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追悼、三國連太郎「追悼、重厚な熊のようその眼力」

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さきほど知って、やはり大きな声が出た。
 
三国連太郎さんが、亡くなった。
 
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まず、素晴らしい息子 佐藤浩一さんの気丈なインタビューをご覧ください。
父と子の質問に語気をさえぎるシーンは、やはり先輩俳優という肉親、複雑な親子関係をみますね。
だけどグッと来ました。このインタビュー。
 
 
「釣りバカ日誌」の引退。
そのころの表情の変化。病気したんだろうな、やせたなー、というのは、ちょっと「釣りバカ」のビデオジャケットを見るたんびに思うふしがあった。
 
週刊誌とかで老人ホームに入っている。
 
私が三国さんというと この二本。
 
今村昌平監督の「復讐するは我にあり」(「復讐するは我にあり」予告編http://www.youtube.com/watch?v=vxTcZZCnNbE&feature=player_detailpage#t=53s
 
の野太い殺人者、緒形拳の父役だった。物凄いインパクトが、主役の緒形さんに引けをとらないアクガ出ていた。
 
そして大好きな山田洋二監督の「息子」(予告http://www.youtube.com/watch?v=OZww2AReeMs&feature=player_detailpage#t=4s
 
の重厚なまるで熊のようなその温かい風貌、歌声、その瞳を思い出した。雪深い中歌を歌うシーンをよく思い出します。僕の中の山田洋二ベストであります。そこに三国さんが確実に刻まれております。
 
最近見た深作欣二監督の「狼と豚と人間」のクール人でなしの、兄貴も物凄くよかったです。
 
日本映画界の美的毒を娯楽に包んだ伊丹映画の傑作「マルサの女2」の悪のエロ親父をがははと演じた鬼沢役。「大病人」の病気で怯える役。伊丹監督では、新しい三国さんが、見れたと本当に感じた。欲深くて、ギラギラしてて。
 
そういえば、神代監督のATG作品 「ミスター・ミセス・ミス・ロンリー」にもスーツ着て、ズドーンと構えて、饒舌だったなぁ、、、。
 
フィルモグラフィーも見てやはり、たくさん出演作品を見てきた事を思い出していました。もちろん「釣りバカ」シリーズの皆様から愛される「スーさん」役もテレビで何度も拝見。西田さんを突っ込むその社長と友達関係をコメディに演じていましたよね。
 
 
テレビでの三国さんからは、厳しい、ストイックな発言。寡黙。まるで、何かを極めている求道者のようなイメージに見えました。その大きな体格、ニヒルな目、奥に隠れる優しい雰囲気。けど基本は、「重厚な熊さん」のようなその眼力。その確かさ、その声の響き。
 
また素晴らしい日本人俳優がお亡くなりになりましたね。
 
僕にとっては、エッチで、おっかなくて、欲深くて、やさしいスーさんのミックス的イメージですが、、、、。
 
三国さんをきっと目標とする無数の俳優さんが、素晴らしい軌跡となって作品に永遠に存在しつづけると思います。謹んでその瞳と、体とその声に ありがとう 
 
 
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