星4つ 北野ビート武監督 りゅうぞう御爺さん達と輩
予告
映画『龍三と七人の子分たち』予告編
北野武監督、ベテラン俳優陣に毒舌「黙祷から始まらなくてよかった」 映画『龍三と七人の子分たち』完成披露舞台挨拶
タケちゃん節顕在でおもしろいです。
ジジイ俳優陣、北野武監督に感謝 映画『龍三と七人の子分たち』初日舞台挨拶
たけちゃんの漫談のネタから派生した脚本のようです。
製作バンダイビジュアル、オフィス北野ほか。音楽鈴木慶一。
衣装黒澤明の娘さん、「座頭市(北野武監督)」「アウトレイジ」黒澤和子。
撮影「キッズリターン」「ソナチネ」「バトルロワイアル」の柳島克己。
脚本、編集、監督北野武。
われらがお気に入り、大好きなビートタケシこと北野武監督作品の最新作が、2015年公開。監督作品17作目め。それが、すごいです。十と七本もとれないですよ!!!ここ強調します!!!有名人の監督作じゃなく、完全映画監督として認められてきたタケちゃんです。
宣伝が、本作気合が入っていました。一番今回お金かかっているんじゃないかな(予想)半年前から、劇場にチラシ配布開始。特番、番宣出演も含め露出最多だとおもいます。「ソナチネ」とかミニシアターでひっそり公開していた「キッズリターン」のころが懐かしい。
私は、「みんなやってるかー」を東京のテアトル劇場鑑賞からずっと劇場鑑賞している、日本在住のキタニスト、キタノブルーファンの芸人としてのタケちゃん、映画のタケちゃん大好きな キタニストでございます。特に5作目までが最高だとする初期北野フィルムを偏愛するファンでございます。
本作、事前のチラシだけもらい、あとの情報を一切遮断。公開初日、大勢のお客様と一緒に見てまいりました。
まずはじめに。
まあ、いまの若い方は、ついていけないの、かも。タケちゃんのコント知らないもんね。「笑えない」という感想の方多々いますが、、それは、そういうことかなと。あと笑いのセンスがちがかったで、あきらめましょう。
わたしは、、、
ぎゃっはははぁぁあぁーーーーーーーーーーーー!!!
涙がちょっとでるほど笑い、楽しんできました!!!ありがとう北野ビートたけし顕在でした。
これは、ますます 新しいタケちゃん映画の世界ですね!新しいんです!!それが嬉しかったです!!!
省略を控えたタケちゃんに嬉しかったです。
まあわかりやすくいうと、、、、
かつてのタケちゃんがテレビで散々やり倒していた 俳優を交えてやるシリアスかつドラマ仕立てでやる コントを引き伸ばし、物語にまとめたコメディ映画ですよね。
端的に「みんなやってるか」の超シュールさは、皆無。
タケちゃんの魅せる 龍三おじちゃん達の華麗なる悪ふざけを輩退治に仕立てたコメディ喜劇でございました!!!!
はじめてみました、これは、完全に新作ですよね。
わかりやすいんですよね。劇場は、たくさんの笑いに包まれ、これはヒットすると思いました。
だって ずううううううっとこの 高齢な人を眺める映画って 今の映画で 皆無でしょ!!! 新しいったりゃありゃしない!!ある意味むさくるしいかもです。
まず、、、今回の私のつぼ。
それは、 ずばり 中尾だよ!!もう、この存在感からのギャグは、一人でげはげは笑ってました!!いいたいけどいわない!!!中尾さんすべて笑いました。最後まで!!! 超必見です。この役を西田敏行さんじゃなく、中尾さんに演じさせるタケちゃんの素晴らしい感覚こそまず 本作の肝です。
そして 今回色気すら感じた近藤さんも必見!時折すんごい怖いんすよ。そんで
こういう人、そこらにいそうなんですよね。冷気と色気とセックスアピールすら感じました。フィルムノワールの役者さんみたいにも私、見えましたね。本当必見!!!
そして 隆三こと 藤竜也さん、さすがの まじめだから 笑える全編の演技。素晴らしく、いたずらっ子に ぼけて締めて、必見です!!! 主役です。
あと 個人的に品川徹さんの 早撃ちのマックは 映画ファンは笑えます。ワーナーだけにのギャグありますよね。
そして
若手の フロム北海道からチームナックスから ピンの安田さん。とってもよかったです。あと初期キタニストには、嬉しい矢島さんの出演ね、写真右。「ソナチネ」ファンは、おなじみです、「ソナチネ」では、本作の安田さんの位置でした。
深読みすると、
本作は、ある意味「菊次郎と夏」ラインのタケちゃん映画であります。
「きくじろう」「りゅうぞう」と「タケちゃんの親類」のお名前がついてます。
タケちゃんのある意味、ノスタルジー映画なのかもしれないと私は定義してます。
こんな 怖いおじちゃんいたなぁ映画にプラスコントみたいな。「菊次郎」もそのノリですよね。
あと 男の映画ですよね。全然女性がでない。少ないんですよね。タケちゃん、女性嫌いですよね、すきすき公言報道されてますが、、、。フィルムには、本当に描けてません、女性をね。きらいなのか、苦手なのか、、、。萬田さんとう出演してますが、、、。
音楽は、「takeshiz」から鈴木慶一さん。なるたけ、主張しない音楽というのが、、、キーなんですかね。今回は、明るめの音楽でしたね。「アウトレイジ」のノイズ系とは、ずいぶん違いましたね。コメディ色になってました。
今回は、豆腐やでいえば がんもどきを作ったと インタビューでいってました。タケちゃんのシニカルな老齢者の視点と緊張緩和をぜひごらんください。この「悪」の描き方も細かくて素晴らしいですよ。
また、新しいフィールドを開拓した北野武監督! 私個人的には、また「タケシィズ」や「ソナチネ」のような訳の判らない暴力映画、殺戮エロ映画、あとポルノ映画も見てみたい!!!を北野武監督の遺作にみたいですって どんな要望だよ!!!
もちろん、この子分たちのそれぞれ、「で落ち」に近いひっぱりギャグそれぞれ必見ですよ!!!
さて
北野ビート武監督 りゅうぞう御爺さん達と輩
まあまあ 細かいこと いいから
くだらなさ やわらかく つつむ 悲哀ある
御爺さん対若い悪やからの戦いを
ちから抜いて ごらんくださいな!!!
もちろん2015年日本映画 ただいま トップテンランクイン確実です。
ぜひぜひぜひ!
追記
タケちゃんのインタビュー「キネ旬」は、掲載してません。「cut」詳細に語っています。渋谷編集長の素晴らしいインタビューぜひ一読あれ!!!
余計な追記
やっぱり藤さんというと これしかでない。何を見てもこれ大島渚との仕事。
この形相しか出ないイメージなんです。
上記予告 ai no korida
そして近藤さんは、これ。私のDVD所持映画中島貞夫監督「893愚連隊」
この写真も蛇足の一枚ということで
つまり 素晴らしいご活躍ということです。並大抵ではできない。ということです。