしむかしに伸ばしていきます。
そのわかってからの感情
またわかるまでの気分のゆらめき
レオーネタッチですね!
この男の瞳の奥に復讐ありのあのカットの素晴らしさ、これにタランティーノやられたんでしょうね。
セルジオレオーネのアメリカ感がよーく表現されてましたね。
鉄道の作ってる様、これがまた素晴らしいのよ。
線路を叩く男達
開拓するアメリカ
牛耳る黒幕
長ーい俳優達の演技を特有のカメラワークとじっくりモリコーネ音楽を取り入れて魅せていきます。
この辺タランティーノが心酔している所でしょうね。「イングロリアルバスターズ」からは、みんなモリコーネタッチをタラアレンジで模倣して2時間越えをやっているように思えますね。
レオーネは、砂漠の土をわざわざアメリカから持ってきて撮影したそうですね。
冒頭のハエの素晴らしさ
水のタンク
駅、老人
不審者
待ち構える列車
そしてタイトルバック。音はぎこぎこ言う木のキシミ
まあみてください。冒頭10分がこれぞ映画です。必見!!!
あの悪役を演じたミスター資本家の方は欧州俳優の重鎮のかたのようですね。あの列車の天井のうんていにもびっくりしました。ラストも素晴らしい末路。
私がショックだった台詞が
おめえは、サスペンダーなんかしている野郎だろ!信用できねえぜ!パピューン
というのは、ショックでしたね。太っちょはシネという暗黙のメッセージなのか、マカロニメッセージであります。
そして特典映像みたらジョンカーペンターがえらくお気に入りでレオーネを賛美。冒頭は西部劇の総集編だと評してます!
なんと本作の原案に「ラストエンペラー」のベルナルドベルトリッチと「ゾンビ」のホラーギーグ、ダリオアルジェンド(評論家時代)が共作さしていた事実に私の眼球が破壊されました。まさか!と。いやあ、メンツがすごすぎるよな!
このやり方をやっぱりタランティーノは確実に踏襲しているなあとも思いましたね。タラちゃんは、この映画とこの映画の足し算掛け算ですがね。
クラウディのラストは、本当に良くって!これをさらに後押ししてんのが、馬顔のようなジェイソンロバーツです。のちペキンパーの「ケーブルホーグ」に出ずっぱり主役につながります。
西部劇なんですが。
アメリカ史のようななぞりのなかに
欧羅巴人レオーネのジョンフォード感をめいいっぱい当時の俳優で塗り固めたような素晴らしさ。
音楽エンニオモリコーネの音を流しながら撮影したり、すごいんですね。ちなみにレオーネとは、同級生どうしのようです。仲良し。
さて
セルジオレオーネの昔々、西部では、、、
ぜひ!ぜひ!
おとこなら見て!