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神代辰巳監督「悶絶どんでん返し」

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星4、2 神代監督の悶絶暴力明るい性ヘンゲ



1977年作品
脚本熊谷禄朗
監督神代辰巳



日本エロス映画の巨匠、いや普通に日本映画界での巨匠で女性をもちあげ今や独自の輝きをフィルムからはなつ神代辰巳監督

再上映リバイバルの頻出監督になり、出演俳優のトークショーま今でも開催盛況。
今やビデオ、DVDからブルーレイ発売でソフト化。



そんな神代作品を再見してみようシリーズです。

明るい印象と裏腹に強い荒々しさ印象がある、ラストにたまらなくびっくりした記憶。新しい映画にもみえた、だってこんな映画他にないよ!日本映画でAVならまだしも、、、。

日活のDVD(ジュネオンか?)ジャケが緑のためか?

再見しました。



【ネタ熱血バレあり】



シュッシュッ!ポッポッ!と一昔風な歌謡曲にのり
明るい裸を踊るように接客する谷ナオミ。とある店。

ハッスルハッスルタイム
と画面は青暗くなり

神代辰巳必殺、画面にかぶさるクレジット進行、俳優の名前が青い発する男女にかぶさっていく。

サラリーマンの彼は、いきなり谷さんにからめとられる、悶絶のはじまりだ。

冒頭はこんなはじまり。

そんなサラリーマンどんでん返しな彼に御藤修。主役であり彼をながめ驚愕する映画なんです。この映画。
ぶっちゃけると端的短文で言うと

彼が同性愛に目覚め変貌する映画

であります。それを神代辰巳が素晴らしい和風音楽と暴力とネアカな人間達の絡みで魅せられる。

あんたがたどこさのくちずさみ
矢野顕子のあんたがどこさのエモーショナルなピアノ独唱
が、重なってくる。



本作のような明るい谷さんがもっと見てみたいです。緊縛女優のような印象があるので、本作の明るい暴力じゃじゃ馬には痛快さすら感じます。

後半は、やくざ映画の娼婦のような風情です。やきもちやいたり、ぶつけられたり、またひろげたり、粗野な口きいたり、素晴らしい悪女ぶり必見。この谷さんが見所のひとつ。

そして本作のキーマン、性の愚連隊総帥、遠藤征慈であります。風俗店荒くれ店主であります。谷のツレになります。

遠藤の弟分が、神代組常連の栗津號であります。

必見な暴力シーンのまあ長いこと、本作の長尺の古ボッコシーンは、日本映画史上類を見ない長さです。なんかよーく見るとマジ当たってるような、かすってるようなリンチ。

神代映画に欠かすことが出来ない描写である

「暴力」

です。あんま誰も指摘してませんが、神代暴力シーンは、どの日活作品にも気軽に登場して、いつのまにやら痛めつけられ、急な落ち(死)にビックリさせられます。
神代暴力に神代ロマンポルノに必須な表現だと思ってます。

それは性にからめとられた男女と不可思議な日本和製音楽と神代暴力の三種を使いこなす神代ロマンポルノモンタージュの唯一無人な表現だと本作見て思い直してきました。

マア長い長いであります。
性の暴力、凌辱は、本作のピロピロ笛にも連結していきます。

ホントにこんなことしてたんですかね?(ザ締まりの訓練)
いややってたんでしょうね。今やったらすぐ三面記事からワイドショーのなんたらが、めくり解説されそうですね。この股のくだりは、神代監督の「赤線玉の井ぬけられます」のゆらめく娼婦のあっため行為でもひきつがれ魅せられます。

無論ラストを見て瞬殺する爆笑カット必見!
私はその箇所で苦笑いで脳味噌がふやけたよ!



さて
神代辰巳が描く
大どんでん性のひっくり返し

神代監督の悶絶暴力明るい性ヘンゲ

ぜひ
脳内ひっくり返し体験!いかがでしょう!
R-18

追記
ゲイバーシーンの男性が先日見た中島監督の「性倒錯」作品にも出てたなあ。有名なんかな?。

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