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ポールトーマスアンダーソン脚本監督「インヒアレントヴァイス」

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星4.5 PTA監督の「内在する喪失」70年代探偵ふう
 
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ワーナーブラザーズ提供。原作トマスピンチョン「LAヴァイス」
製作、脚本監督ポールトーマスアンダーソン。R15指定。
 
今 アメリカ映画で、中堅どこで、一番好きな監督が まちがいなく
 
ポールトーマスアンダーソン(以下あとじゃっかん上「PTA」と表記) 監督です。
 
ハリウッドの多作異端児、ロバートアルトマンを支持して
独自の視点を持ちながらも 強いカウンターカルチャーに彩られた映画ばかり撮り続けるPTA
 
出会いは、
むき出し、おったて、すいまくったら天下統一。さすらいのダーティムービー男優の一種の70年代ダーディー成り上がり裸繁盛記「ブギーナイツ」劇場で頭に花火が跳ね上がり、この監督はなんだ?と教えてくれた「映画秘宝」に感謝。
 
アンサンブルな危機は、死に際、テレビの中、訳あり男女に突っ込まれ、ふりささぐ落ちはひどいかすっぱいか PTAの完全なるアルトマンアプローチ映画「マグノリア」DVD所持
 
フォアキンを狂った狂犬に信じ込ませ、カルト宗教と信仰心にぶち込んだ 揺れ動く心の船映画「ザマスター」この年のベスト映画3にノミネート。
 
私にとってのミレニアムベストに近い石油王の話。もうけと権力、支配欲にかられた衝突とひげずらのダニエルデイルイスが画面に不快を油に撒き散らす「ゼアウィルビーブラッド」
 
僕にとってのPTAの魅力は、 なんっつっても 「ニューシネマ魂」たるべく、アメリカの「闇」「不恰好」をしっかり表現してるとこにあります。
それは、わすれけかけた 「ニューシネマ」の復元を一人で奮闘しているかのようで、ニューシネマが大好きな私にとって、大好きな監督であります。
 
そんなPTAの新作が、、、アルトマン「ロンググッドバイ」のような探偵もの
ポスターは、まさしくLSD色?3Dめがね色?にいろどられ、ハイになったフォアキンの顔。
 
2015年に入り、まてどくらせど、上映来ず。そして見事のDVDスルーーー(スルーかい!!!)一番楽しみだったんだけどワーナーDVD、2泊3日レンタルにて鑑賞しました。
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最初のレコメンポイント
上の写真の意味 をなんとなくかんじを楽しめそう つかめそうな方ぜひどうぞ。
 
アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやっぱりおもしろかったなーーーー。
 
まず。物語は、3行くらいで蹴りがつく、つまらない代物です。探偵ものだけど、ロジカルなんてほど遠距離な「いきあたりばったり」捜査に付き合える方限定。
 
 
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ハッパ探偵フォアキンフェニックスのもとにとある依頼。時は70年代まっさかり。ニクソン政権の裏を探「フォアキン」偵が、かぎまくる物語です。出会い、裏をさぐり、トマスピンチョンの描いた狂乱の世界がひっそり、爆笑に、ひろがります。
 
台詞は、ダブルミーニングと固有名詞と通称だらけで 超不親切。
70代文化まみれになりながら、フォアキンの先導に乗り「インヒィアレントヴァイス=内在した欠落」を埋めに捜査するおはなしです。
 
PTAファンだけごらんください。
 
まあ早い話、
PTAの「ロンググッドバイ」アプローチ映画です、はい、終了。
それが、みたいかどうかです。
 
私は、いちいち画面の外のくだらない情報や所作、しぐさや意味をおいもとめながら、時にハッとしながら、時になまめかしく、時になぐられながら
 
おかしな登場人物とともに 漂流するここちよい探偵小説でした。
 
これは、さすがに「ジュラシックワールド」や「ローグネーション」には、ない面白さですよね。私だい好きな世界です。
 
 
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フォアキンも確実にオスカーににじりよってきた演技ですね。ずーーーーっと麻薬を吸っているような演技です。そして切れ味今回も抜群です。画面からつばが飛んできそうです。フォアキンファンは、マストでみてね!!!
 
この女優さんもよかったなーー。全然知らなかったけど。
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キャサリン・ウォーターストン。良かったですね、、、、。しっかり、心奪われました。
 
「ウォークザライン」以来の再共演でしたね、リース・ウィザースプーン。おきつい感じでよかったです。
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このジョシュッブローリンッも笑えましたね。ゴリゴリの70年代のポリスをアイスペロリンとえんじました。必見!!! 
 
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ほかオーエンウィルソンの静かなやせ男ぶり、マーティンショートの出落ちぎみ。ほとんどゲストのベニチオデルトロ、、、etc
ぜひご覧ください。
 
正直この映画は、台詞以外の余計な雰囲気や、シュチュエーションを楽しむ映画ですね。
 
はなからこれ、謎解きとか推理をきたいすると フォアキンから薬の粉を振り掛けられそうな映画です。
 
この世界観を楽しむ映画です。どちらかというと「ブギーナイツ」よりの映画でかね。
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やっぱり大好きな映画監督を本作で表現していた、ポール監督。僕は大信望している映画監督です。
 
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さて
ポール監督がおくるロンググッドバイ
 
PTA監督の「内在する喪失」70年代探偵ふう
 
ぜひ ごらんください!!!
 
追伸
2015年洋画ベストスリーランクインです。はい。
大満足でした。クレジットも最後までみたよ。停止ボタン押さずに。
 
く○良かった。
 
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追伸
相変わらずのすばらしい音楽ポールグリーンウッドのサウンドトラックの曲の数々。
すき焼きが流れる箇所、大爆笑。
 
次は、ポールの音楽ドキュメントを撮るとか?!

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