星4.5 石井隆の最高なむち
予告
R18(レイテッドア-ル)、成人指定。
原作大石圭(角川ホラー文庫)。撮影佐々木原保志。脚本、監督石井隆。
こちらもずーーっと見たかった ハードコアエロス作家、「名美」シリーズをロマンポルノで撮りあげ、今もなお、エロス一直線で突っ走る、石井隆監督の最新作でした。
小説映画化作品。
名美ミーツ竹中直人の一般映画のネオリメイク「ヌードの夜」
密室締め上げラブぐらぐらサスペンスの佳作、永瀬ミーツ大竹しのぶ「死んでもいい」
集団強盗男のごった煮撃ち合いの闇「GONIN」
続編の強烈なコスプレと血の撃ちあい女性版即編、劇場鑑賞した「GONIN2」
久々に戻ったハード路線二作
杉本彩を主演により原作に近づけたようなハードな花と蛇のような仕打ちハードリメイク「花と蛇」
そして自作のリメイク続編を佐藤寛子を迎えて撮った「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」
主演がなんと 壇蜜さん!!!深夜枠しかでれないような妖艶で、的確発言で引き気味な視聴者を煙に巻く 壇さんミーツ石井隆ということで期待。
壇さんは、携帯映画のようなもんで人気沸騰みたいな話題は、聞いてましたが、、、どんな石井「ファムファタ―ル」隆世界になるのか 楽しみでした。
角川DVD鑑賞となりました。
や―――――――べぇ。これ、結構、甘い鞭だけに、甘くかまえてましたら、、、
壇蜜さまからきっつーーーい一発を食らいまして。
これ石井隆のなかで一番の素晴らしいハードコアですね、星五つでもいい刺激過ぎて、鼻血がでそうでした。
本来の石井テイストをより スプラッタースラッシュメタルに壇蜜さまがハードにとことん付き合い、
素晴らしい科学反応を引き起こしていて これ近年の石井エポックですよ。
石井隆ファン!はい!必見です。
途中からの壇蜜さまの 目がとても すえ恐ろしい目 瞳になっています。とっても良かったですよ。
怨念、積年、邪悪、痛み、ひがみ、殺傷、傷つけ
サドマゾ、エスエム、快楽、血、凌辱、。。、、、、
さまざまな石井隆ファクターが出てきますが、
ここまでよくぞ徹底的に 犯罪めいた 「甘い鞭」感覚をフィルムに表現できたのが、素晴らしかったですね。 けっこう私もキモかったです。
そして助演すぎる ハードな血糊クィーンの間宮さんも良かったです。
これ、劇場見たら、完全ホラー映画ですね、。完全、グラインドハウス映画です、。
間宮さんのこの体現痛み力は、すごいです。トラウマにならなかったかな。
ある意味これ、テレンススタンプの「コレクター」でもあり、、、
予告 「ローマの休日」監督ウィリアムワイラーすんごい、フィルム幅です。ワイラーは、だから名監督ですよね、これもよーーく覚えてます。監禁ものの基礎です。
ジャケが、「羊たちの沈黙」に似ています。
先日見た増村監督の「盲獣」にも通じます。
これ、完全ホラー映画ですんで、よろしくお願いします。
セクシー映画なんていう甘い総称では、とらえないでください。結構な平手うち血のびんたもらいます。
「桜の園」の中島ひろこさんも活躍。こんなキャラなのねとびっくり。サスペンスドラマによく出ています。長い女優さんです。必見。
石井組の竹中さんも必見。とっても アブノーマル。竹中さんのダークサイド竹中がみれました。必見。
結構なハードエロスホラーの誕生です。
私は、杉本版「花と蛇」を超え、石井隆の近年のエポックメイキングだと思いました。
ラストまで生唾飲んだという意味でね。こんなのラース監督の「アンチクライスト」以来です。
刺激作品ですのでよろしくお願いします。大満足でした。
さて
石井隆が 撃たれ放つ スクリーンへの鞭
石井隆の最高なむち
石井ファンは、必ずどうぞ!
追伸壇蜜さんは、ぜひふつうの女優さんもいけると思います。応援してます。