星3.8 園子温のその森はアンチリアル迷走ごっこ
予告
PG15指定。提供松竹、ユニバーサル、アスミック。(この三つの会社がそろうのが、すでに異常)原作山田悠介。特殊造型プロデューサー、西村喜廣。脚本、監督園子温。
現在多忙極まる、家賃三部作から正解娯楽多作期に突入したかのような
園子温監督。
園監督 とのフィルム出会いおさらい。
純なエロスは、盗撮だ、パンチらだ、聖なるイエスだ、いや愛だ「愛のむきだし」
ぴあから飛びはしる自主映画の激走「自転車吐息」
その魚屋じつは、粉屋「冷たい熱帯魚」
その恋愛じつは、考える恋愛の罪の哲学「恋の罪」
やくざが映画屋で何がわりぃんだよ、べろを出せ映画の映画「地獄でなぜ悪い」
等々みてきました。
なんと最新作のこっち「ラブアンドピース」が、実はとってもみたいのに、上映はこず。その前に本作が、ひっそりと公開。レビューの低評価の数値。
「リアル鬼ごっこ」は、シリーズがあることぐらいしかわからず。予告も何作かみたことあり。私の中では、勝手なイメージ
「バトルロワイアル」の亜流作品
としかみていない感じ。若者、jk、阿鼻叫喚血糊さくりく、いじめホラーみたいな範疇。
それを、園監督がどのように 料理するのか?かつての「自殺サークル」を彷彿させるのか?
大ヒット直球ホスト映画「新宿スワン」で至極娯楽映画になっていたので、どんなかんじなのか多作期の園ごっこを確認しに Tジョイ新潟にて鑑賞してきました。
まずはじめに、、、普通の思考でみないでください。まじめにみないでください。これは、園イメージ、園子温のイメージした高校生リアル鬼ごっこを楽しむ映画です。
殆どの方、意味不明で劇場からでるような映画でもあります。ご注意ください。
うわーーー!これよく、映画化オッケーしたなーー、てくらい
これ 殆どの方が、 「わけわかんない、意味わかんない」終了ですよね。注意ですよ、今までの「リアル鬼ごっこ」ファンは、怒るんじゃないかな?まあよくわかりませんが、、、。
私は、とっても良かったですよ。狂った園イメージが乱立、爆発、支離滅裂爆裂、ぶっぱなす。
園監督のランニングイメージの最終ゴール映画のようにみえますね。
園映画にちゃんと戻ってました。
園イメージである
「走り」の映画であります。
ほか
羽毛、血、同姓、詩、ポエム、暴力、絶叫、泣き、すごい状況に放り込まれる、等々園音楽のずんずんビートにのり
鬼のような風が吹きまくる絶叫、爆笑、失笑、ファイト映画でした。
狂ってますので、論理理的思考を破壊して、この映画に望んでね。
撮影のとにかくステディカムと空からの空撮の贅沢なカメラは、必見です。予算つかいましたね。さながら「シャイニング」のように、これでもかと
トリンドルちゃんのぎこちない走りを追いかけます。
あのトリンドルちゃん少し太りましたか?血糊がついた表情良かったです。
最初のみつこを演じてます。
「みつこ」は、園イメージですよね。頻出ワードです。肉親の名前ですよね、、、確か、、、。
迷走するjkのみつこは、ある日不意な風の事故にまきこまれていく。その世界は、、、。
ていうか、説明できないほどの 園世界「女子世界」
篠田さんのパートでは、園監督のフェリー二的「女の園」ワールドが展開。篠田さまが、強くなるパートでちょっと気持ち良かったです。
そしてすっかり園組の真野さん。ユニホームをまとって劇走します。ラストまで。
ラストの方の特殊造形も必見、西村さんでしたね。元ねたたぶん「ヘルレイザー」「エルム街の悪夢4」「子ずれ狼」かなあの感じ、とっても良かったです。
園世界の爆走するアンチリアル鬼ごっこ それは、ゲームか?シュールか?ポエムか?幻想か?
いやとっても笑えて、びっくりして、なによりわけわからない唐突さに爆笑爆撃された本作でした。
園監督ファンなら!どうぞ!
異次元のアンチリアル 園詩温 森の中の激走 迷走 わたしはみつこわたしはそのシオンだ のネオリメイクにもみえますね。「うつせみ」の最後のパートにも似てます。