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神代辰巳監督「赫い髪の女」

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星3、9つ あかい水の2人


1979年、原作中上健次。
撮影前田米造。
音楽憂歌団。
脚本荒井晴彦。
監督神代辰巳。



心に留めておこうロマンポルノシリーズ。

かなり記憶がうすれているが、ひっかかってるものを単発不定期鑑賞しています。


本作というと橋を渡る2人を思い出す。 

神代ミーツ石橋蓮司の「赫い髪の女」

 
日活ロマンポルノビデオ鑑賞致しました。   



ダンプカー通る道 

そこにあかい髪ふりみだす女ひとり

そこに憂歌団の声

タイトル「赫い髪の女」が表示。


まさしくボーイミーツガールいやいや、

マン&ウーマンのアパート一室の雨降る情事。

神代作品でも焦点しぼったラブストーリー。

まさしく宮下順子の映画であります。 

赫い髪の宮下さん、迫り密着する関西弁、生活臭するインスタントラーメン描写、まぐわい続ける二人、よりそう日本傘が揺れる。

男は、石橋蓮司。こんな人、いそうなドカタ野郎。友は、阿藤海。阿藤さんにもむしゃぶりつく女性あり。

石橋、阿藤の2人の肉体労働者の悪いラブを挟み、まじえつつ

鮮烈なラストクレジットへなだれ雨

神代監督のクレジット表示が、芸術的に素晴らしい!
何作品か、印象的な縦スクロール、横スクロールあるが、本作は、出色の出来!

いやいやたんなる文字だろ、ズラズラつらねる、あんなんなんやねん!と、もう1人の自分が言うが、

宮下順子の赫い雨のカーテンコールのようだ。
ただ、石橋と愛しあいたいのだ。あかい髪だろうと。なんだろうと、アイアイ傘の2人に容赦なく雨がふりたった。

改めて見ると
神代作品でも、わりと直線的、ストレートかラブストーリーに見えましたね。
サイドエピソードで、阿藤の回ありますが、。脚本家荒井の手腕もありますが、

宮下のせまる女っぷり。

石橋の労働にむかつきながらも求める野郎ぶり。

いかんなく発揮されていた本作でした。



さて
神代監督の
あかい水の2人

ぜひ!ごらんください。


追伸
不定期次回 神代作

「悶絶どんでん返し」

「恋人たちは濡れた」予定してます。

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