星4、5
キアロスタミの東京でインラブ
日本フランス合作。製作堀越謙一。脚本監督アッバスキアロスタミ
イラン映画の騎手として90年代付近からミニシアターを席巻。
そして今や ヴィムヴェンダースのように 世界に飛び出したアッバスキアロスタミ監督。
「トスカーナの贋作」では、ジュリエットビノッシュを迎え制作
そして 小津安次郎ファンが高じて なんと 日本で映画制作のニュース
このへんは、ヴィムヴェンダース(「東京画」)や台湾のホゥシャオシェン(「珈琲時光」)と似ています。
まさかキアロスタミが日本で作るって
どんな物語だよ?
っていうもの凄い異文化な匂いを感じながら日本で撮ったとされる本作。
シネウインドにて上映もされましたが、DVDにて鑑賞致しました。
なるほど、ユーロスペースさんいっちょ噛みしてましたね。ミニシアターを現在も東京で引っ張っているユーロスペースの冒頭クレジットに納得。
いやぁ これが なんとも素晴らしい さすが、アッバスキアロスタミ
どこに行ってもキアロスタミの味
映画を 見ているという素晴らしい呼吸にあふれた映画でしたね!
自宅鑑賞2014年のトップテンに入ります。
まあハッキリ言うと
物語は、そんなにたいしたお話じゃありませんのよ。
だけどキアロスタミの素晴らしさ
画面に食い入る長廻し
素朴なカット割り
唐突なオチ
イラン時代の映画と相変わらずのテイストに
舞台・キャストも日本人でしたが、
東京とっても素晴らしく東京を日本を切り取っていて
凡百の日本人映画監督が同様なストーリーで撮りあけ゛たとしても
この編集センス、カッティングセンス、キアロスタミカットの素晴らしい息使いは
やはり 世界に飛び出せるフィルムメーカーなんだなぁと
痛感させられました。
私は
ラストの相変わらずの唐突さに大爆笑して、しんみりしたわけですがね、、、。そしてキアロスタミの味をまた久々に噛み締めた次第でありました。
キアロスタミは、淀川長治先生レコメン(「an・an」のエッセイ)でビデオ鑑賞した「桜桃の味」以来。こちらは、大変良く覚えています!キアロスタミのドライバー!デスポエム話です。
他「ともだちの家はどこ?」 「オリーブの林を抜けて」を鑑賞、したけど失念てな感じ。
ちょっと本作は「桜桃の味」のようなテイスト、要は
ドライバーの顔ばかり写す映画の味がありますね。
本作の加瀬亮と おじさん役の車内シーンですね。
車内での切り替えし顔面ドアップの会話劇
これは死のポエジー映画、「桜桃の味」にそっくり。ずーっと車内と風景ばかりの映画でありました。
物語は、正直三行くらいで要約できるお話。なんてことない まさしく題のとおりの
「ライクサムワンインラブ」 話が 登場人物主要三名で繰り広げる小さくがたつく恋ばなです。 解説はしません。物語を楽しむなんていう映画じゃ、キアロスタミの映画じゃないんです。
それよりも
キアロスタミのカットに沿ってドライブする映画なんですね。
キアロスタミの突然カットと随分長い長廻し
そして俳優の表情を読み取り、ドライブ漂う時間、空間に身を委ねます。
加瀬君の表情に戸惑い、反目し
おじいさんの謎めいたキャラクターに漂い
そしてお目目パッチリな
お気に入り女優高梨臨さんの女性ぶりを見つめる映画でありました。
まあぶっちゃけ
なかなかキャラクター的にも感情移入しづらいかなー!
この三人みたいなんも正直あるんですよね、
それを言ったらこの映画終了~!
になってしまうわけですが、、、。
私はやはり世界に飛び出せた イラン映画監督
キアロスタミが、小津安次郎が好きで
その淡々と運ぶキャラクターの心情カットを積み重ねるキアロスタミカットの素晴らしさ
違和な心情を抱えるキャラクターの表情を読み、重ねる、重ねてしまうキアロスタミのアップの素晴らしさ、切り返しカットの素晴らしさ、連続性
そしてそこから まるで落ちは、終盤だからね、
字のごとく
落っことすよ!!!(笑・苦笑い)
のラストを鑑賞し
うわぁ、やっぱり久々にキアロスタミの映画みたけど
舞台日本だけど本質 フィルムフォルム全然変わってないなぁ!
ユニーク、独特な日本人が見れたなぁ、魅せられたなぁと
久々の再開をはたしたような感慨におちいりましたね。とっても良かったです。
決して娯楽映画じゃありませんからね、、。
欧州映画のテイストです。
高梨さんの艶やかさ、アップになった時の我々の集中的に魅了されてしまう、遠景・近景のアップの素晴らしさ
おじいさんのキャラクターが段々つまびらかになる大人事情
ぼくとつに心配嫉妬の加瀬君
久々にキアロスタミの日本風なフォルムウィンドに吹かれた 素敵な映画時間でした。
先月鑑賞したんですが、どうしてもこの鑑賞後の震えを言葉にしたく 長々引っ張ってしまいました。
さて
アッバスキアロスタミが魅せる 三人の日本人のラブ
キアロスタミの東京でインラ
ミニシアターファン、
キアロスタミファン
加瀬ファンの方
是非お勧めいたします!
追伸
寄付を募って、俳優オーディションで有名無名問わず選出したそうですね、涙ぐましい制作です。
キアロスタミの東京でインラブ
日本フランス合作。製作堀越謙一。脚本監督アッバスキアロスタミ
イラン映画の騎手として90年代付近からミニシアターを席巻。
そして今や ヴィムヴェンダースのように 世界に飛び出したアッバスキアロスタミ監督。
「トスカーナの贋作」では、ジュリエットビノッシュを迎え制作
そして 小津安次郎ファンが高じて なんと 日本で映画制作のニュース
このへんは、ヴィムヴェンダース(「東京画」)や台湾のホゥシャオシェン(「珈琲時光」)と似ています。
まさかキアロスタミが日本で作るって
どんな物語だよ?
っていうもの凄い異文化な匂いを感じながら日本で撮ったとされる本作。
シネウインドにて上映もされましたが、DVDにて鑑賞致しました。
なるほど、ユーロスペースさんいっちょ噛みしてましたね。ミニシアターを現在も東京で引っ張っているユーロスペースの冒頭クレジットに納得。
いやぁ これが なんとも素晴らしい さすが、アッバスキアロスタミ
どこに行ってもキアロスタミの味
映画を 見ているという素晴らしい呼吸にあふれた映画でしたね!
自宅鑑賞2014年のトップテンに入ります。
まあハッキリ言うと
物語は、そんなにたいしたお話じゃありませんのよ。
だけどキアロスタミの素晴らしさ
画面に食い入る長廻し
素朴なカット割り
唐突なオチ
イラン時代の映画と相変わらずのテイストに
舞台・キャストも日本人でしたが、
東京とっても素晴らしく東京を日本を切り取っていて
凡百の日本人映画監督が同様なストーリーで撮りあけ゛たとしても
この編集センス、カッティングセンス、キアロスタミカットの素晴らしい息使いは
やはり 世界に飛び出せるフィルムメーカーなんだなぁと
痛感させられました。
私は
ラストの相変わらずの唐突さに大爆笑して、しんみりしたわけですがね、、、。そしてキアロスタミの味をまた久々に噛み締めた次第でありました。
キアロスタミは、淀川長治先生レコメン(「an・an」のエッセイ)でビデオ鑑賞した「桜桃の味」以来。こちらは、大変良く覚えています!キアロスタミのドライバー!デスポエム話です。
他「ともだちの家はどこ?」 「オリーブの林を抜けて」を鑑賞、したけど失念てな感じ。
ちょっと本作は「桜桃の味」のようなテイスト、要は
ドライバーの顔ばかり写す映画の味がありますね。
本作の加瀬亮と おじさん役の車内シーンですね。
車内での切り替えし顔面ドアップの会話劇
これは死のポエジー映画、「桜桃の味」にそっくり。ずーっと車内と風景ばかりの映画でありました。
物語は、正直三行くらいで要約できるお話。なんてことない まさしく題のとおりの
「ライクサムワンインラブ」 話が 登場人物主要三名で繰り広げる小さくがたつく恋ばなです。 解説はしません。物語を楽しむなんていう映画じゃ、キアロスタミの映画じゃないんです。
それよりも
キアロスタミのカットに沿ってドライブする映画なんですね。
キアロスタミの突然カットと随分長い長廻し
そして俳優の表情を読み取り、ドライブ漂う時間、空間に身を委ねます。
加瀬君の表情に戸惑い、反目し
おじいさんの謎めいたキャラクターに漂い
そしてお目目パッチリな
お気に入り女優高梨臨さんの女性ぶりを見つめる映画でありました。
まあぶっちゃけ
なかなかキャラクター的にも感情移入しづらいかなー!
この三人みたいなんも正直あるんですよね、
それを言ったらこの映画終了~!
になってしまうわけですが、、、。
私はやはり世界に飛び出せた イラン映画監督
キアロスタミが、小津安次郎が好きで
その淡々と運ぶキャラクターの心情カットを積み重ねるキアロスタミカットの素晴らしさ
違和な心情を抱えるキャラクターの表情を読み、重ねる、重ねてしまうキアロスタミのアップの素晴らしさ、切り返しカットの素晴らしさ、連続性
そしてそこから まるで落ちは、終盤だからね、
字のごとく
落っことすよ!!!(笑・苦笑い)
のラストを鑑賞し
うわぁ、やっぱり久々にキアロスタミの映画みたけど
舞台日本だけど本質 フィルムフォルム全然変わってないなぁ!
ユニーク、独特な日本人が見れたなぁ、魅せられたなぁと
久々の再開をはたしたような感慨におちいりましたね。とっても良かったです。
決して娯楽映画じゃありませんからね、、。
欧州映画のテイストです。
高梨さんの艶やかさ、アップになった時の我々の集中的に魅了されてしまう、遠景・近景のアップの素晴らしさ
おじいさんのキャラクターが段々つまびらかになる大人事情
ぼくとつに心配嫉妬の加瀬君
久々にキアロスタミの日本風なフォルムウィンドに吹かれた 素敵な映画時間でした。
先月鑑賞したんですが、どうしてもこの鑑賞後の震えを言葉にしたく 長々引っ張ってしまいました。
さて
アッバスキアロスタミが魅せる 三人の日本人のラブ
キアロスタミの東京でインラ
ミニシアターファン、
キアロスタミファン
加瀬ファンの方
是非お勧めいたします!
追伸
寄付を募って、俳優オーディションで有名無名問わず選出したそうですね、涙ぐましい制作です。